175 Arco Mondo -初夏の訪れ-
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-- 朝、森の奥の湖 --
[ミイユの朝は早い。
アルテミシャの葉の朝露を採取していくつか瓶に詰める。 ほんの少し爽やかな匂いのそれは天然水として使えるし、売りにいけば幾らかの硬貨と交換して貰えるものだ。 木の実を落とすのは必要な数だけを、りすと共にひとつふたつ。 そして朝食を済ませて、ミイユは森の湖に来ていた。]
(こらっ、もう!)
[服を脱ぎ、湖で横れや汗を落とす。 一緒に入りに来たのは悪戯なからす。 ばちゃばちゃと水を跳ねさせて、飛沫がミイユへと飛んだ。 くすくすと笑いながらの水浴びは、毎朝の日課だ。]
(27) 2014/05/15(Thu) 16時半頃
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さて。
[サイラスは一人考える。]
サイモンは強制的にチヴェッタに乗せてしまってもいいやつだったからいいとして、これからはどうやって選ぼうか。
やっぱり乗ってもいいという者を乗せる方が気持ちいい。
チヴェッタの船はとても快適だというから、仲のいい妖精と一緒に行ったりするときっと楽しいに違いない。
仲のよさそうな妖精を見つけたらそう声をかけてみようか。
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[からすたちは今朝の騒動を可笑しそうに語る。 どうやらサイモンという妖精が、夏の使者に選ばれたらしい。 叫びながらつい先程、船に乗せられていったのだという。]
(そっか。) (ぼくは、選ばれたりなんてしないよ。)
[ミイユの力は動物と意思疏通することだけ。 何かを生み出すこともなければ、利になるものではない。 それに、立候補することもなければ。]
(友達も、いないし。)
[推薦してくれるような知り合いもいないと、少し眉を下げた。 あまりうるさいところも好きではないし。 きっと自分が行くことなんてないだろうと。 この時のミイユは、思っていた。]
(28) 2014/05/15(Thu) 17時頃
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(やっぱり怠惰の妖精さん、選ばれたんだ。)
[ぱちゃ、と水を頭にかける。
次は誰かを選ばなくてはいけない。
ミイユには選べる人も少なく。]
(ヴェスパタイン、とか。)
[あのランタンを持った姿と。
それから。]
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(…───ジェレミー。)
[黒髪に水をかけながら、心の内で一人の名を呟く。 腕に絡めた紐はきらきらとしていて。 からすの目が、わくわくとそれを見ていた。]
(だめだよ。) (これは、ぼくのじゃないの。)
[これは二本目の、忘れ物。 一本目は樹にかけたズボンのポケットの中にある。 からすとじゃれていて、ぱちゃぱちゃと水音が 誰かの足音を消してしまっていた。(>>30) 気付かないまま、緩めた表情での水浴びは続く。]
(32) 2014/05/15(Thu) 17時半頃
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[水に濡れた黒髪は、いつもよりも黒く見える。 行水して遊ぶからすの色に似て。 ぱたぱたと水を切る背中の羽は、薄い虹の七色。 きらきらと輝くのは、雨の後の蜘蛛の巣のように。]
────……。
[腕に巻いた金の紐を太陽に浴びさせて。 小さな声が、微かに。]
──あい ……た、い な。
[ふと呟いてから。 背後に感じる気配に、振り返った。(>>34)]
(35) 2014/05/15(Thu) 18時半頃
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──────!!!
[ぶわわっと羽が広がる。 あいたいと呟いたその色が見えて。 突然のことに、心が爆発するようで。 出来たのは、驚きのあまり。
ばしゃばしゃと水を、ジェレミーに向けてかけたことくらい。]
(36) 2014/05/15(Thu) 19時頃
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────……っ。
[水浸しになったジェレミーを睨みながら(>>37) 口許が隠れるまで水に浸かる。 見られた、たぶんいろんなものを。 もう声なんて、出せない。]
(ほんとタイミング。) (最悪。)
[まだジェレミーがこちらを向いたままなら、警戒心剥き出しで。 どうやって上がろうか、どうしようか。]
(気持ち悪い。) (って、思われた。)
[そんなことばかりで、じわりと視界が滲む。]
(39) 2014/05/15(Thu) 19時頃
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──…、…。
[聞こえてきたのは謝罪。(>>41) ぷくぷくと口から息を吐いて、睨んだまま。]
(あいに、来てくれた?) (約束、通り…?)
