人狼議事


46 監獄病院弐 〜堕天使たちの集中治療〜

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ドナルド! 今日がお前の命日だ!


― 五階 ―

[ドナルドとタバサ。そしてタバサの弟のアダムのために、新たな部屋が用意される。
 その部屋の雰囲気を一言で表すならば、″ステージ″という言葉が一番しっくりとくるだろうか。

 部屋の中央に設けられた壇上。そしてそれを取り囲むように並べられた豪奢な椅子の数々。
 そのどれもに、お互い顔を隠す様に仮面を付けた様々な男女が、
 今から始まるだろうショーを今か今かと待ち続けていた]


 二年ぶりのショーの開幕に御集まり戴きましてありがとうございます。
 さてさて。
 今日の演目は美しい姉と、事故で顔を失い包帯で身を包む弟の″美女と野獣″と、
 父親に愛され過ぎてしまったが故の悲劇――白雪姫ならぬ″白雪王子″となっております。

 勿論。演目が終われば、後は皆さま方のお好きに。

[ぱんぱん、と。手を打てば最初に運ばれてきたのは美女と野獣の二人]


[チャールズとアダムの二人がかりで、散々嬲られ犯されたタバサは、ぐったりと力を失っていただろうか。
 それとも逃れられぬ地獄の始まりに、諦観の様相だったか。

 ステージの中央に寝かせられたアダムの前に、連れてこさせられる]


[どうすればいいのか戸惑う彼女に、女はそっと囁く]

 何も怖がる必要なんて、ないのよ。
 此処に居る方々は、みな紳士淑女の皆さまですもの。

 私の前で見せて呉れたように、またあの素敵なダンスを二人で踊ればいいの。
 そのダンスを気に入って下されば、
 貴女達が共に在れるように、幾らでも援助して下さるわ。

[謂いながら、毒花の香りのボトルの蓋を開く。
 途端濃厚に、濃密に広がる甘い淫香に。
 むくりと力を持つアダムの雄が、ダンスの誘いとばかりに姉へとその牙を向けるだろう]


[うぅ、と。
 呻く弟の声は、未だなのかと催促するように姉へと向けられる]

 ほら。アダムくんが待っているわ。

[淫香の滴をアダムの雄に。
 そしてタバサへと数滴たらして。彼女の細い手を彼の張り裂けそうなほど脈打つ怒張へといざなった]


[姉の手が触れるだけで。
 どびゅ…っとアダムの雄からは白い精が飛び出し、タバサの顔を白く染めた。

 それを見る観客たちの顔には、仮面越しにも判るほどに下卑た笑みが浮かぶ。
 早く禁忌のダンスを見せろと、その内の一人が叫ぶだろうか]

 まずはアダムくんの此処を。綺麗にしてあげましょうね。

[貴女の唇と舌で。
 そう謂い、アダムの雄へと顔を埋めるように背を押した*]


[続いて催されるドナルド主演のステージでは、
 分娩台を模したようなベッドに手足を戒められた隻眼の男が運ばれてくる。
 強い薬の影響で、萎えることを許されない其処は、痛々しいほどに赤黒く屹立したまま、その根元を射精出来ない様に縛られている]

 此方は父親と息子の歪んだ愛がテーマでございます。
 長年の夢が叶ったご感想をお聞かせ下さい、お父様?

[ドナルドの後孔に今にもむしゃぶりつかん勢いで、鼻息を荒くしている壮年の男――父親に、下卑た問いを投げる]


「ゆ、ゆ、ゆめのようだ。
 どなるどを…愛する息子と一つになれるなど、あんたに相談して良かったよ。グロリアさん」

[理性を失い、ぎらぎらとした顔で。己が慾をさらけ出す父親。
 先日ドナルドの病室に訪れた際に告げた、父親から相談を受けたというのは、本当の事だった。
 ただしその内容は、全く違うもの。
 父親の胸の裡に潜む歪んだ獣欲を叶えるための相談だったと知る者は、誰もいない]


 それは良かった。
 では長年の夢、今こそ現実となさって?

[その言葉をスタートの合図とするように、父親はムリヤリ開かれた両脚の内側へと身を躍らせる。
 不浄の窄まりへ顔を近づけると、くんと匂いを一つ嗅いで。
 恍惚の表情で「どなるどのにおい」と呟くと、口を大きく開き、窄まりを覆うように吸いついた]


[じゅる……じゅちゅる……。

 後孔を舐めしゃぶる音が室内に広がる。
 腸内洗浄をしていない為、父親の口内には苦い味が広がるが、彼はそんな事お構いなしに。その甘露を美味しそうに口に含み嚥下する。
 皺の一つ一つを舌先で伸ばす様になぞったり、窄まりの中へと舌を潜らせたり。
 暫くはそんな愛撫が、ドナルドへと続けられるだろう]


