人狼議事


8 DOREI品評会

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 ――――  ブツ品評会 閉幕  ――――
 
 


 奴隷に喰わせるのは、ヤだな。

[咥内に導かれるまま
男は指先を噛み潰される感覚に小さく身を強張らせる。
爪あとが紅く筋を作るのを見遣りながら
硬質な音を聞いた。
立ち上がった少女の奥は既に濡れていたようで
痛みに陶酔しかけていた熱がまた醒める]

 ふぅん?

[耳朶を擽る囁きに、褐色の瞳を上げる。
導かれる先へ、木製の椅子が待っている事を知ると
眉を下げて笑みを浮かべる。
滴る血はまだ僅かなもの]


[長い針が爪の内側へじわじわと押し込まれていく
肉に埋まる痛みと
爪が剥がれそうで剥れないその感覚と]

 ……っ、もっと、奥
 指が曲がらなく、なるまで

[一点に集中する鋭い痛みに顔を歪めながら、空いた手で彼の押し込む腕を取り、更に奥へと導いた]

 ハメてよ……ね?


[男は、相手に誘われる侭
 針の根が爪の先から見えぬ所まで埋めこんで行く。
 くすくす笑い、手に滴る血は勿体無いと言わんばかりに
 舌を這わせ、舐め取って。]


 競り落としたんだ、こないだの残りのお金で。
 ツィー、あの箱から白い布の奴を取ってきて?

[地下室に運び込ませた箱の中から、彼女にとってこさせたのは大事そうにビロードの白い布に包んだ洋梨のような――しかしサイズは洋梨のような可愛らしいものではないが――形をしたもの。
 布を開き手に取ると、洋梨ならば木に繋がっているであろう部分に、大きな鋏の取っ手のようなものが見える。
 ほっそりとした指を取っ手の穴に差し込んでぐいと開くと、それは丁度縦に四つに割れて大きく口を開いた。
 割れた内側は外から見ると判らないが、凹凸の棘がきっちりと噛みあわされており、その先は、鋭い。]


 随分前に欲しいねぇって見てたの、覚えてる?
 
[くすくす笑いながら、器具を手に取ると。
 無造作に針突き出た指を挟み、ぐと取っ手を握り締めた。
 ぐぐぐと針が内側で曲がっていく感触。]
  

 良く出来ててさ。
 少ない力で、簡単に開くも潰すも出来るんだ。


 横にも動くんだよ。

[お気に入りの玩具の、自慢。
 ツィーの手の中 白い布の中には同じものがもうひとつあり、
 左手で取ると隣に傅くツィーの白い胸を徐に挟み込んだ。
 四つに割れた器具の隙間から、ぐにゃりと柔肉がはみでる。]

 ほら。

[指を横に摺る様に動かすと、その器具の四つ割れた先が横にスライドし、内側に噛み合せられる凹凸がお互い反対に動く。
 ごり、と摺りあわされる其れの隙間から、仄かに薔薇の香りのする赤が滲み出た。]


[ぶつりと音が聞こえた気がした。
指の奥へ入っていく、金属に朱が伝う。
痛みに耐える表情は歪み、冷や汗がじわりと浮かんでいる]

 ……残りのお金?
 ああ、これは……

[忠実な彼女が差し出すのは見た目果実に似た道具。
ぱっくりと開いた実の中は、この部屋の隅に置かれている
鉄の処女にも似た構造だと、男は思う。
ただしあの中に納まっている剣ほどの殺傷力は無さそうだった。
鋭い棘は純粋に長く痛みだけを与え続けてくれるだろうか]

 覚えてるよ。
 これで……挟んだら
 ぐちゃぐちゃになるよね。

[針を刺したままの指が、挟まれた。
針が皮膚を押し上げていく]


 ――――…っ!!

