人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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[『家族』は、もう……]


 ――――――。

[呑み込んだ。]


【人】 馬飼い キャロライナ

[なぁ。覚えてる?

サミュエルが野菜を育てていた小さな畑。
ちょっと楽しそうだからと、農家の人に種をわけてもらった。
畑の隅っこを借りて、サミュエルの真似をして世話をして。

でも、それは野菜じゃなくって花だったよな。
それを知った時、一緒に驚いてさ。
それから一緒になって笑ったんだ。

それから毎年一緒に世話をした。
今もあの花は咲いているかな。

また、一緒に見よう。これからもずっと。

本で調べたあの花の名前。
なぁ、覚えてる――?*]

(15) okomekome 2014/02/24(Mon) 03時半頃

 …………ひとりは、寂しいから

[生きて、と願う

 幸せの最低限さえ望めないのが己の罪なら*]


[『冀望』。―――『鬼』を『望む』。

 鬼と共に在ることを望み。

 鬼と為ることを望み。

 鬼で在ることを望み。

 鬼の為に在ることを望み。]


[聲は、聴こえない。


          ――けれど。]


[微笑み目を伏せた明に]


  ひとりは、寂しいだろ?

 


あき―……

[指が届かなくても。
 聲が、髪を撫でることができるなら。
 その目端を撫でることができるなら。]


 ……、多分、みんな同じだよ。

[自分が望むものの為に戦って、そして失った。
 それを抉って何になる?]

 でも、僕にとっては、リッキィがここにいてくれた。

[二人の間では、声が届く。
 血が繋がっていなかった筈の家族の中に、
 それが生まれて残ったように]


 だから、ひとつだけ、お願いをしても良い?

[これは、途方もない我儘で、
 きっと誰にも許してはもらえない事だ。

 多分、リカルダにとっても]

 どうか、幸せになって。

[生きているだけではなくて。
 いっそ、命すら擲ってしまったとしても**]


そん、なの―――、

[許していいはずがない。僕だけが幸せになるなんて。
そもそも、どうすれば幸せになれるのか、わからないのに]

それに、…明にーさんだって、したいこと、やったって、………。

[ああ、ひょっとしたら。
誰かの、――僕の幸せを願うことこそ明にーさんのしたいことなのかも。
でも、いいんだよ願わなくなって。だって僕はうまくやれなかったんだから]


だって、僕、明にーさんの分まで頑張れなかった。

[だから、――構わないで。
ほっといて。
そんな言葉が出てこなくて、やんわりと突き放すことしかできない]


 ……うん。
 絶対ね、昔あった幸せは帰って来ないんだ。
 それは"貰っていたもの"だから。

[これから先、かつての箱庭も、鳥籠もない。

 僕も、やろうと思ってる事があるんだ。
 今はまだ後ろ向きかも知れないけど、少しずつ――
 こうやって考えられるよ。

[離れていても繋がる力を得た事で、
 自分はひとつの安らぎを思えるけれど、
 それすら重荷なら、飛んで行っても構わないから]

 だから、リッキィの、したいようにやってごらん。


―回想・リカルダについて―

[刺突、あるいは斬撃。方向、距離、力の掛かり方。
 踏み込んで詰める。
 身長差で上から振り下ろした刃を、
 交差した脇差とマインゴーシュががちりと受け止めた]

 ……うん。 上手。

[二刀が二人、四種の短剣。
 同じ武器種、同じ血統に属することから
 訓練で手合せをする事も少なくなかった。

 ただ、己の手にある殺すためと傷つけるためと比べ、
 彼女の手にあるのは、より身を守る意味を持つもので、
 戦い方も自然、まずは傷を負わぬような方向を持ち、
 ひそやかに、己は安堵を覚えるようになっていた。

 それは、この小さな家族が傷つかないように、という
 願いを強く持っていたからだ**]


