人狼議事


207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-

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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。

2014/12/09(Tue) 01時頃


[口元に飛び散った鮮血と脳漿を舐め取る仕草は、おそらくは、普段身を潜める以上に、ひそやかに。

 ───ただ、もし同族がいたならば、匂いに感付かれてしまうかもしれないが。]


Oh my darling, oh my darling

 カラミティ《疫病神》カラミティ《疫病神》
  
       私の 可愛い カラミティ《厄病神》

          誰にも知られない様に

              ニシンの箱に詰めましょう


[あの女の指にも銀の指輪が光っていた。

あの女もおかしな唄を唄っていた。

そして《俺》を。
   《自分》を。

ニシンの箱に詰めた。]


[箱に詰められたのは双子のどちらだったのか。

どちらでも構わなかった。

どちらも1人の中にいる。

2人分のそれこそ医者と海賊の2つの魂を持ったまま。

2人分の身体能力と呪詛を秘めたまま。

静かに静かに眠っている。]


【人】 風来坊 ヴェラ

[ときに返り血すら浴びることなく、獲物の急所を突いて屠る己と、槌ですべてを粉砕するヘクターは、戦い方は真逆にみえる。
 共通点があるとすれば、敵の息の根を確実に止める───それくらいか。]

 ああ、知っている。

[がしがし頭をかく様子>>2をちらりとだけ見て、潰された鼠の背に見えた刺青を再度確かめようと屈み込む。

 近づいてきた酒狂いが騒がしい。
 そう思っていれば、鉄槌がくだされていた>>3。]

 …………。

[更にうるさくなった。>>6
 余計なことをしてくれたものだと、ひそかに溜息などついた。]

(8) 2014/12/09(Tue) 01時半頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[褐色の鼠が背負う銀狼は、些か気になりはした。
 だが、航海士は早く船に戻れと叫んでいる。
 理由は知らぬが、航海術について彼の能力を疑う余地もなく、焦燥には理由があるのだろうと、素直に従い、亡骸を捨て置いて敵船を離れた。

 自らの所業ではないが、血塗れのまま。
 絶望に音なく飛び移れば、髪や服についていた褐色鼠の血と肉片が、僅かではあるが、甲板に散った。]

(13) 2014/12/09(Tue) 02時頃

【人】 風来坊 ヴェラ

 何が?

[ジェレミーに声を掛けられ、抑揚ないまま瞬くが、肉片を摘んで海に捨てるさまを見て、漸く、己の身がまだ相当な血を浴びているのだということに思い当たった。]

 ああ、すまない。
 拭うのを忘れていた。

[自身の戦いで浴びた血であれば、拭い忘れることもない。
 そも、拭うほどの返り値を浴びるような戦いなど、まず滅多にすることはない。

 だがこれは、他者から浴びせられたものだった。
 それ故に、鈍感。
 雨に濡れたと同じ程度の扱い。]

[しかし、この男が、そこらの甲板掃除よりもずっとこの漆黒の船を美しく保ち、愛していることは知っている。
 だからそれには反省を示し、首に巻いていた毛皮を取ると、甲板を汚してしまった血を、きれいな部分で拭い取った**]

(15) 2014/12/09(Tue) 02時頃

風来坊 ヴェラは、メモを貼った。

2014/12/09(Tue) 02時頃


[口元にこびりついた甘い雨水を舐め取りながら、褐色鼠の背に刻まれていた銀狼を思い出す。

”絶望”に身を置いて、まだ1年か、もう1年か。
 あの日、己の命を拾った航海士は、道化師は……はたして、知っていたのだろうか。


「おまえの畏怖が途絶えた時、おれは、容赦なくおまえに牙を剥く」


 この言葉に、偽りの欠片もない。

 機を窺うよう潜めていた獣の血が、ふつふつと蘇る。
 猫ではなく、狼の血が**]


―故人の呪い―

[大男に髪と耳を剥がれた黒髪の男は、獣飼いだった。
とりわけ猛獣を好み、猛獣に好まれ、
海賊に成る前は陸でサーカスの業行で活躍した男だった。

生前の彼は酒に酔うと、よく言っていた。
「オレにゃぁよゥ……
 “狼”の聲が、よぉぉっく聞こえんだよ」

そして、大男にもまた、素質があった。

今は誰も覚えていない男の出生の港町では
見世物小屋の獣臭い納屋で暮らしていた。
生まれて直ぐ親に遺棄された幼児は
珍しい赤眼の白狼と共に籠められた檻で育ち、
獣の発する声なき聲と寄り添い、生きた。

