人狼議事


297 湿っぽい古風和ホラーRP村「紫陽花奇譚」

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[ 一度、夕顔を見て、]


【人】 懐刀 朧

――雷門宅――

[日向の方を見ているのが心苦しいのと、芙蓉に苦言呈された>>1:218ので所在なかったのもあり、雷門と夕顔の方へと足を向けた。
 向けた、その先で。]

な――

[たえの名を呼んでいるから、出ておいでと声をかけていたから。
 影になって見えないだけでそこにいるのだろうかと、覗き込んだ瞬間だった。
 雷門の指先は透き通って、紫陽花の萼片のように透明になって、そしてそのまま]

(18) 2019/07/07(Sun) 04時半頃

【人】 懐刀 朧

どういうことや……

なんや、俺がおかしなったんか……?

[からん、と落ちた杖を見ても、今なお自体を飲み込めず。辺りを見回す。
 芙蓉もその祖父も、夕顔も日向もいるのに、唯一雷門だけが、溶けるように姿を消してしまった。
 沼太郎の方を見るのに縁側の方を見たら、また紫陽花が咲いていた。
 透明な萼片。雷門の指先のように透き通って]

(19) 2019/07/07(Sun) 04時半頃

【人】 懐刀 朧

ッ――!

[急に気温が下がったような錯覚に、ぞくりと肩を震わせる。
 芙蓉の言葉>>9に同調するように、日向を見、そして夕顔を見た。]

何か、知っとるんか。

[日向は、たえを山に連れていったと。
 夕顔は、たえは帰っていると言っていた。
 状況が呑めないから聞いている。ただそれだけだったはずなのに、今度はどこか焦燥のような色が声音に乗った**]

(20) 2019/07/07(Sun) 04時半頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2019/07/07(Sun) 04時半頃


 

────この子の ななつの
            御祝いに

    お札を 納めに
           参ります───────

 


 
──────行きは よいよい
               帰りは こわい

   こわい ながらの
        と お り ゃ ん せ

      と ぉ
          り ゃ   ん
                   せ

 


[わらべ歌を口ずさみ、きゃらきゃらと笑う子供の声が、木霊する。

雷門じぃちゃんが姿を消す刹那、確かにその袖を引く小さな手があった。
こっち、こっちと誘うような。

それは勿論、夕顔の手ではない。]


 


          『      』



 


[生ぬるい風が、吹き込んで、幼子の声をかき消す。
りぃん、とどこからか、鈴の音が響く。

お山の向こうへの道は、迷いの道へと変わる。]


 お山の神様は、
 人間に興味なんて、あらへんよ。


[お山の神様は、ただそこにあるだけで。
ヒトが死のうが行きようが、多分滅びようが、どうでも良い。

だから。だから────]


 
 せやから、
   おねぇちゃんが、

           ちゃぁんと。
 


 

         守ったる、からねぇ。


 


[山奥の、さらに奥の、奥。
千代にそびえる巨木があった。
今は人のたどり着くこともないその巨木は、もう随分前に雷に打たれて真っ黒に焦げてしまっている。
その傍らに、割れた大岩ひとつ。

かつてそれは、巨木に寄り添うまろい石だった。

かつてその石には、緋色の縄が幾重にもめぐらされていた。

かつて、その石には……――――]


 あぁ、だから、白やのうて、
 赤やったんね。

[娘は目の前でうなりを上げる獣を無感動に眺めた。
遠くから、人が来る気配がする。
その中に、聞きなれた声が混ざった気がした。

あかん、あかんよ。
来たらあかん。
まだ。
わたしはもう、覚悟を決めたのやから。
これで、終い、と……

腹を裂く熱と、そこから零れる命の赤は、元々緋色の衣装を更に鮮やかに染め上げた。
近づく複数の人の気配に、のっそりと姿を消す獣。

括りつけられた岩に身を預け、細く息をする。
あと、何回。
徐々に弱まる鼓動を数える。
喉を焼くような冷たい空気を、それでも吸い込んだ。]


 
[ただ、ひと目、最期にあん子に逢いたくて。]
 


[支える力を無くした首が、重力に従って傾く。
自然と見上げるようになった巨木を、ぼんやりと眺める。
ここに、本当に。
神様は、おるんやろか。
わたしは、ちゃんと。
およめさまに、なれるんやろか。

わたしは、ちゃんと……]

『どうして、どうして、おねぇちゃん――――!』

[悲鳴のような声に、のろりと瞳だけを巡らせた。
泣きじゃくるあん子の顔が、見えなくて。
嗚呼でも、どうせ泣いた顔しか見れぬなら、数刻前に見た笑顔を最期の顔としても、良いかなぁ、なんて。]


 なぁ、**。
 わたしは、ちゃんと……

   おねぇちゃんに、なれたかな。

[思う間に、世界は黒く、深く、沈んで逝って――――、]


 
 だって、わたし。

 ――――おねぇちゃん、やから。
 


【人】 懐刀 朧

――雷門が消えて――

[日向はたえを山に返したと言っていた。
 子供がいなくなればいい、皆寂しくなればいいと、たえを山に返したと>>1:154
 だが、今いなくなったのはその祖父の、雷門だ。
 得意げにすら見える調子で見たやろ、というのに>>24、怪訝そうな視線を向けた。]

(36) 2019/07/07(Sun) 18時半頃

【人】 懐刀 朧

なあ、日向。
ほんまに、お前がやっとんか?

