人狼議事


276 ─五月、薔薇の木の下で。

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[ 狂わせたのは月光。
   惑わせたのは薔薇の香り。
     突き動かすのは、人の心。 ]


 
 
 Each of you should use whatever
    gift you have received to serve others,


 as faithful stewards of God’s grace
    in its various forms.
 
 


[ 子守唄のように読み、眠るケヴィンの肌に触れる。
 百合の香りはなく、漂うのは薔薇の香。
 なぞる指先は清いはずの無い≪穢れた≫悪魔の指。]



          ──── kevin、
   
    "美しい子" 



[ その声は、揺り籠で眠るその男の
 何を揺り動かそうか。 ]


[ 首筋に、そっとそっと唇で触れ
 甘い素肌を吸い上げれば
 その肌には薔薇の花びらが落ちる。

 おかげで少し、精を得る。

 生を、得る。 ]


 
[ 狂ったような月明かり。
    噎ぶような薔薇の香。
       衝動に駆られる、人の子。 ]
 


 
 
[ 弧を描き、歪んだ唇。 ]
 
 


 ≪それ≫が、キミの 紫陽花?

[ 『こっち見ろ、莫迦』と、謂いたい相手?
 彼と彼の瞳は合っているように思う。 ]


 ならば、もうあとは奪うだけ。
 多少強引にだって、いいんだよ、今は。


 ───だって、手に入れたいんだろ?


[ どろどろと甘い、胸を焼くような
 薔薇の匂いが、モリスを包み込む。 ]


メアリーは、イアン がモリスに自分と会えて良かったと言っていた>>45のは聞こえていない。

2018/05/19(Sat) 10時半頃


【人】 花売り メアリー

―自室―

[マークは同室の同級の毛布を借りて寝ていた。
 同室者の不在はモリス>>5にも伝えており、故にこの先輩の厚意に甘えることも無く。明日返すという約束を思いながら、すとんと眠りに落ちた。

 不思議なくらい、よく眠れた。いつの間にか部屋に――思い返せば、寮の廊下全体に――満ちていた薔薇の匂いのお蔭だったのだろう。
 薄ら目を開けて――]

 あれ、まだ夜?

[今一度眠りに就くには覚醒しすぎていて、仕方なく起きることにした。]

(66) 2018/05/19(Sat) 10時半頃

【人】 花売り メアリー

[ふと、伝言を預かってくれたベネット>>1:311を思う。
 舌足らずな言葉を補足する余裕はあの時の自分にはなく、怪訝に思わせてしまったままかな、と。ささやかでもきちんと伝えられれば、と幾らか平静になった頭で思う。

 洗面所の鏡を見る。目の充血は退いていた。
 眠る前までは未だ腫れた目だったが、あの時手をひらと振った――起こしてしまったか寝惚けていたかはよく判らなかった――悠人>>49>>50には泣き顔の痕は見られていない筈だ。]

(そういやシャワーしてない)

[ぼさぼさの長髪を見ながら、一先ずここで顔だけでも洗うことにした。]

(67) 2018/05/19(Sat) 11時頃

【人】 花売り メアリー

[濡らした手が唇に触れた時に、今まで忘れていた匂いの「色」>>1:235がよみがえる。

 確かな描線を形作れず、揺れて移ろう水面の灯り。
 夜の潮に溶けそうなくらい、薄く淡く、漂うくらげ。
 そうした絵を脳裏に結ぶ、三日月の、蒼ともつかぬ白。]

 っ、嫌だ!  嫌だ、嫌だ……

[記憶がぶり返す――肌の柔さを知る唇が否定を繰り返す。
 それでもフェルゼがかけてくれた言葉は、彼から感じた「色」は、まるで月明りのように――

 結わずに乱した髪と白いパジャマのまま、マークは衝動的に外に飛び出した。スリッパは部屋の中で脱げて、裸足になっていた。
 寝る前に髪に挿していた薔薇も、今は部屋のコップの水の中。]

(68) 2018/05/19(Sat) 11時頃


[ 薔薇の荊蔦は沈む身体を捕らえ、
 純白には程遠い"小麦"の膚を 柔く疵付ける。

 馨る泥に全身を浸す様な 、
     ─── 甘美な快楽が、其処には 確かにあった。

 "天使"の訓戒も、 "悪魔"の歌声も、
 総てが甘やかに脳を掻き混ぜ、]
 




    ──── "善いものをくださるのですね"
    ──── "何時ものように 良い子にします。"

 



[ 夢見る呟きは、──もう低い"男"の声では違和感さえある
 舌ったらずな響きをもって、
 "誰もいない"部屋に ぷかり と 浮かぶ。

 ─── 揺り動かすのは過去の記憶。
          清算されない純潔の罪だ。]
 



