人狼議事


228 【誰歓人狼騒動】滄海のカタストロフィ

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ソフィア! 今日がお前の命日だ!


【人】 徒弟 グレッグ

[遠のく意識の中、狼の遠吠えを聞き――後悔の中、事切れた**]

(0) azubu 2015/06/27(Sat) 22時頃

【人】 徒弟 グレッグ

―甲板にて―

[遠く遠くグロリアの声を聞いて、ぴくりと顔を動かした。それは、形作りきれない自嘲]

(お似合いかもしれないな)

[さんざ人を殺し、人狼に生かされて、間違った相手と手に手を取り合って、惨劇の被害者として帰還する。そんな滑稽な図を想像していた*]

(25) azubu 2015/06/28(Sun) 00時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

―海の上―

[泡を立てる事もなく、水中から海面へと浮上する。霧がはれ、白い船が姿を現していくのを見上げていた]

――リツ。

[友人にしてはいやに明るい声で名を呼ばれ、振り返る]

っな……、

[子供の様な笑みへとっさに出せる言葉はなかった。気持ちよさそうに回って笑む彼から目を逸らす]

(26) azubu 2015/06/28(Sun) 00時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

サイテーの気分だよ。

[リツと正反対の、苦虫かみつぶしたような顔]

枷が外れたって、
なんでそんな顔できるんだよ。

俺はお前に酷い事沢山言ったし、
お前を殺したし、

[恨まれているだろう、と思っていたのに*]

(27) azubu 2015/06/28(Sun) 00時半頃

グレッグは、おやすみーっ**

azubu 2015/06/28(Sun) 01時半頃


[女は何でも食べる。
 人狼族の中にはレインのように人の肉以外はほとんど口にできないものもいるようだったが、女はあまり気にせず何でも食べた。

 人の食べ物も、人の肉も、感情も。

 その中でも女は人の感情が、何よりも負の感情が好きだった。
 不安より嘆き、嘆きより緊張感、緊張感より恐怖が好きだったから医業は天職とも言えただろう──もしかすると、逆かも知れないが。

 人の肉を食べたいという衝動がわき起こる時もあったが、病院で勤務していれば人の肉を手に入れるのはそう難しくない。]


【人】 徒弟 グレッグ

[>>28頬がぴくりと動いた]

……どうだろうな。
生きても地獄、死んでも地獄。
そんな気分だよ。

[船を眺めて]

人狼として生きるのはどうなんだろうな。
いつも演技して、気ぃつかって生き続けるのは……

[浮かべるのはナラーヤでの日々。彼女は実に人の世界になじんでいた。離れて暮らす姉のようにのんきに慕っていたけれど、彼女はどんな思いで暮らしていたのだろう]

(34) azubu 2015/06/28(Sun) 12時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

[>>29リーの名が出て、眉をぴくりとあげる。度々感じた黒い力と彼の黒い魂の関連が固まる]

――言いたい事言ってたよな、お前。

[感情に囚われて言えなかった言葉が、今はすらすらとでてくる]

前向いて、いい顔してたよ。

[笑顔を向ける――少し皮肉交じりの。純粋な笑顔に変えようと笑いなおしてみるけれど、うまくいかなかった]

(35) azubu 2015/06/28(Sun) 12時半頃

[ただ、それだけでは時折物足りなくなるのだ。

 ──もっと、もっと。

 それは人狼族の持つ本能のようなもの。
 ボールを投げられた犬が喜んでそれを取りに走るように、目の前で猫じゃらしをちらつかされた猫がそれに飛びかかるように。
 脳の一番奥深く、古い旧い衝動が頭をもたげる。

 そういうときに、長い休みを取って、こうして旅行に出るのだ。
 人を食らいつくしても、大抵はどこかの消えそうな集落だったりするから、姿を眩ませるのはたやすい。]

(けれど、今回はどうしようかしらね?)

[客船という閉じられた空間の中、ただ一人の生存者。
 どういう話を紡ごうか、と、女はのんびりと思案していた**]


【人】 徒弟 グレッグ

事故……ね。

[眉を寄せた。なおさら、何かしら出来はずだという気がしてしまうのだ]

親友……とか、まだ言ってくれんの?

