87 -Dying to Live, Killing to Dieー
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すでにここは戦場……
あなたはそう思ってるんじゃないの?
見たんでしょう?
……ドナルドとサイモンの最期を。
だから、きっと、会えるわよ。
あなたに女神のほほ笑みが見えるといいわね。
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―――現場にて―――
癌システム だ “大人”の作った もの
俺の力じゃ 駆除 出来ない
転移して 発病したら 最後 統制されていた あの頃のように 意識を操られる
そういう ものだ
[酷く冷静に 無表情に 凍りついた声を 周囲に伝える]
(0) 2012/04/24(Tue) 00時頃
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侵入源は サイモンが拾ってきた“大人”>>1:0
そこを絶っても もう遅い
[唇を噛み締める システムに付け入られる隙を作った それは間違いなく 青年の責任]
コンピュータウイルス 癌細胞は 既に 撒かれてしまった
次は 誰に“発症”するのか 分からない――
(2) 2012/04/24(Tue) 00時頃
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[それだけを喋ると 青年はその場を去る
メインコンピュータが置かれた コントロールルームへと
外科手術で 腫瘍を削るのは 他の仲間の仕事 薬物投与により 病原菌を駆逐するのが 青年の仕事]
(3) 2012/04/24(Tue) 00時頃
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[子供は 大人には 適わない
大人の力を 破れない
たとえ そうであっても]
(4) 2012/04/24(Tue) 00時頃
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………。
あぁ。
勿論こうなるのを、
ここが戦場になるのを望んでた訳じゃない。だが……。
銃撃戦の中にいるあいつらを見た時、予感が確かにあった。
彼女に会えるんじゃないか、――ってな。
だから、会えるさ。
お前にも、彼女の、幸運の女神の加護があらんことを。
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[エラー音 顔を上げる
システムがクリムゾン・レッドに染まる 先程 サイモンの中に有ったのと 同じ
癌システムの発症者は――]
……ゾーイ
[青年の喉から 引き攣った音 それは 少女の瞳の色が 変わった瞬間>>6のこと]
(10) 2012/04/24(Tue) 00時半頃
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トニー
[声を伝えるも 逡巡する
エラーを確認したのは ゾーイ
しかしその情報を トニーに伝えれば
即座に彼は 少女を殺す 気がした
誤認かもしれない
誤認だと信じたい
ドナルドは サイモンは 死んだが
それこそ 青年は死ぬ所を見ていないのだから
“敵”が 攻めてきて――]
[嘘であって 欲しい]
[味方が敵に寝返るなど 狂気の沙汰ではないか]
[“正常”な頃の 昔なら
殺す相手に 逡巡する事など 無かったのに
積み重ねた10年間
壊れていく おと]
シメオンは、無表情に パネルを 眺める**
2012/04/24(Tue) 01時頃
…?
どっちだ?
[答えるその顔には笑みが浮かぶ。
それはシエメンの危惧通りだろう]
会えるのかしら……楽しみね。
女神様はどちらに微笑むかしら?
私? それとも、あなた?
女神様の笑顔は青空の下が一番よね。
お花が咲いているともっと素敵。
その花弁に……赤い血をそえたら。
――女神様? お前らイレギュラーはそんな空想の産物を信じてるのか……ふぅん。
――だが、もし本当にいるならば。
ゾーイ
感染 してる
良いよ “殺して”
[トニーへの 言葉
それは 自分の手を 汚さない為?]
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[システムエラー>>17 ゾーイに続く 発症 青年は 目を細める
ドナルドの死 曖昧模糊だった感覚が 少しずつ回帰する
壊れていく 感触
グレッグまで 発症 してしまったのなら これは 夢物語では 終わらない]
(34) 2012/04/24(Tue) 17時半頃
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[ポケットから取り出す グレネード グレッグに頼まれていた “絶望”を与える 道具
一瞥すると それを再度ポケットへ
武装は してある 外見からは分からなくとも 小さな爆弾や武器が あちこちに仕込まれている]
(35) 2012/04/24(Tue) 17時半頃
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[一瞬の 躊躇いの後]
発症は 2人
増えた
ゾーイと グレッグ
“駆逐” するぞ
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[内部ホットラインに 緋色の聲を 伝える
青年は さながら白血球のよう
内部からの瓦解
他の手足が殺しきれなくとも “癌化した細胞”は 必ず切除する
最悪 このアジトを爆破してでも]
(36) 2012/04/24(Tue) 17時半頃
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りょ〜か〜い!
言われるまでもないって!
[グレッグの方も気になるが、アジトにはまだまだ隊員が居る。
全滅なんてするわけがない]
シエメンも死ぬなよ?
女神様ってどんなひと?
どんな声なのかしら。
聞きたいわ……教えてくれる?
空は青くて草は緑。外はこんなに綺麗よ。
クローバーも沢山あるわ。
四つ葉を探してみようかしら。
黄色いタンポポたちは、きっとドナルド。
小さいけれど、私たちの太陽だった。
――今からそっちに行くから首洗って待ってろ。
花弁に添える赤に俺の血は含まれない。
お前の、そして他の連中のだけで十分だ。
気になるか? そんなに気になるのか?
ならば冥土の土産に教えるさ。
彼女は月のような女性、だ。
初めて彼女を見た時、その長い髪は月光を受けて銀色に煌き、眸は碧く澄んでいた。
まあ、こんなにも青い空の下で見る彼女も素敵だろうがなぁ。
………。
――なぁ、
――四つ葉を探すよりも、既に死んだ奴の話をするよりも。
――他にやるべきことがあるんじゃねーのか?
――やるべきことを見失っていては命を縮めるだけだ。
もっとも、
お前がツイてるってんなら話は別だけどなぁ。
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[声>>47を耳が拾う 眉根を寄せる
ゾーイは 感染している データにもはっきり出ている
ならばこの内容は――嘘 で その事実が広がって仕舞えば ソフィアが 濡れ衣を着せられ
“駆逐”しなければ
声の方へと 走る 手には 威力重視のレーザー・ガン]
(48) 2012/04/24(Tue) 20時半頃
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[ゾーイの姿を 目にして
“駆逐”しなければ
一瞬の 躊躇]
(49) 2012/04/24(Tue) 20時半頃
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