……嘘は、いらんよ。

[何が起きたか、どうやったか、というのは差し置いて、日向の言っていたことと行動の原理が合わないと思ったのだ。
 雷門はまさしくたえの姿に気づいたように、出ておいで、と呼びながら消えていった。
 もし日向がやったなら、たえを家族と会わせてしまっては、寂しくならんのではないか。
 何か無理をして、自分のことだと言い張っているのではないかと探ろうとする。]

(37) 2019/07/07(Sun) 18時半頃

【人】 懐刀 朧

[それと、直感――のようなものが、日向は違う、と告げている気がする。
 故に、何か食い違いがあって苦しんでいるのなら、それは解かなければいけないと思っていた。
 無論、何か知っているなら事実を知りたいとも思っている。
 この状況のことを、"やっぱり"と受け入れられること、雷門が消えたことに驚きを見せないことは気がかりだったからだ。

 ただ、自分の強面と、相手が泣いた少女であること、それから不幸に流れる日向の思考回路>>22が考慮の外なのが、この藤屋朧のよろしくないところだった*]

(38) 2019/07/07(Sun) 18時半頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2019/07/07(Sun) 18時半頃


懐刀 朧は、メモを貼った。

2019/07/07(Sun) 18時半頃


【人】 懐刀 朧

……定か。

[>>41落ちた杖の方に人影が来るのが見えて、はっと強ばるも顔馴染みであったことに詰めていた息を細く吐く。
 ここに居るということは、定吉もあの瞬間を見たのだろう。]

何が……何が起きたんや。

[おそらく定吉にもわかっていないだろうことをぽつりと零し、改めて日向の言葉を待つ*]

(47) 2019/07/07(Sun) 22時半頃

 たしかにその紫陽花は、
 わたしのものやけど。
 摘んだりするんは、構へんのよ。

[そもそもその花は、本来摘まれるべくして生えたもの。
だけれど、不要な時には触れられぬよう、姿を隠して山中に生いていたもの。

……だった、はずで。
いつから、こんな疎まれるものになったのだったろう?]


【人】 懐刀 朧

[今来たところ、というのと見えはしたが消えたことしか分からない、という定吉>>53に、来た時間は違えど似たようなものだなと息を吐いた。
 落ち着いて考えるのには賛成で、頷いたところに脇から声がした。]

山に迎えられた……
山の神が、連れていく……?

[沼太郎の言葉>>43>>46をぽつりと繰り返す。
 無論、八百万すべてのものに神が宿るということも否定はしないし、自然は神がいるというのは極当然のことだと考えてはいるが、その神がこんなことをするのだろうか。
 いや、しかし、目の前で見てしまったことがことだ。人が透き通って消えてしまった。
 これを人のせいにするよりは、人ならざる力の働いた結果と言われたほうがまだ、わかる気がした。

 そこに、きゃんきゃんと引き裂くような叫び声>>49。]

(65) 2019/07/08(Mon) 01時半頃

【人】 懐刀 朧

――焼いてもええやろが。
焼いても、たえも雷門さんも、戻りゃせんやろな。

[もし、誰かの仕業だったとして。
 人の手によることなら紫陽花の有無では人は戻らないだろう。
 もし、本当に山の神の仕業だったとして。
 そのしるしにこの紫陽花が咲いたのなら、紫陽花を焼けば怒りを買うだけだろう。
 朝顔の言うとおりにして、事態が好転するようには思えなかった。]

(66) 2019/07/08(Mon) 02時頃

【人】 懐刀 朧

そうやな。
駐在さんは話したほうがええわ。

まだ探すにしても、駐在さんの力借りられたほうがええしな。

[定吉の提案>>63に同意する。
 朝顔は夕顔が宥めてくれているようだった。こういった様子を見ると、やはり夕顔が姉なのだなと思う。

 定吉が駐在のもとへ。夕顔は朝顔に。沼太郎の傍には、いつの間にか箕島の白子が来ていた。
 となると、やはり残るは日向を落ち着かせて話を聞いてみるしかないのだが――
 困り果てて眉を下げながら、せめて芙蓉と同じように視線を合わせようかと、床に座り込んだ**]

(67) 2019/07/08(Mon) 02時頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2019/07/08(Mon) 02時頃


 
 そんならわたし、
 ひなちゃんが、綺麗な紫陽花になれるよう、
 皆んなに綺麗綺麗て言うてもらえるよう、
 お祈り、しとくねぇ。
 


 

 そこには…
 そのお花には。

 今は、だぁれもおらんよ?

 今は。だぁれも。

 


 
[雷門じぃちゃんは、
 おたえちゃんに連れられて、
  何処かへ行ってしまったから。]
 


 岩の上でいついつまでも、
 何度でも思うのは。

 あん子のことやった。

 わたしの代わりに善吉っつぁんの
 お嫁さんになったはずの、
 あん子が。

 なぁんもできんかった、あまたれのあん子が、
 ちゃんとお嫁さんやれとるんか、
 心配で仕方なかった。

 わたしはそれを、見に行くことも、
 できぬまま。

 いついつまでも、緋色の花嫁衣装を纏い、
 岩の上で、待っとるのです。


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