222 【完全RP】湖畔の村【誰歓】
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―― 回想:ケーキ屋を去る前>>2:169 ―― [お代を払おうとしたら、見事に突っぱねられてしまって。けれどそれじゃあ困ると、なおもカウンターに代金を置こうとすれば、ダイミの姉らしき人物からこのケーキができた由来を聞かされた。]
えっ…じゃあ、尚更貰えないです!
[お返しします、そう言おうとしたけれど。 生菓子であるこのタルトはとても日持ちしそうにないから。ダメにしてしまうよりは、その菫の砂糖漬けの送り主と、これを生み出した作り手に感謝して、美味しく頂くのが、一番良いことのように思えて。]
…やっぱり、いただきます。
[と、小さく告げたのだった。**]
(1) 2015/04/21(Tue) 01時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/04/21(Tue) 01時半頃
んだと?騒いでねぇよ。
あんた以外何があるってんだよ。声が聞こえるとか気持ち悪いに決まってる。
だいたいにして、あんたが声でけぇから、耳鳴りと頭痛がおさまんねぇし。
[怪我人の俺を、その言葉で、声の相手が誰か気付けば、更に頭が痛くなった気がした。]
…あの、変態…
[ぼそりとそう呟いて。俺の声忘れんな。そう言われれば]
…やっぱり、きもちわりぃ。
耳鳴りのほうが、ずっとマシだ。
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―― 回想:ヤニクと別れる前>>2 ―― [「昨日までは」という言葉に、眉を顰める。 おそらく、その言葉の意味するところは]
……そっか。
[もし、もしも。 目の前の友が人狼にすり替わっていたのなら。 このまま、この村から消えて、見逃してくれないかとの思いもあったのだけれど。
よそう、そんな憶測は。
ふる、と弱く頭を振って。 じゃあまた、と挨拶をして別れた。**]
(4) 2015/04/21(Tue) 01時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/04/21(Tue) 01時半頃
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―― 薬屋 ―― [ケーキを持って、家に帰ってくれば、マーゴはどうしていただろう。疲れて眠ってしまっていただろうか。 どちらにせよ、今はそっとしておこうと、色々あったせいでほとんど営業できなかった店のほうに回る。
だんだん朱く染まっていく日差しが、店内に漏れて。 静寂の中、カウンターに凭れかかっていたら、チリンとドアベルが鳴って見知った男が入ってきた。>>2:165]
よう、ヒュー。 夕べはよく眠れたか?
[酒なんか呑んでないだろうな、とジト目で問えば、彼奴はどう返してきたか。 挨拶もそこそこに、ヒューから診断書のことを言われれば。]
ノーリーンさんのとこで…?
[ぴくり、と眉を動かす。]
(9) 2015/04/21(Tue) 02時頃
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…いや、騒いでたし
ちょっと待て。何で、お前の声が俺に届いてんのか、
俺の声が、そっちに届いてんのか
さっぱり分かんないけどよ。俺は何もしてないぜ。
だぁーから、俺は変態じゃ…もうそれでも良いよ。
[なんだかそんな事より大事な事があるから、適当に返した。]
なんで、声が聞こえるんだろうな。
…お前思い当たる節あるか?