[棘が表から、針が内側から、指先を傷つける。
褐色の瞳を見開いて、男は背を撓らせた。
食いしばった歯
それでも呻きが漏れるほどの痛み]

 ……く…ぅ

[器具の隙間からぼたぼたと大量の朱が毀れていく。
男の中指は暫く使い物にならないだろう
彼の腕に触れていた側の手が強く握り締める]


 嗚呼――ふふ。
 イイ、ね。

[呻く声に眼を眇め 掴まれる腕にそっと手を重ね
 トントンと指で軽く叩くのは、まるで母が子をあやすよう。
 椅子に座った男の膝の上に自身の膝を乗せて体重を掛けててから、自らの指の力を強めて指を挟んだ其れを一度くいと捻り]

 入れて中で広げる事も出来るし、
 金属だから熱する事も出来るんだ。
 此れひとつで色々便利じゃない?

[くすくす笑いながら、彼の指からそっと器具を離す。
 逆にして取っ手の部分を握らせようと]

 君はツィーで遊ぶかい?
 ボクは君で遊ぶけれど。

[それとも?と尋ねるように、首を傾けた。]


[ふわ、と血のにおいに薔薇が混じったきがした]

 ……っ?

[視線を流した先に、ブルネットの女。
豊かな肉が器具に飲み込まれている。
はみ出た白に滲んでいる血から香るのだと、未だ気付く余裕は無く]

 そう、だね
 少しだけ……壊してくれる の
 は

[荒い息の間で掠れた声を紡ぐ。
あやす様に腕を叩かれると、指先を抉じ開けるようにして彼から手を離した。
取っ手を握らされる手の中指から、ぽろりと落ちたのは
針とその先に引っかかった生爪。
第二関節からその先一、皮膚が破れて其処からぼたぼたと朱が流れ続けている]

 イイ、ね。


[上手く握れない、と
離した手へ持ち替えて、
首を傾ぐ彼に、汗の浮いた顔で頷いた]

 遊んでいい?
 こっちのはキズつけても、良いんだよね。

[椅子に座ったまま
男の中心は何時しか其処にも心臓があるかのように
どくどくと脈打っている]


  傷つけても
 壊しちゃってもいいよ。

[言って、彼が器具を逆の手に握るのを見て
 自身が挟んでいた彼女の乳房の其れを、ぐ、と剥がす。
 めり、と音がして、痕も無残な白い肉。

 うっとりとした様子でこびりつく赤を舐め
 こくり 喉仏が上から下へと、動いた。]


 ――彼女もきっとそう、望んでる。

[囁きながら、服の上から狙いをつけたのは彼の熱の中心。
 閉じた器具で服の上からぐりと摩ると、
 器具越しにもその鼓動が骨に伝わってくるようだった。]


 ――少しだけ、が、イイの?

[彼の太ももに乗せた自身の膝に、体重をかける。
 顔を近づけ、耳元で囁いた。]
 


 へえ。全部壊しちゃっても良いの?

[少し意外そうに瞬いた。
血の滴り続ける指を鼻先まで持ち上げ、
ぽたぽたと毀れる赤を目前で愉しみながら]

 ツィー……だっけ
 こっち来て、片方だけじゃ寂しいよね?
 其処にライターあるからさ、これ暖めてくれるかな。

[洋梨のような器具の中、針を熱するように頼む]

 ―――っ、そりゃ
 長く愉しみたい、し。

[スラックス越しにも起立のわかる其処に硬い器具を押し付けられた。
不意打ちの感覚に息を呑んだが、囁かれる音に頷いて
彼の肩口で細かく毀れる墨色を食んだ。
唇で器用についと引っ張る]


 いいよ。
 そのために買ったんだし、

[くすくす笑い、彼の熱をやんわりと器具で挟む。
 まだ手に力は入れない。
 墨色を引かれると眼を細め
 男の其れを重ねようと、自身の口唇を薄く開いた。]

 …――壊すといい。

[囁きを彼に直接響かせるかのよう
 腿に乗せた膝に力を入れ体重を預けて、
 未だ器具はやわやわと 彼の巨物を摩り。
 彼のシャツの釦に、逆の手をかけた。]


[布越しに器具の棘が僅かに刺さる。
昂った熱はけれど醒める気配は無い]

