204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/21(Fri) 18時頃
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―3F眠る前の>>0― ――っ、た……?!
[ 眉間を突つかれて瞬く、 同じ場所を押さえ、なにゆえ、と言いたげな顔である。
――ふと、バリトンが、囁いた。>>1 耳朶に触れる声は背筋に甘いしびれを走らせる。 心臓が五月蝿い。]
ぁ……、ドナルド
[ 身を寄せて、囁く。 その手で、触れられたら――と、思って。 ]
……して、くれる? やり、方……教えてあげる、から……
[ 声は、かすかに震えた。言い訳だ、こんなのは。――そう、思いながら ]
(3) 2014/11/21(Fri) 21時頃
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[ 凭れ掛かるは、顔をまともに見る自信がないからだ。 触れあっていると熱も心音も伝わってしまうだろう。 彼らのベッドからは少し、離れたところ。]
ここ、こう……し、て
[手を導く、下を見せないような、 手で探るような体勢で。 保護者になることもあるだろうから――と、さっきのドナルドの言葉を言い訳に、して。]
ぁ、――……っ、ぅ、ん……
[細い声、上ずって、飲み込む。 ドナルドの手が触れたなら、 自分でした時との感覚の違いに狼狽えた。 声を殺すように、耐えるように 感情が溢れて――ドナルドに、噛み付いてしまわないように自身の指を噛む。息をうまく出来なくて、くらくらして、視界がぼやけてしまった。]
(5) 2014/11/21(Fri) 21時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/21(Fri) 21時半頃
ーーーラルフ 衝動が 止められなくなったら 呼んで
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/21(Fri) 22時頃
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―寝入るより前の>>9>>11―
……今日は特別
[ 言い訳だと、ばれていそうだ。 それでも言い訳を重ねずには居られない。 浅く、音混ざる息を時々零した。 ひとに、――ドナルドに触れられるだけでこうも違うか。]
ふ、…… っへん、な……こと、言わない……っぁ
[ 額を摺り寄せる。 意識せず腰が揺れた。噛み締めていた指は、いつの間にかドナルドの服を掴んでいる。 ]
ゃ、う
[ 布越し、肌に歯を立てるも、 甘噛み程度になったのは努力の賜物だろう。 ドナルド、と熱に溶け掛けた囁きが呼ぶ。 ]
(14) 2014/11/21(Fri) 22時半頃
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[ ドナルドの中の、 先祖返りに近い強い獣の力が 揺り起こされつつあるのに、気付かずに。 ]
ま、ませた、こと――謂っ、ぁ、ん、……
[謂われ、フィリップとラルフを起こさぬよう意識した声は控えめながらドナルドの指の動き一つに明らかな反応を見せる。熱に浮かされて、甘いバリトンに煽られて、角度を少し変えてまた、歯を立てた。支えられない腕に、寂しさは感じれど――其れは贅沢な、願い、とも思って。 快楽の合間に痛みを覚えた。 朱に染まる目元も、色めいて]
ぃ、……っ、あ、も、っと
[ ――もっと、ドナルドが欲しいのに、と。追い詰められながら、思う ]
(23) 2014/11/21(Fri) 23時頃
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[ーーそうでないと 食べたくない君を食べたくなるから]
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[肩から、首筋、甘噛みよりも、もう少し強く。 歯のあと、ちろりと舐めて、陶然とする。もっと深く交われれば、いいのに、と。]
ドナルド、ゃ、 ふぁ、 ――ッ ぁ や、……!
