人狼議事


179 仮想現実人狼―Avalon―

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―回想・夜の宿 サイモンの部屋―

[そのスキルが本物かどうか、少年は半信半疑でいた。
だが、異様な雰囲気に稚拙な精神が呑まれたのか、
時が経つ程、酷い喉の『渇き』を覚える。
水を飲んでも癒されない口渇感、
それは、他人の皮膚の下に流れる熱き血潮を想像すると、
不思議と和らげられるようだった]

 ……、サイモンにーちゃん、居る……?

[昼と同じく、扉越しに声を掛けるが、矢張り返事はない。
躊躇いがちに扉を押すと、何故か、あれ程固く閉ざされていた其処がすんなりと開いた。
これもゲームの力なのか。頸を傾げながらも、隙間から身を滑り込ませて中に入る。
 ――『ドクン』
心臓が高く鳴り、掌に汗が滲んだ。
窓から射し込む月光を頼りに室内を見回すと、ベッドの上ではシーツが蹲る人型に盛り上がり、ガタガタと震えている]


[窓を背に、足音を忍ばせて近づく。
     ――『ドクン』    
もうすぐ時間だ。
きっと、スキルは勝手に発動するんだろう。
そう、少年は思う。
自らに言い聞かせるように]

  ( ただ、俺は、サイモンにーちゃんの無事を確かめるだけ )

[声を掛ければ良い、そう解っているのに、乾いた唇は何故か動かない。
まるで、獲物を狩る獣が息を潜めるように、静かに寝台の傍らに歩み寄り、
  ――『ドクン……』
そっと手を、シーツに伸ばした。
こんな時なのに、矢鱈と喉が渇いて、指先が震える。
             ――『ドク……』
逸る鼓動が耳を打つ。煩くて、眩暈がしそうだ]



( 確かめる、だけ )

       ――『ドクン……!』

                ( ……、嗚呼 どうして、こんなに )

[シーツを一気に剥がす。
ヒッ、というサイモンの短い悲鳴が聴こえた。
怯えた眼、震える唇、透き通る白い肌。
それを見た時、少年の中で、何かが切り替わる音が、した。
少年は、シーツから離した手を振り上げ、嗤う]

( 喉、が…… )

    迎えに来たよ、……サイモンにーちゃん。

                ( 乾く ―――……! )

[異形の影が、月に照らされ、悲運なる犠牲者に覆い被さる]


[悲しみと絶望の狭間で、狂気が花開く。
少年の眸が赤く染まり、剣呑たる光を放つ爪先が、男の躰を斬り割いた。
己の姿に驚いたか――瞠目した相手は断末魔の叫びを上げる事も叶わず、
皮を割かれた胸や腹部から血飛沫を上げ、白いシーツに、壁に紅い花弁を撒き散らす]

 ……ゥ、ウ、ガアアアアア……!

[獣と化した少年は我を失い、咆哮を上げ、鋭い牙を男の喉に突き刺す。
頸動脈が切れ、飛び出る血潮。
返り血を浴びながらも、少年は、喉を鳴らして美味そうにそれを啜る]

 ( 満たされる )
             ( 満たされる )

[絶命し切れず、震える男の手指。
少年は顧みず、割いた肉の奥に見える、白い骨と蠢く心臓に紅い眼差しを止める。
牙を振り上げ、骨を噛み砕き、未だ動いている心臓を咥え、咥内でグシャリと噛み潰した]

  ( 甘い )   
                 ( 甘い )


【人】 踊り手 フランシスカ

― 宿の個室 ―

[ふいに痛みが消える。
 けれど気絶から眠りへと移行した意識は目覚めぬまま。
 

 スキル欄に増えた白い文字に気づくのも、
 サイモンがどうなったのかを知るのも、

 まだもうしばらく、後のことだった**]

(5) 2014/06/03(Tue) 00時頃


      ( 嗚呼、渇きが …… )

[臓物を喰らう。
血と死の香りが、この獣には食欲を誘う芳香の如く感じられる。
興奮が高まる。
飲んだ男の血が、獣の躰を駆け巡り、下腹部を熱く滾らせて。
堪らず下服の前を寛げ、取り出した性器を強く扱いた]

   ……―――ッ……!