【人】 馬飼い キャロライナ

― キラキラ光るは ―
[絢矢に貸し、絢矢が明之進に渡した軍服>>7:77>>7:83
明之進の肩に羽織られただけのそれは、いつの間にか地面に落ちていた。

全てを見守ることなく、地面に落ちていた。
元の色を失って、黒く汚れていた。

その傍らには、二種類のガラス片。
大事に持っていた贈り物。

大事に持っていたのに汚れてしまったそれは、しかし朝の光を反射して、きらきら光って、其処に落ちていた。**]

(98) okomekome 2014/02/26(Wed) 04時半頃

僕からも、ひとつだけお願いがあるんだ。

[もしかしたら酷いお願いになっちゃうかもだけど、どうか、]


ひとりに、ならないで。
……駄目だったら、僕のことを思い出していいから。

[この力は僕にとって、赤い血となり体中を巡って、
心すらも縛ってしまう鎖じゃない、――から*]


 ―――周。



 ……俺は、周が『お兄ちゃん』で良かったよ。
 『兄』であることを押し付けてしまった感はあるけれど。

 数ヶ月先に生まれてきただけなのにね。


 ねぇ。
 周がどうするかも、教えてくれる、だろう?
 


 ……『家族』なら。



[手を伸ばせない代わりに聲で触れる。
 また逢えるかは分からない。
 もう逢えないかも知れない。

 けれど、また逢えたら良いと思う。
 今度は戦場ではなく。
 生きてて良かったと安堵するではなく。]


 あまね。
 辛くなったら、いつでも呼んでよ。

 どうしようもならなくなったら……




 [ ――…嗚呼、聲が――――――― 


   ――――聴こえたような、気が  して。*]

  



[紅鬱金の目には、今も変わらない主の姿が


 ―――映っていた。**]


【人】 馬飼い キャロライナ

― 春の記憶 ―
[まだ文字の読み書きができなかった頃。
絵本の世界は自由だった。

おかあさんに読んでもらって、暗記してしまった物語。
でも皆に読む時は、いつでも自由に作っていた。

ある時は美味しいものを探しに行く話。
ある時は動物たちと遊ぶ話。
同じ絵本でも、話は毎回違っていて。

いつだって、読みながらそのまま寝てしまった。
気づけば布団に運ばれていたけど、あれは誰が運んでくれたんだろう?

絵本の続きを夢の世界で皆で遊んだ。
暖かい、春の日差しの中だった。*]

(134) okomekome 2014/02/27(Thu) 00時頃

 うん。何?

[互いのお願いを取り交わす声に訊ね返し、
 一拍、間が空いてからの続きを聞いた。]

 ……、――

[どうして、と。
 問う言葉は喉の奥につかえて出ない]

[理屈はそう。自分達はたぶん悪い意味で
 "ひとりでは生きられない体"だ。
 だが、リカルダの願いの意味はもう少し難しくて]

 ん。

[微かに頷くことでしか。]


【人】 馬飼い キャロライナ

― 夏の記憶 ―
[川原に皆で遊びに行った>>97
川のせせらぎ、光を反射するしぶき。

理依と周が取っ組み合いをする中、靴を脱ぎ捨て川へと走る。
冷たい水にはしゃいで、後から来た涼平めがけて水をかけた。
川の中で二人でびしょぬれになって、着替えを持ってこなかったのにと、安吾が困っていた。
そんなの二人には関係なくて、ただ楽しくて笑っていた。

それから、どちらともなく水切り勝負を始めた。
いつものように。

水面を跳ねる小石。
川原に響く、皆の笑い声。
それに混ざる草笛の音とせみの声。

暑い夏の、涼しい川原でのことだった。*]

(146) okomekome 2014/02/27(Thu) 03時半頃

馬飼い キャロライナは、メモを貼った。

okomekome 2014/02/27(Thu) 03時半頃


【人】 馬飼い キャロライナ

― 秋の記憶 ―
[サミュエルが育てた野菜を収穫して、皆で料理をした。
リカルダと絢矢に揃いのエプロンをつけてやった。
真弓と並べば、カフェーの女給さんみたいだ。