[ドナルドの声と、追い詰めるような動き。 ぞくぞくと背中を快楽が走って咽喉が反る。 触れているドナルドには限界が近いことが知れよう。添えていた手は既に両方しがみつくために使われている]
っ ひぅ、 あ ……ァ
[――もっと。 ぼやけて蕩けた――そのくせ切なげな双眸に、 ドナルドの表情を映して。いちど、一度だけ。唇を食む様に、口付けた。どくり、と熱を吐き出したのは、その、すぐあと。]
(33) 2014/11/21(Fri) 23時半頃
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[>>35 唸るような声も、聞きたいと思うのは おかしい、のかも知れない――と過ぎる。 呼ばれる名前にも、蕩けるように感じる。
刹那、白く塗りつぶされて]
……っ……ぁ は ……
[ひくん、ひく、と 体が小さく幾度か跳ねた。 吐き出した虚脱感にくたりと身体の力が抜けて、崩れ落ちそうになりながら体重を預けた。息を整えようと、肩が何度も上下した。 こんなに乱れるなんて自分で思って、いなかった。]
(41) 2014/11/22(Sat) 00時頃
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[>>42 背を撫でられ、段々と息が落ち着いてきた。 床に落ちる、白。服掴む手は、そろりと撫でるように、なって。 解放されて。それでも、足りない。求めているのは心か獣か、 深くつながりたい、のは―――]
ん っ… !
[耳にかかる吐息、彼の、声。舌先の甘さ。 今、刺激に余計に敏感だ。鼻にかかった声が漏れる。 困ったような、悩ましげな――潤む半目を向けて]
……っ、 そこ、だめ、って…… 平気なの、が 平気じゃなくなったら、どう、するのさ……
[官能を引き出す箇所なのだと、感じる。]
……ドナルド、…は…?
(47) 2014/11/22(Sat) 00時半頃
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[>>49 見られている気がして少し首を傾いだ。 喰らってしまうかも、と謂ったから唇は、 ――先ほど触れた以外は、避けたけれど。]
…… おぼえなくて いい……
[眼を逸らして恥じ入った。
そうして、ぼんやりとした頭のまま尋ねてしまったけれど 大人が飼いならしたはずの本能を 首筋を食むような、覗かせ方をしてしまったのだから――ドナルドは。]
っ、…!ちょ ドナルド……
[軽々抱えて運ばれて、うろたえるまま名を呼ぶも 静かにそっと眼を伏せた>>52]
……ごめん。――いけないこと、した、な
(57) 2014/11/22(Sat) 01時頃
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ラルフ!ねぇラルフ!!!
返事して…………どうしたの!
[呼びかける 心で
一瞬の激痛の後ーーーーー聞こえない
何も聞こえない]
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[この手が、その声が、その眼が――ずるいところも]
ドナルド、 に、… …ふれて、 ほしかった
[――駄目な保護者だ。 思いながら、ぽろ、と零した。 ――そ、とドナルドの髪を撫でるため手を伸ばして、触れて。
冷えたベッドの上に横たえられると 程なく眠りに落ちて―――ラルフがおきて、階下へ向かう、前の、こと**]
(61) 2014/11/22(Sat) 01時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/22(Sat) 01時頃
[聞こえない 眠っているかのような
空白の まるで独り のような ]
ーーーーーーーラルフ!ラルフってば!
[悲鳴に近い思考 痛みに気を失っているだけ?
そうであって欲しい そうであって欲しい
けれど どこか違う何か予感がある]
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/22(Sat) 01時半頃
[夢に見るのは恋した少女の姿ばかり。
彼女の血の味を忘れられずにいる獣が静かに目覚める。]
――――…あァ?
[ラルフ、と聞こえる。
けれど反応示すはラルフでない獣。]
ーーーーーー………………ラル…………
っ
[硬直する思考 ラルフの声がしない
けど なにかの…………]
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―眠る前の― [いつかのために。]
……おとなに、……
[>>64大人に、なったら――その、いつかが、くるように祈る。 なんて、 ――焦がれているにも、程がある。と、フランシスは思いながらも、ふやりとした調子で、紡いだ]
…… ――
[覗き込まれる顔、胸が痛み、ざわつくのは。 ――嗚呼。**]
(70) 2014/11/22(Sat) 02時頃
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……ん、 ぅ…… ?
[声をかけられ、音を拾う。 体を起こし、ドナルドを見た。 ――なにか、起きたときの胸騒ぎ]
……な に…?!
