103 善と悪の果実
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善と悪の果実も ………
[くしゃり。赤い布のたてる音は、少女の耳には湿って聞こえた]
…嫌ね
[くちゃり、ぴとり。
赤は嫌いだって何度言っても、よく似合うよと笑う父親を
嫌いにはなれなかった]
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―宴―
[>>1 放蕩息子にちらと視線を流す。 相変わらず、と呆れたような白眼視の後
つと、夕闇伯は窓の外を見た。 騒がしさは此処までは届いてこない。 使用人が歩いていくのが見えただけだ。 だから、まだ、気づかない。
グラスを運ぶ使用人の一人がもう間もなく、と声をかけてくる。 一つ頷くと闇色はゆっくりと立ち上がった。]
―――さて、
[大広間に現れしは栄光の名を持つ館の主。 禁断の林檎の持ち主――夕闇伯は笑みを深めた。]
(6) 2012/09/24(Mon) 03時頃
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[濡れた烏の色は、闇よりも深い。
罪と命を塗り重ねた色。
温度のない、ニタリとした笑みを湛え。
喉の奥を不規則に鳴らした。]
犬は、飼い主に従順なんかじゃない。
喉笛を噛み千切る機会を、今か今かと狙っているんですよ。
――大人しいふりをして、ね。
[濡烏、鉄錆、酸化した銀、煤にまぎれた―――赤。]
[赤く彩られたその髪飾り。
熟れた果実のような色。
金を彩るその赤に、濡烏はつうと細まる。
まるで罪の証のようじゃないか。
金の林檎に滴る赤を髣髴させて、僕は笑った。
そう、―――わらったんだ。]
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[きらきらしきは紙吹雪。 掌の上にそれを受け止めながら、 恍惚と善と悪の果実を見つめた。]
―――嗚呼。
[吐息交じりの感嘆が、*宴の喧騒に蕩けていく*]
(12) 2012/09/24(Mon) 03時半頃
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嗚呼、あれが『善と悪の果実』。
[呟いた言葉はパーティの喧騒に紛れ。
その眼差しを知れるのは、そう。
同じような高さの視界を持つ者以外にありえない。
自慢げに披露する魔女の、露になった白い喉笛を見つめる眸。
今か今かと、時を待つ。
濡烏の眸を向けて――…**]
楽園に果実が落とされるというのならば。
―――――…私(わたくし)は、蛇になりましょう。**
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[不躾な感想を口にしている者が居る一方で、 夕闇伯は壇上の果実の側に歩み寄り、興味を隠さず見つめる。 遠い朧月に焦がれるような佇まいだ。]
かつて歌わぬ小鳥は 殺してしまわれたというが……こうも扱いが違うものかね。
[す、と取り出したのは細かな細工が施された真鍮のオペラグラスのようなものだ。壇上にあり、手にとって見ること叶わぬ禁断の果実の機構、意匠を具に鑑賞、或いは観察するためのもの。]
(19) 2012/09/24(Mon) 10時頃
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[眺める姿は、ある種この果実を 妄信しているかのようにも見える。 細めた瞳に揺らめく感情の色がある。 自身でも自覚しているかどうかは分からないが。]
やはり美しい ――……叶うならば是非手に取って 構造を実際に眼にしてみたいものだな。
[オペラグラスを眼からずらし、 切れ長の眼を細めた。 使用人は失礼のない程度に夕闇伯の様子を窺っている。 ――少々、機械いじりや蒐集癖で浪費が過ぎるところがある、というのも有名な話なのだ。]
(20) 2012/09/24(Mon) 11時半頃
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[垣間見えた少年の笑みに瞬いた、その瞳には
不快も不安もそこにはなく、ただ理由を思う不思議と、好奇心がのぞいていた]
…変な子、使用人かしら?
