人狼議事


298 終わらない僕らの夏休み!

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【人】 甲板員 デリクソン

『9回の裏、ノーアウト一塁。宝学院が夏呼西を3点追う展開となっています。バッターはコンパクトなバッティングに定評のある明日多…………』

(3) 2019/09/02(Mon) 00時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

[左翼手(レフト)の位置からバッターボックスを見つめる。
明日多は巧い選手だが爆発力はない。ここはきっと送りバントで行くだろう。
むしろ後ろに控えている白根や万里元の方が長打の危険性がある。

そう、左翼(レフト)でオレは思っていたんだ。]

(4) 2019/09/02(Mon) 00時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

『おおっと、夏呼西、まさかのワイルドピッチ!ランナーの明日多も振り逃げで一塁へ!!』

(5) 2019/09/02(Mon) 00時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

…………マジかよ!!!

(6) 2019/09/02(Mon) 00時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

― 自宅・朝 ―

ちっくしょォ、またかよ。新学期だっつーのに……

[嫌な目覚めだった。ここの所、何日も『あの試合』の夢を視ている。
ランニングもしていないのに、シャツに滲む汗。
未だ引きずっているのだろうか。
もうそろそろ忘れたい筈なのに。]

(7) 2019/09/02(Mon) 00時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

ったく、新学期早々嫌な幕開けだぜ…………

[野球部の朝練もあったせいか、体は自然に目が覚めてしまう。近所の老人もびっくりだ。
それでも嫌な夢を見た後で不機嫌そうに階段を下りると、母親が目を丸くして呟いた。]

(9) 2019/09/02(Mon) 00時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

『あんた、日曜日なのになんでこんな早起きしてるの?』

[ついにボケてしまったか、*オフクロ?*]

(10) 2019/09/02(Mon) 00時半頃

甲板員 デリクソンは、メモを貼った。

2019/09/02(Mon) 01時頃


 

[ そっけなく断られるかもしれなくても。

  お祭りに、誘ってみればよかった

  なつやすみがおわるまえにと

  おもってたのに……           ] 

 


 
[  時計の音が、うるさいなあ………  ]
 


[新学期が来る。
 部活に燃える生徒達の涙や受験生たちの焦燥にまみれた夏が終わってしまう。
 私はこの場に留まったまま何処へも行けやしないのに。]

 
 どうして?みんな私の事、なんで置いて行っちゃうのかなあ……。 


[ぽつりと零れ落ちたのは涙なのだろうか。否、それにしてはやけに熱い。

熱い、熱い、熱い……! 業火に灼かれている。狭い銀色の箱の中で。 
瞼の奥からどろりと溶けだしたマグマのようなものに焼かれながら、
  
遠くでカチリと時計の針が動く音を聴いた気がした。]


[誰にも、見られてないといい。]


[時計の音がする。
昔買って貰った、目覚まし時計の音だ。]


 
[あたしの両親は娘の死を悲しがってくれた。
              ・・・・・・・
同時に、あたしが死んだことが恥ずかしかったみたいだ。
あたしは然程それを不自然におもわない。
お祭りで釣った金魚が、もし二日三日で死んじゃったら?
育て方が下手だったみたいで、あたしなら恥ずかしく思う。
だからね、そういうところ、家族だなと感じたんだ。

・・・・・・・     ・・・・
家族だけの時間を両親にはたっぷりもらった。
その間に、ひとりだけ、うちに来た人がいた。]
 


 
[あたしの両親は、あたしの死を、
『恥ずかしいから誰にも言おうとしなかった。』**]


なんで。

俺が、明日なんて来るなって、思ったから――?

[まさか。
 そんな簡単に天変地異が起きてたまるもんか。
 いや、もし起きるんなら、何回でも祈るけど。
 そんな超能力が自分にあるなら、明日が来ないことより、もっと別の願いを叶えたい**]


[カチリと音を立てるのはベッドの枕元に置いた目覚まし時計の音か。

朝を告げるベルがけたたましく鳴り出すほんの少し前に覚醒してしまう事がある。
早く目覚めたのならタイマーを切ってそのまま起き出せばいいものを、私は息を殺してじっと秒針が時を刻むのを見つめている。
一周ぐるりと円を描き切った後に、カチリと──ああこの音だ──短針と長針が定められた形に合わさり、そしてジリジリと無遠慮なベルが鳴り出すのだ。
起きろ、起きろと叫ぶように。]


[何もこんな時に──全身を炎で焼かれる己の姿を見つめながら頭の隅で思う。

明るい色に染めた柔らかな髪。ふんわりと自然なウェーブが出るように毎日こてで巻いてる。
嫌味にならない程度に形を整えて、ぴかぴかになるまで綺麗に磨いた爪。
睫毛がツンと上向くのはバイトで貯めたお金でマツエクしたからだ。
それなりに苦心して気を遣っていた。私の全部。

