人狼議事


19 生まれてきてくれてありがとう

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[森に近い、村外れの粗末な小屋の中。月光を浴びながら、一人の女が糸を紡ぐ。

時に、銀色の光が注ぎ込む窓辺から――。


森から村へと続く小途を、慈しむように眺めながら]


 あの人の生まれた村を静かに見守ってきたわ。
 あの人の愛した村を、私も愛してきたわ。


 でも――。

 もし、村が悲しみのうちに滅びるようなら――。
 どうすれば、いいと思う?

[誰ともなく問いかけて]





[そんな事は起きないで――


   そう、願いながらも。]


.


愛する人の死を告げられるのは、辛い、わ。

自分の命が天に召す神様の御手により、刈られるよりも辛いこと、よ。
魂が千切られるような、痛みと悲しみに晒される、の。



埋めきれない空白を、疵を、魂に深く残すの。
それを埋めることなんてできるものでは無いわ。


 あの人が愛したこの村が悲しみにくれるのなら――。
 あの人の愛したこの村の人々が、身近な人を、村の人を失い。

 魂に喪失という残酷な疵を受けるのなら。

 私の手でできる事を――。

 し て、あげる――。

[例え、自らの手を赤く染めたとしても――

丸い銀の円盤を、静かに眺めながら心の奥で思って。]


 初めて目を覚ましたときにあったのは、
 幸せそうな笑顔と自分の泣き声でした。


 子どもの頭を撫ぜる親はどうしてあんなにも幸せそうなんでしょう。


 もうこれ以上は無い、と思える平凡。
 当たり前のことが当たり前にある奇跡。

 理解したらもう失っているもの。


 病気になった、と聞きました。
 詳しいことは分かりません。
 誰が病気になったのでしょうか。
 パパとママじゃありませんように。
 せめて私でありますように。


 パパもママも隠れて出てきません。
 必死に探し回るかくれんぼ。
 外は雨が降っていました。
 雨はいつも通りに音を奏でていました。


 パパとママは死んだらしい。
 嘘だ。


 何度も呼びました。
 パパ。
 ママ。
 隠れてないで出てきてよ。
 私は自分を偽って、平気な笑顔を作っていました。


 その日初めて、私は本当に、
 パパとママの為に泣きました。
 自分を騙すのをやめた途端、涙が溢れて止まりませんでした。


 パパとママはびょういんで
 なんにちも、苦しんだ末に逝ったのだそうです。
 そんなの聞きたくなかった。


 墓前に立つと涙が溢れます。
 どうして苦しんで逝ってしまったんだろう。
 どうして楽に逝けなかったんだろう。
 何を責めたらいいかわからない。


 パパとママがいない毎日が目まぐるしく過ぎていきます。
 私はいつしかパパとママがいないことが当たり前になりました。
 私は私だ。


 いつしか、私は、この記憶を封じて生きてきました。
 だけど今、鮮明に思い出せます。
 ソフィア、と呼んで呉れた優しい声。
 パパとママを蝕んだ病気。
 最後に頭を撫でて貰った刻。


 すべてはしあわせで
 すべてはふしあわせな
 おもいでです。


 わたしに できることは
 くるしまずに いかせてあげること。


 こんなときなのに、不謹慎だけど
 どうか、わらってください。**


【人】 墓堀 ギリアン

―墓地・ギリアンの住処―

[それから、リンダの埋葬が明日あることは黙りつつ、男は我が家に訪れた客を見守り、そして去っていくのを見た。


 それから、翌朝、届く報せ。]





 ――……おでの仕事は、
 墓堀りだがらな。

[即答だった。]

(95) 2010/07/03(Sat) 08時頃

墓堀 ギリアンは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 08時頃


【人】 墓堀 ギリアン

―回想・ギリアンの住処―
>>0:450
[珍しい来訪には、教会のオルガン弾きさんもいた。
 汲み立ての井戸の水で酒を酌しながら、話をする。

 途中、神のことに聞かれて、少し止まる。]


 ――…イメージじゃねぇべ。
 神様はいんだぁ。

 だっでよ、人間はわりぃごどばかりしてるだが。
 このチーズだって、羊のモンとってるだべ。

 だけどよ。生きてくためには必要なんだべ。
 神様を通して、おらたちはそのこどを考えなきゃなんないべ。
 考えていれば、生きているだけで、幸せなんだっでごどがわかるべ。
 そして、ちゃんとしねるべ。

[そんなことを言っていた。*]

(97) 2010/07/03(Sat) 08時頃

墓堀 ギリアンは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 08時頃


墓堀 ギリアンは、昨夜、みんなが去ったあと、仕事道具の手入れをしている。

2010/07/03(Sat) 08時頃


【人】 墓堀 ギリアン

―昨夜・ギリアンの住処―

[ちなみに、リンダの埋葬には金は出ないと、そのあと告げられていた。
 なんでだ?と言ったけど、受けてくれるか?といわれて、するだよ、と答えた。]

 ――…サービスだべ。
 でもなんでだ?