 そっかァ。
 じゃ、遠慮はイラナイよね。

[ちらりと褐色の瞳を流し、胸を赤く染めている女を見遣る。
薄い唇を彼の其れへ重ね、滑る舌で歯列をなぞり
何時力を込められるかわからない期待に
シャツのした、鼓動は高まり続ける]

 っ、

[腿にかかる膝の骨の感覚がごり、と筋肉を押し潰し
男は唇の間から熱い吐息を漏らした。
引き寄せるためか、押しやるためか
肩に置いた手、中指から滴る血が彼の衣服に染みていく]


[血臭が部屋に満ちていく。
灯る小さな明かり。視線を流した先で
器具の冷たい色が紅く染まっていくのを見ていた]

 もう少し……かな
 真っ赤に熱したら、挟んであげるね。

[白い肉が内まで焼け爛れてしまうのを
想像すればまたぞくりと肌が粟立つ]

 いいな、御前。
 従順で優秀な……奴隷の鑑だ

[羨ましそうに彼女を褒めた]


[唇の隙間、漏れる吐息。
 男は目を閉じる事なく、ただ長い睫毛の下
 伏し眼がちに彼の表情を間近で眺めつつ舌を絡める。
 金糸に絡む手指を下ろし]

 …ふ、

[くすくす笑いながら、そっと器具で彼の熱を挟んだ侭手を離した。ただやんわりと挟まれ、鼓動と共にぴくりぴくりと動く其れは、酷く硬質な色。
 彼がツィーにライターを渡す間、男は体を離して棚へ向かう。
 手に取ったのは小さな鈎。
 小型の魚を釣る為に作られたそれは、先にきっちり「かえし」が作られており、刺すと逆の方向からは、抜けない。]


 少しずつ、ね。

[再び塞いだ男の咥内を舌で蹂躙しながら、ぷつり、指は鉤を男の鎖骨の辺りに突き刺した。
 くい、と捻る様に入れると、その先が肌色から顔を出す。

 ぷつり  ぷつり  ぷつり

 鎖骨に わき腹に 乳首に 耳に 首筋に
 色々な場所にゆっくりと刺し、計、20本強。
 口接けを離さずするの様子は、呻く声をも飲み込む心算と同時、埋まる場所を見ることを赦さない態。
 手の中の鈎を全てアクセサリーのように埋め込んでしまうと、爪の剥がれた彼の中指を口に含み手を伸ばし。
 服の上から柔らかく彼の熱を挟んだ器具の上から、ほんの僅かに力を篭めた。]


[褐色の瞳は口付ける相手でなく、ライターを渡した相手を見ている。
彼が離れた僅かの間、肌蹴たシャツも股間に置かれた器具もそのまま、荒く乱れた息を整え]

 ん?

[再び唇を塞がれると、視界が遮られる。
不意に喉の下に抉るような痛みを感じ、男の身が跳ねた]

 ……、っ! ぅ、ン

[かえしを潰していない鈎が食い込み、捻る事でぶつりと皮膚を破り頭を見せる。
何処に刺さるかわからない恐怖は男にとって期待でもあり
咥内を舐る舌を食み、吸い付くように戯れながらも
鼓動は益々高鳴っていく]


 ふ……っ、はは

[時折敏感な所に鈎が差し込まれると、舌を噛み切りそうになる。
じくじくと身体のあちこちが熱い。
漸く終わった頃
解放された唇から笑みが毀れる]

 ね、ツィー……そろそろ良いだろう。
 それ、俺の手に持たせてよ。

[それは命令でなく、お願いの形。
彼女の主人はあくまでも男ではない。
器具の口をぱくりとあけ、熱した棘で彼女の未だ無事な胸元を挟む。
此方の準備が終わる頃、器具を持たぬ手が彼の咥内へ導かれる。
食まれるかと意識を向けた瞬間、下腹部を襲った鋭い刺激に、男もまた手にした器具を軽く握り締めた]