燃えて灰になるまでどのくらいの時間が必要だったろう]


[8月初旬。
私はSNSで援助交際を持ちかけて来たおじさんからお金を盗んで、ラブホから逃げる途中に幹線道路に飛び出した。

視界を灼く真っ白な光に驚いて立ち竦んだらそこは運悪く突っ込んで来たトラックの目の前。何を感じる暇もなく強い衝撃に襲われた。
ほんの一瞬の浮遊感の後に地面に打ち付けられた──所まで本当に憶えているのか、轢かれたと思った瞬間に受けた錯覚なのかもわからない。ただ、こめかみを酷く切ったらしく、そこから路面に広がる赤い水溜まりが不思議だった。
膜を張ったように急速に掠れて行く視界の隅に、脱出するトラックの運転手さんの姿が見えてああ良かった、と思ったのは確かだ。]


[横転したトラックは積み荷が悪かったのかガソリンが漏れ立ちたのか、黒煙を上げて燃え上がった。
結構な規模の事故だったし、その日は町中にサイレンが鳴り響いただろう。

昔流行ったらしい莫迦なネット小説みたいな終わり。
──幸いテレビや新聞に未成年の私を名指しで非難するような報道はされなかったが、人の口に戸は立てられない。

休みが明けたら、この事は学校中で噂になっているかもしれない
……だって、エミちゃん達が大きな声で言っているもの。

あの子はビッチだった、友達の彼氏も寝取るような女だった、って]


[カチリ。ああ、また時計の音がする。
今日こそベルの音が鳴る前に起き出して、アラームを止めてしまおう───

焼け爛れた手を緩慢に持ち上げる。
時計……あの目覚まし時計に責め立てられる前に止めてしまえたら、

そしたらきっと*気分良く目覚められるだろう*]


[エミちゃんからの通知を見て、息を呑んだ。
昨夜送られてきた文面と同じ。彼女もまた夏休み最後の9月1日を繰り返しているのだ。

私が願ったから?私を置いて次の季節へなど行かないでくれ、と
嗚呼、それなら、それだったら、なんて都合が良いのだろう───

喜悦が浮かび上がって、思わず口元を抑えた。
そうしないと哄笑が零れ落ちてしまいそう。

嗚呼なんて莫迦なエミちゃん、私に捕らわれた事も知らないで
まるで姉、ううん女王様気取りで私にそんな指図をして───

いいよ、大丈夫。今まで通りにあなたは私の女王様だ。
いくらだって見上げてあげるしいくらだって尊敬する。尻尾だって振るよ。

だから、私とずっとずっと一緒に居てくれるよね]


【人】 甲板員 デリクソン

― 自宅・自室 ―

いや、オレがおかしいのか、それとも周りがおかしいのか…………?

[オフクロだけではなかった。時計もスマートフォンも、何ならテレビの画面でさえも、9月1日を示している。
流石にそこまで手の込んだ悪戯をすることは無いだろう。
そうなると、]

(53) 2019/09/02(Mon) 17時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

じゃあ、『昨日』のアレはいったいなんだったンだ?

[『昨日』過ごした『9月1日』は一体何だったのだろうか。

ただ、これは単なる夢だったのでは無いか?
オレは首を傾げながら、]

(54) 2019/09/02(Mon) 17時半頃

【人】 甲板員 デリクソン

……どうせ休みなら、図書館にでも行ってみるか。

[野球漬けの生活が終わって以来、疲れがまだ抜けきっていないからかもしれない。

肉体的にも、精神的にも。

もう、『あの試合』から立ち直ったかと言われれば、ウソになる。正直。
だからあんな夢を見るんだろう、少し疲れを取るストレッチ法でも図書館で調べよう。

そう思いオレは図書館に出掛ける準備を始めたのだった**]

(55) 2019/09/02(Mon) 17時半頃

甲板員 デリクソンは、メモを貼った。

2019/09/02(Mon) 17時半頃


 
[  こんなに早く終わってしまうなら、
  うじうじと悩んでなんかいなければよかった。  ]


 
[ 「嫌われたくない」っていう、それだけだった。

  少しでも、イヤなことを思われたくなくて。

  引かれたくないとか、面倒がられたくないとか……

  それだけ。

  もっと好きになってもらう自信がないから、

  何も伝えられないだけになってしまった。     ]


 



[ 今さらこんな我儘……
  願ったってしかたないんだろうけど
  でも、気持ちくらい、伝えてみればよかった。  ]


 
[あたしは秋山先輩に届いた意味不明な文字化けメッセージのことを『自分でも知らずにいた』。]
 


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