[おそらくは招待客――果実に惹かれた一人だろうとは思うものの、同列に扱われることへの抵抗は薄れずに、視線を逸らした]
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[>>28 手を伸ばせば届く場所にある果実を眺める もどかしさのある蜜月の時間は、 煙草のにおいと男の声に遮られる。
敢えて、声をかけてきた。 囁くような声の方を、鋭さ帯びた切れ長の眼で流し見る。そこに笑みはない。]
―――、……美しいものを手に入れたい。 自然な感情であると思うがね。
無論ただの、……戯言であるよ……。 嗚呼……よもやこんな席では職業病は出すまいな?
[貴婦人が持つ扇のように 口元をオペラグラスが半分隠す。
対する男は薄笑みを浮かべている。 立ち去る背へ、暫し意図を考えるように視線を向けたまま。彼が身を持ち崩しているとまでは夕闇伯の知るところではないゆえに――だ。]
(35) 2012/09/24(Mon) 14時半頃
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[しかし、戯言と謂った。
―――果たしてそれは、真に本心であると謂えるのか?]
(36) 2012/09/24(Mon) 15時頃
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……、――
[――あの、果実の輝きにあてられたのかも知れぬ、 と、オペラグラスを再び眼に当てることは今は控え、 テーブルからグラスをひとつ手に取った。 やはり、酒ではない。
警官は歌姫と少女の方へと向かったようだ。 一瞥するのは、やはりこの場の“異質”が気にかかるためであった。
>>11 人の合間からトニーと、 挙動不審であった男の二人連れを見つけると、 何の気まぐれか、――或いはこどもの足首に見えるプレート故か、緩やかに歩み寄って声をかける。]
……見えているかね?見るならば近くがよかろうよ。 ところで……彼が連れかね?
[と、トニーが服の端を握っている相手を、流し見た。]
(38) 2012/09/24(Mon) 15時頃
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―大広間にて>>44>>46―
[やはり年齢には似つかわしくない落ち着きをもってトニーは答える。 先ほどのことは別段気にしていないことを 態度で示しつつ、笑む少年と、男を見た。]
……そうであったか。面倒見のよい事だな。
[とらえ様よっては含みを持たせたように聞こえる口調だった。 少しの間、男の方を静かに見つめる。]
(49) 2012/09/24(Mon) 18時頃
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――汚れる?
[トニーの答えを繰り返した。 少年は手を見る。小さく銀のプレートが鳴る音がした。]
ふ、随分と気を遣う。 ……そうそう禁断の果実は汚れはすまいよ。 そも、汚れていないものがあるかね……?
[この街に、この世界に――と、夕闇伯は可笑しそうに謂う。]
殊勝なことだな。 とはいえ身の丈を弁えるのも……長生きするには必要か
[そうして、低く笑ったのである。]
(50) 2012/09/24(Mon) 18時頃
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―大広間>>56>>59― [強調される“偶然”。 夕闇伯は、相手の目をひたりと見つめている]
ああ……。 先程最前列で堪能してきたところでね。
しかし、特等席にはほど遠い。
……――――いかがされた、 そう萎縮せずともよいだろうに。
[落ち着きのない男へ、 わざとらしく指摘する。 く、とちいさな笑いと共に、だ。]
冷たい飲み物でも運ばせてはどうかね……?
