人狼議事


19 生まれてきてくれてありがとう

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[森に近い、村外れの粗末な小屋の中。月光を浴びながら、一人の女が糸を紡ぐ。

時に、銀色の光が注ぎ込む窓辺から――。


森から村へと続く小途を、慈しむように眺めながら]


 あの人の生まれた村を静かに見守ってきたわ。
 あの人の愛した村を、私も愛してきたわ。


 でも――。

 もし、村が悲しみのうちに滅びるようなら――。
 どうすれば、いいと思う?

[誰ともなく問いかけて]





[そんな事は起きないで――


   そう、願いながらも。]


.


愛する人の死を告げられるのは、辛い、わ。

自分の命が天に召す神様の御手により、刈られるよりも辛いこと、よ。
魂が千切られるような、痛みと悲しみに晒される、の。



埋めきれない空白を、疵を、魂に深く残すの。
それを埋めることなんてできるものでは無いわ。


 あの人が愛したこの村が悲しみにくれるのなら――。
 あの人の愛したこの村の人々が、身近な人を、村の人を失い。

 魂に喪失という残酷な疵を受けるのなら。

 私の手でできる事を――。

 し て、あげる――。

[例え、自らの手を赤く染めたとしても――

丸い銀の円盤を、静かに眺めながら心の奥で思って。]


店番 ソフィアは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 02時半頃


【人】 店番 ソフィア

―― 雑貨屋・テレプシコーラ ――

[いつものように退屈で、平凡な宵。
 ただ、少しだけ違う宵。
 もう店終いの時間だ。

 外に出てcloseの看板を掛けた所で、
 自警団員の姿が見えた。]

(16) 2010/07/03(Sat) 02時半頃

【人】 店番 ソフィア

[自警団員はソフィアに歩み寄ると、重い口を開いた]

 ……

[この村に、ある病が蔓延していること。
 その病の異常な発症率と致死率。
 そして既に村人は潜伏期間だろうということ]

 ……え? あぁ、そう。

[全てを聞き終えた後で、
 気の無い相槌を、打った。]

(18) 2010/07/03(Sat) 02時半頃

【人】 店番 ソフィア

 ――――…。

[自警団員が立ち去ってから、どれ程の時間が過ぎただろう。
 closeの看板に手を掛けた儘
 ぴくりとも動かなかった。]

 ……は

[やがて漏れたのは、乾いた吐息。

 この村が、侵されていると知り、
 言葉を失い、思考も止まった。

 気の無い相槌は現実から目を背けるもの。]

(22) 2010/07/03(Sat) 02時半頃

【人】 店番 ソフィア

[雑貨屋の中に入り、荒々しく扉を閉める]

 お祖父ちゃ……

[ティモシー爺を呼ぶ。
 爺の細い手を握る。
 不思議な瞳に何も謂えなくなった。]

 ……。

 お祖父ちゃんは、街に、逃げて。

(26) 2010/07/03(Sat) 02時半頃

【人】 店番 ソフィア

[村に蔓延しているものがとんでもない病だということだけ告げ]

 私は――
 パパとママの眠る、この村を
 後には出来ない、わ。

[そう謂うと、爺は、同意を、示した。]

『娘と義息子がいる村を後には出来ん』

[―――と。
 ぐっと胸を圧す何かに耐えるように、唇を噛んだ。]

(29) 2010/07/03(Sat) 02時半頃

【人】 店番 ソフィア

[病気なんて嘘で。
 いつもの日常が続くのならどんなに良いだろう。

 だけど、ソフィアの日常の歯車は既に
 リンダの死、という切欠で
 狂い始めていた。]

 死ぬなんて、……ない。
 明日にも明後日にも終わる命なんて、そんなの、ない。

[現実に突き付けられた、死。]

 ――ピッパさんは笑ってくれるかしら。
 いつか笑ってくれるかしら。
 それまでは、それまでは――生きていて欲しい。

 私も、生きたい。

(42) 2010/07/03(Sat) 03時頃

【人】 店番 ソフィア

[細い、骨張った爺のしわくちゃの手。
 ぎゅ、と握って、堪えた。
 爺は困ったように、首を捻っていた。]

 ……。

[もう家族を失うのは、厭だ。
 でもそれは爺も同じ。
 一体どちらが早いか――だけ]

(55) 2010/07/03(Sat) 03時半頃

【人】 店番 ソフィア

[静かにティモシー爺から手を離すと]

 私、外の様子を見に行ってくるわ。

[そう、はっきりとした声で告げ、
 一度は荒々しく閉じた扉を、ゆぅくりと開けた。
 薄暗い外に浮かぶのは何だろうか。
 大通りの方向へと歩き出す。]

(61) 2010/07/03(Sat) 04時頃

【人】 店番 ソフィア

―― 大通り ――

[アンダンテで歩く道。
 誰かに会いたい気もするし、誰にも会いたくない気もする。
 こんな時に、どんな表情で顔を合わせればいいか分からない。

 村は悲痛で不気味な雰囲気に覆われていた。
 ゆら、ゆら、と瞳を揺らしながら、
 時々、すぅ、と目を細める。

 そんな風にどのくらい、歩いたか]

 またあなたなの?
 こんな時ぐらいストーキングやめなさいよっ!

