175 Arco Mondo -初夏の訪れ-
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どうしてぼくが選ばれたんだろう
[ぼくには出来ない、そう言ったけれど大臣に選ばれたんだ、凄いことなんだよ。難しいなら手伝いをするつもりでやればいいと教えに来た妖精達は言って
何も出来ない自分が役に立てるなら、そう思い頷いてしまった。けれどやっぱり分からない
そんな思いが小さな呟きになる、広場にそれを聞き取った他の夏の使者はいただろうか。]
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[広場の真ん中で、妖精が騒いでいる。何事かと思い、顔を向ける。どうやら、【夏の使者】とかいうのに、選ばれるのが嫌らしい。そういえば、そんな仕事があったなぁと思い出す]
あいつは何であんなに嫌がってんだ?
[働きたくないとか言っているが、どんな仕事だっけと頭をひねる。 >>1を見て、トレイルも分からないのかと、親近感を抱く。 幼い子どもと、いい年した自分を同列に扱う問題に目を背けて。 そういえば、買い出しに行くと言っていたラルフはどうするのだろうかと思いつつ、叫んでいる妖精を見ていた**]
(3) 2014/05/13(Tue) 03時頃
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【-- TO : Miyu=Ma=Argento --】
森の奥、動物と心を通わせし者。
そなたを今年の『夏の使者』と任命し、ここに定める。
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『夏の使者』、補佐役の任を与える。
森でばかり引きこもらず、他の妖精とも心を通わせること。
他、夏の使者に選ばれし者の名は───……
[この封書が届いていたのは、数日前。
渡り鳥の一羽が、わざわざ大臣から届けにやってきた。
話さないことを知っていてなのか、通達係は妖精ではなく。
書面にて、今年の重大な任を受けたのだった。]
(どうして、ぼくが。)
[はからずしも、少し遠くで同じような言葉が呟かれているとも知らず。()
ミイユの唇からは、微かな吐息が漏れていた**]
[トレイルの小さな呟きを聞き漏らさず。]
俺だって、俺が選ばれたのが不思議でならないよ。
[と囁き返す。]
お役人に選ばれるタイプの妖精じゃないと思うんだがな、俺は。
[もう300年以上前とはいえ、あんなことを仕出かした自分が選ばれるとはねえ。………赦された、ということでいいのだろうか。]
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[>>5 サイラスが怠惰の妖精と聞いて納得する。 素直な姿に、最初の態度が申し訳ない気がして、トレイルへ自分から話しかける]
えっと、悪い。俺は夢を見せることが出来るから、 見たければ、言え。 良い夢も悪い夢も見せてやる。
[出来れば、夢を見せることをサボりたいが、自分に出来るのはそれぐらいだ] [>>13 >>14 二人を誘うヴェラ、頷くサイラスを見て]
?ん、果物屋。それなら食いもんだな。 どうせ買い出しがあるんだろ。 全員で行けばいいんじゃないか?
[飴玉妖精とは久しぶりに会ったのだし、話したいこともある。 サイラスやトレイルとはまだ数回話しただけだ。もしかしたら、夢を見せることになるかもしれないし、色々聞いておいた方がいいだろうと考える。仕事嫌いだが、怠惰ではない。もっとも、この場には良い妖精しかいないことを知ったので、誰か一人に誘われてもついて行くのだが**]
(15) 2014/05/13(Tue) 08時頃
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サイラスも?
[囁きに返る声一つ瞬いた後、そういえば自分に会いにきた妖精が他の使者の名前をいっていたと思い出す
自分が選ばれた衝撃で、一体他は誰だったかおぼろ気だが……]
サイラス、優しいし怪我が治せてすごいもん
[にっこり、こっそりと笑いかける
全く使者としては関係ないことかもしれないが幼子にはそれは分からず、思ったまま口にした素直な言葉だった]
[にっこりと笑いかける言葉に救われる思いがして。]
…そうか、トレイル、そうか。
[震える声でただただ呟いた。サイラスもこっそりとトレイルの頭を再び軽く撫でる。くしゃりと髪を握るように。]
ありがとう。
[サイラスの声が震えているのは何故だろう
泣きたいのかなと思った、じゃあ悲しいのかもしれない。サイラス達に会って自分は悲しいのを少し忘れられている
だからこの妖精の心からも、一時でもそんな感情を追い出せればと]
あのね
ぼく、サイラスのこと大好きだよ
[撫でられながら精一杯気持ちを伝えた
きっと皆も彼のことが大好きだ。だから悲しまないでほしいそう思って]
一緒に夏の使者頑張ろうね
なっっ!
