人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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[ 
隣に立ったリカルダの顔を見やる。
わずかに動いた表情単なる強張りのようなそれが、
微笑みであったことは伝わっただろうか、知れない]


[恐れは無い。

感情はもう遠くへ行ってしまった。

大丈夫、何も感じない。
苦しいことなど、どこにもない。
だから――]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[>>1成長した周の大きな手が、
短く切り揃えられた絢矢の黒髪を撫でる。

絢矢は菫色を地に落とし、小さく首を振った。

周やサミュエルはとうに気付いているだろう。
絢矢は──与えられる情愛を
どこか拒んでいる節があった。]

(4) 2014/02/10(Mon) 00時頃

[そ、と頭を下げる。

 ……承知しました

[応えは家族以外の目のある所に立場を弁えて、]

 この命に換えても。

[続く言葉は魂からの声だった。]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[庇護されてはいけない。
寄り掛かってはいけない。


────この手は未だ、贖いを終えてはいない。*]

(8) 2014/02/10(Mon) 00時半頃

― 回想:明にーさんと ―

うん。

[僕は前の世界で持ってた温かさをまだ覚えてる。
誰かに頭を撫でられた時の、誰かが傍についていて、僕が眠るまで背中を撫でてくれた時の。
ささやかなお揃いや特別を得た時の。
覚えてても触れないそれらが明にーさんの手に宿っているような気がして、僕は手を重ね合わせて目を閉じる]

うん、僕は、……平気。

[身体が痛いのはしばらくすれば治っちゃうし、そうじゃない痛いのは、もうどこか遠くのものになっていた。
笑う赤い目と引き換えに]


[ある晩に、僕は明にーさんの巾着の中身を見せてもらった。
鏡か……あんまり顔がうつらないようにしないと。
でもなんでにーさんは鏡を壁にむけてるのかな]

きれい……!

[その答えはすぐに映し出された。僕はまだはしゃぎ方を覚えてたみたい。
花の名前は分からなかったけど、とにかくこれって明にーさんの特別なものだよね]


…僕も、言ってないことがあったっけ。

お母さんの名前、……「ハル」っていうんだ。僕みたいなただのハル。

[ささやかなお礼のつもり*]


隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/10(Mon) 00時半頃


-現在-

軍功たて放題ですかあぁぁぁぁぁぁあ?
それ贔屓になりません?

[あぁ、性格も変わってしまったらしい。]

僕は最前線の尖兵ですかあ?
それとも軍師ですかあ?

どちらにしろ、軍師独り占めキタァァァ!!


…・・・軍師とか言ってないで。
貴方も前線に出なさい。

自分で相手を倒さない新入りの為に動いてあげるほど、みんな優しくは無いわ。

[こんな性格になってしまって
支配者の顔が見たいと言われても仕方ない。

まあ、それはそれとして。
せめて実績は残せと釘を刺す事にしたのだった。]


[家族に刃を向けるもの、全てへと牙を剥く。]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

─ 波羅宿 ─

[>>7帰ろうか──の声に、伏し目がちに頷く。

安吾の朗らかな笑みから目を逸らし、
瞳はただ、進む先を見据えた。

周の手も、安吾の笑顔も。
いくら目を逸らそうと、
絢矢の支えとなっていることに変わりはない。

しかし十六の少女に、
まだそこまで己の弱さを認める強さは備わっていない。]

(18) 2014/02/10(Mon) 00時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[わかるのは──。
>>14離れて行った手の後に
触れられていた髪よりも、胸の奥が冷えてゆくことだけ。

──それでも。
絢矢はそれを己の裡へと封じ込め、
いつか来る未来で目的を達する為に、
何者にも依存しない強さを理想とし、己の足で立ち続ける。]

(19) 2014/02/10(Mon) 00時半頃

― 初陣前 ―

[僕が戦い方を学ぶうちにできるようになったことがある。
相手の表情をよく見て色々と読み取ること。

付き合いが短い相手だと分かりやすい相手しか読めないけど、
“家族”ならほんのちょっとの変化でも問題ない。

真弓ねーさん、笑ってる。なら、昔の話をすればもっと笑えるようになるのかな。
でも、昔の話をするためには――まずは生き残らない、とね*]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[報せを受けた絢矢の貌には、
もう僅かな緩みも残ってはいない。

張り詰めた弦のように
再び真っ直ぐに顔を上げると、
怪我はないか──との安吾の問い>>17に頷いた。]

(22) 2014/02/10(Mon) 01時頃

あのぉ!ホリー閣下ぁ!
軍功…………いただくのは有り難いですがぁ!

すこーし、作戦があるんですぅ!
僕がぁ、最前線に出ますからぁ!!
味方に任せて逃げようって気まったくありませんからぁ!

数人でいいのです閣下ぁ!
僕に勢を率いる許可をくださぁい!

