人狼議事


255 【RP村】―汝、贖物を差し出し給え―

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ショコラ! 今日がお前の命日だ!




 [ショクである自分の記憶にかかる指先など、無いというのに。*]
 


ヴェスパタイン、って名前だったんだ。あの人。

[一瞬混乱したけど、ブローリンは無事に"食事"ができたようだったし、
それなら"出ていった彼"が、この長くておシャレな名前の持ち主なんだろう。]

どんな方法でも構わない、ショクを捕獲して貰いたい。
確保できたら、望むものを用意する。
手紙に綴られていたことばはまるで、それこそ、ゲームみたいじゃないか。]

…………、は。

[僕は無意識のうちに赤色を指先だけで潰していた。
既に疲れ果てた紙の隅っこがくしゃりと縮こまる。]

あちらさんは、ここまでして"ショク"を捕まえたいんだ。
人参までぶら下げてさ。

[ 噂の研究組織だとは断定できないけど、こんな風にヒトをヒト扱いもしないようなやり方で仕掛けたなら、捕まったら面倒が待ってるに違いない。……僕には、そうとしか考えられない。]


……馬っ鹿みたい。

[僕はどちら側なのか。何ができるのか。
一晩悩んで、うまく噛み砕けなかった塊が、
ふざけた一文のおかげで、ようやくすっきり飲み込めた気がする。]

僕の望み。

["こちら側"に用意されたご褒美じゃないとしても、敢えて思った。
用意できるなら用意してみなよ。]

……たとえ半分しか"ショク"じゃないとしても、
"友達"と"仲間"を、無事に帰したい。

[父さん以外に見つけた、初めての赤い繋がりを、施設になんかくれてやるもんか。
――そのために何が出来るのか。
見えない何かを食べるちからも持たない僕に。]


[ずっと黙っていて、赤色の問いかけを聞いてなかったなかったわけじゃない。
ただ、友達がした返事が、少し前に僕を悩ませた不可解で不快な点を挙げていたから、
うん、って気分だけで頷きながら、やっぱり大人しく耳を傾けていただけだった。

同意するだけも何だし、一言だけ伝えておこうかな。]



僕に疑いをかけることで、君たちが逃げられるなら、

使ってくれても、構わないんだよ。


[僕が仲間にできるのは、きっとそれくらいしかない。]


 ―少女と居た頃―


[聞こえた聲に、すぐに反応はしなかった。
 代わりに、強い怒気めいた気配だけが、漏れ出る。]





     (    ……誰を、誰の犠牲にするって?)


["聲"にもならない思考は、そのまま、心の奥底でちいさく鳴いた。*]


[長い、息を吐く。
 ――"食後"の恍惚は、そこにはない。]


  ……喉を通らないっていうけど、食べないと駄目だよ。


[掌のなかには、ひとつの"きおく"がある。
 かつて、母が己にそうしてくれたように、"狩り"を終えた身は僅かばかりの怠さを抱えていた。

 抜き出した"エサ"は、ただ、終わりの時を待っている。]



 ――僕は、昨日貰ったからね。


[疑いも何もかもを、引き受けよう。
 その代わり、血を途絶えさせてもらっても困る。

 たとえ異なる祖に連なる同胞だとしてもだ。

 固辞しようが、出会い頭にぶち込む気概で、もう一度息を吐いた*]




『 僕自身がショクなのだから 』


.


[…… あ、 珍しい。怒ってる。 

怒ってるのが、伝わってくる。
空気を震わせない音すら届いてないのに圧力だけで理解るんだから、僕らの会話ってなかなか高性能だよね。
……なんて、若干の現実逃避をしながら、黙りこくった。

だって、実際僕の半分は"ショク"だ。
僕が捕まれば、うまい具合に目眩ましになるかもしれない。
いずれ半端者だとわかったとしても、時間稼ぎくらいは出来るかも。


半分"ヒト"の部分を利用する手もある。
二人が餓えるくらいなら、僕の記憶のひとつやふたつ、あげたって構わないと思った。

……母さんが、父さんにそうしたように。]