[文字通り飛び起きて、ベッドから降りる。 隣のベッドはもぬけの殻。背筋が寒くなった。 ドナルドに目配せし]
探しに、
[言うが早いか、走り出す。]
(90) 2014/11/22(Sat) 02時半頃
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ベネットは、ドナルドの想定内、そのものの心配顔で――
2014/11/22(Sat) 02時半頃
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―3F→2F―
[ドナルドの腕を引こうとして――思い出して躊躇う、 そんな一幕もあったが、彼の内なる獣の変化には、 フランシスはまだ、気づかぬまま。 ラルフとフィリップが居なくなったことで動転していたのだ。 「水を飲みにいっているのかもしれない」 という楽観的な考えは、この保護者には浮かんでこなかった。 廊下を見、行きそうなところはどこだと見回す]
――ラルフ?フィリップ、 どこ……
[――階下から何か、大きく名前を呼ぶような声が聞こえて>>97 ドナルドと顔を見合わせるも一瞬、階段を駆け下りた。]
(99) 2014/11/22(Sat) 03時頃
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―2F居間― [聞こえた声はラルフのものではなかったが 何か起きているなら捨て置けない。 ――そう、思っていたのに]
―― っ、フィリップくん…?!
[>>102彼がラルフを呼んでいた。 フランシスは心臓をわしづかみにされるごとき恐怖、を覚える。 何があった、ラルフに何が。
逸る心のまま、居間の扉を乱暴に開く]
(104) 2014/11/22(Sat) 03時頃
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―2F 居間― [襲い来るのは ―――血のにおい。
治療して、拭って、傷を焼いた。 獣の嗅覚は覚えている。 ラルフの血の臭いだ。
ペチカの向こう側でことがおきている 蹲るノックスが>>103 ニコラの手を引くトレイルが>>100 叫ぶフィリップが>>102>>105 何を見て、何をなしたか、――“声”聞けぬ身では、飲み込めず]
……なに ……なにが、 ラルフに――何が、
(110) 2014/11/22(Sat) 03時半頃
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いやだ ラルフ いやだよ いやだーーーー!!
どうして こんなことに?
[離れる覚悟はしていた
でもそれは ラルフが幸せになることを思って
離れ難くても どれだけそうでも]
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[>>109トレイルの去った音は、背に遠い。 言葉もそこそこに、フィリップの方へと駆けて行く。 ドナルドもまた、同じだろう。 ペチカを回り込んだ、フランシスが――見たのは]
……ラル、フ……?
[在るべきでないところに突き立つナイフ。 滔々と流れる赤いいろ。 光なくした、琥珀色の―――]
(113) 2014/11/22(Sat) 03時半頃
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ラルフーーーーラルフってば……
ねぇ……ラルフーーーー!!
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―居間― [>>114 ノックスが、何か謂っている。 フランシスの耳には、いま、その声は遠い。 >>112叫ぶ、フィリップが叫んでいる。 覚束ない足取りでラルフの傍へ膝をつく。 血塗れになるのも構わずに、青ざめた少年に呼びかける声は茫然とし、うわごとの様な]
ラルフ
血、血が、うそ、……なんで、こんな
止めなくちゃ、血、……ラルフ、しっかり、
[>>115抱き起こす、その横で、震える手で ラルフに刺さったナイフを引き抜く。こんな、こんなものが刺さっているから。]
(133) 2014/11/22(Sat) 11時頃
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[でもそれは何の意味もない。 血を止めようと無駄な抵抗、腹を両手で押さえても 止血が間に合うはずもないのに。 いっそ、臓腑が手に触れる感触まであるのに。
――血塗れ、倒れた、近しい、大切な、 ――血のにおい、虚ろな眼、 ――過去が鮮やかに蘇る。フラッシュバック。
ひ、と咽喉が引き攣ったような呼吸が漏れた。]
ドナルド ドナルド、 ――ラルフ、ラルフが、――ぁ、ぁあ、 あ
[>>119>>117 フィリップと、ノックスが何か謂っている。 内容を理解できないまま。]
(134) 2014/11/22(Sat) 11時頃
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