[水から少し手を出して。 指をさすのは、服が吊り下げられた樹。 視線を向ければ少しの間後ろを向いていてほしいことは、伝わっただろうか。 指し示す手に絡むのは、金の細い紐。]
(44) 2014/05/15(Thu) 20時頃
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(謝るなら、覗くな。) (ばか。)
[一度顔まで水に浸して、滲んだ視界を誤魔化す。 聞こえる謝罪は二度目。(>>51) 普段は無表情の顔も、この時ばかりは少し色をのせ。 きゅうと眉を寄せていた表情から、自然と眉が少し下がる。]
(覗いたんじゃ、ないかも、しんない。)
[そういい聞かせれば、金の紐が似合うと云われ。 忘れ物だから返さなくてはいけないのに。]
(54) 2014/05/15(Thu) 21時半頃
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(………優しい。)
[胸の奥がこそばゆい。 気持ち悪いと思われていないのだろうか。]
───……。
[服の方に向かっていく姿。 そっちにいかれると、尚更着替えられないのだが。 何も言い出せず。 どうしようかと視線を彷徨わせて。]
(55) 2014/05/15(Thu) 21時半頃
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(サイラス、見たらなんて言うかな)
[褒めてくれるだろうか、そんなちょっぴりの期待
これを編んだジェレミーではなく、沢山の優しい妖精達でもなく、サイラスだけが頭に浮かんだなんてーーどうしてだろう]
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[服でもとってくれるのかと思えば、振り返ってきて。(>>68) ミイユはあまり自慢できない、か細い体を隠すように 水に浸かっていた。 けれど水はとても清らかで澄んだもの。 うっすらとしか隠せやしないだろう。]
──、っ……。
[自分以外の裸を見ることもそうそうない。 上着を脱いだ姿に、そわそわと視線が泳いだ。 ミイユよりもしっかりとした体つき。]
(はず、かしく、ないのか?) (じゃなく、て。)
[体を拭くためのコットンタオルの場所を、ゆびがつげる。 服の掛かった樹の根本に、そっとおいてある。]
(71) 2014/05/15(Thu) 22時半頃
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あっ !
[思わず声が出た。 タオルや服をとってくれたらしく、やっぱり優しいと思った。 が、そうではなく。 近付いてくるものだから、思わず制止のために声が出て。 近付かれるとさすがに…──見える。]
(ぼ、ぼくだけか?) (気にしすぎ、なのか…?)
[恥ずかしくて、白い肌に朱が差す。 湖の中、ぺったんこな胸も。 男であることがわかる場所も、懸命に隠して。 ふるふると頭を振って、涙目がジェレミーに懇願した。]
(77) 2014/05/15(Thu) 23時半頃
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…で、お前に会いに来た理由だが。
他の夏の使者と会おうと思ってな。
お前も一緒に来たほうがいいだろう。
俺はロビンの居場所をよく知らないからミユとかいうのに会いにいこうかと思っていたんだが、お前はしってるか?
うん、会いに行くんだね
[昨日二人のことを少し話していたのですぐに理解して]
……森の奥
うちに来たとき、ジェレミーが聞いてたよ
[少しまたしゅんとしつつ、あのとき聞こえた情報をサイラスに教えた]
森の、奥か。
星明りから作る薬じゃ足りないときは薬草なんて採取しに森に行くこともあるが…奥となると迷うかな。
[トレイルと二人きりで迷子…魅力的ではあるがトレイルをそんな目には遭わせられない。]
ロビンとかいう妖精の居場所を誰かに聞いて探す方がいいかなあ。
そのミユとかいうのが森の中から出てくることがあるなら、それを待ったほうがいいような気もする。
森の中で迷子になったりしたら大変だからな。
[言いながらしゅんとしたトレイルの頭を撫で続ける。]
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っ……。
[声に足は止まってくれて、服とタオルが置かれる。(>>84) 視線も別を向いてくれた。]
(うる、さい。)
[ばくばくと、体の中が変にうるさくて。 ジェレミーが離れてくれてから、ぱちゃぱちゃと湖から上がった。 信じてないわけではないけれど。 また突然振り返られてもいいように、背中を向けて。 なるべく早く体を拭く。]
(もう、うるさいっ!)