[溢れ出す血流に、獣の――性の甘美を知らぬ少年の白濁が交じる。
絶頂の愉悦を味わう一瞬、何かの映像が脳裏を過った。
だが、それすら、止まらぬ男の血の波に押し流され、消え去って行き]

     ( 渇きが、満たされる…… )

[獣は一心不乱に、嘗ての友の死骸を屠る。
美しい月明りに照らされ、世界を紅く染め上げながら――]


[やがて覚束ない足取りで、呪縛の――スキルの解けた少年が、部屋から出て来た。
虚ろな眼、血に塗れた躰を暗がりに隠しながら、自分の部屋へと戻って行く]

 ……クシャ、グレッグ……、

 スキル、確認……出来たよ。

[仲間は聴いているだろうか。
或いは、自分の狂行の総ては、この能力を通じて知れているのかもしれない。
だが、今は何もかもが気怠く、他人が自分をどう見るか等、考える余裕もなくて、
ただ気の抜けたような声音で、スキル発動の事だけ報告する]

 ……、血、落とさな、きゃ……。

[飢えが、渇きが満たされた筈なのに、
終わると酷く胸苦しく、息が出来ない。
目頭が熱くなって、少年は重い脚を引き摺り、部屋への道程を急いだ。
この躰の汚れを、覚醒した醜い欲望を、
そして、溢れて止まぬ涙を――誰にも見られぬ、ように]


踊り手 フランシスカは、メモを貼った。

2014/06/03(Tue) 00時頃


[眠たげな聲が]

 さっきはびっくりさせちゃって御免ね。
 俺、……俺は、大丈夫、だよ。

 ちょっと休んで来る、ね。

[欠伸を噛み殺し、瞼を閉ざした**]


ー それは、まだサイモンが襲撃される前 ー

 報酬と失敗が本当だと
 俺たちが勝っちゃうと


 他のみんなは消滅するかも、なんだよな。
 
…………でも、俺はけっこう、なんつか
 現実に興味ない。
 村側のやつも結構そういう奴が多いかもしれない。
 
 そこんとこ、ちょっと、詳しくわかんないと
 どうにも、動けそうにない気がして


[トニーとクシャミに、まず陣営的に仲間に
 俺はトルトニスと話して行き着いたことを口にする。]

 クシャミとトニーはどう?かな?
 あ、二人が……消滅する可能性が嫌だ!
 て、言う場合、村側も全部そうな場合でも
 お二人の名前出したりはしない、から!!


ー 宿に戻る途中 ー
[俺は最初のゲーム気分から
 だんだん、もやもやしたものが落ち着いて
 自分なりの結論が出たことで
 取り敢えず、
 足取り軽く宿に向かってる途中だった。]


 …………そか
 ……なんか、大丈夫?か

[と、問う声にかえってくるのは
 もっと時間が経った後、
 襲撃スキルはかなりの消耗をもたらすようで。
 俺は軽く眉を顰めた。]


― サイモン襲撃前 ―

現実に興味ないって…。

[グレッグの思わぬ告白には、少し眉を潜めた。
それに近い奴を、自分は知っている。
だから余計に踏み込み難くて言葉が出ない。]

…消滅、は、多分、
ゲームだし、大丈夫だとは思うけど…多分。

[多分が二回ついたのは、確信なんか欠片も無かったからだった。]


― サイモン襲撃前 ―

んー俺は……

[やりたい事、帰りたい場所、それは確かにアヴァロンではなく現実にあるが。
ただずっと考えないように、あるいはゲームだとすり替えておいた思考―自分たちの勝利が他の奴らの敗北になる―という点を指摘されると、何だか口には出来なかった。]

