94 眠る村
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[優しく髪を撫ぜる手、最期の言葉]
…ッ、
[恋人と手が離れれば妹の身体を抱きしめたまま その身体が青い炎に包まれ灰になるまで、動かない]
(0) 2012/06/17(Sun) 23時半頃
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[火傷をすることなく、青い炎はハナだけを焼いて] [女の腕の中で、さらりと熱を持った灰に、変わる]
…、だいすきよ。
[あつい唇で灰にキスをして、涙顔で 笑った]
(4) 2012/06/17(Sun) 23時半頃
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ありがとぉ、…ハナ。
ううん、お母さん、かなァ。
[くつくつと嗤いながら]
[呪われなければこの青い炎で焼かれない]
[エイトは新しくひとつ学んでいく]
家族、か
最高だねェ…
シメオンには少しだけ早く眠ってもらって
余計な事を言わないでもらいたいよねェ。
[ふふふ、と嗤いながら]
[彼と親しいフィルはどういった声を上げるのだろうと想像する]
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お爺ちゃん…、しっかりして。
[ハナを可愛がっていた祖父の傍に歩み寄る] [が][>>7その言葉が聞こえればアッシュグレイを碧は細く見た]
(9) 2012/06/18(Mon) 00時頃
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――どうしたの?
怖い声だして。
[言いながら、鎮める手立てを自分なりに考えるけれど]
お裾分け、できちゃったね。
[そんな言葉しかでなかった。
まいったなァ……反省はすれど、軽い。]
なに、本物様にみられてンのォ?
[冷静さをやや欠けた聲]
言わなかったな、ゼロ。この事を。
[けれど]
――― ふふ、
[次に嗤って]
そうだねェ。
[お裾分け、には柔らかい口調に戻る]
[本物を本物だと思わせなければいい]
[それだけだと、冷静なエイトにまた戻る]
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それが願いだったから。
[祖父の泣き顔を微笑みで和らげながら] [祖父の身を案じ、少しだけ前の位置を取る]
[手は自然と青い羽飾りへ伸びた]
(17) 2012/06/18(Mon) 00時半頃
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えーと、なりゆきで。
[恋人に言い訳する浮気男のような言葉を吐きながら、
笑い声が聴こえたことに くす、と笑い]
いざとなったらエイトが何とかしてくれるかなって。
目の前に美味しそうな餌が転がってるとさ、
我慢出来ないんだよね。
[食べたい時に食べる――過日話した言葉の通り。
エイトが何とかしてくれるという甘えは信頼の証。]
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お爺ちゃんは、ハナがいなくなった今 誰を守りたいのかしらァ?
[能力とか関係なく、と意味を込め]
わたしは、真実を知っていても 嘘をついてでも守りたいものがあるの。
(19) 2012/06/18(Mon) 00時半頃
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まぁったく…ゼロは、手がかかる。
[そういう口調は責める色を滲ませない]
…けど、
ボクはそこの"本物様"を 赦さないよ。
[食欲とは違う、殺意を確かに向ける]
――だめ。
今日は、シメオンだよ。
アレは冷静で頭のいい子だし、何より信用されてる。
ハナが人間とわかれば一気に敵が増えるだろうね。
[――もっとも、赦さない、ということが
今日の餌のことではないかもしれないけれど。]
…解ってるさ。
ったく、1日1人なんて 面倒なことしてくれる。
[シメオンを喰らう事に反対はしない]
[フィルと一緒に戻った彼]
[明日の朝が、愉しみだと思えば嗤えてくる]
次さ、次の話だよォ。
まぁ、呪えれば いいけどねェ。
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っ
[くらりとまた急に眠くなってくる] [こんな時に眠るなんて、と思うが]
…ケ ヴィン、…
[手を伸ばし微睡の中、名を*呼んだ*]
(22) 2012/06/18(Mon) 01時頃
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さて、と