[自分は無くもないが。と思いながらフーガの事を考える。
そうだとしても。何がどうしてこうなった*]
―夜―
……今日はあいつ見てねぇな…
[うっかり伝わっていることは気付かない]
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……噂、だけど。 人狼騒ぎ、知ってるだろ? あれからあの屋敷の連中、みんなしてあの高い塔に籠ったらしいぜ。 だから、その、仕事自体…なくなったんじゃねえかな。
[気まずそうに、自分の耳にした情報を提供する。 床屋のおかみさんの噂話は、もはや噂話ではない。 ほとんど事実を吹聴しているから、信じることにしているのだ。]
まあ、一番はノーリーンさんに聞くことだな。
さあて?その様子だと、 傷口はあと二三日もすれば塞がるだろ。 ヒビの方は…そうだな、安静にして全治3週間ってとこか。
[くれぐれも無茶すんなよ、と。 念を押すように告げた。*]
(11) 2015/04/21(Tue) 02時頃
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俺だって分かんねえ。
つーか、どこまで丸聞こえなんだよ、これ。
[全て聞こえるとなると、いろいろ困るのだが。]
さぁ、知らねぇ。
前から、耳鳴りは多かったけど。
[その耳鳴りが始まったのは、父親が女と出て行った後からな気はするが。]
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/04/21(Tue) 02時頃
そうだな。全部聞こえるのは、勘弁だな。
[それは、激しく同意だ。]
俺も、耳鳴りは多い方だけど、特に気にして無かったな。
…耳鳴りか。一つ、共通点だな。他には?
どうして、俺たちが繋がったのか。これが意味するのは……
[自分達が繋がった理由。それは、一体何なのだろうか。
何故か、フーゴの顔が頭から離れなかった。]
…なんだろうな。
[息子を想う父親の顔だ*]
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[やはりか。 何となく、『歌うあひる亭』に連れて行った時の様子で予期していたが。まあ、一杯だけなら。許してやろう。 何せ、新しい出会いや、命の危機から脱したお祝いの一杯だったのだろうし。]
ダメに決まってるだろ。 薬の効果が薄れちまうんだ。
[いけなかったか?というヒューには、正しい知識を植え込んで。 そうして告げられる、凄いな、というヒューからの讃辞。>>14]
何言ってんだ。あんただって、元気なら何かしら 働くだろ?
[そのガタイから察するに、恐らくは肉体を酷使するような過酷な仕事だってやってきたのではないか。]
怪我人、病人は、休むのが仕事だ。
[だから焦るな。そう告げて、笑う。*]
(17) 2015/04/21(Tue) 02時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/04/21(Tue) 02時半頃
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―― 日が暮れて ―― [ヒューが店から立ち去ったら、その足で祖母のもとへ向かう。自分の留守中、マーゴがどうしていたか、話を聞いて。自分の部屋で眠っていることを知れば、ありがとうと告げて部屋へ向かう。
…どちらの飲み物を選んだのかは、訊けなかった。
去り際、夕餉の買い物に向かうと祖母から告げられれば、代わりを申し出たけれど。 傍に居てあげなさいといわれてしまえば、己の心を見透かされたようで気恥ずかしかった。
くれぐれも気を付けて、と送り出して。 そっと、音をたてないように眠る彼女のもとへ向かう。]
(18) 2015/04/21(Tue) 02時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/04/21(Tue) 02時半頃
― 未来:夜 ―
[また、声が聞こえた]
…誰だぁ?あいつって。
[女かと思い、にやにやしているのが声に乗ってしまったか**]
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―― 自室 ―― [必要なもののほとんどを、工房に詰めているせいか、自室はとても簡素なものだ。此方はあちらよりも日の入りが悪いので、机の上には陰でしか育たない植物の鉢が所狭しと並んでいて。 ベッドの横には、仕事場の本棚から引っ張り出して戻すのを忘れた本が、山積みになっている。]
