89 春の風邪村
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記者 イアンは、メモを貼った。
2012/05/03(Thu) 17時半頃
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何が?碧は反省しなさいよ。
[顎に手を当て考え込んだ碧が疑問を口にするのを一蹴した。]
ヤダナーーー 好きだとか生足とかそういうんじゃないんですよ? オレはね、友達の演技を見に行くの。 そーゆー建前的なものをオレはちゃんともってんの。
[チア部に知人がいるらしい安井は、それをあっさり建前と認めた。]
ハナちゃん今日はやっすみー、でしょ? マジ羨ましいー。
(7) 2012/05/03(Thu) 17時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2012/05/03(Thu) 17時半頃
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何いってんの支倉さん。 赤信号は一緒にわたれば怖くないじゃん? オレがついてるよ!
[つまり安田は英語を頑張らない。>>10]
連休明けでまた休みとか超贅沢じゃんねー?
[安田がスマホを触っているのは、話題の乙飼にメールをするためだった。用事はない。暇なら構って貰おうという魂胆だ。 チャイムが鳴っていようがいまいがお構いなし。 教師がたっぷり遅れて教室にやって来ますように、と至極ささやかな願いを胸に抱きながらメールを作成する。]
--------------------------------------- 宛 先:ハナちゃん 件 名: ------- 花子大連休ー!GWの延長戦いいなー! あと大丈夫?風邪マジ羨ましいんですけど! 学校暇すぎ。 ---------------------------------------
(13) 2012/05/03(Thu) 18時半頃
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忘れてたけど今思い出したよ! 今支倉さんが英語とか言ったからだけどな! ってかもうよくね?無理じゃね?そういう日もあるって。
[あっさり希望を放り出した安田は居直っている。>>14 机の上には何ものっていない。教科書・ノート・単語帳の類を乗せる前に、安田は細長い脚を持ち上げて、上履きを履いたままの足を机に乗せた。 碧を首だけで振り返って、]
あー?そーだった。 がんばれ碧。チアのために精一杯努力してくれ。 お前負けたらお前のせいで 堂々とチア見にいけないってことだもんな? お前とお前の部とかはまぁどうでもいいけど。応援してるわ。 あでも決勝とかアツいな。頑張って。
(19) 2012/05/03(Thu) 18時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2012/05/03(Thu) 19時頃
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恩田のそれわかるわー。
[下がるところはもう無い、という言葉に同意しながら、 安井は椅子を斜めにしつつ恩田へと顔を向ける。 途中麦穂と目があった気がしたが、生真面目そうな麦穂の顔は、教科書の方へと向いてしまった。 それをあまり気にも留めず]
碧とかフォローしてもなあ。 あ!決勝って授業休みんなる?クラス応援とかあるんじゃね?
[呆れ顔の碧に、期待のこもった笑顔をむけた。**]
(24) 2012/05/03(Thu) 19時頃
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[先程、シャーペンを拾おうと頭を下に向けた時。
ずきん
*何か重いものを感じて、ひっそりと顔をしかめていた*]
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だよね!?悪い!
