62 あの、夏の日
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[――ふと、気がつく。
隣で眠っていた彼が目覚めたことに。]
おはようございます、ディーン先輩。
[躊躇いつつも指先はその肩に触れ
微笑んで彼の目覚めを迎えた。]
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― 居酒屋 ― [ヤニクが楽しそうにベネットとディーンの顔を近づけている>>0。 二人が目を覚ました時、あの花火よりもカオスになりそうな状況に、笑いを堪えた。]
そろそろ皆起きるかもしんねーな。 つか、起きなくても起こすぞ。 この後祭り行くんだったよな?
[近くでやっている祭りと合わせての飲み会。確かその予定だった気がするが、行かなくてもまた来年集まれば良いかとも思う。]
(28) okomekome 2011/09/02(Fri) 00時頃
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[間もなく、皆が起き始め。 何やら呪文を唱えてひっくり返ったベネット>>2に、噴いてしまった。 昔からこいつは予想以上の良いリアクションをしてくれる。]
あ?誰も何もしてねーよ。 お前がぶっ倒れる前に自分でやってたろ。
[同じくおきてから大声を上げるテツへ>>5しれっと告げた。]
(29) okomekome 2011/09/02(Fri) 00時頃
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[聞こえてきた笑い声>>17にそちらを向けば、楽しそうに笑うケイトの姿。 どこか決心したような彼女へ向かって。]
そっか。頑張れよ。 お前なら出来るだろ。
どんどん見返してやれって。
[誰のことを言っているのか分からいが、笑って言った。]
(30) okomekome 2011/09/02(Fri) 00時頃
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[男は身体を起こし、緩く頭を振った。
アチラとコチラの記憶が混ざってて、まだ完全には目覚めていない模様]
[しかし]
[肩に触れるその感触には、覚えがあった。
夢の中の、あの裏庭での出来事を――思い出して]
…何だか、久々に声を聞いた気がするな。
………おはよう、メアリー。
[男の目醒めを待っていてくれた彼女に、一番最初の挨拶を言う。
軽く口の端を上げて、微笑みながら]
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つか、そういう奴が居るんだったら、余計酔った勢いとかで変なこと言うんじゃねーよ。 本気にすんだ、ろッーー〜〜!?
[意識と体が少しぶっ飛びました。]
ぶったね!親父にもぶたれたこと……じゃなくって! 何で殴られたんだ、俺???
[訳が分からず、ビールを呷るケイトを見ながら首を傾げた。]
(41) okomekome 2011/09/02(Fri) 01時頃
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ディーン先輩、
[しなやかな指が辿りつくのは、もう何度となく触れた肩。
静かに金髪の揺れる耳元に口を寄せて。]
……私、先輩が、好きです。
…メアリー?
[片方の肩に掛かったのは、微かな重み。
男は疑問と同時に、重力が掛かった方へと僅かに傾く]
[揺れる金糸に、触れる唇。
そこから小さく紡がれたのは]
――――っ!?
[シンプルで、真っ直ぐな想い]
[まさかのメアリーからの告白に、男は信じられないと言ったような驚いた顔をする]
[――確かに男はメアリーに惹かれていた。
だがそれは、あの夢で彼女の隠れた一面を知り、男の言葉を受け止めてくれていたからで。
…故に、一方的な想いだと結論付けていたのに]
……俺は、
あんな…現実逃避する様な男だぞ?
それでも…
[短い沈黙の後]
…好きだと、言うのか?
[この少女――いや、女性は]
女性に言わせてしまったのは、少々情けなくなってしまったが。
……それは、此方の台詞だ。
[今度は、男から彼女の耳元へ赴き]
――――俺はお前を愛してる……メアリー。
[囁く言葉は、喧騒に紛れながらも彼女に届くだろう**]
/*
Σ
大丈夫か?
[倒れている?メアリーを抱きとめて]
/*
先輩の、せいですからね……!
[やっぱりディーンは天然だと考えながら
抱きとめられた腕をしっかりと掴んだ]
/*
俺の所為?
[小さなメアリーを片腕で確りと支えながら。
男の腕を掴んでいる彼女の手を、空いているもう片方の手で解き取って]
……何がだ?
[にやり。一瞬だけ笑って。
その指先にも、軽いキスを]
/*
だって先輩が……っ!
