人狼議事


189 とある結社の手記:8

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わかってる…。
本当は、僕はホリィと離れてた方がいいんだ。

父さまとも、母さまとも、僕がもっと早く…

[けれど、時々我慢できなくなる。]

食べたい…。守りたい…。みんな……


『19XX年1月X日

私がこの男の身体を手に入れたのは、寒い雪山のなかだった。兎も狐も雪のなかに隠れてしまい、私は飢えていた。その中での僥倖であったのだ。
既に男の息は絶え絶えで、その命を奪う事は難しくは無かった。

命を喰らい、皮を剥ぎ、血を啜り。
その日から私はイアン・エヴェレットとして生きている。

この男の人生は、後で手帳を読んで知る。
彼は私の住む森から随分と離れた街で、ライターをしているそうだ。胡散臭いネタやゴシップを取り上げては、物好きな雑誌や新聞社に売りつけている。
元々は正義感もそこそこにあったそうで、政治や経済問題を追い掛けていた時代もあったようだが。「金にならない」と、段々と今のような怪しいネタを追い掛け始めるハイエナになったようである。

そして人狼、つまりは”私”を追いかけて、雪山まで追い掛けてきたそうだ。
唇は青白くひび割れ、目は虚ろ、精悍な顔であったであろうそれはやつれていた。けれども。
死の間際まで、彼は笑顔を崩さなかった。私は数々の人を喰らい、化けてきたがこんな顔をした獲物は始めてだった。』

………自分が喰われるってのに、呑気なもので。

[――――……人生を語る。騙る。]


『19XX年7月X日

夏の暑い日差しのなか、私はやってきた。
いつものようにペールオレンジのカッターシャツに、サスペンダー付きのズボン。
手には旅行鞄と、古ぼけたカメラ。
どれもこれもこの男が生前愛用していたものである。
蝉の声が雨のように私に降り注ぐ。

私が何故、自らの脚で結社のもとへやってきたのかは私にも解らない。
私が自分自身のルーツを明らかにしたかったのか。若しくは、仲間の危機を本能的に感じてこの村にやってきたのか。

――――……或いは、この男の器がそうさせるのか。
薄ら笑いを浮かべて、私はこの村に足を踏み入れた。
果たして。生きてここを抜ける事が出来るのだろうか。
逃げるなら今のうちと解っていても。脚は前へと進むばかりで。』


『19XX年8月X日

ついに結社員が現れた。”私”は今すぐにでもこの村を抜け出し、万年雪が積もるあの山へと還りたかったけれども。』

『沸き起こる興奮が。抑えられない。』

『この男の魂がそうさせるのか。死と隣り合わせのなか、命を摘み取る事の快楽に。震える。どうしようもなく、エクスタシーを感じる自分。
”私”はこんな性格だっただろうか。争い事を好まず、狐や兎を食むだけの狼にしか過ぎなかった。勿論、人も襲ってきたが、それも生きる為の必要最低限の命を刈り取っただけだ。……なのに、

この男と混じり、享楽に耽る事から逃れられない。

ああ、楽しい楽しい。鬼ごっこの始まりだ。』

――――…おやぁ?

[ どこかからか耳慣れた声が聞こえた。これは先程、厨房で出会った少年の声にそっくりであった。自分ではなく、”私”の耳が、仲間の声を聴いていた。]

食べたいし、守りたいのー?欲張りだねぇ。

[仲間にしか聞こえない声音で、囁く。果たしてその声は彼に届いただろうか。]


掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2014/08/12(Tue) 02時半頃


掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2014/08/12(Tue) 02時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ

 ―昨夜―

[増やされた仕事と、荷物運びのせいか。
たまった疲れが眠気に変わった。

そのまま部屋に戻ると、自宅の年期の入り煎餅のようになったベッドよりずっとふかふかなベッドの端へ横になる。]

[…本当に「長くて数日」になってしまうと、
身体が贅沢を覚えてしまうかもしれない、とぼんやり思ったのもすぐ。
青年は起こされなかった限り、そのまま朝まで寝ていただろう。]

(32) 2014/08/12(Tue) 03時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

 ―朝/部屋→広間―

[…朝になり。青年の眠りを覚ましたのは、結社員だった>>23]

[挨拶も無しに「話がある」と呼びつけられ、僅かに顔を顰めさせる。…もっとも、愛想の無い青年とて挨拶を忘れる事はあった話だ。人の事は言えない。だから、青年は何も言わなかった]

[全員集められた広間に、まだ会っていないヴェスパタインの姿が見えた。見知った顔を横目でちらりと伺う。相手が気付けば軽く会釈をして、とすぐ視線を外す。結社員からの説明が始まるだろうとも思っていたからだった。]