[何を考えたところで、赤色にも音にも漏らさなきゃ意味がないんだけど。]


…………そんなに睨まないでよ。


[だから、口調だけでおどけて宥めてみた。
肩を竦めたのまでは伝わらないだろうけどね。
ブローリンは優しいから嫌がるかもしれないけど、もうひとりの彼は初対面だし、真面目に検討してくれないかなぁ……。
わかってよ。そうして、僕を君たちのためにうまく使ってほしいんだ。

――だけど、僕は結局、聞いて話すしかできない半端者。
純血の"ショク"がやると決めれば、なんにも抵抗できないんだけどね**]


[誰の記憶がなくなるかなんて、先に知れるものなら僕の方が知っておきたいくらいだ。
知ってれば、少しは怪しまれるように考えて動けるかもしれないんだから。

ブローリンは怒ってたから、誰を食べるつもりかなんて多分僕には教えてくれない。
……ま、そりゃ、怒るか。
失敗したな。言わずにそれとなく動けばよかったんだ。

彼がどんなに僕のことを考えてくれているかなんて自覚できないままで、僕は二人を逃がす方法を考えている。なんて、ちぐはぐな。]



[不安げな声色。
女の子が不安がるのを見るのはあまり得意じゃない。
そもそも女性とお近づきになる機会なんて全然ないんだけどさ。

なんとなく、おぼろげにだけど、母さんを思い出すんだ。
はっきりとは浮かばないけど、こんな顔で僕を見ていた気がする。
こんな声で、父さんに問いかけていた気がする。
『あなた、この子は本当に私の子なの?』って。何度も確かめてた。

でも、弱った獲物は……彼が"食べる"にはちょうどいいかもしれない。
なんて、過ってしまうのも、半分の僕の中途半端な本能なんだろうか。]


[ラルフの声に孕む怒気に、目を伏せる。
姿は見えずともその声に感情が乗っていたものだから、
それは自身も感じていた憤りと似通っているように思えた。

手にした日記が、実際の重みよりも重く感じられる。]


  ……、ッ…は……


[鉄格子を嵌められた窓からは外は見えない。
なのに、見えない月の存在を訴えるように、喉が乾きを、空腹を訴える。
喉元を掻き毟りたくなるほどに飢えは感じていた。]


[救いのような望みを口にするラルフに、


 馬鹿な真似を――、


[咄嗟、反応しそうになる声を押しとどめる。
その答えは、自身が持つべきものではない気がして、碧の気配を待った。

ただ、その時は、碧からの反応はなかった――。]


― **:** ―

[沈む吐息は、まるで彼の心を映し出すよう。
食べなければ生きてはいけない。
頭では理解できていても、すぐには反応することはできずに居た。

しかし、重ねられた声には、強く、滲む何かがあって。

 
 ……そうだね、分かってる。
 分かっているよ。

[弱い頷きは、届いただろうか。
強く瞬きを一つ落とし、薄っすらと開いた瞳の中には、まだ微かに光が残る。
飢餓と同時に苛む想いはあれど、

      生きるためには必要なことだと――。*]


[談笑の合間に、頭のかたすみで思考をこね回す。
言わなきゃよかったかもしれないけど、もう開示しちゃって戻せないものは仕方ない。
だから今になって、思い出した素振りで、聞いてみた。]

僕のこと、馬鹿、……って言うけどさ。

今の所どうやって脱出するのか手段がないでしょ?
濡れ衣を着せるったって、僕らはパッと見じゃ普通のヒトと何も変わらないんだ。何の衝動にも左右されない誰かに成り代わってもらうの、難しいと思うよ。

……昨日より人数が減ってるみたいに見える。
どこ行ったのか、いつまで続けるのかなんて知らないけど、
このまま減り続けたら……どうやっても逃げ切れないよ。

[みんな食べ尽くしたとして、残った僕らがショクだって告げてるようなものだ。結局捕まっちゃう。
それなら頃合いを見て、わけがわかってる僕がヒトを襲う振りをするなり何なりすればいい。
あちらさんも見つけたと思えば満足して他の全員を解放してくれるかもしれない。]