[恩田の『ソレダ!』と文字で書いてあるかのような顔に人差し指を向けて]
碧はオレとか褒めてる場合じゃねーし知ってるし。 お前がもっと早く言おうよ! 応援しないわけないっつーか 碧さん決勝まで行かなかったらマジとんでもないですよ? 今このクラスの期待をどんだけ背負ってしまったと思ってるの? 頑張るしかなーーーいじゃーーーーん。
[安井は無責任に応援している。**]
(28) 2012/05/03(Thu) 19時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2012/05/03(Thu) 20時半頃
[突っ伏しながら、緩く緩く、堪えるような息を吐く。
はーー…
はーー……
微かなそれは、まだ誰にも気付かれないだろう。]
[まずい。
これ、
まずい。
息あっつう。
ヤバい。
待って、困る。
今休んだりしたら私確実にしぼうふらぐじゃないテスト的な意味で。]
[そういえばハナも風邪って言ってたっけ? うつされたかも。 イヤイヤ…
イヤイヤ
そ それにまだ風邪とはきまってないよねまだ。
ただ まだ 熱っぽいだけだし。
朝からだけど。
さっき頭痛の片鱗もあったけど。
すぐにきっと なおるなおる…]
[そんな中に聞こえてくる話題は、ついイラッとしてしまうわけで。]
記者 イアンは、メモを貼った。
2012/05/03(Thu) 23時半頃
[昔から一緒の幼馴染の異変。
気付かないわけ、 ない。]
[ふらついた瞬間、椅子を蹴ってしまった。
様子を伺う幼なじみの視線に。
廊下にでたあとに。]
……………
[沈黙する]
りーな…。
[廊下に出れば、2人っきり。
当然だ、授業中の時間だ。]
さっき、ふらついてたでしょ。
…、…。
[返らない返事。
むぅ、と心の中で膨らむものはあるけれど
理伊奈から言ってこないなら言及はしない。]
へくちっ
[冷たい風に小さなくしゃみ。
パッと鼻をおさえる。
イヤイヤまだ、あるあるだ。]
[すすん。
鼻をならす。
漆久から目をそらしながら。
んんん。
咳払いをした。
身体は熱っぽいけど、まだたいした事もない。]
[色々聞こえてきちゃうわけで。
それでも、きっとテスト前だから休めないって
そんなこと思ってるんだろうなぁー、とか思うわけで。]
[窓を閉めれば、じぃぃぃ、と理伊奈を見つめる。]
[それから、はぁ、と溜息を吐いて肩を落とす。]
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風邪で教師全員ダウンとか超アリ。愉快だわ。 ならねーかな!
[恩田に>>73同意を示していると、衣里亜と理伊奈が教師を呼びにいくことにしたようだ。机に足を乗せたままの姿勢で二人を見送った。]
いってらっしゃー…
[教室から二人が出ていってからはたとして]
先生に放置させときゃ自習ですらなかったんじゃね?
(83) 2012/05/04(Fri) 01時頃
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もーいっちゃった?まぁいっかぁ?
[幼馴染二人が、わざわざ行きたくて行ったのだし、わざわざ追いかけて止めることはするまい。]
な。
[ありえない、という恩田に頷きを返して]
いきなり来れないってことなら、何か楽しい事になってると面白いのになあ。 つーか代理こねーとか、忘れられてるんじゃん?嬉しいけど。
(88) 2012/05/04(Fri) 01時頃
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[帰り道。
少し、エリから離れて歩く。]
イヤ ちょっとね
エリ
しばらく私に近付かない方がいーかも?
[なんて言ってみたりする。
職員室で実感した。
風邪が本格的に流行っている。]
…なんで?
[距離を置いて歩く理伊奈。
理由は薄々感付いている。
流行っている。]
[気遣われている。
そう思うと、嬉しいけど少し悲しい。]
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辺月は職員室でもうるっさそう。
[人の事は言えないだろうに、せせら笑った。]
そーなあ。
[戸に視線を向けた恩田に、相槌をうち、暇そうに手元のスマホをいじっていると、理伊奈が大量のプリントを抱えて教室に戻ってきた。]
(93) 2012/05/04(Fri) 01時半頃
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[教室に戻る前。]
うぐ…
で、でもまださ
風邪って決まった訳じゃないんだよ?
用心のため用心のため…
うん。
でも、辛くなったら無理しちゃやだよ。
[幼馴染、というより腐れ縁で。
友達の中では一番長い付き合いの相手。
心配するのは当たり前。]
テスト前なんだからさ。
[そんな廊下でのやり取りは教室に入れば
2人だけの秘密になる。**]
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おーかえりー
[衣里亜と理伊奈に声をかけた。 どうやら教員は一緒でない。]
ふーん休みい?何だそれベッキーずるいわ。羨ましー。 つうか連絡ミスのまんまにさせときゃ良かったんじゃね。
何それ?何それ? 漬物でもつけんの?
[教卓に置かれたのは怪しげなプリントの束だ。]
(94) 2012/05/04(Fri) 02時頃
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