……ちょっとその辺は保留しときたい。


ただま、ワンサイドゲームは好きじゃねぇなー、って思うので、
名前出さないでもらえるのは有難いというか…。

[というか、そんな裏切られ方されたら、
襲うしかないじゃん?
というのが一瞬浮かんだが、じっと黙ったままだった。]


ー サイモン襲撃前 ー

 …………うん、ゲームだって俺も思いたい。
 思いたいんだけど…………

 杞憂だったら、後で笑ってくれよ。
 PT組んだ時の定番ネタにでもしてやってくれ

[多分だらけの分に
 わかんないよな、誰にも。
 本当、単なる杞憂でありますように、と願う。]


 …………ん、わかった。
 言いたくなったら、こっちでも
 直でもいいから、気軽に。

[保留と言われれば、俺はそれに頷いた。
 ……いろいろ頭によぎりつつも]

 名前出すのは……全員で負ける
 って決めた時でもなきゃ、言えないよ。
 わりーね、素直にゲームだ!って
 楽しめないで。
 ただでさえ、狼陣営少ないのにな?

[と、俺は自分が襲撃される可能性を
 失念したまま口にする。]


 ーーー…………襲撃って…………なんだよ!!

[俺は襲撃を確認したトニーに
 思わず感情のままそう言葉を投げつけた。]


【人】 踊り手 フランシスカ

― 翌朝/宿の個室 ―

[目覚めは快適とは言いがたかった。
 トニーがサイモンを発見してから、かなり時間がたった後にようやく目覚めて。

 重苦しい感じがする頭に眉をひそめながらのそのそと動き出す]

 ――?

[廊下にでれば違和感を感じ。
 それが、血のにおいだと気づいて。

 ダミーだと言われていた、サイモンが襲われたのかな、と思う。
 扉は閉まっているから、はっきりとはわからないけれど。]

(82) 2014/06/03(Tue) 06時半頃

【人】 踊り手 フランシスカ

[でもいま確認する気にはなれなくて、広間へと向かう。
 そこに誰がいたのか確認しないまま]

 おはよう……、トルトニスは人間だったわ。

[スキル結果は誰かに見せることができない状態である。
 ステータスならSSをとればみせれただろうけれど。
 SSもとることができないし、他者へのステータス可視化などもない。

 だから、口でしか伝えられないことを、その場で告げたのだった**]

(83) 2014/06/03(Tue) 06時半頃

踊り手 フランシスカは、メモを貼った。

2014/06/03(Tue) 06時半頃


― 時間軸不明・サイモン襲撃前 ―

[夜中、あるいは一人になったある時。
空腹感を覚えて一人ふらりと彷徨った。
水でも飲んでこよう、程度の飢えは,
水を飲んでも一向に改善されない。]

…うへ、なんだコレ。

[乾く、飢える。それは現実で飢えとは無縁な生活をしているせいか、かなりキツイものだった。]

―――!?

[その渇きがある一定に達した時、
今度は痛いくらいの飢餓感に襲われて膝をついた。]

あ、 っ


ガッ!?

[何か、何でも食べる物をと、手を伸ばした先にあった物を掴み、貪る。そんな事をしてもちっとも改善されない。
悲鳴が出そうになって喉を必死で抑えると、ぬらと濡れたような感触が。口の端からだらだら涎が垂れて服を濡らしていた。]

(ああ腹が減った)

(何だこれ)

(何だコレ)

(嫌だ、きつい、きつい、キツイ――――!!!!)

[抗いがたい飢えに、頭がぐわんぐわんと揺らされて、
気が狂いそうになった頃―――その衝動はぴたりと止んだ。]


あ…… はっ はっ


[ずると床に尻を付けて、過ぎ去った衝動の余韻をやり過ごす。
口回りに涼しい物を感じとり、濡れた個所を裾で拭った。]

(これ、が 人狼スキル……なのか?)