[背後をつけてくる気配に気づいていた様に
 振り向いて怒鳴っては
 それが、あの男、ではないことに、気づいて]

 あ、あら、ペラジー……?

(69) 2010/07/03(Sat) 04時頃

【人】 店番 ソフィア

 ……ごめ。

[人違いだった、と謝って
 普段から、の問いかけには]

 偶に、ね。
 別れた男がしつこいの。
 あの男も、……もう馬車の中かしら。

[そうなら清々した、とばかりに弱く笑う]

 ……どうか、した?

[ペラジーの、微かな言葉の乱れに気づいてか
 そう問いかける。
 病のことを口に出すには、勇気が足りなかった。]

(75) 2010/07/03(Sat) 04時半頃

【人】 店番 ソフィア

 ううん。ある意味自業自得だもの。

[労わりの言葉には苦い笑みを返し、続く言葉を聞いては、ぱちくりと、瞬いた]

 ……分かるの?

[自分の身の回りで起こった変化だろうか]

 もう隠す意味も無いから言うわ。
 ……リンダが死んだの。

[変化は多分それだけじゃない。ざわざわした感じ、と感覚的な言葉に]

 私の、精神が、落ち着いてない所為かしらね。

[緩く、唇を噛んだ後]

 ピッパさん、が…―――

[くしゃりと、表情が僅かに歪む]

(78) 2010/07/03(Sat) 04時半頃

【人】 店番 ソフィア

 ううん、よくは分からないけど
 多分持病だと思う……。

[リンダの死について告げた後、
 ピッパも、との言葉にはゆるく首を横に振り]

 ううん。死んだわけじゃない。
 でもピッパさんは――リンダに、心を囚われて。

 つらいの。どうしたらいいか分からないの。
 死者を思い出にすることを否定するわけじゃない、
 でも、ピッパさんはそんなんじゃなくて――

[頬を撫ぜるぬくもりに、不安定な瞳から雫が零れ落ち]

 まるで、死んだリンダに依存している様で、
 ――どうしたら、いい、か…

[繰り返す言葉。ピッパを救いたい、笑って欲しい、ただそれだけの願いが、届かなくて、もどかしい。
 一方的にごめんね、と、少しだけ冷静さを取り戻した様にペラジーに謝罪して。]

(81) 2010/07/03(Sat) 04時半頃

【人】 店番 ソフィア

 うん……隠してた、みたい。

[ぽつ、と呟くように紡いで
 続く言葉を聞いては、瞳に涙が溜まり
 きゅ、と閉じた後、凛とした声で告げた]

 ―――厭よ。

 後を追うなんて許さない。
 私は、……。

[何故こうも気にするんだろう。他人のことなのに。
 同じ村人だから?以前に仕事で関係があったから?
 否―――]

 気になってるの。ピッパさんが。
 わらって、ほしいの。

[残酷な願いかしらね、と淡く笑んで、
 抱き寄せて呉れるペラジーの体温を感じ、すん、と鼻を啜った]

(84) 2010/07/03(Sat) 05時頃

【人】 店番 ソフィア

 …そうね。

[リンダの件には短く相槌を打って。
 暫しの間、不思議そうに瞬いた折に紡がれた言葉]

 ―――っ

[どん、と心臓を打ち抜かれたような感覚に陥る。
 そうなのだろうか。独占欲なのだろうか。
 だとしたら――…]

 只の私の、我儘ね。

[情けなく笑う。くすぐったい感触に笑みを深めた。
 それでもやっぱり笑みは情けなくて。]

(88) 2010/07/03(Sat) 05時半頃

【人】 店番 ソフィア

 ――…。こんな私なのにね。
 どれだけ人を弄んだかも分からない、非道な私が、
 そんな、辛い想いに堕ちたのは、何故なのかしらね――。

[そっとペラジーの頭をフード越しに撫ぜて。
 やがて静かに身体を離すと、そろそろ行く、と表情で示す。]

 有難う、ペラジー……。

[彼女なりの推測を認めることはまだ出来ないけれど。自分について思案を巡らせてくれた彼女に、せめてもの礼を*告げた*]

(89) 2010/07/03(Sat) 05時半頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 05時半頃


 初めて目を覚ましたときにあったのは、
 幸せそうな笑顔と自分の泣き声でした。


 子どもの頭を撫ぜる親はどうしてあんなにも幸せそうなんでしょう。


 もうこれ以上は無い、と思える平凡。
 当たり前のことが当たり前にある奇跡。

 理解したらもう失っているもの。


 病気になった、と聞きました。
 詳しいことは分かりません。
 誰が病気になったのでしょうか。
 パパとママじゃありませんように。
 せめて私でありますように。


 パパもママも隠れて出てきません。
 必死に探し回るかくれんぼ。
 外は雨が降っていました。
 雨はいつも通りに音を奏でていました。


 パパとママは死んだらしい。
 嘘だ。


 何度も呼びました。
 パパ。
 ママ。
 隠れてないで出てきてよ。
 私は自分を偽って、平気な笑顔を作っていました。


 その日初めて、私は本当に、
 パパとママの為に泣きました。
 自分を騙すのをやめた途端、涙が溢れて止まりませんでした。


 パパとママはびょういんで
 なんにちも、苦しんだ末に逝ったのだそうです。
 そんなの聞きたくなかった。


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