人狼議事


102 あの、秋の日

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ノックス! 今日がお前の命日だ!


[夢の世界から、気配が二つ消えた。
この時間は有限なのだと、改めて思い知らされる]

楽しいけど……いつまでもは、いられへん。
わかってるつもりやってんけど、ね。


[少女は、否――大人びた彼女はふと顔を上げる。
誰かが目覚めたのだろう、気配が少ない。]

 ……。
 そう、ですよね。

[聞こえたクラリッサの声。
言葉少なに頷いた。]


お祭りがいつまでも続かへんみたいに。
楽しい時間は、終わるから。
夢はそのうち、覚めるから。

レティも、悔いのないようにせなあかんよ?

[ふわふわと、28歳のクラリッサが笑う。
寂しげに、けれど慈しむように**]


 
 はい、勿論です。

[見えないけれど、クラリッサに返事をして深く頷いた。もう二度と過ごすことの出来ないと思った、秋の日を。
大人びた双眸はじっと、少女の後ろで見つめている。]


 
 ――……ああ、やはり転ぶか。
 制服じゃなくてよかった。

[バーナバスから逃げる、その心中は複雑だ。その全てを懐かしげに受け止めて、少し笑う。]


……バーナバス、可哀想にねぇ……。

[独り言のように、けれど明らかにレティーシャに聞こえるように、ぼそりと呟いた]


 っしょうがないじゃないですか!
 の、覗きはいけないと思います!

[聞こえたクラリッサの声音に過剰反応するのは、少女と同じソプラノのトーンで]


誤解やのにねぇ……弁解の言葉も聞いたげへんやなんて……。

[ぼそりぼそりちくりちくり。
いつも弁解の余地なくジェフを一刀両断しているクラリッサのどの口が言うかという話ではある]


捜査官 ジェフは、メモを貼った。

2012/09/26(Wed) 13時半頃


【人】 捜査官 ジェフ

[釘を刺されたり警戒されたりといろいろあるがむしろ嬉しげに]

 だってなぁ…考えてみろお前。

 「クラリッサから愛想を尽かされないように」する必要が出てきたんだぜ?
 それって付き合ってるからじゃーん!
 今まではそんな必要なかったんに!

 頬も緩むぜお前!?

[お前が誰かは当人にはどうでもよかった。
タイムカプセルにはクラリッサへの手紙を入れるつもりである**]

(43) 2012/09/26(Wed) 13時半頃

ジェフは、「お、なんかすげえ落とした」**

2012/09/26(Wed) 13時半頃


 
 だ、だって、頭に血が上ることだってあるじゃないですか!
 クラリッサ先輩だって、首しか見えてなくて……

[バーナバスが激突するさまに、ああと目を覆うがその夢は変わることはなかった。]

 転んでいなければ……ああ、痛そう……
 ごめんなさい……

[夢の中の少女は未だ揺れ動く疑惑と想いで謝罪の言葉を口に出来ていない。だからこそ先に、大人びた声は聞こえるはずもないけれどバーナバスに謝罪の言葉を告げた。]


うふふ、頭に血がのぼっとったねぇ?
ほんまに覗かれたんやったら、うち、あんな平然としてへんと思うけど。
そんなんにも気づかへんくらい、頭に血がのぼってしもたんよねぇ?

[うふふ、と楽しげに笑う声は、完全にからかいモードに入っていた]


 
 
[ バーニー先輩が、だいすきなんだ。 **]
 
 


 こほんっ

[とてもわざとらしい咳をした。指摘は全くその通り、けれど悔しいので肯定はしない。]

 ……誰にだって間違いはあります。
 ええ、一つや二つや三つや四つ。

[開き直るように愚痴愚痴と言葉を零す。先輩に失礼だとは思いながらも]


うふふふふ。

[にこにこととてもご機嫌で笑っている]

せやねぇ。仕方ないやんねぇ。
恋は盲目って言うしねぇ?

[一般的な解釈とは意味が違うが、理性的でなくなるという意味において間違ってはいない気がする]


そういえば……結局、レティは何入れたん? 
って、聞いてもええんかな?
あ、嫌やったら無理して言わんでもええよ。

[タイムカプセルに入れたものを覚えていた二人。
他の人たちにも思い出してもらいたかった二人。
けれど、中に入れたものについて、話したことはなかった]


 
 盲目などでは、ありません。
 ちゃんと目を開いてます!

