18 'Cause I miss you. 〜未来からの贈り物〜
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[ フランシスカの呼声に、残酷な笑い声で答えた。]
何処? ……俺の処に決まってるじゃねえか。
人でなしのお前なら声を辿ることくらい簡単だろう?
………便利なんだね。これ。生憎と誰かさんみたく人でなしじゃないから気付かなかった。
[震える“声”を隠すように、ごまかすように軽口を叩く。
意識を集中させてみれば確かに“声”の居所は知れた。
はぅ、と胸中で溜息を吐いて。家へ帰る前、“声”を辿ってドナルドの元へと行くのだろう。]
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僕の頭って、そんなに弄りやすい?
[昨日から、ヘクターとガストンにはやられっ放しだ。 見上げる瞳は擽ったそうに細め、嬉しそうに弧を描いている。]
僕は大丈夫。 ドナルドさん、大丈夫かなぁ。 [苦手な相手に対しても、この呟きは本心。 人狼がこの中に潜んでいることは知っているけれど、流石にドナルドが人狼だとは思っていない。 というよりも、今は、人狼探しよりやるべき事があった。]
それなら良かった。 よく分からないんだけど、クソッたれって。 何だか怒ってるみたいだったよ。
[アイリスから本を受け取ると、形だけでも読む姿勢に。]
(6) 2010/07/01(Thu) 01時半頃
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[ フランシスカの声にくつりと笑う。]
俺のこの声が届いているんだ。十分ひとでなしじゃねえか。
[ 軽口を叩いてはいるものの、その声は硬く、弾んでいないことは手に取るようにわかる。
狩る側とは思えないその声が可笑しくて。]
ははッ……。
[ 思わず笑いがこぼれ落ちた。]
………っ。
[“声”が届くから。届いてしまうから。
自分が、“人”でないことは、わかっては、いるけれど。認めたくは、なくて。
何か返すでもなく、ただ唇を噛んだ。]
……なに。
[届いた笑い。悔しさからか涙が出そうになったけれど、堪えて。堪えて。短く、問う。]
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[年代記に何度視線を落としただろうか。 ちらっと見える単語だけで、全てを悟ったよう。]
(婆ちゃんから聞いた話と同じだ。)
[全て読み終える前に、目の前のテーブルへ置く。 他の皆が読めるようにと。 サイモンが居ない、という言葉が聞こえれば、きょろきょろと談話室を見回す。]
(どの人がサイモンさんかは分からないけど、 此処には僕が知ってる人ばかりだから……)
[居なくなったのだと悟り、腰を上げる。 口実ができた、そう心の中で笑っていた。]
僕、サイモンさんとドナルドさん、探してくるよ。 大丈夫、すぐに戻るから。
(10) 2010/07/01(Thu) 01時半頃
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なあに、気にするな。
[ フランシスカの不快そうな声を聞いたところで、一度こぼれた笑いを止めることはない。]
そんな事よりも、だ。
お前は何処が好みだ?
肉か? 骨か? 内臓か? それとも――。
[ もうすぐ現れるであろう獲物の味を想像しながら、舌舐り。]
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僕よりガストンさんの方が知ってるから。 ガストンさんに聞いてみて!