獣飼いの男の呪われた血で汚れた左耳孔は
大男に、久方ぶりに“狼”の聲を運ぶ。**]


[それにしても……自分の爪はこんなに長かったろうか?*]


『双子や三つ子、多頭で産まれるのは【獣】の証』

[産まれた双子の片割れは干からび、片割れにすがる様に母親の腹から出て来た。
父親となる男は即座に離縁を言い渡し、捨てられた女は心を病んだ。
壊れたオルガンを鳴らして、おかしな子守唄を唄い。

干物と化した赤子を箱に詰めた女と残った赤子の行方は誰も知らない*]


[ただ、眠っていた双子が騒ぎ出したのは……。

丁度一年前。

ヴェラが来た時からだった**]


 あいつはいい操舵手だった……。

[ぱちん、爪を切る。]

 エリオットは陽気なやつだった。

[ぱちん。]

 アーマンドは時折猫を撫でたそうにしていた。

[ぱちん…。]

 テレンスは私の前に来ると吃音が酷くなった。
 悪い事をしたな。

 ヘンリーは、

[鋏を持つ手が震える。]

 まだ18だった。


 いかん、化粧を直さなければな。

[目元に引いた紅が滲んでいるから。*]


風来坊 ヴェラは、メモを貼った。

2014/12/09(Tue) 19時半頃


【人】 風来坊 ヴェラ

─ 甲板 ─

[他者から血を浴びせられたところで気にも留めない男は、服装にもやはり頓着がない。
 拘りがあるとすれば、余計な音を立てぬもの、動きを阻害しないもの、といった程度。
 普段首に巻いている毛皮は、急所を護り、息を潜める助けを担うもの。
 なので汚れたところで気にするようなものでもないのだが。]

 そうか。

>>16大事にしろと止められたなら、否定する理由もない。
 今すべきは、彼の愛する漆黒をこれ以上不用意に汚さぬよう、水を浴びて血を流し、服を替えること。]

 ならば、後は任せる。

[素直に床拭いをやめ、背後の声>>17を聞きながら、甲板を後にした。*]

(47) 2014/12/09(Tue) 21時頃

風来坊 ヴェラは、メモを貼った。

2014/12/09(Tue) 21時頃


 それにしても、妙に血の臭いが鼻につく。

[念入りに拭いたはずのカトラスとサーベルから、鞘にさしていても血腥さが漂ってくる気がして戸惑う。]

 気が滅入っているのかね…。

[それにしてはその血の芳香が"美味しそうに"感じられるのが不思議なのだが。]


 何故、私のことを真っ直ぐ見据えている。
 私は死神だのに揶揄されたことはあっても、
 人狼だと呼ばれたことなどない。

[黒髪の捕虜は確かに私の方を見て叫んだのだ。]


【人】 風来坊 ヴェラ

[水を浴び、血を流している最中、誰だかが、戦死者の名を口にしているのが聞こえてきた。
 アーマンド、ダリウス、エリオット、ヘンリー、テレンス。
 皆、名と顔は覚えているが、あくまで情報としての記憶。
 何ら特別な情が湧くこともない。
 死んだと知れば、いずれ記憶から消えてゆく。]

 爪が……

[それよりも気になったのは、爪の間に入り込んだ、敵兵の血だった。
 鉤爪を武器とする男だが、己の爪が血に汚れるのは好まない。

 ブラシを使って、隅々までこそげ落とす。]

(64) 2014/12/09(Tue) 21時半頃

【人】 風来坊 ヴェラ

─ 個室4号室 ─

[血や肉片、その他、戦闘の名残を洗い流すと、汚れた服を適当に肩に掛け、濡髪のまま、部屋に戻った。

 この男には、新入りの頃から、個室が与えられていた。
 別に大部屋だろうと、牢の中だろうと、眠る場所があればそれで構わなかったのだが。


 部屋についてまずするのは、汚れた鉤爪の手入れだ。
 こびりついた血は綺麗に拭い、刃毀れがあれば研ぎ直す。
 特に右手、真っ直ぐ伸ばした細い爪は、より鋭く。]

(67) 2014/12/09(Tue) 22時頃

[初めてヴェラを見た時、また変なの拾って来たと思うと同時に
『何か』が胸の奥で蠢いた。

だが蠢くソレは本当に僅かで、気付く筈もない。

他の連中と同じように身体の傷は治療して、貌には触れさせない
男を呆れながら診ていた。

異変を感じたとすれば、
その日から血の匂いにやたら敏感になった事。

そして赤ん坊の幻聴や、
箱詰めにされる幻覚を見るようになった事。

満月の夜、パーティーの後、動けないほど働いた後でも
甲板を飛跳ねたくなるほど湧き上がる衝動を覚えた事。]


