人狼議事


231 獣ノ國 - under the ground -

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モスキート! 今日がお前の命日だ!


[返ってきた答えは、酷く曖昧。
例えば、見知らぬ誰かがどこかへ行っても、さみしいと思ったりするだろうか。
さみしいと思うのは、その対象に、思い入れがあるからではないのか。
もしくは……“本当は自分が行きたいのに”と思っているからではないのか]

……あなたは。

[君も何処かへ、行ってしまうの?というその問いは、私にはまるで別の言葉に聞こえた。
“置いていかないで”と言われたような気がした。私は、声の主のことを、ほとんど何も知らないというのに]


[フィリップの声が、私の背中を押すようだった]

私も。行きたいと、思っているわ。
……だから、

[私の耳に届いたような気がした言葉が、私の勘違いではないのなら]

置いていかれたくないなら、あなたも、行かなくちゃ。

[その「鍵」をあなたは持っているのでしょう? という言葉は、飲み込んで**]


 ―――おはよう。

[ひとり欠けた管理人たちに向かって、朝の挨拶。
いつものようでいて、いつもと違う朝]

 脱走者とは穏やかではないわね。

[“亀”からの伝達は、アマルテアの耳にも届いている]

 管理人もひとり、辞めてしまったし。
 気を引き締めて仕事をしていきましょう。

[果たして、他の管理人たちはノアのことを知っていたか否か。
まるで他人事のように、アマルテアはマイクにそう呟くのだ**]


【人】 白銀∴秘星 マユミ

―昨夜・食堂―

[フィリップが言いかけてやめた言葉>>6。大体何が言いたかったか察して、私は穏やかに頷いた]

ええ、優しかったわ。
たくさん愛してもらったの。

[人間ではない私が、迫害されないように。両親はずっと人目を避けて、人里から遠く離れて暮らしていた。
両親以外の人間に見つからないように、私はほとんど家から出られなかったけれど、真夜中に少し外を散歩したりもした。私が夜行性だったのは、ある意味都合が良かったのだと思う。
そんなことを話しながら、差し出したにんじん。
意を決して食べるフィリップの様子を見守って]

無理しなくていいのよ。

[ふしぎ。たぶん、美味しい>>7
なんだか気を使われているような気がする。
そもそも、調理したものを食べる習慣のない人にシチューというのは少しハードルが高かったんじゃないだろうか。
ドレッシングのかかったサラダくらいから始めるべきでは、なんて今頃思っても遅い。……なにより、フィリップが興味を示していたのはシチューだったし]

(18) 2015/07/14(Tue) 19時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[ありがとう、とトレイに置かれた蜜柑に手を伸ばしながら]

無理はしなくていいけれど。
でも、もし私の食べているものに興味があるなら、いつでも味見してくれていいわ。

[そんなことを言ってから、それはつまり、これからも一緒に食事をしようといっているも同然、ということに気づく。
そんな意図はなかったのだけれど……つまり私は、当たり前のようにこれからもフィリップと一緒に食事をするつもりでいたらしい。
そんなことに思い至り、また少し居心地の悪い気持ちになった。
居心地が悪いというか……むずむずするというか。
どうにも、落ち着かない]

(19) 2015/07/14(Tue) 19時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[不満げな彼の兄には、私からもごめんなさいね、と謝っておく。
心配性のフィリップ>>8に、安心させるように頷いた]

大丈夫よ。第二図書室に行くだけだわ。
気をつける。約束するわ。

[思えば、誰かに心配してもらうなんて、久しぶりかもしれない。
絡められた指に、こちらからも力を込めて握り返した。
そういえば、昔からフィリップは、私のことを大切に扱ってくれたように思う。
それが、翼への憧れゆえのことでも、この場所で私のことを大切に扱ってくれる人なんて、他にはいなかった]

おやすみなさい。
ゆっくり休んで。

[昨日はベッドに凭れかかって眠っていたフィリップ。きちんと睡眠が取れているとは思えない。
食堂を後にして、分かれ道。
別れ際にそう言って、人目がなければ頬におやすみなさいのキスを。
そうして、私はいつものように第二図書室に向かった]

(20) 2015/07/14(Tue) 19時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

―翌日:第二棟・第二図書室―

[どうしてこんなことに。
私の胸の中は、そんな気持ちで一杯だった。
一日ぶりに訪れた第二図書室は、とんでもないことになっていた>>2:44>>2:45
もともと、第二図書室はきちんと管理されていなかった。放置されて、埃が溜まって。
でも、放置された状態と、意図的に荒らされた状態というのは、実のところ全く違う。
放置された状態の室内をきちんと片付けるつもりなんて、私にはさらさらなかったけれど(そもそも、一人でどうこうできるような広さではないし)、荒らされたとなると話は違う。
荒れた部屋で落ち着いて読書なんて、できっこないのだ。
というわけで、その夜、私は片付けに追われることになった。
その結果]

くしゅんっ!
……ごほっ。ごほ、ごほっ。……くしゅん!!