[ 薔薇の精が離れても、
  夢の荊蔦は "誰か"の手を記憶のままに模倣し、
  指先を捉え、 腰を撫で、  
       軈て、"穢れた"中心へ達する。

           ───あまい あまぁい 悲鳴は、
              だれの耳にも 届かない*]
 


【人】 花売り メアリー

―廊下―

[飛び出てから、結局どこに行きたいのか判らないまま。
 薔薇の香が満ちる中、夜の冷気が妙に頭を冴えさせた。]

 身体、洗わないと。

[裸足の冷たさにも構わずに、マークはシャワー室に向けて歩いた。このぼさぼさ頭にパジャマ姿で誰かと会ったら格好悪いや、と暢気に思っていたところで]

 え…… ロビン、先輩? どうして、ここに。

[本当に出くわしてしまった>>32。しかも今まで休暇の時期に寮では見かけない相手だったから、驚愕でつい声まで出てしまった。
 いっそ近くのシャワー室に逃げ込もうと思えど、宵の静けさの所為で先客>>74を示す水音が微かに聞こえてしまったから、俯いてその場に留まることしかできずに**]

(75) 2018/05/19(Sat) 11時半頃

メアリーは、ケヴィンがシャワー室の先客だとまでは知らないまま**

2018/05/19(Sat) 11時半頃


花売り メアリーは、メモを貼った。

2018/05/19(Sat) 12時頃


【人】 花売り メアリー


 いや、その…… そっか、ご飯ですか。
 はい、僕はこれからシャワーに。まだ誰か使ってるみたいですけど。

[ロビン>>79に「そういう話じゃなくて」とまで言わなかったのは、後で聞ければいいかと思い直したから。何せ相手はおそらく空腹で、こちらは見苦しい恰好という自覚。あまり長い立ち話というのも、と思ったのだ。]

 ……それにしても、ロビン先輩にも
 時間感覚狂うことって、あるんですか?
 先輩、きちんとしてる印象あったんですけど。

[「夜食」より先に「朝食」の語が出たことをそう考えて疑問形を紡ぐも、これからロビンが食堂か何処かに行くのを引き止める気は、特に無かった**]

(94) 2018/05/19(Sat) 18時半頃

【人】 花売り メアリー


 そう、だったんですか。
 時計、そういえば、見てなかったな……。

[生真面目そうなロビン>>107がここで冗談を言うと思えないまま、ふっと彼につられて窓の外を見遣る。]

 よく寝たから、大分経ってると思ったんですけど、
 月、全然落ちてない、ですよ、ね。

[ロビンの眼鏡の奥の微妙そうな表情も見ると、少しばかり不穏な思考が過ってしまい――]

 明けない夜、とかだったりしたら、
 まるで学校の怪談みたいですね。

[表情なく呟いて、マークは軽く身震いした。]

(112) 2018/05/19(Sat) 21時半頃

【人】 花売り メアリー

 ぶ ぶえっくし!

[辛うじてのところで顔を背けたから、ロビンにくしゃみは掛かっていない、筈だ。
 パジャマ姿は、些か冷えるものだった。明るい部屋の奥にある筈の湯気が恋しくなってきた頃に、漸くシャワー室の扉が開いた!>>109]

 あ、良かった! じゃあ入りま――

[その人がケヴィン>>109だと気付き、反射的に、一歩下がった。]

(115) 2018/05/19(Sat) 21時半頃

【人】 花売り メアリー

[これは過去の話。
「パン先輩がパンおごってくれるってよ!」
 そんな同級生たちの他愛ない噂話に、まだ女装をしていた頃のマークも飛びついた。
 幼くて無知だったその時のマークは、「生花を編んだ花冠」を被った状態で、喜び勇んで調理室に飛び込んだのだ。

 この話の顛末はさておき、ケヴィンが花の匂いを苦手とすると思ったが故に、今、マークは彼から距離を取った。自分もさっきまで薔薇を髪につけていたのだから。
 ――そもそも今、この寮全体に、匂いは満ちていたのだが]

 ……あの。
 匂い、大丈夫、ですか?

[ふと心配が、口に出た*]

(116) 2018/05/19(Sat) 22時頃

花売り メアリーは、メモを貼った。

2018/05/19(Sat) 22時頃


メアリーは、この夜の不思議に対して、自分もロビン>>121も明快な答えを出せぬまま――

2018/05/19(Sat) 23時頃


メアリーは、少しだけ、ベネットが手に持っていたものが思い出されて、お腹がすくのを感じた。

2018/05/19(Sat) 23時頃


【人】 花売り メアリー

[ケヴィンの姿が見えた後、「通りすがり」というロビン>>121にはっと思い出し]

 そういえば先輩、
 ご飯、行かなくて大丈夫ですか?