[リツキの顔を斜に見上げる]

弱っちぃとか言ったけどさ。
前はあんなに嫌な事、考えたことなかったんだ。
……なんて言って、信じてもらえるかわかんないけどさ。

リーさんにナニかされたにしても、本当はずっとあんな事考えてたのかな、俺。

[宙を見上げてから思い切り鼻で笑った]

(40) azubu 2015/06/29(Mon) 18時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

なんてな。
俺に聞かれてもわかるかよって、な?

[リツキの顔を見て、からから笑った]

なんだよ、すっきりした顔してさ。
俺だけバカみたいじゃん。
あ、バカだった。

[くつくつと肩を揺らす]

(41) azubu 2015/06/29(Mon) 18時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

……ありがとな。

[笑うのをやめ、拳を差し出した。少し俯いたままリツキの顔を見つめる]

ん。

[こつん、と拳を合わせるいつもの挨拶に、応えてもらえるだろうか*]

(42) azubu 2015/06/29(Mon) 18時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

[肩に重みを感じると、緩んだ目が思い切り丸くなった]

……っくく、間違いない。

[肩を組みかえし、楽しげに身体をゆする]

――あ。

[すぐそばにあるリツの身体はどんどん薄くなっていく。泣きそうに歪みかける瞳を思い切り閉じて、思い切り開いて、笑みに変えた]

――そうだな。

(45) azubu 2015/06/29(Mon) 22時頃

【人】 徒弟 グレッグ

また、な。

ありがとう。


[すぐそばで粒子へと姿を変えて、親友はきらきらと海の彼方へ消えて行った。
それを眩しげに見送って、やがて海面にぽつりとこぼす]

俺もいかなきゃ。

[――揺れる白い船を振り返り、じっと見つめる。
天に手を伸ばしてみたけれど、身体が消えない。消えられない。
心の奥底の隅の隅で黒いよどみがとぷんと揺れた]

(46) azubu 2015/06/29(Mon) 22時頃

【人】 徒弟 グレッグ

なんだろうな、これ。

[胸に手をあて、よどみを感じる辺りをぽん、ぽんとあやすように叩く。
今は小さく治まっているそれが暴れると苦しくて、悲しくて、どこか寂しくて]

ちゃんと返したほうがいいのか?
それとも――ううん。

いや、またおせっかいなのかもしんないけどね。

[この残滓をどうしてくれようか。捨てることも消してしまう事もできないまま、持ち続けている。
持ち主に会えば何か決心がつくだろうか。リーの姿を探して船のほうへ向かった]

(49) azubu 2015/06/29(Mon) 22時頃

【人】 徒弟 グレッグ

おーい。リーさん。

[もじゃもじゃ頭に声をかける。
ふよふよと近づきながら怒りでも悲しみでも悦びでもない表情を浮かべていた。
もう少し近寄って、ずいぶんと違う声音にぱちぱち瞬きをする]

いえ、文句と言うか。
好奇心というか?

[首を傾げる]

あぁそうだ、リツが感謝してましたよ。
おかげで、殺したいって衝動があってもいいんだって思えたと。

(54) azubu 2015/06/29(Mon) 22時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

死んでも相変わらずですね。

[くす、と笑い]

あー、悪魔!
なるほど。
なんて、あっさり受け入れるのも難しいですね。

[人狼がいて、幽霊が見える人間がいるならなんでもありなのかもしれないが]

それなら幸いに、俺は感謝する気にはなりませんね。
おかげさまで苦しくて、悲しくて、寂しかった。
今も奥底でそんな気持ちがくすぶってる。

[ぎゅ、と胸元をつかむ]

(63) azubu 2015/06/29(Mon) 23時頃

── それから、 ──

[霧が晴れて、夜が来て、陽が昇ってしばらくして、救助船がやってくる。

 リゾート船に一人生き残った女は、蹌踉としたようすで救助された。

 ラジオが一度だけリゾート船が人狼騒ぎに遭ったことを報じたが、それ以外は続報もなく。
 人狼騒ぎは幻のように、表向きは“なかったこと”にされた。

 それは船を持っていた旅行会社が悪評を恐れて報を差し止めたせいだと一部の人の間で噂されているが、実態はどうだったか。]