………。
[そうっと、ノブを回す音にすら全神経を集中して、部屋に滑り込むように入れば、息を殺してベッドに近付く。果たして彼女は、まだ寝息を立てていただろうか。]
……マーゴ、
[小さく呟いた声は、酷く掠れていた。 たっぷりと波打つ黒髪に埋もれた、真っ白な輪郭。 閉じられた瞼を縁取る長い睫毛。 薄く開かれた、薄紅の唇。紅い頬。
そのどれもが、美しく、儚く、尊い。
少女の持つあどけなさと、女性の持つ色香の、 その二つが混在するような、稀有な雰囲気に。 魅了されて、やまない。]
(23) 2015/04/21(Tue) 03時頃
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サイラスは、マーゴの額にかかる髪を、そっと指で払う。*
2015/04/21(Tue) 03時頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/04/21(Tue) 03時半頃
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[心臓が、跳ねた。
寝ていると思った人間に、手を取られて。 閉じていたと思った双眸は開かれ、此方を見上げる。 切り取られた二つの黒は濡れて、何かを訴える。
その「何か」が、酷く自分にとって都合の良いものに思えてしまって。
そんなはずはない、落ち着けと何度も命令しても、頭の中ではあらぬ想像が繰り広げられる。
物言わぬ彼女のその瞳は、言葉よりも多くを語る。 きっとなにかを、自分に求めているから。 聞き漏らさぬよう、すべての意識を集中した。]
(28) 2015/04/21(Tue) 04時頃
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[やがて紡がれた言葉に、己が目を見開く。 拒む?どうして?何を、拒むことが? 与えられる情報の処理に、頭が追い付かない。 彼女の言葉の真意を測りかねているうちに、頬に伝わるのはマーゴの体温。 そっと撫でる指先の感触に、顔を歪める。 まるでそこだけ神経が剥き出しになったよう。 見下ろせば、手を伸ばす彼女もまた、何かに耐えるように瞳を潤ませていて。
己の雄が、形を成していくのがわかる。
今にも泣きだしそうなその瞳に居抜かれ、反らすことは叶わない。釘づけされたように見つめていれば、小さな口から吐かれるのは艶を孕んだ荒い吐息で。 ぞくりと背骨を走る快感に、只管、耐える。
彼女の手が伸びてきて、唇を合わせたのだと理解するには幾分時間を要した。 何度も、ぶつけるように触れる唇。そのまま、彼女の勢いに流されていたらぬるりと口内に熱いものが滑り込んできた。
咄嗟に身を引こうとする自分の身体を、彼女は必死にしがみついて、離さない。 ベッドに引き摺り込まれるなら、そこまでは好きにさせたけれど。]
(29) 2015/04/21(Tue) 04時頃
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他にはって言われても…耳鳴りが始まったのが1,2年くらい前からってことぐらいしか、分かんねぇよ。
つーか、
[ぶすっとした声で]
…あんたとの共通点とか、すげぇ嫌だ。
なんで、知り合いでもねぇ、あんたとなんだか。
[共通点に父親がいることなど知りもせず、
そうして、ちょうど、サイラスにケーキを作っていることを言われたあたりか]
なっ…!!!なんで、あいつ知って…!
[そこから声は、途絶え、
時折、眠い、頭いてぇ、気持ち悪いが聞こえるぐらいになるだろう。]
―夜―
[ニヤニヤした声が届いて、声が伝わってしまったことに気付く]
なっ!!誰でもねぇ!!
くそ、これ、めんどくせぇ…!!
[がばりと布団を被って、無理やり思考停止を試みる。
声がしなくなるまでに、あいつが誰か気付かれてしまったかもしれない**]
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っ…マーゴ、待って、マーゴ。
[拒まないで。 彼女の言葉が頭の中でリフレインする。 引き摺り込まれたベッドの上で、なぜか見下ろすのは彼女の方。 心の中で、やっと芽生えて、大事に大事に育てようとした何かが、性急に成長を促される。