[アイリス>>11にはそう答え、一人集会所から抜け出す。 タバサは、また勝手なことをと怒るだろうか。 何を言われようと、この時の少年は耳を貸さない。]
早くしなきゃ……月が欠けちゃう。 部屋では無理なんだ。
あの場所でなきゃ。
[紅い月に見下ろされながら、少年はひたすら走る。 同刻、サイモンが無残な姿になり果てること、そして、その疑いが自分に向けられるかもしれないこと、知る由もなく。]
(14) 2010/07/01(Thu) 01時半頃
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[“声”に答える気がなさそうなのを感じ取ると溜息をつく。]
………どこでも、
[嫌悪感を隠すでもなく“声”にしっかりと表して]
い や。
[きっぱりと伝えた。]
[ 不快感を隠す事無く叩きつけられた言葉に、声なき笑みを浮かべた。]
……そうか、目覚めたてだったな。
なに、一口でも喰ってみりゃ嫌でも知るだろうさ。
[ にやり、と笑ってみる。]
……と、憐れな子羊の御到着だ。
神よ、この者を救い給え。アーメン――とまあ、こんな具合か。
[ こきり、と首を回した。]
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[やがて、辿り着いたのは馴染みの森。 夜の森は一寸先は闇状態。 けれど、樹にぶつからないのは感覚だけで歩いているのだから。 少年は一番高い樹を目指す。]
……良い眺めだ。
[身軽に樹を登り、その先端に立つ。 眼下に広がる景色は紅く染まっているのに、そんな事を呟く。 言っておくが、ドナルドもサイモンも米粒。 少年に見えるわけがない。]
さて、始めようか。
[語りかけるのは、まだ満ちている月に。]
(19) 2010/07/01(Thu) 01時半頃
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[両手の先、左右の指先だけを胸の前で付ける。 次第に指先の力を強め、脳裏にあるものを想像する。]
……よし、できた。
[瞳を開ければ、両手の囲いの中に一本の透明の矢。 両の手を解放すると、その矢は次第に大きくなる。]
ふふふ。 これはね、絆の矢なんだ。 これで射抜けば、お互い惹かれ合うのさ。
[僅かな樹の先端に立ち、その矢を構える。 矢先はもちろん、集会所の方。]
母さんはきっと合ってる筈。問題は父さんの方。 でも、あの人ならきっと母さんを。 それに、僕は願いたいんだ―――アナタが父さんだって。
(24) 2010/07/01(Thu) 02時頃
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―サイモン宅前―
[ 辺りを伺うようにして、家に駆け込む男の影。
左右を見渡して玄関へと吸い込まれたのを確認して、玄関へ。
玄関の前でしばし待つ。獲物は必ずここから現れる、と知っているからだ。
内の様子は手に取るようにわかる――それこそ、男が再び玄関に手をかけた事まで。]
よう、サイモン。こんな夜更けにどうした?
[ とびきりの笑顔で迎えた。
何が起きたか分からなかったのだろう。
白痴のように某とした顔を浮かべる男。
その顔色が恐怖と絶望の色で染まるまでの間に、全ては決まっていた。]
じゃあな。
[ 振り上げた右腕――人のものとは明らかに違う太く、長く、毛で覆われたそれの先には、短刀もかくやという爪。
無造作に振り下ろし、それでサイモンは六つにスライスされた。
右手を赤く染める温もりに酔いしれ、爪にこびりついた肉に口付ける。]
そうそう、この味だよ……く……くははははははッ!
早く来いよフランシスカ! 折角のご馳走が冷めちまうぜ!?
[ 高く、天に吸い込まれるような哄笑。]
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[一度だけ手を叩く。 それは、ゼルダと同じ>>0:@1。 異変は一度だけ起こる。宙に浮くは矢を射るためのもの。 弦を引けば、ギリッと耳元で音が響いた。]
お願い、どうか。
僕の望みを、
叶えておくれ―――!
[まるで、叫びのような願いは放たれた矢と共に。 透明な矢は、皆に見えぬ形跡で、少年が両親だと信じる二人の心を正確に射抜くだろう。]
(29) 2010/07/01(Thu) 02時頃
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……あはは、
[力を使い果たしたのか、少年は地へと落ちる。 湿った土の上で仰向けに倒れたまま、紅い月を見上げ笑った。]
ふぁーあ、眠くなってきちゃった。 今日は久しぶりに此処で寝よう。
[少年はそのまま夢の世界へと旅立つ。 二人の夢がみれたらいいな、と思いながら。*]
(33) 2010/07/01(Thu) 02時頃
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―回想・集会所―
[抜け出す前>>22、髪を引っ張られ大勢を崩した。 急いでいたから、この時の少年は少しだけ苛立ったように。]
僕、お子様じゃない! 19歳だもん。もう大人だよ!