必ず

殺せる算段がついていますよお。


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 始祖──。

[絢矢は──まだ始祖を直接みたことがない。

ジャニスの脚を容易く砕き、
たった一人で一部隊を壊滅せしめる力を持つ
恐るべき化け物である──と、隊員から聞くのみ。

周とサミュエルは始祖を見、対峙した数少ない隊員。
その際何があったかは教えてもらえなかったけれど、
周の口調から、某かの因縁を感じ取り、
僅かに思案げに菫色を後方へ流した。]

(23) 2014/02/10(Mon) 01時頃

まぁ、そう言うんなら。
良いわ、けど閣下は止めなさいね。

[そう言うと数名の吸血鬼に直円に付く様に命じる。
彼らは渋々と言った様子で付き従う。

無論、直円がそれなりの成果を出せなければ袋叩きにするぐらいの心算だった。]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[刀を研ぐ暇がない。

聖水銀の力で顕現した得物ではあるが、
実戦を終えた絢矢はいつも刃を丹念に研ぐ。

夜の庭園を流れる川の如き
漆黒の刃紋が砥石と触れる涼やかな音を聞いていると
波立たぬ表情の下で漣だった心が
穏やかに凪がれてゆくのを感じられるからだった。

厭な予感──予兆とも言うべきものを感じ、
絢矢の表情はいつになく翳りを帯びた。]

(24) 2014/02/10(Mon) 01時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[絢矢の手が、
鞘の下緒に絡む若草色の菊結びを握る。

あの日、孤児院から持ちだした寄木細工の箱の中には
この飾り結びが入っていた。

養母に教わって、
何度も失敗しながら一生懸命作った飾り紐。
当時は無意識だった選択が、
記憶の中の母が手遊びに作っていたものだったと
知ったのは試練の夜の明けてから。

五年の歳月を経て、
血塗れたTシャツは流石に処分したが、
これだけはずっと捨てられず、
御守のように身に付けていた。]

(35) 2014/02/10(Mon) 01時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[変わるものがあり、変えられぬものもある。

成長し、世が世なら
思春期と呼ばれる年齢に達した絢矢の貌は
母──芙蓉の面影を宿し、
唇は紅引かずとも薄紅に濡れるようであった。

日々の鍛錬で筋肉のついた躰。
けれど、人よりも華奢なところ相変わらず。
背だけは間もなく五尺になろうかという処。


──陸軍駐屯地の惨状を目にした菫色は、
秒に満たぬ時間、震えて瞑目した。]

(37) 2014/02/10(Mon) 02時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

─ 陸軍駐屯地 ─

[安吾の部隊が駆けつけた時、
既に隊長──檜江春樹は血の海に沈んでいた。

報せは周が敵と切り結びはじめてから届き、
そのまま中央突破を試みそうな勢いの周へ
絢矢は静かな声を掛けた。]

 周ちゃん、駄目。
 多分──ここは落ちる。

[敵の士気が高すぎる上に、
自軍は隊長の死によって連絡系統が乱れ始めている。]

(41) 2014/02/10(Mon) 02時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[横からの敵を警戒し八方に視線を走らせながら
周と背中合わせに小太刀を構え]

 ボク達は退路の確保に──

[後方を守るよう伝えようとした矢先、
涼平が先へと駆け出した。]

 ──!


 涼ちゃん──…

[絢矢はその行動に僅かに目を瞠り、
刹那の逡巡の後、
その背を狙う鬼を牽制しながら後を追った。]

(42) 2014/02/10(Mon) 02時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 『退路を塞がれた!!』

[後方から、別部隊の隊員の声が上がると、
涼平を追っていた絢矢の足は止まる。]

 …────、

[一瞬迷う素振りを見せた後、
周に涼平を追うよう視線で合図を送り、
自分は後方の退路確保の為、周達とは逆方向へ走った。]

(45) 2014/02/10(Mon) 03時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[退路を囲むように布陣された鬼の数は想定以上。]

 ──、

[踵が砂を噛む音に自身の緊張を知り、
一歩下がりながら群れの統率者を眼で探す。]

(47) 2014/02/10(Mon) 03時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 安吾さん、応援を。

 上を取られてる。
 この人数じゃ──…

[不利──。

人数差、地形の不利さを鑑み
呼んだ安吾に絢矢は告げた。**]

(49) 2014/02/10(Mon) 03時半頃

隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/10(Mon) 03時半頃


本命の到着だ。歓待してやると良い。

[突入して来た隊員達は若い者も多い。
それこそ眷属達に近い。
そして何処か聞き覚えのある名乗りも、鋭い聴覚が聞き取れば
邪悪な邪悪な笑みと共に、抗えぬ呪詛の命令を下す**]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[聞き慣れたエンジンの重低音。
音のする方へ顔を向ければ、巨大な単車を乗り回す
白い軍服の少女が群れの向こう側に見えた。]

 ッ───

[息を吸ったのは驚きが為ではない。

鬼達の視線が逸れ浮き足立った一瞬に、
距離を詰めて最後尾の一匹を仕留める。

無防備な背を、肋骨の下から黒刀で貫き、
柄頭に両手を掛けて更に踏み込み、
心臓まで刃を通す。

一瞬で絶命した鬼から刃を引き抜き
紅の軌跡を撒き散らしながら
気付いた別な一匹と切り結ぶ。]

(61) 2014/02/10(Mon) 09時半頃

[やっと、主から外出を許された。
 先輩となる吸血鬼の同行が条件とされたが、
 始祖に献上する供物を選ぶ仕事を任されたのだ。

 およそ5年、ほぼ全てを鳥籠の中で過ごした若鳥には
 贄を選ぶ土地勘もなにもありはしないだろうと、
 先輩吸血鬼は明之進を連れ回そうとした。

 上手く行けば自分の手柄、失敗すれば明之進の粗相、
 そういうことに出来るのだし。]

 ……あの、この辺りに行ってみませんか。

[そこに若造が口を挟む。手にした地図には、
 この日のために調べたらしき書き込みが随分とあった]


 ……――違う。

[丹念に探して、零した嘆息。

 ああ、もう――4年以上が経っているのだ、
 孤児院などとっくに出て働いている者もいよう。

 なるべく多くの贄を選び出そうとする先輩に向けて、
 硬い顔で首を振って見せる。]

 ここにはいません。……行きましょう。

[世間知らずの若造が、という顔をされた。構わない。]


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