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リー! 今日がお前の命日だ!
【人】 隠れん坊 アヤワスカ ……はい。 (1) 2014/02/17(Mon) 00時頃 |
[消えた命は同じ眷属ならば、真弓や零瑠は気付くだろうか]
家族が増え、また減った。
これ以上減らしたくないなら、守護部隊を倒せ。
ホリーや私がレア吸血鬼なら。
ここにもレアな守護部隊はいるぞ。
[自由を得たホリーの眷属達がどう動くのか。
今まで想像もしなかった現実故に、当然命に従うもの。
その考えしか持っていなかった]
【人】 隠れん坊 アヤワスカ[冬の冷気よりなお寒々しい (8) 2014/02/17(Mon) 00時半頃 |
―周を背負いながら―
[首に声と息が届いても、肝心の牙だけが届かない。零瑠は苦笑いをひとつ。]
単なる食事だよ。えねるぎー摂取。
だから、負けるとか勝つとか関係ない……。
周が、死ぬことになるよ?
もしくは――周が血を飲むまで、他の人の血が流され続ける。要らないのでしょうと、赤子の鳴き声も消されてしまうんだ。
[語るのは過去の話。どんなにハンガーストライキを決行しても、目の前に死体が積み重なれば取り止まなければならない。そうやって、口を常より赤くさせてきた。
そうして、悔やみ、適応しようとする。
零瑠の我儘の為に死んだ彼等へと懺悔しながら、明之進の助言に頼って。]
……あま、ね。
[背から降ろして周のシャツを脱がせる。そうして、、主の言葉通り確かに回復の遅い傷口ごと胴体に巻き付けて縛った。
色の変わった双眸を覗き込む。
どんな紅に変わったのか。知る。]
……じゃあ、方法を変えようか。
[目の前で己の掌に牙を立てた。
視線は周から移さず。
そうして、吸い上げた血を舌先に垂らして彼の肩を掴み、水を含ませるべく唇を寄せた。これ以上辛くないようにとの配慮は、彼の餓えを辛さを助長するだけだとしても。*]
【人】 隠れん坊 アヤワスカ[──矢は。 (16) 2014/02/17(Mon) 00時半頃 |
【人】 隠れん坊 アヤワスカ[駆け出そうとする一歩目を (29) 2014/02/17(Mon) 01時頃 |
お前は何を選んだ?
[ホリーが守護部隊を助けろとでも命じたか。
浮かんだ疑問は直ぐに己の中で否定される。
そこは信用を置いていた。
だからこれは柊の選択だろうと]
【人】 隠れん坊 アヤワスカ[高揚が去れば、再び襲う激痛。 (33) 2014/02/17(Mon) 01時頃 |
[かの将は、世に受け入れられない者の代弁に努めたという。
けれど。
この絶対的な暴君はどうであろう。
お気に入りの玩具だから、か。
それとも零瑠だけに見せた変化、か。*]
この子は、この戦いにはお邪魔でしょう。
[嘯いた。
……一言で説明するのは難しいです。
けれど、あの方は、どうしたら良いのか解らない、
と言った僕をも、許して下さいました。
[難しいと言いながらホリーを語る柊
ククッと喉が震えた]
ホリーらしい。
あれは私よりは優しいからな。
[始祖の前で派重圧に耐えられぬように無言を貫いた
柊が何かを思うほどホリーは、柊に何かを残したのだろう]
ホリーがお前に何を残し、お前が何を成そうと言うのか。
面白い、見せて見ろ。
[その結末に口を挟むつもりは無かった]
― たぶんちょっと前 ―
…、わからないんだ。
[遠く聞こえた声の主探しは置いといて、僕は明にーさんと同じことを言う。
そりゃあ、あんな奴の言ったことだし、もうあっちが消えたのに守ることもない、……って思うけど。
[僕が“お姉様”をそう、呼ぶのは、それだけ僕が子供じゃなくなったってことだ、って自分では思ってる。
“家族”の前だとあんまり、呼ばなくなるけど。
今ならかつて、あえて名前を呼ばなかった人参やピーマンだって、――ほら、呼べた!]
―部隊後方―
ホリー様……理依?
違う、ここじゃあなくて――…
[零瑠以外の者に命じる声と、謝罪の声が聞こえる。何が起きているのか、彼等の居場所が分からない。]
………どうかしたか?
[血の匂いを探して辿り着いたのは部隊後方の。問うのは息も絶え絶えな。]
………は? あまね、が………?