[そこには、スージーの姿もあっただろう]
[彼女の姿を見るなり、僅かに顔を顰め、青年は床へと視線を移した]

(33) 2014/08/12(Tue) 04時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[そこで告げられる「人狼」と「能力者」の話>>23>>24>>25]

………………………………

[青年は俯いたまま。
視線の先の床には、黒ずんだ染みがあった。]

(34) 2014/08/12(Tue) 04時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[更に告げられたのは、ホリーとダーラの処遇>>30]

[特別監視下と言う言葉には僅かに首を傾げたが。
何より、一緒じゃなくて助かった、と素直に安堵した。あの大きな喚き声を聞きながらあと一日過ごすと思うと憂鬱だった]

[もう一人、ホリーの名を聞いて
そこで青年はサイモンを一瞥し、オスカーの方を見やり。
……その視線もすぐに床へと戻った。]

[ゆるゆると袖口を口に当てて、僅かな息を漏らす]

(35) 2014/08/12(Tue) 04時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[どこか遠くに聞こえた気がしたメモの返答>>27
概ね自分には関係ない内容だったが、
「うまごはん」という言葉だけはなぜか頭に残った。
皆を一瞥するサイモンの目がこちらにむいてると分かれば、
目を合わせる事も無いまま、知らない、と言いたげに青年は僅かに頭を振った。

「ごはん」とつくからには、食事の食事なのだろうか。
「うま」と自分で呼称するのだから「うまい」のだろうとは思った。
…ただ何故だろう。美味いとしても、異常に質素に聞こえる響きに聞こえるのは。

そこまでぼんやり考えて、
…だからといって特に意味は無いか。と思考を放棄した。
パンと芋のローテーションで一週間を過ごした自分には
「うまごはん」という謎の飯も少々手の遠いものに思えた。]

(36) 2014/08/12(Tue) 04時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[解散を告げられて、青年は細く長い溜息をついて、ゆるゆると口に中てていた袖口を放す。]

[…あと一日。ここに居なければならないらしい。
窓の外を見た。
物々しい鉄格子の向こう。あの湖が遠くに見えた**]

(37) 2014/08/12(Tue) 04時頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2014/08/12(Tue) 04時頃


……食べてませんよね?

[思いつめたような表情で、少年は見上げる。]


やだなぁ♪
私はここに来てからは”まだ”食べていないよ。

[ 思いつめた表情の少年の頭をくしゃりと撫でて。耳元で低く囁く。]

――――……食べたいの?

[甘い誘惑は、若い狼の耳にどう響くのだろうか。]


『”私”は当然、そんなゴシップを追い掛けた記憶は無いのだが。

――――……器が、覚えている。』


…食べたい。
…でも…守らなきゃ。

僕は欲張りですか?もう、他に何も残ってないのに…。

[無視しようとしていた、彼の質問に答える。]


あはは♪欲張りで良いじゃん。
人間は皆、欲張りさ。……って私達は人間じゃないかー

[ ブラックジョークを交えながら、若葉狼の声に嬉しそうに応答する。]

食べれば良いじゃないか。好きなんでしょ?
奪えば良いよ。その命も、身体も。

[くっく、と小さく下卑た嗤いを零す。]

……まぁ、とは言えど、その妹さんを食べるにしても。
他の人を食べるにしても……

―――……あいつが、邪魔だよね。

[ 喘息で隔離しているらしい結社のメンバー。我々を閉じ込める大きな壁。それを崩さねば、妹は襲えないと。惑わす。]


掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2014/08/12(Tue) 22時頃


【人】 掃除夫 ラルフ

[サイモンに縋り付くオスカー>>43
ホリーが喘息だという話を、青年は知っていた。
だからこそ、徹底した仕事をしなければならなかったのだから]

[落ち込んだ様子のオスカーが、
口を覆っている腕とは逆の空いた腕の裾を掴んだ。>>68]

…………………………。

[青年は黙ったまま、
嗚咽しながら静かに泣くオスカーの身を、周囲から隠すように。
軽くだけ自分の身へと引き寄せた。]

………。大丈夫です。

[呟いた声は、小さく、短く。淡々としたものだったが。
それでも、いつものように言葉を飲み込むことは無かった]

(94) 2014/08/12(Tue) 22時半頃

[事実はただ残酷なだけで。]

みんな…逃げて。僕から……

[彼の囁きを無視しようとして、少年は思わず囁く。]


【人】 掃除夫 ラルフ

[広間に置かれたコルクボードの前へと歩み寄り、
伏し目がちな視線が紙とそこに貼られた紙を眺めた]