[大好きだよと囁かれサイラスの顔はあっという間に真っ赤になる。]
お、まっ
[いきなり何を言い出すんだこの悪ガキは!これだから、子供は!俺が、そういう言葉に、どれだけ弱いと思って…!いやいやいや落ち着け自分、こいつにそういうつもりはないんだ、無自覚なんだ、うん。深呼吸、素数、なんでもいいから落ち着け自分。よく分からないが、きっと俺を元気づけようとして言ってくれたのだろうな。こんなガキに気遣われるなんて俺もずいぶん腑抜けたやつになってしまったものだ。]
う、うん、頑張ろうな…。
[消え入りそうな声でやっとそう返事した。]
[くべて燃えてしまった封書。
中にはあの子供の名前、薬屋のサイラスという綴り。
もう一人は------。]
『他の妖精とも心を通わせること。』
[無茶な任務が来たものだ。
それでも、与えられた任は果たさなくてはならず。
心を通わせるには、どうしても言葉が必要で。]
(だからだ。)
[たった今、唇を動かした、動かそうとしたのは。
仕方なくだ。
それが理由だ**]
???
[今度は何だか真っ赤になって、口ごもるサイラスどうしたというのか
嫌がっている反応ではないし、消え入りそうでも応えてくれたからきっと気にしなくていいんだろう。
相手の心も知らず子供は呑気なものである。
ともかく、今は皆で買い物にいくのだから内緒話は程ほどにしておこうと思った
後でサイラスから話があるようだし、続きはその時でいいかと*]
―藤棚―
ぶ、わっ?!
……なんなのさー、危ないなぁ…
[進もうとした先に蜜蜂の急襲をくらい、
藤の幹から転げ落ちる。
途中でうねりに引っ掛かったまではよかったが、
郵便だよ、速達だよ、早く読むんだよ、と
急襲してきた蜜蜂たちが言うので、彼女たちに届けられたそれを開いた]
……。
……んんん?
[届けられた内容を見て首を思わず捻った。
夏が近いことは、わかってはいるのだけれども
そこにあったミィユの名前にまじまじと文面を読み直したら
内容を知りたがる蜜蜂たちの勢いにまた転がり落ちてしまって**]
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[>>26 ラルフの様子に不安がまた過る。 彼に置いていかれるんじゃないかと。 色んな良い妖精と出会ってましになったような気がしたのに、 彼の行動に怯えている自分が居た]
(手を握ってもいいだろうか?)
[手を伸ばしかけたところで、ヴェスパタインの名前を聞き、 その手を下ろした。―大丈夫かな― 心配そうな口ぶりに、言葉をかけることも出来ず、 赤いフードを被りなおす]
(45) 2014/05/13(Tue) 19時半頃
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[>>27 偉い妖精と言われて目を丸くする。赤い人と言われた理由には、気付かない。オスカー達、眠りの妖精こそ偉いのだが、無邪気な彼の言葉を否定することも出来ず、お願いするかもという言葉に]
ああ、その時はよろしくな
[とだけ返す。赤い人と言われたことには気づかずに]
[>>28 悲しげなトレイルを見て、 何も持っていないのは、自分だって同じだと言おうかと迷っているうちに、サイラスとヴェラ>>34、>>35がトレイルに声をかける。 やっぱり自分は、子どもと上手く接することが出来ない。何故かを考えるが、結局覚えていないという結論に達した]
ああ、分かった。
[>>37 サイラスの言葉に頷き、歩き出す。道中>>40トレイルの言葉を聞き、>>42サイラスの反応を見て]
……いいなぁ
[俺も大好きと誰かに言ってもらいたいと。実際言われたら、赤面するのだが。羨ましそうにサイラスを見た]
(47) 2014/05/13(Tue) 19時半頃
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[>>49 トレイルの言葉にびっくりして、顔を赤くする]
へ?大好き?
[どういう事だと頭を必死に動かした。勿論、好きか、嫌いかで聞かれるなら、好きだと断言出来る。彼の手は暖かいし、なによりほっとする。だけど、トレイルの言う好きの形とは違う気がした。薄い色の中に隠したものが、顔を出しそうな]
……好きだけど、怖いのか?
[不安がぽつりと言葉になり、しっくりきて呟く。少し思い出した。 そして、どうやら自分が、子どもが苦手じゃなく、トレイルの無邪気な目が苦手なのも理解した]
(55) 2014/05/13(Tue) 21時半頃
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[自分の感情を言葉に出したことで、なんだかすっきりする。 何の解決もしていないのだが、 視界が開けた気分になったから、単純だ。 ヴェラに声をかけられて>>58]
ん?ああ、あのときは助かった。 ……そういや、俺お前に何か言ったか?
[そこら辺の記憶が薄いことに気付いた。 向こうも似たようなものだが、 余計な事を言ってないかと今更不安になる]
(61) 2014/05/13(Tue) 22時頃
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[ヴェラにたずねた直後に。 走り出したトレイルに驚く>>59 サイラスと彼の会話で、 ジェレミーという人物が原因らしいことは分かったが、 どういうことだと頭をぐるぐるさせている間に、 サイラスまでもかけて行き>>60>]
……とりあえず、ジェレミーという奴が 悪い妖精ってことでいいか?
[同じく状況が呑み込めていないんじゃないかと 思われるヴェラにそう聞いた]
(63) 2014/05/13(Tue) 22時頃
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[そして、トレイルの耳に囁く。]
…さっき、俺がどうして顔を赤くしたか本当の意味を知りたいか?お前が知らない「好き」の意味を知りたいか?