[そして、その理由は翌朝訊くことになる。>>#2]

 ああ、

 だがら、もう、埋葬は必要ないだが?
 そんなごどないべ?


 おでは、ずうとここで墓掘りするがら…。

(102) 2010/07/03(Sat) 08時半頃

【人】 墓堀 ギリアン

>>101

[ピッパが訪れたのは報せを聞いた後だった。
 作業している手がか細い声に止まって、ぬっと振り返る。]

 ――…なんだべ?
 今日はこの後、仕事があるだがらな。
 話は早くすませてぐろ。

[彼女がその依頼主とはまだ知らずに。]

(103) 2010/07/03(Sat) 08時半頃

【人】 墓堀 ギリアン

>>104

[ぼそぼそと喋る女性の言葉に合点が言ったように反応した。]

 ああ、聞いてるだよ。リンダって羊飼いの娘っ子を眠らせてやらんどあがん。
 そっが。おまさんが場所知ってるのが。
 村長にきがないがんと思ってたがらありがたい。

[すると、大男はずん、と立ち上がった。]

 じゃ、いくだが。案内しでくで。

[ピッパに道案内を頼む。
 途中教会にも寄ると、その倉庫から簡素な棺も抱えて……一緒に森に向かった。]

(105) 2010/07/03(Sat) 08時半頃

【人】 墓堀 ギリアン

―森の中・朝もやに微笑む少女の前で―

[案内された先、そこには、とても美しい、遺体があった。]

 ――……ああ、この子だべな。
 そうが………いい貌だべ。

[それは長年死体を見てきての感想。褒め言葉であるが、伝わるかどうかはわからない。]

 よがったよがった。若い娘さんだどきいてだがらな。
 つらそうだったら、辛いだなっと思ってただ。

 よがったよがった。
 この子はよがったな。

[そして、しばらくはぼんやりその様子を眺めたあと、そっとその横に棺を置いた。]

 じゃ、眠らせてやるだがな。花でもちぎってこねが?

[ピッパには棺に花でも入れないかと…。]

(108) 2010/07/03(Sat) 09時頃

墓堀 ギリアンは、漂白工 ピッパの前でリンダを棺納める。

2010/07/03(Sat) 09時頃


【人】 墓堀 ギリアン

>>111

 ああ、えど、おまさん、名前、なんだっけが?

[リンダの遺体にガーベラを握らせる姿を横で見つつ、名前を聞いて…]

 ピッパが。
 よかったのがな?ってなんでだ?
 こんなにわろとる、こりゃよがっだに違いねいだべ。
 あっち側に行くのに、こんな貌できたこの子は幸せだがや。

 それがあんたの為したこどなら、あんたは偉かったべ。

[リンダの遺体に花が添えられると、じゃ、一旦閉めるだ、と蓋をする。
 それをまた軽々と肩に担いで、元来た道へと歩き出した。]

 別れは辛いだどもな。元気ださないがんど?
 あんまりそれで心さぐど、死者は迷ってしまうがらな。

(112) 2010/07/03(Sat) 09時頃

墓堀 ギリアンは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 09時頃


墓堀 ギリアンは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 09時半頃


【人】 墓堀 ギリアン

>>115>>116

[ピッパが後ろで嗚咽をあげているのはわかってはいたが、振り向きはせず…

 そして、行く道すがら、掃除人の姿が見える。]

 ――……ラルフ、朝早くがら仕事だが?

[その貌に翳りが落ちているのを、男の片目はまだ察知できない。]

(117) 2010/07/03(Sat) 09時半頃

【人】 墓堀 ギリアン

>>119
 ん?

[そして、投げやりな言葉で、やっとその表情に気がつく。]

 ああ、その話か……。
 まぁ、そう言ってるだなぁ。

[棺おけを担いだまま、ラルフを見やり……ため息をついたが……。]

 っでごどは、暇あんだな?じゃ手伝ってくでろ?

[棺を指す。]

 一人だと、ゆらゆら揺れすぎでかわいそうなんでな。
 あと、埋葬もきでぐれるど嬉しいだな。

 ――……どだ?

[あがるキセルの煙はどう動くか。]

(120) 2010/07/03(Sat) 09時半頃

【人】 墓堀 ギリアン

 じゃ、行くだな。

[ラルフが支えてくれれば、棺おけは安定した。
 墓地へ、あとは無言で歩いていく。

 朝の空気は澄んでいて、病魔のことなど嘘のようだ。
 いや、実は嘘ならいいと思う。]

 んじゃ、今から掘るがら。

[墓地の一角、手を合わせてから、慣れた手つきで土を掘っていく。
 その間、棺おけの蓋は開け、気がつき訪れる人物がいればリンダと会えるようにしておいた。

 掘りながら、口づさむ祈りの言葉。
 それは低く響くものだけど。]

(123) 2010/07/03(Sat) 10時頃

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