[救助された彼女が語った騒動の顛末は、警察関係者の一部だけが垣間見ることができる。

 偽りの人狼騒動。
 一匹は最初の犠牲者・フィリップで、もう一匹の狼は哀れな犠牲者のソフィア。
 ソフィアに襲われそうになったとき、古い知り合いのグレッグが命を投げ出してまで自分を救ってくれた──という都合のいい筋書き。

 何もかもが終わったあと、グロリアがグレッグの両親に対し、手厚い礼を述べたのは言うまでもない。

 ──方向は違えど感謝をしているのは紛れもない事実だ。

 故に、彼女の言に偽りが混じっていることなど、子を亡くし悲嘆に暮れる親たちが気づける訳もなかった。]


[海に落ちた遺体達は、深い海に沈み海流に掠われ肉食の魚に食べられて、決して見つかることはない。
 そんな場所を選んで足止めしている。

 彼女からのメールが誰かに届いていたかもしれないが、調書は警察の元にある。
 血液検査をしようと磁力で身体の中を覗いてみても、グロリアが人以外の何かであると言うことは知れない。
 そんなことくらいは、先達の人狼達の手でとっくの昔に解明済みだから、グロリアが執拗な検査に揺らぐわけもなかった。

 もし誰かがそれを告発したとしても──それは人狼の報復行動だと、何なら処刑してみる? と。
 彼女は余裕の笑みを見せるだろう。
 ──人倫上、それが許されないと知っている]


[いつか、また衝動が抑えきれなくなったとき。
 そのときに生き延びられるかはまた別の話だが、彼女はあまり気にしていない。

 それは、気にするだけ無駄な話。
 生きるためにはいつでも、リスクがついて回る。

 ただ、それだけ**]


【人】 徒弟 グレッグ

そう、あなたのだ。
だから、こんなのでいっぱいのあなたがどんな――

[言いかけたところへ手が伸びてきて、自分の手に重なった。
瞬く間に黒いもやが立ち、消えていくのを茫然と眺める]

どんな、……?

[ぱちりと瞬いた。言いかけた事が続かなくなる]

なんでしたっけ。

[困ったように、笑った]

(70) azubu 2015/06/29(Mon) 23時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

そう、ですね。

[いったい何を抱えていたのか。リーの笑みを見ていれば気持ちがふわりと軽くなっていく]

なんだかわかんないけど――光栄ですね。

[くすりと笑った]

(72) azubu 2015/06/29(Mon) 23時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

ひとり、ご挨拶だけして逝く事にします。

[何か言おうとしたが、言葉にならない。
代わりに無邪気な笑みを見せて、頭をさげた]

ありがとうございます。
それじゃ、また!

[頭をあげて、手を振って、飛んでいく先は船の中*]

(73) azubu 2015/06/29(Mon) 23時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

[リーと別れてから白い船の中へ入り込み、悠然と過ごすグロリアの前に降りる]

……相変わらず、綺麗ですよ。
せっかくご注文頂いたのに、果たせませんでしたね。

[目を細める。両親への報告は彼女がすませてくれるだろう。必要以上に悲しませないよう、ほどほどに丁寧に]

いつも気にかけてくださって。
色々便宜もはかっていただいて。

全部、人狼だったからですか?

[思い切り彼女を睨み付けてみるが、殺気のかけらもこもらない]

(74) azubu 2015/06/29(Mon) 23時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

[ふ、と顔を緩める]

――いえ。演技だったとしても、
俺にはあなたが見せてくれたあなたが全てでした。

ありがとうございます。

[深々と頭をさげた]

ずっと、あなたは眩しかった。

[再び目を細め、しばらく彼女を眺めた]

(75) azubu 2015/06/29(Mon) 23時半頃

【人】 徒弟 グレッグ

それじゃ、お先に失礼します。
――無事でありますように。

[もう一度頭をさげて、多難であろう彼女の人――狼生に祈りをささげて。

うしろを振り向いて、頷いて、
それから霧のように溶けていった**]

(76) azubu 2015/06/29(Mon) 23時半頃

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