[呆然としていた意識は、トニーの声で呼び戻される。
もしこれが人狼スキルというのなら、トニーの方はどうなのか、そしてどうして止まったのか――]


……トニー、 大丈夫か?

[スキル確認できたというトニーに無事を問うと、しばらく後に大丈夫だという返事が返って来た。]

そうか、無事ならいい、んだけどさ。
……お疲れ。

[気にかかる事はいくつもあったが、知ることを恐れてそれ以上突っ込めなかった。故に何が起こったのか、真実知るのはそれからしばらく先になる*]


[まだ気怠さが残っている。
少年の未熟な心身には、スキルの発動は負荷が大きい様だった。
だが、この問いには早く答えた方が良いか、とのろのろと口を開け。
グレッグに]

 ……ん。『消滅』が嫌かどうか、で言えば、今の俺は、
 嫌ではない、と思う。

[不意に、両親の顔がチラと霞む。
自分はリアルな生に執着が薄くとも、悲しむ人も居るのだろうか?]



 俺には、グレッグがやりたい事がまだ良く解ってないんだけど……
 グレッグとクシャミと俺が狼陣営だって明かして、
 『消滅』したくないと思ってる人が多い陣営を勝たせるって事なの、かな?

[勝利は個人ではなく陣営毎だ。
少年には彼の言う「どうにも、動けそうにない」が良く解らなかった]



 心配なのは、……狼だって明かす事は、ゲームそのものを成り立たなくさせないかな。
 クシャミの言う通り、ワンサイドゲームになるというか、
 前にサイモンにーちゃんが言ってた『投了』に当たって、もしこれが運営側から課せられた強制ゲームなら、ペナルティとかないの、かな。

[対立を前提としたゲームを根本から覆す事になるのではないか、と。
悪役が悪として機能するからドラマが成り立つ様に、狼陣営がその役割を果たさねばゲームシステムそのものが成り立たない。
それともグレッグがしたい事は、別の形なのか――解らず、少年は困惑した聲で返した]



 後は、俺は一番は、クシャミの気持ちを尊重したい。
 クシャミがそれでいいなら、俺も無理には反対しないよ。
 クシャミは俺とグレッグの希望で、2狼しかいない中で占い師を騙ってくれて、占い先も決めた訳だし。

[昨日の会話を思い出す。同胞に与えた負荷は大きいだろう。
少なくともそれを無視したくはなかった。
また、狼陣営が「全員で負けるって決め」て名前を出したとしても、村側陣営の人々が真にそれで満足し納得するのかは、少年には解らなかったのだが……**]


踊り手 フランシスカは、メモを貼った。

2014/06/03(Tue) 19時頃


踊り手 フランシスカは、メモを貼った。

2014/06/03(Tue) 19時半頃


― サイモン襲撃前 ―

わはははは
そんときゃ、向こう1年は笑ってやるさぁ。

[そう軽く言うも、笑いはどこか乾いていた。
冗談にするにはやっぱり悪趣味さはぬぐえない。

気軽にとの返事には、おうとこちらも軽く返す。]

そうそう唯でさえ3人だぜ…せめてもう1人、
って思ったけど、サイモン入れて11人なら妥当なとこか?

[襲撃についてはチラつかせるような事はせず、ただ静かに、静かに、伏せていた*]


…襲撃。
とにかく腹が減るし喉が渇いた。
何か食わなきゃって思ったけど、
そこら辺の果物とか干し肉とか水とか、
そういうのだと満たされなかった。

そのうち頭がぐらぐらして痛くなって、
何も考えられなくなってきて――…

[トニーが疲れているようだったから、グレッグのそれに、横から自分が感じた「襲撃」について語る。
口調がいつもと違って淡々としたものになったのは、あんまり直視したくない事実だったからだ。]

…でも俺のそういう衝動は、我慢してれば収まった。
多分、トニーが…

[スキルをきちんと発動成功させたからだと思う、とはぽつり。]


踊り手 フランシスカは、メモを貼った。

2014/06/03(Tue) 19時半頃


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