[彼の瞳もケヴィンに向いていたのを見つつ、聞いてみた。自分も後で何か食べよう、と思いながら。
 こうして心配ひとつしてケヴィンを見やりながらも、立たない襟に雫一つ落としそうな濡れ髪に視線が移ろった時、ふと思った。]

(匂い、ちょっと濃くなった気がする。
 誰か薔薇、中に持ってきたのかな)

[今、このことを特にあやしく感じた訳ではなかったのだが――まるで、見えない いろ を探し求めるように、マークは無意識に鼻腔をひくりと動かした**]

(149) 2018/05/20(Sun) 00時頃

花売り メアリーは、メモを貼った。

2018/05/20(Sun) 00時頃


――……、

[ヴェルツ。呼ばれた先に、彼がいるのならばと視線を向けた。
 けれど、呼びかける言葉は出てこない。
 渦巻いているのは感謝と謝罪に似た感情だけれど、ありがとうもごめんもそぐわない気がした。

 ただ、思い返すのは、どろどろと胸の奥に溜まって自分の中を染め替えるような、甘い甘い薔薇の香り。]


俺が手に入れたいのは、紫陽花じゃなくて。
紫陽花の隣だ。

[紫陽花の花は、一輪では咲かない。
 小さな花が、己を飾って寄り添いあって、ようやく見知った姿で咲ける。
 その、寄り添う隣を、手に入れる。
 奪ってでも。多少、強引にでも。
 ここにいると、こっちを見ろと、振り向かせて。

 独白のように呟いた言葉。薔薇の精には届かなくても、いいつもりで。]


[ 中庭の二人と、図らずしも同じ構図をとっていると思いもしない。
 緑を踏んだ時に呟かれた言の葉()を
 ただ、思い出していた。

 手に入れたいのは、紫陽花の隣。

 紫陽花そのものではなく、その隣の場所だと。
 人はおかしなことを考える生き物だ。
 それもまた人の──彼の
 想う、心の、かたちなのだろう。

 悩み、押し殺し、隠して生きれば生きるほど
 彼らの中には美しいものが詰まっている。

 俺はどうやら、空っぽだ。 ]


[ 独白めいた響きであったから
 言葉を返すことなど、なかったけれど。
 見せずにいた顔は確かに

 笑っていた。

 モリスが望むものを手に入れたなら。
 いっちゃんが望む姿を見せられたなら。
 それ以上の事が、あるはずもない。

 その形がどうであれ。

 風景の《薔薇》は彩りに変わるだけ。 ]*


[ 良い子にしていると呟いた(
 あの幼子(おとこ)はどうしているだろう。
 首筋に降った薔薇の花弁は
 洗い流しても、そうそう落ちはしまいが。
 罪も、水で洗い落とせるものじゃない。

 彼に詰まったものも、中身は知らねど
 ぎゅうぎゅうと美しいものが詰まっているんだろう。 ]


 
 
[ ひらり、夜風は凪いでいるのに
 はらり、薔薇の花弁が舞う。

 ふたつ、ひとつ。 ]
 
 


[ そんなキラキラした記憶を思い返しながら。
 平気で他者に口付けようとする、俺こそ。 ]



 
 
 ──こんなに 穢い のにね? 
 
 
 


【人】 花売り メアリー

[大丈夫じゃない、と頷いてその場を後にするロビン>>169を、会釈一つして見送った。
 行先は聞きそびれてしまったが、後でご飯に行く時にまた会うかも、程度に考えた。]

(227) 2018/05/20(Sun) 11時半頃

【人】 花売り メアリー

[あの「空飛ぶパンの惨劇」>>216から、彼にとっての刺激の強さは想像できたから、実際こうして普通に立てている(ように見える)彼の言葉>>218に嘘はないのだろうと思う。]

 それなら安心しました。
 昔、すごく先輩に迷惑かけて以来、罪悪感すごくて……。

[苦笑ひとつ浮かべて、今一度ケヴィンの方へと踏み出して]

 でも、洗っても落ちないって、まるで
 ユージン先輩みたいじゃないですか。
 一体どうしてそんなこと――

[見覚えのない、というより「パン作りの求道者」らしからぬ悪戯っぽさを彼の笑みの中にみて、一度口を止めた。
 薔薇の匂いを気にした>>149のと同時、耳裏へ伸びるケヴィンの指先が目に留まる。]

(228) 2018/05/20(Sun) 11時半頃

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