197 獣ノ國
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
/*
そうさ、今宵もまた、噺は返り咲き。
きっと國の外に出た人も、同じ噺をしていることだろうねェ。
おいでやおいで、陰日向。
姿を隠すことは、もうせずとも。
|
―回想・商店街―
[向けられた指先>>10は重なることもなければ、男が絡み取ることもなかった。 下ろされていく様をただ眺めるのみ。
チクタク、チクタクと、均等に針を進める銀時計。
時間に急かされることのないチェシャ猫ならば関係はないのだけれど、目の前にいる人は御伽の國の住人ではなく、現実の世界は誰彼構うことなく平等な進んでいく。
商店街で、同じ台詞を。 彼女は気付くだろうか。あの時と違って紅葉は咲いていないけれど。
迷子のような瞳が男に向けられた。 笑みのようなものが、影を踏んでいく。溶け合う二人分の影の中、迷子の顔を見た>>11]
私? 私は赤ずきんを返しに来たの。これは私が身に纏うものじゃないから。だって私は赤ずきんじゃないから。
[いらないと影を見つめる彼女に童話じみた口調で男は赤ずきんを演じる。そして懐から赤ずきんを手にすれば――…]
(16) minamiki 2014/10/11(Sat) 11時頃
|
|
いらないなら、捨ててしまおうか。
[徐に何処かに投げ捨てる。
一切の躊躇も無しに、夕陽が揺れる茜色の空の下、穏やかな風が吹いているその流れに乗せるように放り投げる。]
結末を、知ってしまっては面白くないだろう?
決められた展開じゃあつまらない。僕は今起こったことをそのまま綴りたいと思うよ。
――友達の受け売りだけれど、ね。
[終わりを望む彼女にひとつ、距離を縮めようとつま先を向ける。 見下ろす形で問いかける少女>>12に 男は唇を動かした。]
(17) minamiki 2014/10/11(Sat) 11時頃
|
|
これから、探しに行くんだ。欲しい物をね。
僕の物語はまだ途中。これから変わっていくのさ。
たとえば…――君との会話によって。
[彼女は俯いていただろうか。それならば、促すように男は細い腕を掴もうと手を伸ばしただろう。]
――君は、しあわせ かい?
[捉えることが出来たのなら、逸らすことは許さないとばかりに覗き込みながら問いかけただろう。
出来なかったのなら、視線は逸らさずに黄金色の絨毯を見下ろして尋ねてみただろう。]
(18) minamiki 2014/10/11(Sat) 11時頃
|
|
――答えて、クラリス。
君の物語は、ここで終わりかい?
[……と。]
(19) minamiki 2014/10/11(Sat) 11時頃
|
□集え獣人
20xx年10月y日 ss:ft
飼い主を見つけたジャーマンシェパード
誰かいるかしら?
□Re:集え獣人
20xx年10月y日 ys:ai
鎌鼬と呼ばれた鼬
しぇぱーど
居るが…どうした?
どうした?
□集え獣人
20xx年10月y日 ss:ft
飼い主を見つけたジャーマンシェパード
ふふ、いや
誰かいるかと思って
こうして繋がれることは、とても幸せなことだな、とね
□Re:集え獣人
20xx年10月y日 ys:ai
鎌鼬と呼ばれた鼬
繋がれる…繋がる。
嬉しいが、なんだかこそばゆいものだな。
あっなんか狭いところに入りたくなってきた…(鼬故に)
|
[彼女の唇>>36から紡がれるのは、今日も嘘ばかり。
文面は容易に御託を並べることは出来る。
けれど人の目を鏡とするならば、視線を逸らさなければ“真実”を垣間見ることが出来ると。
ウソなど吐けないと僕は考えていたのだけど、杞憂だったのだろうか。]
…つまらないよ。
[彼女の何もかもが気に食わない。僕の愛しい人はそれはそれは小さなウソで喜んだり悲しんだり忙しない人だったけれど、彼女は違う。
自らウソを望み、重ねていく。 ウソを吐く理由を、誰かのためだと述べた彼女が、こうしてウソを口遊むのは一体誰のためなのだろうか。]
(47) minamiki 2014/10/11(Sat) 23時半頃
|
|
――…僕には分からないよ。君がどうして魔女を選ぶのか。
――君が、僕を選ぶのも分からない。
だけど、そうだね。何を持ってして魔女を魔女だと言うんだろうか。
僕の頭に生えた獣耳。誰から見ても悪者の狼に乞い願うなんて。
――…呪われてるみたいだ。おまじないなんて、程遠い。
[距離を縮める。つま先が、彼女の陰を完全に塗り潰してしまうまで。 互いの隔たりを失えてしまうまで。
腕を伸ばし、相手の両頬を包み込むようにして触れる。
そのままこちらを向かせようと力を入れることが、叶ったのなら。
僕は、彼女に――……]
(48) minamiki 2014/10/11(Sat) 23時半頃
|
|
“キスから試してみるかい?”