[見事に埃まみれになり、咳とくしゃみが止まらない。
これは、最優先事項として入浴しないわけにはいかないだろう]

(21) 2015/07/14(Tue) 19時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

ごほっ……でも、収穫も……くしゅんっ! ……あったし。

[自室よりも親しんでいた場所だったのに、今まで気づかなかったのだけれど。
片付けの成果として、私はこの施設の地図>>1:245を手に入れていた**]

(22) 2015/07/14(Tue) 19時頃

白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2015/07/14(Tue) 19時頃


白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2015/07/14(Tue) 20時頃


……ちょっと、待って。

[返事をしてから、私はようやく違和感を覚える]

あなた、今“君も”と言ったわ。

[君“は”ではなく、君“も”と
それは、つまり]

外の世界に行った獣がいるの?

[そして、声の主は。「鍵」の持ち主は。
その旅立ちのことを、さみしく思ったのだろうか]


【人】 白銀∴秘星 マユミ

―廊下―

[手に入れた物は、決して誰かに……特に人間には見咎められたくない物だ。私は一度自室に戻ることにした。
大浴場には着替えを持っていく必要もあることだし]

くしゅんっ!!

[止まらないくしゃみと咳に閉口しながら、私は長い廊下を歩く。
そして、考えていた。
一体誰が、第二図書室をあんな風にしたのだろう?]

(23) 2015/07/14(Tue) 20時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[真っ先に思いつくのは、もちろんマーティンだ。あの日、あんなところで、ご丁寧にタオルケットまで掛けて眠っていた人物。
眠っていた場所は、ちょうど荒らされていた部分とも一致する。
けれど]

ごほ、そんなことをするような人には……ごほごほっ! ……見えなっくしゅん! ……いのだけれど。

[我ながら酷い。今ならフィリップの兄とも引けをとらない騒がしさだ。
眉を寄せて、少し鼻をすすった。
そう、問題は、マーティンがそんなことをするような人物には見えない、ということだ。
誰かとあそこで争った? 次に浮かんだ考えにも、私は首を横に振る。ふわっと頭から埃が飛んでいって、また溜息を一つ。
あんな、滅多に人が来ない、だからこそ私の愛しているあの場所に、複数人が居合わせて、部屋があんなに荒れるような争いを起こすなんて、どんな確率で起こりうるだろう]

(24) 2015/07/14(Tue) 20時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[そして、私にはもう一つ問題があった]

大浴場……ごほっ。
誰も来ない、わよね……くしゅん!

[別に同性に裸身を見られるのが恥ずかしいとか、そういうわけではなく。
問題は、誤魔化しようのない胸元に咲いた花だった]

(25) 2015/07/14(Tue) 20時半頃

……え。

[マユミの言葉を受けて、思わず声が漏れる。誰にも聞こえないような小さなその音も、確実に言葉を表していた。

外の世界に行った獣が、ヒトにならずに外に行った獣がいるのなら]

どうして、私は....

[ヒトになろうとして、薬の実験までしているのか。その言葉は呑み込んで、再び沈黙を守る。

きっと何かの間違いだ。そう、自分に信じこませて]


【人】 白銀∴秘星 マユミ

―自室―

……っくしゅん!

[自室に戻り、少し考える。
私の部屋に、来客などないに等しい。
けれど、目に付くところに施設内の地図を置いておくのはどうにも抵抗があった。
ごほごほと咳をしながら、私は少し考えて。
結局、着替えを取り出したついでに、クローゼットの中に仕舞う。
長居をしては、自分の部屋に埃を落としてしまいそうで、私はさっさと大浴場に向かうことにした]

(28) 2015/07/14(Tue) 22時頃

[手に入れた施設の地図。
それも、外の世界へと行くための、有用な道具となるはずで。
けれど、ここで明かしてもいいものか。
やっぱり私には判断できない。

息を詰めるような気配があった、気がした]



          ―――、 …僕も?

[   行きたい 、

        2羽の声が聴こえて、僕はひたりと耳を欹てた。

   置いて行く? ――― 二人にも、 ” 置いて行かれる ” ?
   いや、 二人は ” 出ていく ” 。そらに唄うために?
   先日も言っていた。『 ふたりでとぶ 』。なら、僕は、 ]



            でも …… 鶴が、 鶴が僕を恨むんだ。


[          むかしむかし。
        海辺で誰かに虐められていた僕に、
        ひとつの提案があった。

     『 鶴の居場所を教えたら、もう虐めないであげるから


        嬉しくて嬉しくて、救われたくて、僕は、


               ――――鶴の伴侶が死んだ、前の日のことだった 。 ]



     ――――もすきーと ……。


[ ―――開けた過去の頁。 朧に塗れた脳内で、僕の意図の外で声が出た。
 今はもう居ない ” 自由 ” になってしまった彼の名を紡いだ声が。

       ( さみしい。 ……さみしい。 )

 君に喜んで欲しかった 。 だからたくさんを教えた。
 そして君は出て行った 。 僕は少し嬉しかった。
               ―――同時に君を、恋い焦がれた。 ]



[ そうした思考の外で、誰かが困惑のようななにかを落とした気がした。
 僕はこてりと首を傾げて、「 いま、なにか 」と赤い声で聞き返す。
 ―――大扉の向こう、 射し込んだ光を狭まらせながら。 遠くなった彼の背中を見つめながら。


     きっと、あの時鶴は、こんな気持ちだったんだ。なんて、今更 ]**


[外の世界に行った獣がいるの? と私は聞いた。
その返事だったかはわからない。
けれど、聞こえた者の名に、私は息を飲む]

モスキート、って。

[それは、一緒に出てみるかと私に問うた鮫の名だ]

無事に行けたの……?