"ショク"っていう種族には、
ひっそり生き延びててほしいって思ってるんだ。僕は。

[僕が二人を庇うのだって、僕なりの理由がある。
友達を守りたいのは、それは一番で、勿論だ。初対面の彼の事も気掛かりなのは、単なるわがままと、ショク寄りの仲間意識のせいかな。]

僕の親……父さんの方が、"ショク"だったんだけどさ。
この街に居られなくなった時に、色々言い残してったんだよね。
本気かどうか知らないけど……
父さんがいつか迎えに来た時、胸を張れる僕でいたいから。

[異端の血はどうする事もできないけど、それなら利用できるだけ利用する。
"仲間"を守れる僕でありたい。それだけ。]


 ――ラルフ、分かっている。

[数日寝食を共にした友人の名を紡いで。
そう、小さく囁きを返しながら、彼の声に緩く首を振る。


 だがそう思うように納得出来ないのも分かってくれ。


[苦しげに声を吐き出して。
そっと、碧の君の気配のするほうへと視線を向けるのは、
先に彼から釘を刺された意識があるから

だが――、言わずには居られなかった。*]

 関係の浅い僕ならともかく、
 旧知の仲であるという彼は、また別の話だろう。
 


[古ぼけた天井を見上げながら、
 友人の聲と、同胞の聲とを、目を閉じて聞いていた。

 最初にラルフがその提案を口にした時に比べて、随分と平常心を保ったままで、聲を落とす。]


 ―― お前は何も心配しなくて良い。



 策はある。


[そう、策はある。
 自分が崖ギリギリを歩くことになったとしても、だ。*]


[不意に落ちた声に思わず問う。

たった数日で情を寄せ合うほど。
ショクは限られるほどしか確認できず、細く生きながらえる。
僕も、彼らもまた同様に――。

ならば。
名も顔も知らない者の手に彼が渡る、ならば。

その短かな言葉に集約された意味を、理解して。]


 ――何か、僕に出来ることは…?


[一つだけ、問いかけを向ける。*]


 君はまず、食事を摂らなきゃね?


[問に返したのは、笑み混じりの声だった。
 ――顔を合わせた時に、まだ手を付けていない"食事"は彼のもとに届くだろう。
 幼子のような駄々はやめにしよう。

 結局、どれだけ兎に情を抱いたところで、自分たちはその兎を狩る立場でしか無いのだから。]


 残しておきたい誰かに手をかける前に。

 摂っておきなさい。 話はそれからだ。


わかってるなら……!

[ 付き合いのまだ短い仲間に、喉を通さない語尾を強めるけど、分かってくれ。なんて続いたら言葉に詰まる。]

……君なら冷静に切り捨ててくれると思ったのに。

[漏れたひとことは物凄く拗ねてたんじゃないかな。
唇が尖るのを見せたいくらいだ。
……僕だって納得できないのにな。感情だけで切り抜けられるほど、現状は甘くないってわかるから、なおさら。]




…………。


[ "旧知の仲の彼"から僕に届く声はいやに静かだ。

ざわざわと落ち着かない胸の不快感と、ブローリンの言葉と。
どちらを疑わずにいられるかって聞かれたら。]


…………本当だね?
信じるからね。ブローリン。


[――僕の場合は、友達だったわけだけど]




  [ 答えは、返さないまま。]


  [喉を震わせる、笑声だけを渡した。]


 


[まるであやすような声色に、苦笑する。

"ショク"であることに罪深さを覚えるようになったのは、
いつのことだったか。

食事を摂ることを限りなく抑え、誰にも知られずに生きて、
"人"であることをどこか憧れるかのように。

だがそれも、こうして生きる"同胞"と、
人の気配の残る"友人"を想えば、応えは決まった。]



        食べるよ、生きるために――。



. 


[一際大きく聞こえたラルフの声に、その拗ねるような声に微かに笑う。]


 ……半端者なのは僕なんだ、ラルフ。


[出会った際に口にしなかった想いを音に出して、ふわり、微笑んだ。


後はただ彼らの会話に口を閉ざして、静かに時を待つ。


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