[累々とあるのは吸血鬼の死体。
これでは駒が減ってしまう。
身を探ったが、どこにも吸血の痕はない。つまり。乾いたままの獣めいた咆哮が聞こえた気がして、零瑠は肩を抱く。]
………あぁ。
[こうして呪に苦しむ声を聞けば聞くほどに、零瑠は『人』の心に傷を受ける。
それも望んで居たのに。
何かを吐き出そうとして、何もなかった。**]
僕は家族に、
お母さんに「生きろ」って言われて、どうにか生きてきたから。
なんか、そう言われると「やだ」って言えなくなりそうで……。
[そう言ったのが“お姉様”でなくとも、僕は生きることを望みそうな気がしてた。
その言葉がもう――僕を縛りつける役目しか持たなくなってるとしても*]
勿体無いお言葉です。
[去り際、孤にして万軍の将を見返る
……願わくば、あなたの満ち足りた先に、安寧のあるように。*
はい、お父様。
お姉様は、わたしを祝福して下さいました。
でも本当に望むものには、まだ遠い。
[
身に余る褒美をねだり、堂々と姉に刃を向けた。
この従順は少なくとも、人の言う美徳ではない。
――だが、父を騙しているとは思っていない。
その美徳ではない従順さの下にあるものは、きっと父を愉しませる、ものだ]
そういえば、お父様は慰めについてお尋ねにたられましたね。
何にもなりませんが、空白をあるいは空虚を埋めるものです。
――もう戻らない者に、何かを感じたことはありませんでしたか?
[己の手の中には、ニルヴァーナの銘持つ短剣*]
【人】 隠れん坊 アヤワスカ[薄く開いた眸に、 (40) 2014/02/17(Mon) 01時半頃 |
そっか。リッキィも解らないんだ。
[素朴に同意する。
例えばこれが、黒百合のような放任主義の主でなくて、
思いも魂も縛り上げる縄を、死しても残すような者であれば
また違ったのかも知れないが。
"姉"と呼びつつ『あんな奴』とは、思わず苦笑しそうになる]
リッキィは……『生きろ』に『やだ』って言ってみたい?
[明之進の中には、余りそうした発想はなかったが]
僕も、リッキィには生きて欲しいけど……
【人】 隠れん坊 アヤワスカ[実際は、過ぎた痛みから精神を守るために (44) 2014/02/17(Mon) 02時頃 |
理依? どうした?
お前では、ないの?
[ホリーが誰かに託して落ちたというのなら、
それは護衛を命じられた彼だろうと。
けれど、何度名を呼んでも。
応えるものはなし。**]
[ホリーレベルに匹敵し兼ねない迅さが気に掛かる。
この数日で何があったか]
零瑠。来い。
[この迅さは少し面倒だと、後で来ると自由にさせた零瑠を呼ぶ。
ただ最初に思い付いた名が彼だっただけ。
真弓が守護部隊を放置していた理由は知らないが、
ここから去ったのならもっと優先すべき事が
あるのだろうと判断していた**]
[ホリー・ニルヴァーナは消えた。
自身がそれと同等の者に成り代わることによって。
だが父は――始祖は。
考える、直円ならばまた時勢を見ろ、というのだろうか。
けれど、その時の至るのはいつか、
全ての砂の零れ落ちた後とはならないか。
そも、己では物の役にも立たないではないか。
父による血の呪縛が支配があるのであれば、
独りで為る策は無い、それは直円の言葉だ。
――過ぎる思考に首を振る。
自由になってほしい二人に、
父を討つことを願うのは、あまりにも勝手ではないかと]
―――…、だって、僕、が。
僕の思った通りに生きられて、おまけに誰にも迷惑かけない場所なんて、あるの?
[僕は次の問いにもわからないって答えるつもりだったのに、気がついたら思ったことをそのまま言葉にしてた。
これじゃあ肯定してるのとあんまり変わんない気がする。
そんな場所はこの世のどこにもない。
あえて言うなら、“始祖様”が全てのニンゲンを“家畜”にし終えた後の帝都が、それに一番近くなりそうだけど―――、そんなの、見たくもない]
………ありがとう。
明にーさんがそう言うなら、僕、頑張る。
みんなを置いていったりはしない、から。
……――そっか。
[答えに眉を下げて、しかし笑むような気配がある]
ねえ、リッキィ……もし僕達がこんな風じゃなかったら、
誰にも迷惑かけずに生きられたのかな。
生き方ひとつも取り上げられて、どうしようもないのに、
それでも誰かに迷惑だから、生きてるのが悪いみたいに
思わなくちゃいけないのかな。
[本当に願うことは]
幸せに、って思うのの最低限の事も、できないのかな。
[誰かの幸せを願うには、奪ったものが重すぎる。]
……本当に、誰のお願いも聞くのが嫌だって思ったら。
帰っておいで。
[せめて自分は、叶う限りを許そう。]
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