84 戀文村
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− 回想 −
[共犯者達の漏れる声が届いたかどうか。
ただ決めいていたのは]
今夜サイモンが来なければ、明日俺は彼を戦士として見送る。
訪れたなら、妹の傍で眠らせる。
[そして夜にダーラの元を訪れた時には、密かに今日の
宿舎での遣り取りと自分の決意を書いた紙を彼女に渡した]
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―酒場― [皆と楽しく飲んでいた…が、ふとよぎる不安は、先を暗示するものだったのかもしれない。]
ダーラさん…今日も…泊まっていいかしら?
[不安を募らせる顔は今日の疲れか、それとも…]
(18) 2012/03/26(Mon) 00時半頃
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サイモン……おやすみ。
[通信機から聞こえたのはそれだけ]
[昼間の二人の通信の履歴が残っていればそれを確認する
ついでにホレーショーからのラブレターも同じ所で]
男女も年齢もない、ね。
ああ、本当なら……
すごく…厭な予感がするの…
[まさか、次の日に赤紙が来るとは思いも寄らず、それでも払拭できぬ何かを抱え、不安げにダーラを見つめた]
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[ダーラの言葉に弱々しく微笑み、頷く>>22]
ありがとう…どうしたのかな、すごく、人恋しくて…
[帰る家をなくした子犬のように震えて]
(24) 2012/03/26(Mon) 00時半頃
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厭な、予感?
[思い浮かんだのはヨーランダから聞いた
女子供も関係ないというアレ
不安そうなセレストの顔に、しかし言うことはせず]
[ダーラの問いに頷く]
えぇ…もしかしたら、明日は自分が赤紙を貰う番なのかもしれないって…
[役場に居る人間からならば、次は自分だとしても不思議ではないから]
そんなに役場の人を減らしたら、今度は村長が倒れてしまうわ?
気のせいよ。
ほら、今夜はもうホットミルクになさい。
悪酔いしたら明日が辛いわ?
[ぽふ、ぽふと黒髪を撫でる、慰めにもならないかもしれないけれど
自分には側に居ることしかできない]
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[ダーラに肩を抱き寄せられ、その身をダーラに預けるようにし]
ありがとう…ごめんなさい、我儘言って…
[ダーラの温もりを感じるのもこれで最後になるとは…まだ、知らなかったが。]
(30) 2012/03/26(Mon) 01時頃
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セレストは、ヤニクのピアノを静かに聞いていた
2012/03/26(Mon) 01時頃
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…フフッ、 そのほうが、いいのかも。
[ダーラの言葉に微笑んで>>32、本気で一緒に暮らしたほうがいいのかもしれないと、この時は、そう考えるようになっていた。]
(33) 2012/03/26(Mon) 01時頃
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あ、…ヨーランダさん。
[聞こえた声に振り返る>>35]
どうしても、一人でいたくなくて… とても、…とても不安なんです…。
[言いようのない焦燥感を不安という言葉でしか表せない自分にもどかしさを覚えつつ。]
(36) 2012/03/26(Mon) 01時頃
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[ヨーランダの顔を見て、さらに不安の色を濃くする。]
私は、あの人を騙し続けている…
それが苦しくて仕方ないんです。
[ダーラにしか聞こえないほどの小声で呟いた]
……騙しているのは、なにもセレスだけじゃないわ。
私も同罪。それに、村の皆も。
私なんか、セレスと村長が上手くしてくれなかったら
とっくに、だし。
[側に居たまま、小声を返す]
それでも、戻ってはいけない道に立ってしまったわ。
[戻ってはいけない道、その言葉にまた一つ、ふるりと身を竦める]
そうですね…そう、皆を騙している。
これからも騙し続けないと…
いや、それが、みんなのため…ですよね?