[どれだけ自分の知識を漁っても、
この症状に合うものは無かった。

ただ、考えれば考えるほど、
自分の中で人間としての何かが剥離していくものを感じていた。

気付かぬうちに潮が退いた後に見えた底に眠る『獣』は
少しずつ目を開けていく。]


風来坊 ヴェラは、メモを貼った。

2014/12/09(Tue) 22時頃


[両手の鉤爪は、武器であって、武器ではない。
 その影に潜む、真の武器を隠すための防具でしかない。


 狼の爪は、もっと獰猛で、狡猾だ。

 魂を奥底から引き裂き、奪う。


 己にその力があると知ったのは、まだ幼子の頃。
 路地をひとり歩きしていたところを、物取りか、また別な目的があったかは知らぬが、屈強な男2人に襲われた。

 だが、その記憶の中に”恐怖”はなかった。
 何故なら、男達の目的を知る前に、本能が目覚め、返り討ちにしてしまったから。]


[銀は『獣』を祓う]

[『獣』は銀を厭う]

[干乾びた赤子を詰めた箱に、あの女は銀の指輪を入れた。
永遠に『獣』である我が子を封じる為に]

[再び廻り落ちて来た銀の指輪の存在に、憎悪と共に仔は目覚める。]


【人】 風来坊 ヴェラ

[手入れを終えた鉤爪は、いつものように、両腰に提げた。
 戦闘のあるなし、起きている、眠っているにかかわらず、手放すことはけしてない。

 かちゃり、と小さな金属音を一度だけ立て、向かうのは、船床。
 階段を降りる足音は、当然ながら無に等しい。]

(86) 2014/12/09(Tue) 22時半頃

風来坊 ヴェラは、メモを貼った。

2014/12/09(Tue) 22時半頃


 嗚呼、可愛いギリー。
 ちゃんと手当してもらえたみたいで良かったな。

[愛犬を押し止めながらちらりと様子を観察して、
安堵の溜息を心の裡で漏らした。
傍らの愛犬には"聞こえぬはず"の呟き。]


[銀の指輪と血の匂い。

呼ばれた様に、赤子が目を開けた。]

 『あーん。あーん』

[ギリ―の手当てをしていた手が一瞬止まる。
今まで一人の時しか聴こえなかった幻聴が聴こえた事に、
目の前が真っ暗に……いや、目の前が真紅に染まった。

同時に沸き起こる衝動。
それははっきりと形になった。

気付けば渇いた血糊を剥がす様に、皮膚に歯を立てていた。]

『美味しい』

[ギリ―の耳元で囁かれた聲はヤブと呼んだ者と同じで、
異質な聲だった。]


[咄嗟に身体を離して、慌てて傷が深くないか確認したが、
ギリ―の反応はどうだっただろうか。

あまり難しい事は判らない男で良かったと思いながら。]

 悪い。今の内緒な。

[混乱のまま呼び掛けた言葉が、人ならざる聲だと気付かぬまま
そう念を押してギリ―を部屋から押し出した後、改めて
見回した世界は色を変えていた。]


[落ち着いて自分に何が起きているか考えようとしても
上手くまとまらない。

舌に残る血の味は今までのどんな酒より蕩ける味で。

早鐘を打つ筈の鼓動の代わりに、
赤子の聲がいつまでも響いている。]

 こんなの船長にばれたら流石に殺されるな。

[殺し合うならともかく、人間の血を美味いと感じたのだ。
尋常ではあるまいと、あの男なら容赦なく切り捨てるだろうか。
他の連中からも殺されるかもしれない。

ぐるぐると思考は回り、赤子の泣き声だけが頭の中に響き渡る。
本当に親を求めるガキみたいで、頭が痛い。]


[包帯に覆われた左耳孔周りの筋肉が、ピクリと動く。そこから流れ込んだ“聲”が、鼓膜を震わせる実際の音声では無い事には、すぐに気付いた。それが船長の聲だとは直ぐに理解出来なかったが。

これは
はるか昔、獣の唸りから感じ取っていた“聲”に近いものだ。

かつてそうしていたように、応えた。
言葉は、思考は、ウ゛ゥ゛と唸る音に乗せるだけで良い。
すると伝わるはずだ。]

 ミナカ 良いヤブ
 おれ、もう 痛くない

[と。]


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