[指先に感じた柔らかな感触に、頭から湯気が出そうになるほど赤くなる。
この人は天然じゃない。天然の皮を被ったとんでもないサディストだ。そう考えるけれど、もう好きになったものは止められないと]
馬鹿!
好きです!
馬鹿!ディーン先輩の馬鹿!
[空いた片手で胸をぽすぽす叩いた]
/*
…言い訳はよろしくないな。
[拘束している手とは反対の腕で抵抗されれば、男は素直にメアリーの手を解放した。
胸に当たる拳は痛くない…尤も、彼女が本気で叩いている訳ではないからなのだが]
馬鹿とはなんだ、馬鹿とは。
こんな男を好きになる方が、馬鹿だろう?
…いや、そんな女に惚れる男も
[やっぱり馬鹿か。なんて思いながら。
男は眉尻を少し下げて、困ったように笑って]
俺達は、馬鹿同士でお似合いかもな?
[彼女の頭を、くしゃりと撫でた]
/*
……へへ、似たもの同士ってやつですね。
[唇を噛んで微笑む。
頭を撫でられる感触が心地よく、目を細めて]
あの、……
[手を止めてディーンの瞳を見つめる。
しばらくそのまま吸い寄せられるように見ていたけれど、やはり恥ずかしくて顔を逸らし]
わ、私も!
……ああ、あ、愛してます!
[飛び込むように、抱きついた。]
/*
[ダイブしてくる小柄な身体を、男は確りと受け止める]
全く…
[メアリーの羞恥心に染まった顔は、男の胸に埋もれて今はもう見えない。
ほんの少し、残念だと男は思うが]
…まあ、良いか。
[微笑みながら彼女の背を三回、あやす様に叩いた**]
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― 居酒屋外:祭り ― [デザートの西瓜を食べ終え、店を出る。 一部、何かあったらしいという者たちもいたが、気付いていない。 ケイトに殴られたところは、まだ少し赤くなっていた。]
おら、ヤニク! 金魚すくいがあんぞ! ジャパニーズニンジャは、金魚すくいで集中力と動体視力を養う修行をすんだぜー。
[あの頃と同じようにまた適当なことを言って、金魚すくいに挑戦すれば3匹の金魚を掬う。 他にも、夜店でお面を買ってはホリーの頭に勝手に乗せる。
またこうやって騒げることが、楽しかった。]
(78) okomekome 2011/09/03(Sat) 03時頃
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[ふと横を見れば、ケイトも楽しんでいただろうか。 先程殴られたことを思い出して、少し戸惑うが。]
なんか知んねーけど、怒らせたんだよな? 悪ぃ。
[理由は未だに分かっていないが、謝っておく。]
お詫びに、こいつ等やるよ。 俺じゃ多分世話とか出来そうにねーし……って、世話押し付けるみたいだよな。
[掬った金魚を渡そうとして、逆にまた怒らせてしまうかもしれないと、頭をガシガシと掻いた。 そして、少し迷ってから、]
やっぱ、お詫びは別なもんにするわ。 こいつ等はたまに俺んとこ見に来いよ。 お前が来るってなら、きちんと世話とか出来そうだし。
[金魚を口実にして家に呼ぶ、ということになるとは気付いていないが。 ケイトの返事がどうであれ、その後は祭りを楽しんだだろう。**]
(79) okomekome 2011/09/03(Sat) 03時頃
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― 祭り ― [3匹の出目金を見てから、戸惑ったような顔でこちらを見るケイト>>90へ、にやりと笑う。 素直じゃない様子>>91にも、変わらないな、と思った。]
お前もこれから忙しくなるんだよな。 落ち着いたら、いつでも来いよ。 ガキ共の面倒じゃなくてこいつ等と俺の面倒見るはめになるかもしれないけどな。
[呼び方が変わったこと>>93に気付かずに、泳ぐ金魚の袋を突付くケイト>>94へと続けて言った。]
(123) okomekome 2011/09/04(Sun) 00時頃
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おう、任せとけ。
[金魚の世話>>95への返事に、先を歩くケイトへ向かって軽く返すが。 続いた言葉>>96にぽかんとした顔で、立ち止まる。
声を掛けられる>>97まで、暫くそうしていたが。]
おう、期待してるな。
[昔を懐かしんでのものではなく。 未来を期待した、笑顔でそう返した。**]
(124) okomekome 2011/09/04(Sun) 00時頃
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