[そこには昨日、自分の貼った質問の回答も貼られていた]
[それを眺めてから、刺されたピンを抜いてそれを剥がしてポケットへ。
それから青年の視線はワンダの貼っている紙片>>90へと移った]

[それへ視線は移さぬまま、ぼそりとワンダへと声をかけた]

…………………………さっきの、話。
どう思います。

(102) 2014/08/12(Tue) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

…人狼とか。……能力、とか。

………人狼って。人を殺す奴って、話でしたっけ。

……いつもと同じ。 きっと。
……、…事故だろうって思ってた。

[…じゃあ今はどう思っているのか。
自分でもわからないのか。その先を青年は口にしなかった]

(103) 2014/08/12(Tue) 23時頃

つまりは占い師っていうのが邪魔って事だよね。
あと、守護っていうのは……まだ推論でしかないけれど、私達にとって厄介なのは変わりないね。

[ 結社が秘匿する程度の能力。そして知られれば襲われる。それだけ我々にとって襲撃優先度が高い、つまりは恐れるべき能力なのだろう。

異常なこの状況を楽しむかのように、口笛を吹きながら廊下を歩く。]


掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

2014/08/12(Tue) 23時頃


――――……どうしたの?怖いの?

[ 悲鳴にも似た囁きが聞こえて。廊下の途中で足を止める。]

安心して。怖がる事は無いさ。もっと素直になって。

[あやすような優しい声で。若い狼に囁きかける。]

だって、君は、









       化 け 物 な ん だ か ら








_


[囁きが聞こえる。動揺が茶器の扱いを乱雑にする。震える手先を隠すように不器用を演じて、それに答えた茶器はますます音を鳴らす。]

わかってる…。わかってるから…。

[言わないで。お願い。少年は心で叫ぶ。]


【人】 掃除夫 ラルフ

[ちらりと酒勘定をするリー達を見て>>105
視線はコルクボードのまま。
酒を漁りに行った二人の背へと声をかける。
声は届いただろうか]

リー。ヴェスさん。僕の分も入れといて。

一週間以上飲んでない。ひさしぶりに飲みたい。

(115) 2014/08/12(Tue) 23時半頃

………仕方ないなぁ♪

『若い狼に血の味を教えてやらないと。私の心は逸る。
怯える心も一度溺れてしまえば、塗りつぶされてしまうのに。』


【人】 掃除夫 ラルフ

[信じきれないような、眉を寄せる顔>>119も見ぬまま。
青年はぼそぼそとした声で返す。]

……………………ばあさんの、話。ですか。
……なつかしい、ですね。

[そういえば久しく聞いてないと思った。
子供の頃、絵本も買えなかった青年は、代わりにナタリアの話を聞いていたのを思い出す。
小さい頃から言葉少なかった青年は、他に聞く子供が居ないと、
決まって同じ話を話すように言った。…『狼と七匹の仔山羊』>>0:@8だ]

[……それと同じ、空想の噺だと思っていた]

(133) 2014/08/13(Wed) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[低い声が、重たい推測を告げる>>120
コルクボードへ向けられている視線は、変わらない。]


…………………………………。

[「沈黙を持って肯定とする」と言ったのは、いつの歴史の誰だっただろうか]

…………あまり。この事、言わない方がいいん、ですかね。
……あと一日だけ、ここに居ればいいっていう、話でしたから。

[遠くにお茶を運んでくるオスカーの姿が見えた。>>123
そちらへ一瞥だけして、すぐにコルクボードへと視線は戻る]

(135) 2014/08/13(Wed) 00時頃

ああ。
でもこんな可愛い子なら襲ってしまっても良いかもしれない。

きっと太腿の肉なんか柔らかくて美味しいだろうねぇ。
どんな悲鳴をあげるのかな?

[朝食をとるかのような気楽さで呟く。]


【人】 掃除夫 ラルフ

[こちらを見て笑ったオスカー>>123には目をゆっくりと瞬かせた。…何故笑われたかがわからないが、先程泣いていた様子からは落ち着いたようだ。青年は少し安堵したかのように静かに小さくため息を漏らした]

[ワンダの声>>127スージーが貼ったメモへ視線を移す]
[そこにかかれた文字を見た後。
視線はお茶を用意するオスカーの手元へと移った。
そのまま青年は二人のやり取りを黙って聞いている]

(140) 2014/08/13(Wed) 00時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[ちらりとワンダがこちらを見た>>136のに気付くと、僅かに首を傾げ、たっぷり数秒黙りこんだ後]

……………………………………ああ。
………あれ、食糧だったの。
逃がしちゃったけど。

[スージーの方は見ないまま。ぼそりと思い出したように言った]

(142) 2014/08/13(Wed) 00時半頃

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