 ……今は寝てますけど。

[まだ少し愚痴愚痴とクラリッサに対して続けながらも、ふと息を吐く。]


 私が、何を入れたかですか?
 嫌ではありませんよ。

[ただ今までなんとなく口にしていなかったそれ。忘れることもない、タイムカプセルに埋めた想いは]


 
 楽譜です。
 合唱の、楽譜です。

[そんな単純なもの。けれど込めた想いは単純ではなくて]

 ……一緒に歌いたいと思った、曲なんです。

[恥ずかしげに小さく笑った。いつもの大胆さがあれば押し付けることも出来たのに、それはどうしてもできなかった。そうして10年間、暖め続けた。]

 クラリッサ先輩のものは、お聞きしても?


楽譜、かぁ。
そっかぁ。
……歌えたら、ええねぇ?

[ふふ、と笑う声に、もうからかうような響きはない。
優しげに落ち着いた、28歳のクラリッサの声。
けれど聞き返されると、少し言葉に詰まった]

うち? うち、は……、
手紙と、写真やの。
写真は、春のお花見大会の時、みんなで撮ったやつで。
せやけど、手紙がね……。

[はぁ、と小さく溜息を吐く]


タイムカプセルを開ける頃には、とっくに別れてしもてると思て、ジェフに宛てた手紙なん。
まさかまだ付き合うてたやなんて……。

[別れているからこそ、懐かしんで読めると思ったのだ。
若気の至り、なんて笑い飛ばせると]

……自分宛ってことにして、隠滅せなあかんねん。

[そう語るクラリッサは、ジェフもまたクラリッサ宛の手紙を書いているとは知らない]


 
 ええ、そうですね。

[歌えなくてもいいと、その想いは口にしなかった。ただ閉じ込めた想いを、懐かしめればいいと。
けれど、言葉に詰まる様子のクラリッサに、つと首を傾げる。

手紙と写真、とてもいいものではないか。
零されたため息に首を傾ぐが、どうやらそれは別の意味のため息らしく]


 ……10年、長いですものね。

[その理由に、ああ、と苦笑を漏らす。その考えももっともだと一人頷く。

楽譜を埋めた想いが未だ、心の中で燻っているとは思っても居なかったから]


せやろ? 10年やよ、10年!
こんなに続くやなんて、正直全然思てへんかったわ……。

[3年間口説き続けたジェフは、所謂"障害が多いほど燃える"というやつなのかと思っていたのだが、そういうわけでもなく本気だったらしい。
ポジティブすぎてわかりにくいねん、なんて八つ当たりじみた言葉を呟く。
いや、別れていた方がよかったのかというと、もちろんそういうわけではないのだが]


 
 ふふ、本当に。
 ……ああいえ、先輩方は至極らぶらぶでしたから、続いているだろうなとは思っていましたよ?

[ジェフのあの情熱を1年でも傍で見ていれば、彼が彼女を放すことはないというのも容易に想像できる。]

 ジェフ先輩、もうタイムカプセルに入れるもの決められたでしょうか。
 先輩のことですから、即決でばしっと決めていそうですよね。

[どう思います?とクラリッサに問いかけ]


……らぶらぶ?
絶対それなんか間違うてるわ……。

[はぁ、と小さく溜息を吐く。
らぶらぶ。クラリッサとジェフを形容するのに、これほど似合わない言葉はないとクラリッサは本気で思っている。
周りにいくらバカップルだと揶揄されようと、本気だった。
というかどうして周りがバカップルだと思えるのか不思議で仕方ない。
客観的に見つめれば、どう見ても縋る変態どエムと、つれなくあしらう可愛げのないどエスだと思うのだが]

ジェフ?
いかがわしい想像しかできひんねん。
タイムカプセルを開封した日がうちらが別れる日かもしれへん……。

[半ば本気で縁起でもないことを言った。
28歳になってなお、クラリッサはジェフの本気をきちんと理解してはいないのかもしれない]


 
 そんなものですか?
 間違いではないと思いますけれどね。

[クラリッサの想いは知らず、けれど良いカップルだとは本当に思っていることで。]


 そんなことないですよ。
 クラリッサ先輩も、本当は知っているでしょう?

 ジェフ先輩がどれくらい、先輩のことが大好きか。
 きっと、……大丈夫ですよ。

[ね、と小さく声を零して] 


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