[舌に歯がかかると、胸元に刺した鈎をくいと引く。
 戯れにうっとりと瞳を熔かして、
 薔薇と鉄の香りと味に酷く熱い息を吐く。
 
 ツィーの胸に器具が挟まれると、
 ジュウウウ、という、普段なら食欲をそそる音と共に
 肉の焼ける香りが一瞬であたりに広がった。
 嗚呼、と吐息を零してから、
 秘緒たる男の中心を挟んでいた器具からは手を離す。
 力をいっぱいに入れる事は無い。
 だけれど、其処にそれを置いておくだけで、
 触れもしなくても期待で昂ぶる事を、知っているから。]


 嗚呼… ――っふ、ふふ、
 
[男は自分が刺した鈎の一本一本をくいと指先で引っ張り、其々に丁寧にテグスを結び付けていく。
 かえしがついた刃は、引っ張っても抜けない所か
 更に傷口に逆側からの傷を増やすだけ。
 終わる頃、糸の生えた男はまるで操り人形のようだった。]


 この道糸も、新しい玩具なんだ。

[細く流れる血を舐め、捉える視線は陶酔に近い。
 男の中心の宝石の槍はぐんと薄布重ねた衣を押し上げ
 自身の肩に染みた赤の香りに、更に波打つ。

 渡された消毒用のエタノールの霧吹きを手にし、
 しゅ、と男の体に吹き付けた。
 彼のシャツを肩から落とそうと手を伸ばし
 叶うなら しゅ、しゅ、と体中に噴き掛ける。]


 お湯といい、此れといい。
 最近は熱が好きなの…?


[耳朶を甘噛みしながら囁く掠れた甘い声。

 男は器具を熱するツィーの手からライターを一度取り、
 テグスの手元をさらりと炙った。
 何か特殊なものがしみこませられているのか、
 一瞬で炎が蛇のように男の体へと踊りながら向かい。
 鉄で出来た鈎へと、熱を伝え始めた。

 男の手元、じりじりと燃える其れを持つ手からも白い煙が上がるけれど、男が気にする素振りは、無い。

 ちらとマーゴの方へも視線を流す。
 快楽の波に飲まれたか、まだ理性手放さず恐怖するか。
 どちらでも、男は自分のしたい事を止める気はなかったが。]


[噛み切る事が無かったのは、男でも過敏なその場所を引かれたから。
千切れそうな痛みに男の手にはまた力が篭り
鋭い金属が女の白い胸を焼いてしまう。
はたりと頬を伝った雫が、スラックスの上に落ちた]

 はは……ふ、あは は
 凄いな
 目の前がチカチカする。

[鈎を引かれると皮膚が破れ、血が滲む。
テグスが全てに通されると、男の身は少し動かしただけで引き連れる痛みを伴う事になる。
握力が途切れ、女の胸をはさんでいた器具がからんと床に落ちた]


 玩具……?

[体の内で暴れる熱は未だ出口が見えない。
シャツはするりと肩口から落ち、わき腹の糸にひっかかって止まった。
エタノールが傷口に染みる。
びくっと身を跳ねさせ、低く呻いた]

 あぁ、最近火傷痕が……気に入ってる。
 爛れた皮膚を、擦るんだ。

[甘い声に頷き、擦れた音で囁き返す。
足裏を、彼の中心で主張を始めたものへ伸ばした。
器用に擦り上げられるか、止められるかは彼の心次第]


 ――――っ!!

[と、視界の隅に朱が灯る。
一瞬の事だった。
テグスを伝う火が首筋、鎖骨から乳首にと燃え上がる。
シャツにこそ引火する事は無かったが、上半身を焔が蛇のように踊り、鈎をじわじわと熱していく]

 あ゛……ァ、く

[痙攣するように幾度も身が跳ねた]


[双子がやがて自室に閉じ込めていた少女を連れてやってくる。
器具を嵌めた彼女には、歩く事すら刺激になっただろう
最早感じすぎて其れも苦痛でしかないのだろうけれど
奥に埋めている玩具は、電池もそろそろ切れる頃合]

 っ、Puta……遊びに、きたのかい?

[悲鳴が聞こえるまで、男は彼女に気付けなかった。
かすれた悲鳴があがると、熱に溺れたような表情を向ける。
私室のベッドで見せたときよりも余程、欲情を露にしたその顔で、薄らと笑みを浮かべた]


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