193 古参がゆるゆるRPする村
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[色々たまってるなーとおもって、流れている呟きを見ながらぽちぽちスマホをいじる。]
「この予言書をあなたは読むでしょう。」
[それからミルフィの問いが、どこか自分の仕事とも似てて、ログを眺める。
ふと、グロリアの発言が目に入れば、へにゃと顔の筋肉が緩む。
何かあと凄い発言が目に入ったので、思わず書き込む。]
> え、オスカーってクマ王子殴ったの?
[廊下なう
は最早お約束のようにも見える。
それをグロリアがなぞっていたのには少々驚いたが。
茶目っ気のある人物であるらしい]
>気合入ってんな
[上記は、熊を殴ったと謂う話についてである]
エリーゼさん。支度出来ました。
いつでも、いらしてくださって、大丈夫です。
おわりたくない。
[二人の女性が、僕を見て、言葉を求めている。客観的に見れば幸せな環境の中、僕はうまく動かない手でスマホを操作した。
誰もが読めるように、ぽつぽつとログが一言ずつ流れる。]
三度目のさよならは嫌だ
このまま忘れていたい
[だけどわかってもいる。ピースは随分揃った。
これを組み立てさえすれば、簡単に真実はやってくる。]
どこに還らされるのか、わかんない
[死ねるのなら、"成仏"するならまだマシだ。
だけど、あの景色を見るのはもう、]
絶望のはじまりなら、いらない。
[逃げるようにつぶやいて、口にしたキャラメルティーは甘い**]
思い出したら終わる。
思い出したら始まる。
正解も答えもない。
どちらでもあり、どちらでもない。
[おわりたくない。の言葉。
わすれていたい。の言葉。]
望くんは、
何故知っているの?
その「はじまり」が
「絶望」だと。
[さよならであること、忘れていたいと思う過去
それを彼は「知って」いる。]
おわらないわ。
[ノックスの発言に対して、ぽつ、と席に座って発言を落としていく。
ふられたことある?
返事はしなかったけれど彼の呟きを思い出す。]
さよならを忘れていたい。
それは、ほんとうに?
わたしは、どんな辛いさよならも
忘れたくない。
[はじまりが、絶望。
そのやり取りには、むむ?と少し嶮しい顔。
どういうことだろう、と、思案する。]
[終わる。終わらない。終わる。
禅問答のようなものが繰り返される。
おわる。
おわるのが、こわいのか。
いまひとつ、男にはピンとこない。
画面を、眺めて、親指だけが動く]
絶望のない世界…それを「コトワリ」にする世界ならいいのかな。
絶望の無い世界に、希望はあるのか。
絶望の無い世界に、「色」はあるのか。
絶望の無い世界。
――…それはゆるやかな「死」では、無いか。
そうだね。
でもきっと、地獄にも天国にも絶望はどこかにある。
光と影。
白と黒。
両方あるのが、当たり前。
絶望と希望も同じ。
退院が近そうです。望さんに、送りたい花があります。
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