武器がなくても戦えるもん。
[振り向いて、ヤニクにきっぱりと言い放つ。 人狼に敵うわけないこと、分かってはいたけれど。]
大丈夫だって。
[少し背伸びして抗議するも、なかなか髪を離してくれなくて。 困っていたところで、解放されたから、その隙に抜け出した。*]
―回想・了―
(37) 2010/07/01(Thu) 02時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/01(Thu) 02時半頃
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―森の中→川―
[チュンチュン、と耳元で囀る音。 真っ暗な視界に、熱い光が差し込んでいる。 寝返れば、額を樹にぶつけ、その痛みで瞳を開けた。]
……っ、いってぇ、
[額を摩りながら体を起こすも、痛みは額だけではない。 昨夜樹から落ち、全身を激しく打ち付けていたのだった。 眉間に皺を寄せながら、森を抜ける。]
早く、会いたいなぁ。 二人の幸せな顔、見たいよ。
[眩しい光を放つ太陽に二人の笑顔を重ね、集会所へと向かう。 途中、川をみつければ立ち寄り、土塗れの服と体を洗うのだが]
っわ、っわ! な、何だよこれ……!!
(70) 2010/07/01(Thu) 11時半頃
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[透き通った川水に、上流の方から何筋もの紅。 視線で追えば、その先に所々骨が覗く……人間の腕。 流れに身を任せていたそれは、少年の体が塞き止める。]
ぁぁっ、っゎあああ!
[濡れたままの服を抱え、全裸で走る。 走るのに邪魔なところは、服で押さえる形。 人狼の存在、人狼の仕業だと分かってる。 分かってはいるが、初め目にするその残虐さに、昨日までのように冷静で居られる筈がなかった。]
大変だよ!
川に人間の腕が…!!
[集会所の扉を乱暴に開け、全裸のまま中へと駆け込む。]
(72) 2010/07/01(Thu) 12時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/01(Thu) 12時頃
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[集会所に居た面々は少年に何を問うだろうか。 腕の主を問われれば、分からないと伝え、 全裸の理由を問われれば、″汚れたから″と伝えるだろう。 どちらも、少年にとって事実だった。*]
(73) 2010/07/01(Thu) 12時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/01(Thu) 12時頃
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[ヤニクのコートを体で受け止めると、漸く我に返ったようで。 ヨーランダの動かぬ視線に、慌てて身を隠す。 背を向けたまま、濡れた服を窓際で絞り、それに着替えた。 きっと、赤く染まった頬には気付かれなかっただろう。]
…ありがと。
[コートを返しに歩み寄ると、腰に帯びたモノに気がついて。 興味でそれに手を伸ばすが、ヤニクのある言葉に手が止まる。]
(愉しくなってきた?)
[不思議そうにヤニクを見上げる。 人が殺されたんだ。腕を千切れたんだ。 それなのに、どうして……と瞳は言っていただろう。]
(80) 2010/07/01(Thu) 15時頃
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[ヤニクに直接問うことはせず、黙って割れた皿を片づける。 指先を破片で切れば、舌打ちしながら滲む血を舐めとって。 布巾でスープを拭き取り、ヨーランダの元へ。] ちょっと外行かない? 服乾かしたいから、付き合って欲しいな。
[うまく誤魔化せただろうか。 ヤニクの傍に居るのは、危険だと思っていることを。]
行くよ。
[少年の誘いを不思議に思ったのか。 なかなか動こうとはしない彼女の手を、半ば強引に引っ張った。 ヨーランダがこうすること、苦手だと分かっていても。]
(81) 2010/07/01(Thu) 15時頃
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―集会所前―
ぁ、嫌だったよね。ごめん……。
[外に出てすぐに、握っていた手を離した。 ヨーランダはどんな表情を浮かべていただろう。]
ヨーランダさんは愉しい、って思う? 僕はそうは思えない。 だって、人が殺されたんだよ。
[若草色はひどく真面目に、真っ直ぐと彼女の瞳を射抜く。 けれど、すぐに視線を外し、眩しい陽を見上げた。]
(82) 2010/07/01(Thu) 15時半頃
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[真実の過去はどうだったのか、少年は知らない。 人狼騒動に巻き込まれた事がある―――これは真実だろう。 けれど、その先はゼルダの言葉から推測してるだけ。]
僕は許せないんだ。 人狼も、それから……この状況を愉しんでることも。
[細める瞳に悲しみの色は浮かばない。 浮かんでいるのは決意の色。]
僕は護る。 絶対に、殺させない。
[誰を護るのか、誰を殺させないのかは言わない。 問われたら、大切な人とだけ答えるだろう。 止めていた足を再び動かす。 ヨーランダはついてくるだろうか。 どちらにしても、もうすぐサイモンを発見することになる。*]
(83) 2010/07/01(Thu) 15時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/01(Thu) 15時半頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/01(Thu) 21時半頃
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[ヨーランダの足音を背に、暫く無言で歩く。 歩きながら考えることは、父と母を護る方法。 自分の正体を明かすことはできない。]
(正体を隠したまま、どうしたら護れるかな。)
[その思考は、背後からの声>>99で途切れた。 後ろを振り返り、彼女の言葉に促されるまま指先を見遣る。]
…ん? あぁ、これ? 大丈夫だよ。大した怪我じゃないから。
[首を振り、笑ってみせる。 けれど、されるがまに。 触れることを避けるようなぎこちない巻き方をみつめた。]
(104) 2010/07/01(Thu) 22時頃
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ありがと。ハンカチ、洗って返すね。 一つ聞いていい? どうして、触れるのが苦手なの?