ドキドキと早鐘を打つ胸は、痛くて。苦しくて。 圧し掛かられている彼女の重みが、こんなにも、愛おしいのは。]
(俺は、この子のことを)
[恋心だと自覚すれば、さらに今自分の置かれている状況に混乱した。何故?何故彼女は、自分を煽るようなことをするのだ。]
(43) 2015/04/21(Tue) 11時半頃
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[正直に云って、女性を抱いたことなど無い。 聡い祖母との二人暮らし。禁欲生活に近い環境下で、年頃の青年が内包する欲望はすべて、薬の勉強に費やしてきたから。 あるのは知識と、なんとなく、想像だけ。
痛いほど主張する自身の熱を、マーゴに知られるのが恥ずかしくて腰を捩る。けれど逆に布に擦れて、快感を生み出しぎゅっと目を瞑って耐えた。
己のキャパシティいっぱいいっぱいの状態で、脳みそはすでに熱でやられてしまっているのに、彼女は許してくれない。
手が取られ、その行き先をぼうっと目で追う。 辿り着いた先は、彼女の形の良い双丘。 掌に伝わる感触は、今まで触れたこともない柔らかさで。途端、頬に熱が集まるのがわかる。 信じられない、という顔でマーゴを見上げれば彼女は切なそうに、そして酷く妖艶に囁いた。>>31]
(46) 2015/04/21(Tue) 11時半頃
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忘れたい、
[鸚鵡返しのように呟く。 それはきっと、昨夜彼女の身に起こった出来事からくるもの。忘れたい、塗り替えてほしい…つまり。]
(俺じゃなくたって)
[誰でもいいのだろうか、と。 そう考えたら、悔しさと、憤りで、目の前が真っ暗になった。
押し倒している彼女の肩を、ぐいと押して。ひっくり返った彼女の上に、ゆっくりのし上がる。
―――思えば、あの日。 あの中庭で初めて見た時から、恋に落ちていたのかもしれない。なのに鈍い自分は己の心にすら気付かず、結果こうして、こんな形で自覚した。
好きな女の身体に触れているのに、現に自身の身体は暴れだしたくなるほど凶暴に彼女を求めているのに。 「彼女の心は、此方に向いていない」 その事実を思うだけで、心の中が酷く空っぽだ。]
(47) 2015/04/21(Tue) 11時半頃
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[身体だけでも繋がれば、この穴は満たされるんだろうか。誰に問いかけたところで答えはない。
紅潮した頬を、まあるいおでこを、ゆっくりと何度も何度も指の腹で撫ぜる。愛しい、愛しいと愛を囁くように。 それから、先程彼女がしたような激しいキスとは打って変わって、己の唇を、彼女のそれにやんわりと当てた。 力の抜けた柔らかい粘膜を、飽きもせずずっと、向きを変えながら食む。そうして、やがて触れている体温が一緒になったら。 そっと唇を付けたまま囁いた。]
…終わったら、 ケーキ 食べようね
[好きだ、愛している、と。 そう告げることが、できなかった。
彼女が求めているのは、記憶の上書き。 自分からの愛の告白ではないと、そう思ったから。*]
(49) 2015/04/21(Tue) 12時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/04/21(Tue) 12時頃
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[手に入らないと思えば思うほど、己の心は悲鳴を上げる。けれど哀しいくらい身体は正直に彼女を求めていて。 傷つけないよう、壊れないよう、彼女を抱く。
だけど、勘違いしそうになるんだ。
絶頂を迎えるたび、絡み合う視線の先、彼女の深い色の瞳が。泣き笑いのような微笑みが。 己の身体を閉じ込めてくれる、その細い腕が。
―――彼女もまた、自分を愛してくれているのではと。
引くつく喉から、何度。 愛している、大好きだと出かかったか。 双つの蒼から零れ落ちた雫は、マーゴの柔らかな身体に落ちて流れていった。
せめて彼女が、相手の男を忘れられるように。 己の存在を刻み付けるように、腰を打ち付ける。
しかし、慣れない行為と快楽と疲労の波は、初めての身にはあまりにも大きすぎて。
何度目かの絶頂を迎えると、倒れこむように意識を手放した。]
(62) 2015/04/21(Tue) 16時半頃