[唇が擦れ合う寸前まで顔を近付ける。止まらない。
少しでも拒絶する素振りを見せれば僕はやめるだろうけれど
見せなければ僕は彼女とは違い、ウソばかり、呪いばかり口にする可愛くない唇を奪ってやるのだ。
永遠に解けることのない呪いを彼女にもかけてやるのだ。
それが、嘘つきばかりの僕らに、僕が彼女に出来る時間の止め方だったから。
封筒>>37は受け取らない。]
――君を縛るものなんか、いらない。ウソなんか、いらないよ。
(49) minamiki 2014/10/11(Sat) 23時半頃
|
|
[重なる唇の温度は、どんなものだっただろう。 けれど魔法は解かれない。でも構いやしなかった。
これは魔法なんて高尚なものではなく、もっと低俗な押し付けなのだから。
ただただ、胸がギシリと歪んだ音を一度奏でるのみ。 すぐに感じた痛みも違和感も消えていく。 全て夕日に飲まれていく。
色気も情趣も無い口付けは、呆気なく終わりを迎える。
ぽたり、と。焼き切るような空から落ちる雨粒>>56
止まることなく地面を濡らす様を、僕は眺めていた。]
(59) minamiki 2014/10/12(Sun) 03時頃
|
|
…そう。でも残念ながら君が触れた唇は僕のものだ。 これは変えようのない過去で、真実さ。
自分で吐いたウソに…。 相手の吐いたウソに縋って、… ――どうすんだい?
[丸い頬から伝う雫を僕は眺めた。 ウソはもういらない、と。 そう口にした僕に彼女は、ひとつ、新たに望んだから。
だから、僕は、……]
(60) minamiki 2014/10/12(Sun) 03時頃
|
|
――愛してないよ [赤ずきんで隠されていない柔らかな金髪に僕は腕を伸ばす。
肩口に収めることが出来たのなら、僕はデニムから銀を取り出すのだ。]
呪いが解けても教えなくていい。お祝いなんてしてあげない。 その代わり、君にこの言葉を送るよ。
――君に、不幸あれ。
[囁く声は、引き寄せることが出来ていたのなら耳元から。
出来なかったのなら、丸い輪郭を眺めながら、口遊んだだろう。
そして、チェーンに繋がれた輪っか>>4:210を、彼女が身に纏うスカートのポケットに忍び込ませようと僕は手を伸ばすのだ。
なるべく、手のひらの内にあるそれが何か分からないように、握りしめながら。]**
(61) minamiki 2014/10/12(Sun) 03時頃
|
□集え獣人
20xx年10月y日ss:ft
飼い主を見つけたジャーマンシェパード
赤のみんなで鼬捕獲大作戦?
あ、楽しそうに思えてきた
あぁ、今更、ここにこうして書き込んでるのは
幸せになったっていう、それだけ
報告はしておこうと思って
神隠しに遭わなくても、幸せを貰えた
科学者や鶴には、たくさん迷惑かけた
みんなも、多分少しは心配かけたかな
ありがとう
もう、大丈夫
僕は犬として自分として、生きていくよ
みんなにも、納得できる生き方ができればと祈ってる
それじゃ
□Re:集え獣人
20xx年10月y日 ys:ai
鎌鼬と呼ばれた鼬
捕獲など…おっかない、おっかない。
其れは置いておいて。
おめでとう、しぇぱーど。
報告、聞けて嬉しかった。
ありがとう。生き方、か。
良いものを見つけられる様に少し、模索し乍ら暮らしてみることにする。
偶にはまた此処へ顔を出してくれると嬉しい。
元気でな。
御幸せに。
|
[肩口にかかる重み。人の体温。
鼻腔を擽るのは僕の好きな葡萄酒や葡萄柚でもなく。 僕の嫌いな珈琲の香りともまた違う、知らない匂い。]
――…僕は君じゃあないよ。
それに何だい。僕の心を勝手に決めつけないでくれよ。
[彼女への愛を否定しながらも僕はそんなことを宣う。 耳元で囁きが落ちるまではきっと、僕は笑っていた。]
(92) minamiki 2014/10/12(Sun) 23時頃
|
|
――…君はおかしなことを言う。
[金糸を絡めた指が、小さく軋む。 唇を吊り上げようとして犬歯が邪魔をする。けれど知らない。
唇にプツリと朱が落ちたけれど、僕は気にせず歪めてみせるのだ。]
――…魔法が解けたのに君は不幸になるんだね。
だから……、僕が、君に、…、
[転がす指輪は誰の名前も刻まれていない、それを彼女の懐に。]
(93) minamiki 2014/10/12(Sun) 23時頃
|
|
――…呪いをかけてあげるよ。
[楔をかけてやる。キスひとつじゃ眠りから覚めないような呪いを。
そうして手放す。真っさらな銀色を。]
覚えておくといい。君に呪いをかけた男の名前を。