[尋ねた後、すぐに前を向き歩を進めた。 彼女が答えたくなければ答えなくてすむように。]
服、乾いたみたいだ。
もど―――
[戻ろうか、と最後まで言葉出なかった。 視界に入る、扉が開いたままの家。 少し離れた場所からでも、紅く染まっているのが分かった。]
(106) 2010/07/01(Thu) 22時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/01(Thu) 22時頃
若者 テッドは、墓守 ヨーランダに指差してみせる。白い指の先にあるもの、分かるだろうか。
2010/07/01(Thu) 22時半頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/07/01(Thu) 22時半頃
[ 忘れはしない、この左目が最期に映したものを。
正規軍は撤退、時間稼ぎの捨て駒、部隊は壊滅。
生き残ったのは戦のいろはも知らなかった己、そして背を預ける戦友にして命を預ける親友。
猫の群に追われる二匹の鼠は月夜を逃げ惑う。
異なる神を掲げる敵の手はすぐ後ろに迫っていた。。
死にたくなかった/死なせたくなかった/生きたい/生かしたい。
無我夢中で敵の部隊に飛び込み、牙を/爪を振るう。
その姿は異にして威。
我に返った時には敵は逃げたか、死んだかのどちらかだった。
危機は去った、安堵と共に振り向く。
満月の灯火の下、左目に大きく映った白刃。
その男は背を預けた戦友にして魂を預けた親友――そして、どうしようもない程の信徒だった。]
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―→サイモンの家―
ね、ねぇ……あれ、って……
[震える唇は、そのまま音を響かせる。 ハンカチが巻かれた指先も震えているだろう。]
僕、確認してくるから。 ヨーランダさんは此処で待ってて。
[一歩一歩、ゆっくりと歩み寄る。 ヨーランダは言われた通り、動かずに待っているだろうか。 もしついてきても、気付かなかっただろう。]
……っぅ、
[真っ紅に染まる、6つに引き裂かれたモノ。 否、6本と言った方が適切か。右腕はなかった。 血の海から漂う鉄錆の臭い、酷い吐き気に襲われた。]
(110) 2010/07/01(Thu) 23時頃
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[川で発見した右腕から、この惨状は予想できた筈。 バラバラに引き裂かれていても不思議ではないのに、目の前の光景が信じられない。 人狼の力を目の当たりにして、動くことができなかった。]
(こんなことができる人狼と、どうやって戦えばいいの? 僕には、ヤニクさんのような武器はない。 特別な力だってないんだ。……特別な力?)
[咄嗟に考えたのは魔力。 けれど、すぐさま頭の中で否定した。 弱い魔法なら使えるだろうけど、昨夜放った魔法の所為で、人狼に打ち勝てるほどの魔力は回復していない。]
(113) 2010/07/01(Thu) 23時半頃
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……戻ろう。
[声をかけた時、ヨーランダはどうしてただろうか。 此処に長居しても埒はあかない。気分が悪くなるだけだ。 そう思い、集会所へと促す。]
僕たちの中に居るんだよね。 人狼も、特別な力をもつ人も。
僕は、
[歩きながら、小さく呟く。 ―――何ができるんだろう、と。]
―→集会所―
(121) 2010/07/02(Fri) 00時頃
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