96 黒の森でわんわんお
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―滝壺―
［水浴びでタコ墨を洗い流すと、ざばーと岸に上がった。
そのおかげか、暑苦しかった気温も随分とすっきりと。
ぶるるっと体を振って水滴を飛ばした幼狼は、
少し遊び疲れた様子で欠伸をする］
わうん。
［一眠りしようと、その場を離れて、
森の中で、草むらがふかっとしている場所に行くと
丸まってすやすやと寝息を*立て始めた*］
(1) 2012/07/05(Thu) 01時頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2012/07/05(Thu) 01時頃
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［すやすやと眠っていた所に、妙な鳴き声>>#0が届く。
はたと頭を上げると、こてんと首を傾けた］
……くーん？
［俄かに森が騒がしくなる様子に訝しげにするが、
同時に好奇心も湧いてくる］
わん！
［さっと立ち上がり、草むらを掻き分けて
音の聞こえる方へと小走りに*向かって行った*］
(8) 2012/07/05(Thu) 13時頃
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ヘンな声、ヘンな声！ なんだろう？
森の向こうから聞こえるー……
そうだ！
ボスがいないあいだに、ヒミツ特訓するんだった！
特訓して、ついでにヘンな声も見てくればいいんだ。
おれあたまいいー
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2012/07/05(Thu) 13時頃
どうやら正式なお客……ってわけでもなさそう？
見回りがいなくはないとはいえ、やっぱりこうボスがいないと、ちょっと不安になるね。
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―森の中―
［この間、青いプニプニを捕まえた野原や、
同い年の狼達と鬼ごっこした岩場を通り過ぎて、
ずんずんずんずんと、見知らぬ奥地に向かっている］
わん……
［大人の狼達が列を組んで、獣道を駆けて行くのが見えた。
下草の生い茂った木陰に隠れてやり過ごしながら、
彼らの走り去った方向をじっと見つめる］
(9) 2012/07/05(Thu) 20時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2012/07/05(Thu) 20時半頃
けど、ボスがいたらあの声を追い返しちゃうかも？
一体誰なのかなぁ？
ちょっぴり会ってみたいかも？
ぴんぽんぱんぽーん！
縄張りへの侵入者には対策中だよー
心配ないから皆は普段通り過ごしててね
それからー…
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―森の奥―
［ギリアンの遠吠えは聞こえていたが、
この幼狼まったく言う事聞く気がなかった。
ある意味いつも通り。
ガサッと茂みから頭を出すと、目の前が軽い崖でした］
わんわんわーんー！？
［ごろごろごろごろバサッ！
転げ落ちて目を回した］
(17) 2012/07/05(Thu) 21時半頃
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［頭上をピヨピヨ飛び回るヒヨコの幻が消えた所で、
視界に映るのは、見慣れない獣］
…………わぉん！
［さっきから聞こえる鳴き声はこいつだったらしい］
(18) 2012/07/05(Thu) 21時半頃
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［何せ急な事だったので驚きはしたが、
黒の森は自分達、狼の縄張りだ］
ウゥー…… ぐるる
［ぎゅっと地面を踏み締め、尻尾をぶわっと逆立てる。
相手のお猿もこちらに気付いたようだ。
身の程、などと言う言葉は幼狼の辞書にはなく、
もう大人と同じに出来るもん、とばかりに牙を剥いた］
(20) 2012/07/05(Thu) 22時頃
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わふ、声が大きいねえ―。
侵入者については年長狼が対応しているということだね。了解した。
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2012/07/05(Thu) 22時頃
トニーは、そろそろ年長狼達もやって来てるっぽい。
2012/07/05(Thu) 22時頃
トニー…寝ているのか？隠れているなら出ておいで―。
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ガウッ！
［お猿に噛み付いたら、片手で軽く叩き飛ばされた］
ギャワン！！
［大人達が慌てて幼狼をつかまえたり、
お猿をどうにか帰らせようとしている］
(27) 2012/07/05(Thu) 22時半頃
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水の中にねっりょりが！あいつが滝壺に住むなんて私は認めない！
でかくなったらどうするんだ。
わん、ヒューはどこだ？拾ったなら責任もって元にあった場所に戻してきなさい。うちの縄張りでは飼いません
大丈夫？大丈夫？
何したのー！タイーホ？ヒューどこいった！
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―森の奥から―
［大人狼の一頭に首根っこを咥えられて、
ずりずりと引きずられるように帰って来た］
きゅうーん、きゅうーん
［しかしでかいたんこぶである］
(31) 2012/07/05(Thu) 23時頃
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