どんな料理が良いか、零留に相談した。

たくさんの野菜を使ったご飯とおやつ。
匂いにつられて、小さな子らも積極的に手伝ってくれた。

手分けして切った野菜は、大きさも形もばらばらだ。
でも、それが美味しかった。
不恰好でも皆で作ったご飯。
その日は小さな子らも、野菜を食べてくれた気がした。

其処には美味しい笑顔が溢れていた。
よくある、秋の食事風景だった。*]

(150) okomekome 2014/02/27(Thu) 21時頃

【人】 馬飼い キャロライナ

― 冬の記憶 ―
[帝都に、何年かぶりの雪が降った。
初めて見る雪にはしゃいで。
たくさん積もれば良いな、なんてこっそり思ったりもした。

夜になっても止みそうにない雪に、ちょっと怖くなって。
夕飯を食べ終わってから寝るまで、ずっと円の手を繋いだまま窓の外が気になっていた。

翌朝すっかり止んだ雪に安心して、皆で遊んだ。
雪合戦で雪玉に当たってから避けるような明乃進の頭を撫でて。
女の子や小さい子、皆で遊べるようにと、雪だるまを作った。
周が作った雪だるまの顔が、妙におかしくて笑った。

はしゃぎすぎて、その次の日。
風邪をひいた。
理依に林檎食べたいと我侭を言ったっけ。

寒さなんて感じない、白い冬の日だった。*]

(151) okomekome 2014/02/27(Thu) 21時頃

馬飼い キャロライナは、メモを貼った。

okomekome 2014/02/27(Thu) 21時頃


【人】 馬飼い キャロライナ

― 訓練の合間に ―
[孤児院では、身近な異性は「おかあさん」と姉妹たちだけだった。

だから、大人の女性であるジャニスに対して、初め持った感情は戸惑いだった。
女の子は守る対象。
しかし、ジャニスは守られるのではなく自ら守る女性。
戸惑いが憧れに変わるのに、時間は掛からなかった。

食堂で彼女が珈琲を飲んでいるのをよく見かけていた。
香ばしい香りのそれが、なんだかとても大人っぽく見えた。

少しでも近づけるかな、なんて思って初めて飲んだ。ら。
想像していなかった苦さに驚いて思わず吹き出して咽た。
尤も、隣にいた涼平の方が驚いたかもしれないが。

あんな苦い飲み物を飲める彼女が、またより一層憧れる対象になった出来事だった。*]

(152) okomekome 2014/02/27(Thu) 22時頃

【人】 馬飼い キャロライナ

―     ―
[孤児院でのこと。
大好きな家族。
部隊で過ごした5年間。
寂しくても辛くても、家族を思えば耐えられた。

暖かかった、たくさんの思い出。
残された家族の顔。
取り戻そうとした、共に暮らす未来。
壊れてしまった。もう二度と取り戻せない。
手にしていたはずの温もりさえ、奪われてしまった。
希望を失って、伸ばす手の先には何もない。

何も、ない。

この世に残された身体からも、温もりは失われて。
霜がその顔に降り、溶けて涙の跡をなぞる。


そして。それっきりだった。*]

(157) okomekome 2014/02/27(Thu) 23時頃

馬飼い キャロライナは、メモを貼った。

okomekome 2014/02/27(Thu) 23時頃


【人】 馬飼い キャロライナ

― ある日 ―
[サミュエルが来て話を聞けば>>156、どうやら円と喧嘩したらしい。
何があったのか、追求することはしないまま。
 ひどいことを言ったなら、後でちゃんと謝れよ。
なんて言って、彼の頭を撫でて円を探した。


見つけた円>>158の頭を、何も言わずにぐりぐり撫でた。
癖のある円の髪を、くるくると指に絡めながら、
 仲直りできるか?
と心配そうに聞いた。

何があっても、どんなことがあっても許せる。
また笑いあえる。

それが家族だと信じて。疑うことすらなかった。*]

(164) okomekome 2014/02/27(Thu) 23時半頃

 …………ごめんなさい。

[誰にも言えなかった言葉は血に塗れて、
 もう、どこで犯した過ちなのかも解らなくても]


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