[弱っているところにつけ込むようで卑怯だが、誰かが側にいてやらないとこの悪ガキが壊れてしまいそうで。気がついたらそう囁いていた。]
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[>>64 彼の記憶力の方が高かった。 そして、自分のいい加減さに自己嫌悪する。 トレイルとサイラスに何があったのか、よく分からないまま。 桜の妖精が怖かったのと、食べ物は覚えている。 彼があそこまで怒っていたのは、 自分が殴ったせいもあるのだがと考えたところで、 現実と昔がごっちゃまぜになっていることに気付いた]
……寿司じゃないか
[あれは上手かったなと状況から離れたことを言い]
(69) 2014/05/13(Tue) 22時半頃
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[>>66 トレイルが切ないのだと、なんで分かるのかと疑問に思えば、水は嘘を吐かないからと言われて]
へ?飴玉の妖精って水の妖精なのか?
[今更、間抜けなことを呟いている間に、 サイラスとトレイルの二人を見失う]
よし、とりあえず 俺が、状況についていけないことだけは把握した。
[もう頭を抱える状態はとっくに過ぎていた]
(70) 2014/05/13(Tue) 22時半頃
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……ぼく
[囁きには少し迷いが生じた
悪い結果が見えているならそんなこと知りたくもない、そう考えたばかりだったから]
苦しいの、怪我みたいに治してくれる?
治してくれるなら……聞きたい
[怪我をして痛くて辛い時はいつもサイラスのところへ行った。最初はジェレミーに連れられ、いつしか一人でも
だからこの辛いのも、見えない傷も治してくれるのなら、そう思って]
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[>>68 必死に現状を把握しようと、ヴェラの言葉を聞き。 そういえば、彼はサイラスの家に泊まると言っていなかったかと思い出す。こっそり、やった覚えてたと感激しつつ]
なあ、アンタ。薬妖精の家って知っているか?
[知り合いだと話していたラルフにそうたずねつつ、 二人のことも心配だが、ヴェラの言うとおり、 市場へ行くべきだろうと考える。自分とヴェラは所詮、旅人。 向こうの事情もよく知らない。 ラルフが、二人を追うなら止めないが、彼が居なくなれば、 悲しい気持ちに押しつぶされるのは、想像がつき 不安がまた顔を出す。 いつの間にか時間がずいぶん経っていた]
(76) 2014/05/13(Tue) 23時頃
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「きもちわるい」
[そう、云われてしまうんじゃないか。
『また』
云われてしまうんじゃないか、ないかって。]
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[>>86 怖いという言葉が聞かれたことに戸惑う。 ラルフに不快な思いをさせてしまったかと考え、不安になる。 そうじゃないと、理由を話しかけトレイルが居ることを思い出し]
…わりぃ、後で話す。 後、別にアンタ自身が怖いわけじゃない。
[一刻も早く言て誤解を解きたかったが、子どもに聞かせる話じゃないだろうなと考えて、そう答えた]
(88) 2014/05/14(Wed) 00時頃
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[>>82 ヴェラの言葉を聞き、また寿司へと頭の中が移動する。 彼と話していると気が抜けて、楽になれる]
行きてぇけど、俺は基本同じところには、 行かないようにしているからなぁ
[正確には覚えているうちは、だが]
(89) 2014/05/14(Wed) 00時頃
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そっか、勘違いしてた、わりぃ。 ああ、まぁそんなもんだろ。
[ヴェラに自分の間違いを謝りつつ、少し落ち込んでいる彼を見て、お前が気にすることじゃねえだろと言う。 ヴェラは、ぼんやりしている方が似合っているという思いと、 いつもの悪い癖が顔を出してきていた結果だった。 つまり思考のぶんなげだ]
……とりあえず、市場へ行こうぜ。
[ここに居たってどうしようもない。 道が分からないから一緒に来て欲しいと ラルフに訴えれば、ともに行ってくれるだろうか 来てくれるなら、さっきの怖いについて説明できるのにとも思う。そして、ヴェラとの再会から、また旅先で会うこともあるだろうと考え、彼にも言っておくべきだろうと考える]
(92) 2014/05/14(Wed) 00時頃
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[>>91 どうして、ラルフが顔を伏せるのだろうか? 状況が動きすぎて、訳が分からなくなるし、 彼の悲しそうな顔は見たくないしで、もう整理が追いつかない。 そのうえ、女と仲良くしている姿を見ると聞いて、 ジェレミーは女を引っかける能力の妖精かと変な勘違いした]
……新種か
[呟いた言葉は誰にも聞こえない程度の大きさだった]
(95) 2014/05/14(Wed) 00時半頃
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[>>96 彼が一緒に行ってくれることに安堵した。そして手を差し伸べられた手を握る。その暖かさを気持ちいいと思うと同時に言わなきゃなと考える]
喉が渇いたんだが、市場って 休憩所はあるか?……そこで、怖いの意味も話す。
[喉が渇いているのは事実だったから、 なんとかそう言えた]
(99) 2014/05/14(Wed) 00時半頃
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