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アリス…
―――…
[聞く事に長けている兎は、何かを感じる事が出来ただろうか?
今はただ、流れる虹色を、見つめているだけだったけれど。]
ミスティアも
無茶しすぎだよ
[倒れた彼女に向けて、ぽつりと呟く。
聞こえても聞こえなくても、構わなかった*]
【人】 さすらい人 ヤニク―数時間後 天狼の遺跡・民家― (11) 2011/06/08(Wed) 08時頃 |
【人】 さすらい人 ヤニク[そう、失敗だ。 (14) 2011/06/08(Wed) 08時頃 |
ねぇ、パパ?
[問いかけるのは、父に似た声の主。
久しぶりに話しかけた気がした。]
なんでかわからないけど、悲しい気分がする。
こんな風に悲しい思いをしながら、私は世界を守らないといけないんだね。
[なんとなく、なんとなく理由が分かっていた。
自分の大好きな誰かの命が尽きた。そう感じたから。]
天狼族の遺跡を見つけたの。
たくさんの文献、そして、私が手に入れなければいけない、『創世≪ハジマリ≫の杖』もここにあるわ。
[覚悟は出来ている。
皆を敵にまわして、それでも使命を果たすと。]
次に生まれる世界にヒトはいらないもの。
だから、審判を下す、私達天狼族もいらないわ。
そうしてうまれるの。本当に優しい、平穏と秩序の守られる世界が…。
でも…
[少しだけ思う。一度くらいはチャンスを与えても良いのではないかと。
しかし、その迷いも、最後のチャンスを与えた歴史の文献を見るまでの事。]
(ごめんね)
(…ごめんね)
[何度も謝るアリスの声は、ミスティアに届いただろうか?]
( ありがとう )
[そしてとても強い、感謝の念。]
尊いわ
命を育める場所
願いを育める場所
絆を育める場所――…
あの世界があったからこそ
私はここにいるわ
あの世界があったからこそ
私はここにいるの
平和を願える場所……
− 鼓動を止めた刻《テンプス》の中 −
[バサリッ…。
動かぬ世界を面白そうに上空から眺めていると、心優しい天狼の声が届いた
お前は止まっていないのだな。
当然だな、お前は強い。
[どうやら動く者もいるのだと確認出来ただけで十分だった。
少し寂しげな声には、直接話してはいないのに眉を顰めて気遣った]
哀しいのはお前が心優しいからだ。
[そう言えば先程屠った若者は、天狼を最初に抱えて来た子だったと今更思い出す。
その後も色々拘わったのかもしれない。
そう言えば以前大切な者を傷付けるなら戦うと言われた気もするな、と獣は思い出す。
だがヒトを滅ぼす決意をした彼女に敢えて伝える事はしない]
お前の理想《ネガイ》が叶うといいな。
[殊更優しく獣は呼び掛ける。
違う世界《終焉》が再生《繰り返》されるのも面白い。
生まれれば終わらせるだけ。
玩具が増える事は良い事だ、と思いながら]
ただ簡単にはいかんぞ。
刻が歩みを止めた。
勿論崩壊も再生も今は出来ない。
そのうち刻は動き出すだろうが…。
それまでに、極力愚か者を減らした方がやりやすい。
自分達の益しか考えず、周囲を省みなかったヒトの味方…。
[天狼が動いている。
恐らく他の力を持った者は動き続けているだろう。
破滅の従者は多い筈がない。
天狼が行おうとしている事の敵になる者がほとんどだ。
だからこそわざと煽る様に声を掛けた。
ただ…面白いから…それだけの理由]
ガアアアアアアッッッ!!!
[一度大きく吼えて闇が揺らぐかどうか、その動きの予測を楽しみながら]
《契約》外の連中がまだいるようだ。
何処まで堕ちるかは知らんが…。
迎えに行くか?
それとも狭間で苦しむ様を見物するか?
[いたぶる様な残酷な問いは誰に向けてか。
だがどの答えでも、獣は哂って]
終焉まで、オモチャは多い方が良い。
[そう返すだろう]
私は…優しくなんかないよ…。
[心優しいと言う彼の声に、静かに否定する。]
だって、大切な友達の命も、存在さえも消してしまうのだから。
[見つけてしまった一冊の手記。
自分と同じ、天狼族、それも、自分と同じ審判者だったものの手記。
その、最後の一文を見つけてしまったのが、その原因。]
【人】 さすらい人 ヤニクアキラ…! (133) 2011/06/09(Thu) 00時頃 |
-審判を下す者の手記-
我は最後に彼らに問う。
『人の子よ、過ちを繰り返し、星を、世界を滅ぼすもの達よ。
審判は下された。繰り返される罪に、災いあれと。
救いを求めるならば、誓いを立てよ。
最後の機会を与えよう。』
人の子は答えた。
『決して過ちを繰り返さぬ。
謙虚に、与えられる恩恵を大切に。
何より決して驕らぬ誓いをたてる。』
我は彼らに、最後の機会を与える。
我が手によって、汝らに救いあれと。
しかし…決して二度は与えぬ。
最後の機会。
二度目はないわ。
[その約束が、何万年以上も過去の事だとしても。
交わした約束は、破られてはならない。
もう充分すぎるほど、機会は与えたのだから。]
叶えるわ。
私の理想≪ねがい≫は、世界の理想≪ねがい≫だもの。
世界がヒトを否定したのだから。
だから…幾重に邪魔をされても、無駄なの。
そうか…そこまで言うのだからどうしようもないようだな、ヒトとは。
遠慮はするな。
躊躇わずに滅ぼすが良い…。
[酒場のマスター気分が抜けぬせいか、天狼が目の前にいれば頭をぽんぽんと撫でそうな口調で声に応えた。
激励する内容は危険極まりないものだったが]
だから違うのにい!
それに、柊先輩がいるからって、どういういみよう…
もお!
[
……迎えに行くのも悪くないと思っていたが
どうやら向こうから来てくれたようだ。
半神半魔というが、
果たして、《契約》してこちら側に堕ちる者なのか。
[震える銃口を見つめながら、呟く]
/*
昨晩は即健康してしまってすいません。お疲れ様でした。
ネル→半狼
ドナムパ→魔術師
でしょうか、ね。展開次第かもですが今日はネル襲撃かなあと思いつつ
【人】 さすらい人 ヤニクそう? (159) 2011/06/09(Thu) 00時半頃 |
―道中―
へぇ……あ、うん、でも、アリスも年頃の女の子だもんね。
[ロビーの言葉
それからミスティアはすこしにあわてたようすで、妙なフォロー(?)を入れた]
ミスティアあ!
とっ とめてよううう…
ミスティアもなにそれどういう意味なのっ?!
わっ
わたしは べつにい…
………
ほう。
それは結構な事だ。
[飛んで火にいる?と思いながら声
その後はお前さんの腕次第だな。
[からかう様な、だがやれるだろう?との確認の意味のある含みのある言葉]
/*
お疲れ様です。
昨日はセシル噛みと言う…orz
ネルかドナ、どうなるか判りませんが、ネル噛みが早いかもしれませんね。
襲撃パスにしておきます。
[静止を求めるアリスの声に、ミスティアは余計珍妙な対応をする]
だ、大丈夫!
生き物としてそういうのは普通のことよ?
例えそれが普通の人間でなかったとしてもアリスはやっぱり女の子なんだしその…えっと…!
[テンパるだけテンパったところに大きな声をかけられれば、思わず声が裏返った]
とと、とにかく、どんまい、がんば…!?
…で、いいのかな、こういう時?
[果てしなく間違っている]
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