人狼議事


104 路地裏の因果律

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[深夜。

名前は知り合っただろうか──、シーツにくるまる女の寝息を確かめた後、静かに抜け出す。

グレッグの家を回ってみたが、合図をしても顔を覗かせる気配は無い。
舌打ちして、その場所を離れる。]


[金貸しの家の鍵の型を手に入れる算段はついていた。
抜かりないはずだ。
後は、ヴェラが仕事を易く片付けてくれるかどうかだが。

借金の返済期日が近づく中、グレッグが先に“仕事”を焦らないかと危惧しての事だったが。
また、次に捕まえて話をしておけば済むだろうか。

そんな事を考えながら、路地裏を進んでいた時だった。]


 「…何してやがった?」

[不意に背中にかかった声。
聞き覚えの無い物だと思って振り返る。

そこにあったのは、昼間、路地裏で因縁を付けられたあの目つきの悪い男。
軽くあしらい、その場を離れようとしたが。]

 「何してたんだ、てめぇ。」

[繰り返す言葉に、去ろうとしていた脚を止める。
見ると、男の顔に鋭い疑惑に満ちた、だが、下衆な薄汚い笑みが浮かんでいた。

ようやく、気付く。
ただの通りすがりに出くわしたのでは無い。
つけられていたのだと。]


[――脅し。

そんなもの。]

 …くそ……。

[弱みになりそうなものは、片っ端から排除するしかない。
たとえ、それが小さな思い込みでしかなかったとしても。
もう二度と男は、それを許す事も躊躇う事も出来なかった。]

 …糞が。畜生…、畜生。

[また、自らの手を汚す気はなかった。
だが、間違えばそこに倒れていたのは自分の方だったかも知れず。

ただ、憤りを吐き捨てるのは。
ヘマをした。俺が、また殺ることになるとは。]



 くそったれ――。

[倒れて動かなくなった相手をその場に置いたまま、男は足早にその場を離れた。]


【人】 風来坊 ヴェラ

―― 朝 ――
[仕事は得た。
この報酬があればしばらくは金に困ることもないだろう。

コリーンとたわいない話を交わせば、ほどなく寝床への道をたどった。
 路地がうすぐらいのはいつものことで、時折、さしまねくような声が聞こえるのもいつもの、こと。]

ぐっ。はぁっ、はぁっ。

[悪夢がこの身をさいなむのもまた、いつもの、ことだった。*]

(7) 2012/10/20(Sat) 21時半頃

風来坊 ヴェラは、メモを貼った。

2012/10/20(Sat) 21時半頃


 あの

[静寂を破るように脳裏の声で謂う]

 お名前、
 良かったら、教えて。

[気配にあるのは、知り合いである気がするのだが
 誰だかまでは掌握出来ない。]

 私はね、コリーンって謂うの。


風来坊 ヴェラは、メモを貼った。

2012/10/21(Sun) 20時半頃


【人】 風来坊 ヴェラ

[たいていの死者の声は形にならない。
けれど、人が静かだ、という場所でも彼の耳にはうるさすぎた。



時折、意味をなした言葉が飛びこむ。
幼い日、ひとりだけ、やけに鮮明に飛び込んできた、こえ。

彼女も、もう、いない。
彼の顔に傷跡だけをのこして―――。]

(34) 2012/10/21(Sun) 20時半頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[また、新たな死者が出た、と。
ひそやかに、すばやく広がる。

知らぬこと、はたやすく死につながりかねなかった。
この場所では。]

また、か。

[ふと頭上を仰ぎみれば、今にも泣き出しそうな曇り空。

バーへの道を歩む。
うつむき加減に、足早に。]

(42) 2012/10/21(Sun) 22時頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[バーの扉を細く開くと、静かに身を滑り込ませる。
見渡した店内に目当ての男をみつければ、隣へと腰をおろす。]

待たせたな。

[こちらに気づいた顔なじみのバーテンには、いつものを、と視線で告げて。]

それが?

[昨日言っていた鍵型かと、袋に視線を向けた。]

(48) 2012/10/21(Sun) 22時半頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[袋の中を確認してひとつうなずく。]

2、3日あれば。

[それで間に合うか、と男に首をかしげてみせた。]

後払い、か。
前金くらいは払ってくれるんだろうな。

[その程度の用心は働くようになった。
なにもかも周りがそろえてくれた昔とは違って、ここには自分しか、いない。]

よりごのみもしてられないんでね。

[条件があえば、引き受けたろう。

強い酒が舌をやく。]

(51) 2012/10/21(Sun) 23時頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[1日と告げる男に難しげな顔で眉をぴくと動かす。
 ちらと視線が向けられる先には、窓。

昼間の明るさではないが、まだ夜の帳がおりるにはいささか早い時間。]

ほんと、無茶を言ってくれるぜ。
・・・夜まで、だな。

[いい値を払うという男に、それでいいか、と念をおす。

紙幣を無造作にポケットに突っ込むと、いささか丁寧な扱いで袋を手にした。]

たのむぜ。

[火の粉がふりかからないことを祈る、と口の端をあげた。]

(53) 2012/10/21(Sun) 23時頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[明日までに仕上げるとなるとそうそう長居はできない。

まだうすくグラスに残る酒をそのままに、席をたつ。]

じゃあ、な。

[金のほうはたのんだぞ、とひらひらと手を振って**]

(54) 2012/10/21(Sun) 23時頃

風来坊 ヴェラは、メモを貼った。

2012/10/21(Sun) 23時半頃


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