[からかうような色を乗せた囁きの後、>>57もうひとつ、別の声が向けられた。]
(62) 2012/09/24(Mon) 21時半頃
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―大広間>>65―
おや、……奥方が臥せっているとは。 このような特別な日に――勿体無い、いや 残念なことを……。
[青年と怯えた男のやり取りに、 するりと感想を滑り込ませる。 男の青白い顔は、なるほど薄暗い世界で始めて手を染めたものが見せるそれに似ている。 ――そんな感想は、おくびにも出さぬまま。
さて、この黒色を主とした青年の物腰、どこぞで見たか、と記憶を探る。]
(68) 2012/09/24(Mon) 22時頃
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―大広間>>69―
嗚呼……ありがとう。これは気に入りでね。
[指先で紫水晶を撫でながら答える。 大広間の明かりを映しこみ、 深い色をいっそう際立たせている。]
なに、知り合いから伝え聞いた誰ぞに 君が似ている気がしただけでね。 まあ、些細な話だ……
[グラスを傾け、視線を林檎のほうへと再び向けた。 怯えた男の抱いた感想どおり、 群がるのは知恵の実を求める御伽噺のようでも、ある。]
(74) 2012/09/24(Mon) 22時半頃
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魔性だな、あれは
[>>70 林檎を見たまま、答えた。 唇の端は再び上がる。]
歌わぬならば歌わせてみたいものだがね……
(75) 2012/09/24(Mon) 22時半頃
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[――それは幼い貴族の少女にも、
見覚えのある髪飾りだっただろうか。
まだ、ブロワ家が栄華を誇っていた頃。
遠い遠い昔。
学者が捨てられた時。
父母が最後の情けにと、持たせた髪飾りだった。
彼らは学者が其れを売り払って生活を凌ぐと考えたのだろう。
しかし、学者はそうはせず、髪飾りを大切に持ち続けた。
黒い蝶の髪飾りと対になる、赤い蝶の髪飾り。
かつてはブロワの屋敷に置かれていた筈だ。
今はもう、売られてしまったのかもしれないが]
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―大広間>>79>>81―
[竦みあがる一挙手一投足を 揶揄するように眺めながらの夕闇伯は言葉を紡ぐ。]
然様か。 ならば、尚のこと前に出て ゆっくり見るべきであろうな、 ……もっとも、言葉で尽くせるとは謂いがたいか。
[ほんの少し首を傾いだ。視線を林檎から 男へと戻したのだ。>>81 黒髪が、さらりと流れる]
……――そうやもな?
[ふ、と笑い含み]
……――誰も聞いたことがないのでは何とも謂えぬがね……主人の前でだけ、というのはなかなか詩的な話ではないか。
(84) 2012/09/24(Mon) 23時頃
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―広間>>83― [笑みを深めて、賛辞への答えとした。 金銭的価値は無論高かろう、 それ以上に蒐集家の心を擽る逸品だ。]
――ほう、そうなのかね。 それはそれは――…… では私の趣味も知れているだろうな、
[くく、と喉を鳴らす笑い。 変り種の蒐集家、その中でも自分が気に入ったものならば節操無く集めているという夕闇伯だ。なかなかの散在具合であるとも謂う。]
佳い趣味をしている、 天球儀は見ていて飽きぬもの、だがあの林檎はそれ以上であろうな。
[好物を目の前にした瞳のきらめきが在った。]
(94) 2012/09/25(Tue) 00時頃
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[>>89 男の声に、そうだろう、と 鷹揚に頷いた。]
遠慮など此処では何の得にもなりはしない。 そうだな――― 俗っぽく謂えば 好事家ならば私財を投げ打ってでも……と謂うであろうがそれでもまだ、足らぬな。あれには。
[男の視線が吸い寄せられる様は やはりあの果実に誘われるようであり。 群がる人々を見下ろす黄金は沈黙を保ったまま。]
……ふむ、……あぁ…… グロリア殿も聴いたことはない、と 私はそう見ているが?
……聴いてしまえば抑えられまいよ、黙っていてもにじみ出てしまおう。
(95) 2012/09/25(Tue) 00時頃
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ヴェスパタインは、ウェーズリーのほうではなく、また林檎を見ながらの答えであった。
2012/09/25(Tue) 00時頃
ヴェスパタインは、ジェフの姿が見えなくなってから、また微かに煙草の臭いを感じ口元に手を当てる。
2012/09/25(Tue) 00時頃
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ああ。 果実を眼に焼き付けてくるが佳い。 いい夜を。
[檸檬水のグラスを掲げて、男を見送る。]
(97) 2012/09/25(Tue) 00時頃
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[>>99 グラスを傾けながら 濡れ羽色の青年に相槌を打つ]
……――ほう、 それはなかなかに興味深い。 悪魔が閉じ込められたとは、なかなか。 紹介してもらえるのかね。
[面白半分に尋ねる。詐欺師の苦笑と知ってか知らずか――]
(106) 2012/09/25(Tue) 01時半頃
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