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[意識が浮上した時、マーゴはまだ自分の腕の中に居た。汗で張り付いた髪の毛をそっと掌で除けてやる。 安らかに寝息を立てるその寝顔が、愛おしくて。 思わず腕の力を強めて、抱き締めた。
自分以外に、彼女のこの姿を知っている奴がいると思うと、気が狂いそうだったけれど。 今は彼女の身体を綺麗にするほうが先だと考え直して。
眠るマーゴの額に、そっと口付けて、起こさぬようにベッドから降りた。
キッチンには買い出しから戻った祖母が夕餉の支度をはじめていた。 お嬢さんは?と訊かれたから、疲れて眠ってるとだけ答えて。それから手桶に沸かしたお湯とタオルを持ち、自室に戻って彼女の身体を丁寧に拭った。
食事が出来上がって、マーゴの身体を揺すってみたけど、随分ぐっすり眠っているようだったから。 結局彼女が翌朝目覚めてくるまでは、そっとしておくことにした。]
(63) 2015/04/21(Tue) 16時半頃
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―― 現在:薬屋 ―― [祖母とともにハーブティーを啜っていたら、ようやく彼女が起きてきて。 朝ごはん、あるわよという祖母と一緒に、青年は昨日食べ損ねたケーキをカットして皿に盛る。 まさか彼女が昨日、新しい年を迎えたとは思いもよらず。]
朝からケーキなんて、豪勢だね。
[などといいながら、努めて明るく、いつも通りに振る舞おうと思った。]
ケーキ屋が言うにはさ、ここのケーキが好きな女の子が、この菫の砂糖漬けをケーキ屋に贈ったんだって。
それでこの試作品ができたらしいんだけど… 渡せなさそうだから持ってってくれって。
[そう告げた時の彼女は、どんな顔をしていたろう。]
(64) 2015/04/21(Tue) 16時半頃
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―― それから ―― [お世話になりましたと挨拶をする彼女に>>61]
…屋敷まで、送ってくよ。
[と申し出た。 もう少しだけ、傍に居たかった気持ちもあるが、昨日の人狼騒動の後だ。どんな危険があるか分からないから。新たな犠牲者が出ていたことなど、青年はまだ知らない。*]
(65) 2015/04/21(Tue) 17時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/04/21(Tue) 17時頃
/*
体調もだいぶ良くなりました!
多大なる負担をおかけしてすみませんでした!
とりま現在軸に追いつきます!
ちなみに、ドナルドとは別に塔の連中を惨殺するのは不味いですかね?
/*
いえいえ、体調が戻られたなら良かったです!
塔の連中を惨殺ですか?
ノーリーンが大丈夫なら良いのではないでしょうか。
−前々日・湖畔−
[取り込んだ女の記憶が激しく抵抗を見せる]
なかなかどうして、意志の強い女だ。
[身体を無くし、記憶だけの存在になり下がったというのに、]
面白い!逆に私を喰い殺そうというのか!
[意志と意志がぶつかり合う。
もちろん負ける気はさらさらないが]
・・・!
[何かを見た瞬間、相手の意志の力が跳ね上がる]
・・・いいでしょう。今は引きさがりますが、もう貴方は逃げられない。
精々自分が別の何かになっていくのを楽しんでください。
[一度主導権を手放せば、フランにの意思に寄り添うように、意識の海へと沈んでいった]
|
―― 回想:ケーキを囲みながら ―― [まだ少しぼうっとしていた彼女の顔は、ケーキを見た途端、覚醒したようだ。真っ白な頬にぱっと花を咲かせてふんわりそれは幸せそうに笑んだ。
そんな彼女の姿を見れただけで、ケーキ屋まで足を運んだ甲斐があったものだと。 このケーキを譲ってくれたダイミに感謝せねばと。 そんなことを思っていたら]
え、これを贈ったのって、マーゴだったのか。 …わかった。伝えるよ。
でも、折角なら、直接言ってやってくれ。 きっと喜ぶから。
[彼女の告げる内容に驚く。 マーゴが、今後あの屋敷から、村の皆の前から姿を消す覚悟をしているなど、自分には考えもつかないから、直接言ったらいいなどと言葉を添えて。
結果的にダイミの為になったことに、こりゃひとつ貸しかななんて思って、ひとり笑った。]
(79) 2015/04/21(Tue) 19時半頃
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