94 眠る村
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[燃える――――――]
[青い炎、凝視したまま身動きできず]
……ぁ、 あ あぁ
[灰になる。 強面の、けれどやさしいあの人が灰になる。]
クリスト ファ、 さん
[嘆くまもなく――――シメオンの行動にはっとして。]
(14) 2012/06/17(Sun) 00時頃
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[どうして解ったの][そうは続けず]
[エイトは静かに場の状況を見る]
死んだら、判る ね。
随分と酷い 加護じゃない?
[くすくす][静かにあざけ嗤う聲]
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[視界が滲む――――― はらはらとこぼれる涙。]
なんでかな、
…………ティモシーさんのこと、 私、
[信じられない、告げる声はのろいの矢を向けた相手と知れるか。
シメオンを信じるわけじゃない、 フィリップを信じるわけじゃない、 ハナを信じるわけじゃない、 クリストファーを信じたわけじゃない。
漠然と存在する、違和感。]
(32) 2012/06/17(Sun) 00時半頃
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死ななきゃわからない、なんて―――
まったくもってひどい話。
[くつり、わらって]
迂闊、だなぁ……
うん、 エイトの勘はやっぱり正しかった。
――"本物様 のお出ましだ。
クラリッサは、ブローリンの言葉に、目を見開いて。
2012/06/17(Sun) 00時半頃
冷静に、なりなよ。
人間が誰かまでバラしたら、餌になるだけだよ?
[ブローリンより、ラディスラヴァを殺した方がおもしろい。
加護を持つ者を葬るより、優先される"悪い趣味"]
本物ねェ…
でも ハナが嘘をついていたのは本当
今更人間って言われてもさァ 信じるかな。
[静かに場の様子を確かめるよう囁き]
――― でも、あの本物様の苦しむ声は 結構、イイんだよね。
[だから 今晩の獲物は変えないと]
[こういった状況になっても"趣味が合う"]
ふふ、そうだねェ
やぁっぱり ゼロ、好きだよぉ。
ここでブローリンを選ぶ君じゃないよね、エイト――
僕も――――― すきだよ。
それにね、 彼が乱れたら
きっとクラリッサも面白いことになる。
ふふ、
[小さく嗤いながら]
せっかくなんだから加護とやらを
ぶっつぶしてこそ、だろォ
あぁ、とうとう…?
ク、ふふ、 イイね、愉しみだ。
[エイトは寄生主をしかと演じ続けながら][思考は冷静に戻す]
そろそろ、
――― また、夜がくる
加護の届かない、深い霧の時間さァ
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[シメオンはクリストファーを人と言う。 ハナはクリストファーを人狼と言う。 ティモシーはフィリップを人狼だと言い、 ブローリンはラディスラヴァとハナが人だと言う。
ぐるり、巡る思考。 ひとつ、気になることがあるとしたら]
ティモシーさん、
クリストファーさんが、人狼じゃなかったって
おどろいて、た……
[どう捉えても嘘をついてるのは人狼だけじゃない。]
(47) 2012/06/17(Sun) 01時頃
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[考えるほど、 わけがわからなくなる。
チラ、とブローリンをみた。 二人分、人という結果を引っさげて告白した彼を。
信じたくなるのは、 人、という結果に甘えたいだけなのか――
思考を奪うのは、やがてあらわれる*深い霧*]
(49) 2012/06/17(Sun) 01時頃
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[―――白い霧が、深く、深く 村を覆う]
さぁ、行こうか。ゼロ。**
………――――狩りの時間だ。
[村を覆う深い霧
起き上がり、笑み顔で舌なめずりする姿は
およそ宿主のを面影を*残さない*]
[エイトは少しの間、目が覚めても動かないでいた]
[目の前で眠る、寄生主の恋人の男の顔を静かに見つめる]
…、"へたれ"
[ぽつりと呟くその言葉は][どちらの言葉か]
[それでもやがて緩んだ腕の形を覚えながら身を、手を離して]
[裡で聞こえる魂の聲に、くつくつと嗤う]
そうだよ、きみの手で 殺しにいくんだ。
たいせつな …たいせつな、 友達をねェ
[煽るように囁けば、霧の中、獲物の元へと―――]
[やがて、食事を終えた獣は]
[狩り終えた獲物をそのままに、何事もなかったかのように振る舞う]
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――ん、
[体が痛い] [同僚の声に徐々に意識を取り戻せば、ラディスラヴァの部屋を尋ねられ、寝起きの頭で少し考え場所を伝える。]
……、 生きてる
[両手を眺め、動かしてみる。 二人がラディスラヴァの部屋へと向かうのに、少し遅れてついていくと――]
(66) 2012/06/17(Sun) 13時頃
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クラリッサは、二人の様子に、廊下の端で足を止めてしまう。
2012/06/17(Sun) 13時頃
[ゼロの寄生主が見えれば]
[覆った口が、にぃ、と内で密かに歪む]
――あハ、
愉しそうだねェ。
[ここからでも、悔しがる声が聴こえる。
動揺を隠し切れないのは宿主――]
君は、
見ているはずだよ―― 昨日の、夜にね。
[ラディスラヴァの、死体を。]
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[誰かが また誰かが、 死んでいる。]
……、 ぁ
[ブローリンの声が聴こえた。 赤に包まれる彼女は―――彼の従兄弟のラディスラヴァ。
ゾ、と背筋を這う寒気。 廊下までゆうに届く血の香り。 揺り動かされるのは、脳。]
(68) 2012/06/17(Sun) 13時半頃
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[ "食事中"
ラディスラヴァの肉をかみながら、
そっと意識にゆさぶりをかけた。]
もっとも、君はすぐに失神してしまったけれど。
[口の中に、同じ人間の肉を入れたまま、
その血の香りを、全身で感じながら、
くぐもった叫び声をひとつあげ、 意識を飛ばした。]
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ああぁぁぁあぁああぁぁあぁぁぁあぁあああ!!!
[廊下から、 叫び声ひとつ、あげて]
[駆け出した。]
[ラディスラヴァとハナと3人でつくったクッキー、 ラディスラヴァから祖母にともらった石けん、 クリストファーからもらった祖母の大好きなお茶、
全て置いたまま、祖母のもとへ。]
(69) 2012/06/17(Sun) 13時半頃
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なんて素敵な声だ、… ふふふ。
――― ごちそうさまァ。
[ゼロに向けて柔らかで、そして嬉しそうな聲を届ける]
――にげちゃった。
ざんねん、もう少し見ていたかったのに。
[くすくす、笑う。]
そろそろ、代わった方がいいかなぁ。
あまりに変な行動とられてもね。
[クラリッサなら、廊下から――死体を見ずに駆け出したとて、怪しまれないだろうか、と少し考えてはみるけれど。]
どこまで覚えてるんだろう、ね。
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― 祖母の眠る寝室で ―
[家の扉も開け放したまま、 息をきらせて 祖母の部屋へと訪れる。]
おばあさま、 おばあさま、
[祈るように、床にひざをつき]
おばあさま―――……
[頭をベッドに乗せ、祖母の手をぎゅっとにぎる。]
たすけて、 こわい、 おばあさま――…
(72) 2012/06/17(Sun) 13時半頃
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