[眠ったふりを演じきれば、力が満ちていくを感じる]
――― 狩りの時間が、近い。
何があってもみんな 眠ってしまえ。**
あハ――… コワレタァ
[愉悦を含む声。]
とどめをさしたのは、ブローリン だよ。
あとは、夢の続きを見せてあげようね。
それでコイツはおしまい。
[けらけら嗤えば、満ちてゆく力。
――今日も悪夢は*宿主を襲う*]
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[>>24"人狼の願い"]
知っているわァ
[碧の眸を揺らしながらそう言い]
お爺ちゃん、… わたしね、
わたし、ケヴィンが好きなの
だからぁ、わたしだけ 守られても…意味がないわァ
[微笑む祖父にようやく告げられた、胸の内] [けれど>>23叫び声が宿屋に響く時には意識は遠く] [>>27瞼が落ちる前に恋人の顔を見れば淡く*笑んだ*]
(42) 2012/06/18(Mon) 11時頃
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そぉみたいだねェ。
[ ゼロの言葉に、くっくっ、と喉を鳴らす音]
かわいそぉな、クラリス…
なんておいしい子なんだろうねェ
[おしまい、と簡単に言うゼロの言葉にまた嗤って]
[エイトはまだ裡で、宿主と静かな戦いをしたまま]
ふふ、
[霧が――― 村を支配する]
眠れよい子よ 庭や牧場に
鳥も羊も みんな眠れば
月は窓から 銀の光を そそぐこの夜
眠れよい子よ 眠れや
――― ねむれ
[宿の一室、フィルと先に眠ったシメオンがそこにいて]
この宿に固まってくれたおかげでェ
苦労せずに狩りができちゃうって
――― 気付かないなんて、ばかだねぇ
[女の身体をしたままエイトは冷ややかな言葉を落とし]
[それから、迷うことなくシメオンの腹部へ喰らいつく]
[顔はシメオンだと解るよう残して]
[はらわたを喰らえば、紅い唇をにたりと歪めて]
わかい男の子、ってェのも
けっこういけるもんだねェ
[それから血の匂いもすべて拭い、元通りの女の姿]
["人狼"と思った演技をし続ける相手――恋人の元へ戻る]
[寝具に横たわり手を繋ぎ直す]
[毎晩、繰り返す]
[重なる加護の力]
[エイトはお伽噺など知らない]
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[――そして朝] [目を覚ませば繋いだ手を解き恋人の身体に抱きつく] [弾力のある胸元を押し付けながら恋人の顔を見詰て]
ねぇ、ケヴィン
わたしってェ… そんなに魅力のない女ァ?
[艶っぽい声色を唇に乗せ][そのまま一度だけ唇寄せる]
(43) 2012/06/18(Mon) 11時半頃
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[―――それから、ゆっくり身を起こし食堂へ] [>>25長椅子へ倒れているブローリンを見つけ] [碧の眸は少しだけ細くなるが、すぐに元に戻し]
起きてェ
[その身体を揺らす] [>>24祖父も寝ているようなら同じように起こす]
(44) 2012/06/18(Mon) 11時半頃
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――きっと望めば何だって手に入ったろうに。
[美しい容貌、白い肌、柔らかな声……とても可憐で
――――――――秘められし魔力は、魔女のごとく。]
臆病すぎて、何一つ手に入らないなんて、ね。
[御伽噺は知らない。
心を壊された娘に、なににも手を伸ばさなかった娘に、
そんな結末は残されない。
昨夜の悪夢。
手をつなぎあい眠る、固い絆を弄ぶように
その顔も、つないだ手も、残したままにむさぼる――己。
眠ることを赦さずに、意識を持たせたまま味わった肉の味。]
………――遊びはおしまい。
[堪能しつくし、満足げにつぶやき考えるのは*この後のこと*]
そういう子ほど、…案外、欲深いからねェ
[くつくつと含み笑いを伝えながら]
[ゼロがようやく代わるのかと解る]
ふふ、
[エイトは忠実に偽りの宿主を演じる]
[だからこそ、きっとまだ気付かない]
[気付いたとしたら、きっと]
[それは宿主の最悪の結末となるだけのこと]
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[食堂にまだ居ない2人の姿] [昨日のように起こしに行こうとブローリンにも声を掛けて]
[客間の一室、ノックをする前にすでに血の匂いがして]
っ、
[足が止まる]
(46) 2012/06/18(Mon) 13時半頃
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