[思わず、すがるように、ダーラの目を見た。ダーラを見つめる自分の目は潤んでいるかもしれない。]
そう、皆のため、これが皆が一緒にいるためなの。
他に方法がないじゃない。
少なくともアタシには、わからないの……
だから……
[泣きそうな顔のセレストの、頬を撫で内緒話の合間に
唇を寄せた慰めのキス]
大丈夫、貴女独りじゃないわ。
きっと行く先は一緒よ。
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[ダーラにギュッと抱きしめられ、目を伏せ俯く。 俯いた拍子に目から溢れる涙…、それは安堵のものか、それとも…]
(43) 2012/03/26(Mon) 01時半頃
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[抱きしめられ、口づけられれば、涙が頬を伝う。
目を閉じ、俯き、安堵の涙と誤魔化せたか]
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[ヨーランダの言葉に顔を上げる>>44]
…ヤニクさん、出ていくんですか? このピアノも聞けなくなっちゃうのは…寂しいな。
[キョトンとした顔でヤニクを見る。]
(45) 2012/03/26(Mon) 01時半頃
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[ヤニクとて、すでにこの地にきて数カ月。
実は雪深いというのは嘘で、軍によってヤニクもとうに監視下にあるのだろう。]
旅人が逃げられるなら、みんな旅人になりますよ…
[皮肉めいた言葉を…微かな声で呟いた。]
セレストは、フォークを置いたヨーランダにどうしたの?という顔をする
2012/03/26(Mon) 01時半頃
逃げ出せる筈が、無いじゃない。
春はきっと……ここにはもう来ないわ。
[監視を振り切ったら恐らくそこで殺される
そうでなければ、国の為に利用されて殺される
酒場をぐるりと見回す、今日はホレーショーを見ていない]
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わふぅ
[ダーラに涙を拭われて、さらにくしゃくしゃと髪を撫でられる]
ホットミルクぅ…こぼしちゃうよぉ
[不満な声と裏腹な嬉しそうな顔。ダーラの相変わらずな態度がとても…とてもうれしくて。つい甘えた声をあげる。]
(49) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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わぁ、ヨーランダさんまでっ
[さらにヨーランダにも頭をなでられて頬をふくらませようとして、吹き出した。 こんな時間がいつまでも続いたらいいのに…そんな気持ちで。]
(50) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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ヨーランダさんの分は私が払うっ
[ダーラの大家なのよという言葉に笑いながら答えた>>46]
…私が払える分でよければだけどね。
[ウインクしながら、二人を見た。]
(54) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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ホレーショーさんなら、教会の裏でサイモンさんを待ってるんじゃなかったかな…?
[思いつめている様子の通信を思い出して]
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[二人の姉にもみくちゃにされて、 それでもこの上なく幸せだった。]
ずっと、このままで、春が来ればいいのにね…
[ポツリ、呟いた**]
(55) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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[宿舎に戻った後、また回線を開く。
まだ姉妹の様な安らぎの一時は続いていただろうか]
……帰りにヨーランダに逢った。
俺が告発されたら遠慮なく切り捨てといてくれ。
んで、慰めてやってくれ。
[ヨーランダが気付いたかどうかを探るつもりも無い。
この村の誰かに気付かれ、告発され詰られても構いはしない。
ただ傷を残す事だけが申し訳なくて]
水を差して悪かった。
じゃあおやすみ。
[良い夢をとは口には出来ず、自分もベッドに潜ったまま
転寝を続けた**]
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[ビシッとダーラに甘えていいと言われ>>53、ヨーランダにも真顔で心配され]
ありがとう。
[二人の姉に存分に甘やかしてもらえている、そんな実感がセレストを笑顔に変えた。 その後も3人ではしゃぎ、ヨーランダが帰るときはハグして、ダーラと共に二階に上がる]
なーんかすごく幸せ。 もう思い残すことないな〜
[ダーラと同じベッドに入り、ポツリと呟いた。 …眠りにつくと、無意識なはずなのに、ダーラに抱きついていた。 それは幼子が母親にしがみつくようだった]
(59) 2012/03/26(Mon) 08時頃
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[眠る前に、ホレーショーからの通信が入る]
ヨーランダさんに…
告発するかな…
[ダーラと顔を見合わせただろうか]
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―朝― [いつもより早く目が覚めた。 ダーラが朝食を用意してくれただろうか? 無性に体を動かしたくなって、宿の洗濯をする 朝のうちにできるだけの洗濯を干し終えて、頷く]
ダーラさん…大好き。
[別れ際にギュッと抱きしめて、仕事場に向かった]
(60) 2012/03/26(Mon) 08時半頃
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