――ヤニク。そう呼ばれていたよ。
[彼女は僕に幸福を。 僕は彼女に不幸を。
紡ぎ手になりたいと告げた友。 読み手になりたいと願う彼女。
再会を約束してくれた彼と、 口約束さえままならない彼女と、
立ち去ろうとする陰と、置いてけぼりの僕。]
(94) minamiki 2014/10/12(Sun) 23時頃
|
|
[何もかもが正反対。 でもそっくり。合わせ鏡とはいかなくとも、何処か似た少女の後ろ姿を眺める。
斜陽が落ちてしまうまできっと僕は、その姿を脳裏に焼き付けていただろう。
――ほら、何にも起こらない。
……なんて。
それじゃあ あまりにもつまらない! ]
(95) minamiki 2014/10/12(Sun) 23時頃
|
|
“どこに行こうとしているのかわからないのに決して遠くまで行けるものではない。”
[『ファウスト』のある一説を読みながら僕は、その腕を掴むために影を追いかける。]
つまりは――…迷子の君が遠くを望むなんて無理なのさ。
[打って変わった明るい調子で笑ってやる。 気紛れに歩を何処かへ向かわせながら、ゆるりと。]
――友達と、追いかけっこをしているんだ。
今度は僕が隠れる番。 でもこの耳じゃあ目立って仕方が無い。
…簡単に見つかってしまうのも何だか、悔しいじゃあないか。
(96) minamiki 2014/10/12(Sun) 23時頃
|
|
――…だからね、ヘンゼルとグレーテルのように手でも繋いで協力すれば…上手くいくかもしれないだろう?
…急いでる? 君は白ウサギかい? そんなもの全部捨てちゃえばいいさ。
[横暴。身勝手。自己中。我儘。 僕の行動に当てはまる単語はこんなものか。
自覚はあるさ。 彼女がどのうように評価したのかは、彼女の唇が表情が紡ぐだろうけれど。]
――…ということで、さすらい人になろうかな、僕は。
さすらい人 ヤニク。
……似合うだろう?
(97) minamiki 2014/10/12(Sun) 23時頃
|
|
[“また戻ってくる”なんて口にしては結局戻らない僕を彼は許してくれるだろうか。
もう、尋ねることはないだろうけれど。 彼と旅に出てみたかったのは勿論本当のことで、嘘じゃあない。
傍で物語を綴られる、なんていうのも心踊らされた、から。 だからこそ、探してみて欲しいような気がするのだ。
なんて、身勝手な我儘。
彼が乗るかどうかは分からないし、呆れ顔がいとも簡単に目に浮かんでしまうのだけれど、僕は前を見続ける。
彼女の傍へと並ぶことが出来たならば、そのまま三日月を唇に描くのだ。]
(98) minamiki 2014/10/12(Sun) 23時頃
|
|
まあ、だから君は僕が隠れるお手伝いをしてくれないかな?
お手伝いさん クラリス
[彼女は僕のお願いにどう答えただろう。
どちらにせよ僕は数枚の紙幣と電源の切った端末ひとつで地平線を睨み付ける。]
――…まぁ、まずは検問をどう潜るか、なんだけど、ね!
[アンバーは楽し気に群青色の空の下、光を帯びては*揺らいだ*]*
(99) minamiki 2014/10/12(Sun) 23時頃
|
□集え獣人
20xx年10月2日 mm:ss
蝶に捕らわれた蜘蛛
ここに来るのも久々だな。
【ゆるぼ】明日の献立
□集え獣人
20xx年10月6日 k:l
現在地:銀河の白カナリア
>>蜘蛛さん
明日の献立、メカブとかどうですか?
□Re:集え獣人
20xx年10月y日 ys:ai
鎌鼬と呼ばれた鼬
>>蜘蛛
じゃあ、藻付はどうだ?
□集え獣人
20xx年10月2日 mm:ss
蝶に捕らわれた蜘蛛
【ゆるぼ】明日の献立
・めかぶ
・もずく
今日は海藻責めか?
いや海藻は好物だから構わんが。美味いポン酢を頼む。
|
―???―
[あの後。 彼女からの提案>>138に賛同した僕がまず目指すこと。
僕は生まれが獣であった訳ではなかったけれど、頭の上から生えるそれは…残念ながら人間には備わっていないものだ。
突然変異なんてものがこの世にあり得るだなんて信じたくもない話だけれど、どう足掻いたところで取れそうにもなく。
この國に聳え立つ塔に住まうという管理人に許可を頂戴しなければならない、ということを調べた結果知ることになった。
けれどヘイオトロープは科学が栄えど小國。 そんなに簡単にパスポートを発行して貰えるものなのか。 それが一つの疑問。
答えはきっとNO。 これが僕の個人的な見解だった。]
(149) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る