[そうだったらいい、と思う。たとえ脱走者によって、警備が厳しくなるとしても]


【人】 白銀∴秘星 マユミ

―第一棟・大浴場―

[脱衣所で埃っぽい服を脱ぎ捨てると、私は翼で体を隠すようにして、大浴場を覗き込む。無人であることを確認すると、ほっと胸を撫で下ろした。
シャワーに向かうと、頭から浴びながら、まずは気の済むまでうがいをすることにする]

咳……出なくなったかしら……。

[息切れを起こすくらい何度もうがいをして、私は大きく溜息を吐いた]

(38) 2015/07/14(Tue) 23時頃

マユミは、フィリップがそういえば今朝は来なかった、と思う。埃まみれの姿を見られずに済んで、よかったけれど。

2015/07/14(Tue) 23時頃


[そして]

鶴が恨む……?

[それは、何かの比喩なのか。それとも文字通りの意味なのか。
少なくとも私は、この施設の鶴なんて知らない。外の世界のことはわからない。
声の主は、鶴とやらの存在によって、この施設に縛られているのだろうか。
だから、行くことはできないと、そう言うのだろうか。
……「鍵」を持っている、らしいのに]

贖罪だというの?
そのために、ここにいるの?
……ここにいたら、いつか許してもらえるの?



      ―――行けたよ。


[  声の先で、息を呑んだ音がした。
  朧な思考の、遠い場所 。 呆然として彼の名を呼ぶ前に、梟の彼女が僕に聞いたことを思い出しては。

      ――” 生 ”くことはまだ、わからないけど。

  まるで懐かしむように、また惜しむように吐いた僕の声は、誰にまで聞こえただろうか? 誰かの流した空気を気に掛けながら、僕は言った 。]


―――警備、 強くしなきゃ……でも、

[ そら。と、うたうとり。
      僕は何を戸惑っているんだろう 。 ]**


[現実においてでも、こちらにおいてでも、その脱走は確かだという]

 こんなのって、無い……。

[抑圧された本能は口に出されることなく、静かに、吐き出された。]


[行けたよ、という返事に安堵しながら。
同時に、思う。やはりこの声の主は。この獣は。そのことを知りうる立場にある。
さみしいという言葉は本物だろう。
私には知りえない事情があるのだろう。
それでも……気をつけるべきだ]

クラリッサ……。

[届いた声は、私にはまるで嘆きの声のように聞こえる。
人間に“なおす”研究をしているという女医を、クラリッサは弁護していた。人間に従順だった。
そんなクラリッサにとっては、不従順な獣が自由を得たという知らせは、やるせないものがあるのかもしれない]


【人】 白銀∴秘星 マユミ

[全身を泡だらけにして、汚れを洗い落とす。特に衣服に守られていない髪は念入りに洗った。いつもはざっとシャワーを掛けるだけの翼も、今日は丁寧に。
そうして浴槽に浸かり、私はようやく一息つく]

とんでもない目に遭ったわ……。

[胸元に目を落とし、花を咲かせた人のことを思い浮かべた。
困ったものだ。第二図書室が荒らされていたなんてことが耳に入ったら、心配するに決まっている。
誰にも言わずにおくべきかと思う一方、私が毎晩のようにあの場所に通っている以上、“犯人”と鉢合わせする可能性があるかもしれない、と考えると、このまま迷宮入りにしてしまっていいものかとも思う。
結論はなかなか出ない。私は眉を寄せて、ぶくぶくと浴槽に沈んだ]

(51) 2015/07/15(Wed) 00時半頃

…わかっただろ。イカレ女医のいいなりになる必要なんかないって。

[クラリッサの言葉には、そう吐き捨てる。従順になっても、こうなる事は分かりきっていた。猿共は、私たちに何も与えてはくれない。…与えてはくれない、はずだ]


[そう吐き捨てながら脱走を伝えた声の主の事を考える。脱走を知っていて、獣たちに教える。この謎の会話の方法を教える。警備を強化しないと、と呟く。…こいつは誰だ?何の目的がある?脱走をさせたいのか、それとも、させたくないのか。どういった立場の奴なんだ。とにかく胡散臭い]


【人】 白銀∴秘星 マユミ

……駄目だわ。私は眠いのだもの。

[浴槽から浮上して、出てきた答えはそんなもの。
いつもなら眠っている時間だ。眠い頭で考えたって、最善策を思いつけるわけがない。
とっとと上がって、眠ってしまおう。それから考えよう。
そう結論を下して、私は脱衣所に向かった**]

(55) 2015/07/15(Wed) 00時半頃

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