[意識を取り戻したドナルドに、父親はその表情を歓喜に変えて。
 一層熱心に、窄まりの中を穿つ舌を懸命に動かし、味わうか。

 女はドナルドの隣に立ち、その耳元に]

 お父様のたってのお願いなの。
 ぼうやの初めては、自分にって。

[それに、と周りを見るように促し]

 皆さまも。ぼうやとお父様が仲良くするのを、
 微笑ましく見ていらっしゃるわ。

[下卑た顔でにやにやと見詰める無数の眸が、ステージの上の親子を取り囲んでいた]


 そんな……?
 嬉しいでしょう。ずっと弟さんとこうしていられるの。
 こうしているだけで良いの。

[タバサの鎖骨に垂らした毒花の蜜を指で伸ばしながら。
 囁く言葉は、罪へと導く魔女の呪い]

 それに狂っていると謂うのなら。
 それはきっと貴女の方よ、タバサ。

[実の弟の通じる姉の何処が狂っていないのか。
 女は囁く。彼女に残った心を砕くために]


[弟のものを口に含む其の姿に、観客たちの歓声があがる。
 その様に、女は満足げに微笑みを浮かべた]


[弟は漸く待ち焦がれた粘膜の温かさに、ふるりと射精こそはしないものの、苦い先汁を先端に滲ませる。
 僅かに動く腰がもっと、と強請る様にタバサの口を犯す]

「う……。お、でぇちゃ……]

[唸り声を出す事しか出来なかった唇が、タバサを呼んで。
 包帯の下のぎらつく眸が、早く欲しい。繋がりたい。
 あの優しい温もりで満たされたいと、訴えていた]


[父親の愛撫に咆哮を上げるドナルドを、観客たちは冷静に。
 だけど愉悦を滲ませて見詰めている。

 父親はその咆哮すら愛しいというように、
 窄まりを指でほぐし、前立腺を掻くように中でくの字に曲げたりしながら、
 ドナルドの腸液等で濡れた唇を、戒められた赤黒い熱へと寄せていく]

「こんなに大きくして……。
 そんなに父さんの指が気持ちいいのかい?」

[すっかり蕩け切った顔で浮かべるのは、至高を手にしたものだけが浮かべる事の出来る笑み。
 射精の出来ない先端を愛しそうに口接けて。
 下から上へと、犬の様に舌を這わせていく]


「ああ、今助けるとも。
 すぐにお父さんが、お前の辛さを解放してあげるからね」

[助けを求める声も、父親には愛撫をねだる声と変わらない。
 ねっとりとドナルドのそれを舐りながら、
 するりと戒める紐を解き放ち、来たる射精に備えて根元まですっぽりと咥えるのだった]


―5F・ステージ―
[白衣のポケットに両手を突っ込んだまま。舞台で行われる“劇”を見物していた。今回はまだ自分が出る事も無いだろうと、その程度のものだったのだけれども。顔見知りの議員や資産家の顔を見れば挨拶を交わし。]

どうです。
彼女の演出は楽しんでいただけていますか?

[そう問いかけると、満足したような声ともっと面白い趣向を楽しみにとする声が交差して。彼女は一瞬思考する。今日がグロリアの演出ならば次に求められるのは自分なのか。それならばどのようにしてやってやるか。……ふと、気になったことをある議員に問いかけた。]

そういえば。
エース氏の事は知ってらっしゃいます?

[ふと、ミッシェルの父親の名を出す。その名に対してそれなりの反応が帰ってくると、さらにあれこれと問いかけて]

ふーん。
それはまた。面白い事になりそうねえ。

[傍目からは不遜とも取れるその態度に、問いかけられた側は怒る訳でもなく、ただ、彼女の演出を楽しみにしているとだけ答えた。]


ねえ、テッド。
どっちのショーも近親相姦ですって。

[くすくすと笑いながら、様子を眺めて。先日叔父に犯させることも考えた彼の様子を眺めるようにしながら]

そのうち、テッドとヨアヒムさんなんてのも面白いかもねえ。

[彼の反応を楽しむように、そう言って笑って見せた]


【人】 記者 イアン

[ドナルドの病室での宴が終わった後。勤務時間もとっくに終了していた為、退出する旨をナースステーションに伝えてから帰宅する。遊び場の友人たちにメールを送ると、返信を待たずに就寝。流石に体が疲れていた。]


[翌日出勤すると、ミーティングにてタバサの移動とアダム、ドナルドの転院を知るだろう。
 具合の良い相手が居なくなって残念だと思うものの、担当患者に変更が無くチャールズからの行動も無ければ普段通りの顔で業務をこなすつもり。**]

(28) 2011/03/17(Thu) 12時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2011/03/17(Thu) 13時頃


[大きく反らされる背が、姉弟のダンスの一幕が終わった事を告げる。
 この禁断のダンスに観客たちは満足したのか、皆一様に新たな宴の始まりを悦ぶように拍手と歓声を送った。