[先に早々と上がってしまっていたからすたちが、からかいの声をかけてくるから。 今度は耳まで赤くして、音のない言葉で追い払ってやった。]
(88) 2014/05/16(Fri) 00時頃
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[慌てて拭いたものだから、まだ髪から滴が落ちる。 けれど、会いに来てくれたといっていたから。 会いたくてと、云ってくれていたから。(>>41)]
──あ …の。
[着替え終わって、少し距離はあるけれど。 ジェレミーの背中に小さな声を落とす。]
(気持ち悪くないかな。) (大丈夫、かな。)
あっ ……あり、が …と。
(90) 2014/05/16(Fri) 00時頃
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ぼくも危ないからって、行っちゃダメ言われてたよ
[きっとサイラスとならいいのだけれど、彼と森に行くのは楽しそうだけれど
二人共自信がないなら難しいだろう]
ロビンはね、いつも忙しいんだよ。色んな花のところに行くの
……夏の使者までするなんて、きっと大変だね
[むしろ船に乗せて休ませてあげたいぐらいだ。と思ったり]
……ん。ぼくもそう思うよ
[同意しつつ、撫でられるがまま。表情は和らいでいく
サイラスの手はこうやって撫でてくれたり、怪我を治してくれたり、優しい手だ
悪戯ばかりする自分のとは違う。そんな手が好きだ]
マユミは、ヴェラって飴の妖精(?)がいると、街の鳩たちが噂している声を聞いた。
2014/05/16(Fri) 00時半頃
んー、そうか。色んな花のところに…こりゃ捕まえるのは大変そうだな。
[いっそのこと船に乗せてしまえば探さなくても済むのに、なんて怠慢な考えが浮かぶ。]
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[何でもないような声に、安堵の息を落とす。(>>93) きっと、気持ち悪いやつだと思われていない。 腕の紐を握るようにして、自分の手首をきゅっとつかんだ。 この紐が、勇気を与えてくれているような気さえして。]
ぼ、くも…。 ごめん… ──みず。
[濡れた金色を見上げて、ふるっと黒髪を振った。 落ちる滴が散って、慌ててタオルを渡す。 自分が使った後だなんてところまで、気は回らない。]
………、…あいに
[来てくれたのか、と。 染まった頬でじっと、見つめる。]
(94) 2014/05/16(Fri) 00時半頃
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ね。
[きっとそれはロビンも同じなのではないだろうか
元の仕事に精一杯で中々自分達に会えずに困っているかもしれない]
……ロビン、船に乗ったら休めるかな
[先程思ったことを口にしてみた
確か推薦というのもあると街の誰かが言っていたような]
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あい、たくて。
[とくり。 その言葉だけで、何処かが震える。(>>96) 口の中だけで響かせていたはずの声は、唇を少しだけ動かしていた。 自分の声を聞いて、慌てて口を閉じる。]
(ぼくも。) (あいたかった。)
[前髪を掻き上げる動作に、そわそわしてしまって。 目を逸らして、顔を俯かせた。 黒髪から覗く耳先の赤さは、隠せなくて。 タオルにも移ったのか、淡いリンゴのような香りがふわふわと漂う。]
(98) 2014/05/16(Fri) 01時頃
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…なるほど、船に乗せてやることで夏の使者としての仕事を減らしてやろうということか。
お前、頭いいなトレイル。
きっとロビンとかいうやつも喜ぶぞ。
[笑ってトレイルをほめてやる。]
(あんたを、選んだら。)
(船の中であえるかな。)
[ふっと、思い至ってしまったこと。
下心とも呼べるだろうそれに、ふるっと頭を振るう。
それよりも、個人的な感情は抜きにして。
しっかりちゃんと選ばなければ。
怠惰の妖精が乗っているなら、足して二で割ってちょうどいい働き者を。
例えば、そう。]
(ロビン。)
[はちみつの彼ならきっと。]
そうかな?……えへへ
じゃああの、推薦?する?
ロビン、使者だからぼくたちが選んだらずるい感じに思う人いるかなって……
[褒められ照れ笑い、本当に喜んでくれたら嬉しい
夏の使者が使者を選ぶのは、ロビンがやりたくなくて自分達に頼んだと思われたら可哀想だ。とかトレイルなりに真剣に考えたり
サイラスの意見はどうだろう]
ずるい?
うーん、チヴェッタに乗って夏を運ぶのも決して楽というわけではないし、大丈夫だろう。
じゃあ推薦しようか。
[本当にトレイルの笑顔は可愛いなと心あらずなことを考えながら。]
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[ざわ、と吹き抜ける風ひとつ。(>>100)]
(え?)
[一緒に、彼は一緒にと云った。 心の中を読む力でも、ジェレミーは持っているんだろうか。 だとしたら、あいたかったなんて心で呟いたことも聞こえていたんだろうか。]
っ、───…!
[『彼を選べば』なんて思ったことも、見透かされていたのだろうか。 ぱっと顔をあげて、唇はふるふると震えている。 なにを、どう、伝えていいのかわからない。]
(102) 2014/05/16(Fri) 01時半頃
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