 タバサの下のアダムにも何らかの薬物が投与されているのか、
 果てても尚その雄が力を失う事はなく。
 新たな快楽を求めて、腰を揺らしていた]


[拍手に搔き消えた呟きは誰の耳にも届かない。
 だけど、悪夢はまだ終わらない。

 これは序章にしか過ぎないのだから―――]

 皆様方にご満足いただけた様で、大変恐悦ですわ。
 では長らくお待たせいたしました。
 この美女と野獣をお好きなように、お愉しみ下さいませ。

[その言葉を皮切りに、一斉に二人へと群がる観客たち。
 幾つもの手が、慾が、二人を襲う]


[息子の迸りを味わい嚥下すれば、
 次はこちらだというように、後孔から今まで慣らしていた指を引き抜いた。

 ゆさゆさと息子ほどではないとはいえ、剛直と呼んでしかるべきそれを、濡らしもせずに宛がって]

「どなるど……父さんと一つになろう。
 昔の様に一緒に遊んで……、仲良かったころの様に……」

[慾に塗れた顔で嗤い、今まで穿たれた事のないその孔へとぐっと腰を沈めるのだった」


[幾つも伸びた手は、タバサの衣服を奪いあっという間に生まれたままの姿へと変えてしまう。
 繋がった部分はそのままに、むしろ周りにもよく見える様に脚を開かせ、アダムの慾を咥えこむ其処を曝け出させるのだった。

 たわわに実った胸も、その先端の飾りも。
 勿論アダムを咥えこむ泉に隠された蕾や、その後ろの窄まり。
 果ては髪や脇、臍、足の指まで、幾つもの手が集る。

 二つの手には剛直が宛がわれて。唇にも咥えろと謂わんばかりに別の客のものが押し付けられる。

 弟はそんな状況であっても、ただただ下から腰を揺すりつづけていた」


[ドナルドの中心を、父親の剛直が穿つ。
 内壁の襞の一つ一つがきつく締めつけ、それだけで父親はあっという間にドナルドの中へと白濁を吐きだした。

 嬌声ともつかぬ声を漏らすその唇を、父親の厚い唇が覆う。

 一度射精しただけでは足りないのか、白濁でぬかるむ中をゆさゆさと揺さぶり、その締めつけを愉しむように、腰を使って。
 一つになれた歓びに、何度も何度もドナルドの中へと。
 枯れるまで白濁を吐きだし、下肢をべっとりと濡らしていく]


[幾つもの剛直が、かわるがわるその手や唇に宛がわれていく。
 それは何度達しても終わることのない饗宴の宴。

 吐き出される白濁はタバサの全身を白く染める。
 穢れていない場所はその眸に浮かぶ涙以外、
 最早何処にもないだろうというように]


[姉弟を主役と舌輪姦ショーが終わりを告げたのは、
 どれほどの時が流れたあとか。
 父親による処女貫通を衆目に曝したドナルドも、
 ひとまずショーが終われば、二人一緒の控室へ]

 二人とも、お疲れさまでした。
 お客様達はとても満足されたご様子です。
 これも二人のおかげだわ。

[二人の耳にその声が届くかどうかは判らないが、女は労いの言葉を掛けて微笑んだ。
 今日のショーは終わりだと告げて、
 自殺防止のためか、食器はすべてプラスチック製の物を使った食事を乗せたトレイを置いた。
 そこには毒花の香りのボトルと、それからドナルドには見覚えのある錠剤を二錠添えて]

 後はご自由に。
 ゆっくりと身体を休めるもよし。快楽に逃げるもよし。
 自由にして構わないわ。


 明日はもっと素敵なショーがあるらしいから、
 二人とも愉しみにしていて頂戴ね。

[女はそう謂い残し、部屋を後に。
 彼女に課せられたイケニエの数にはまだまだ足りない。

 次なる生贄を手に入れるべく、
 その美貌は酷薄な笑みをう変えて、狂った計画を巡らせるのだった]


――ステージ――


 なんで、あのふたりまで。

[メアリーに誘われてか、ようやく五階に足を踏み入れる。
 ステージの上に見える、見知った患者と看護婦の姿に息を呑んだ。以前診た際、アダムが言葉少なくも姉をひどく慕っていたさまを思い出す。まぐわう二人を見せ物にすることに、異様な倒錯を覚えた。乾いた唇を舐める。
 くるってる、とつぶやいた声が、やけに大きく響いた気がした。
 途中、愉しげなメアリーに話しかけられると]

 やめ、ろ……っ、

[強く睨みつけて後ずさる。怒りというより、怯えの方が強い。
 ほんの一瞬、その様子を想像してしまい、顔を青ざめさせて首を振った]


さあ、候補って所じゃない?
後で遊びに行きましょうか。
楽屋に、お花を持ってね。

[ステージになぞらえてそんな事を言い出した。無論、普通の役者の楽屋に行くような事をするわけではないのは明白であったが]


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