人狼議事


40 おおかみさんが通る

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[そう、悲鳴はこの場所まで届くはずがない。
普通の人間ならば聞き取れるはずもない。
其れが表情を曇らせたのは、耳に疳高い悲鳴が届いていたから。
其れは溜息を口端に、眉を潜めた。]

 いい年明けには、なりそうもないな。

[呟いた言葉は白い雪景色の墓地の中、眠るような静寂に吸い込まれていくばかり。]


[男が持つ金にこびりつく赤黒いナニカ。
面白半分につけた名前は「ねなしぐさ」

着込んだ着物も、季節はずれのような下駄も、
どれもこれも、ある意味お古。


勿論、お古といえど、使っていた人の時は既に止まってはいるのだが。

墓の中で。]


[下駄の男はせかせか歩く。
そして大通りに至れれば、すれ違う大柄の男人に、
ぴくりと眉を動かして
ちらりとその姿を見れども声かけることはない。

だって顔見知りでもなかろうし]


…こわぁいお人ですナ

[ぼそりと聞こえぬように呟いた。
見えれば尻尾がぴりりと逆立つ]


[噂話になったなら、と念うがおかしな事であろうか。
噂に上る“人狼”が、己自身であると謂うに。

滑稽であろうか。
戯言であろうか。

けれど其れは、矢張り他人事のように“人狼騒動”を眺めていた。]

 ………。

[耳はよく、鼻もよい。
こびりつく赤黒の鉄の臭いか同族の匂いか、嗅ぎつけたのはどちらだろう。
此方が認識したのなら、互いに其方も認識したはず。
擦れ違う下駄の音に季節外れの着物に、黒檀を向けて無言刺す。

眉根潜め、珍しく険しい顔であったか。]


[手にした銭は人のもの
身にする着物も、人のもの
己のものは名前だけ。それも勿論、でたらめで]

不思議なお人に出会ったものよ。
あれはきっと物の怪よ。
かの人は油なめる狐か否か。
狸としてはでかすぎよう
友とするには…可愛くナイ。

噂の根元は己か否か
害なきを如何にか見極め
如何にか問おうか

わが身かわいさ、この上もなく
無駄に触れては……

[謡い屋のように呟く言葉
同類同士の言葉にも聞こえよう]


[不思議な唄が風に乗る。
唄の歌詞まで鮮明には聞き取れぬ。]

 同族、か。
 “人狼騒動”は彼奴の仕業か。
 …どちらとて構わん。

 平和に暮らせれば、それで佳い。

[其れはただ積もる雪の反射に眸細め。
夢物語のような言を呟いた。]


…アタシは新月に尻尾を出す人狼だったんだけどナァ。
明るい下で毛皮なんぞ出してしまったら
とっ捕まってしまうでしょう

満月に尻尾出す狼とは聞いたこともないですヨ。
お侍だって月明かりに辻斬りはなさらんでしょしサ。

[髪に隠れて見えぬ小さな犬耳がひょこりとゆれる。
豆茶…おおっと、これはこーヒー?といっていた。
映る影には犬歯が一つ]

……。文明開化してからか。
ずぼんとやらは尻尾がとても、隠しにくい。

[呟く独り言。コーしー?だけが、吐息でゆれる]


……。さぁてさて。
アタシはそんな騒ぎになるようなこと、
した覚えがないんだけどネ。

誰だろうなぁ、こぉんな、問題起こしたの。
あのお大人?まさかぁねぇ?

[酒癖の悪さからか、
もしかして酔っ払った間にしでかしたことの一つだろうか。
しかし記憶がなければ思い出す訳もなく。
まぁだ頭を一ひねり]


[“平和に暮らせれば”
それこそなんと滑稽な言か。
世迷言か御伽話か、そんな類だろうか。
下手をすれば己でも嘲笑が毀れよう。

人の肉の味を知らぬ訳ではない。
腹が減らぬ訳ではない。
この町で人を襲った事が無いと謂えば嘘になる。

極力襲わず、極力腹を減らさずに。
事に及ぶなら人の寝静まる深夜。
上手く立ち回る度に、己の性に嫌気がさす。
平穏を望む、それが難しい事であると解るから尚。]


 ―――――。


[吐き出した言は葉なることも赦されないのか。]


[青年の皮を被った狼は、人の少ない通りで暫し思案。

喉を震わせて、遠吠えをする姿は人のそれ。
しかし地の影は耳尻尾もついでに写す。
それは人というには少し滑稽。「少し」で留めるのは、
手に生えるツメの鋭さゆえに。

人の姿では出すことも聞くことも出来ぬ声は街に満ちる]

「アォ───ォ………ン」

[近くにいるなら返事くらいはよこせという意図載せて。

自分は狼の弾かれもの。いまさら群れるとするには余りにも人に慣れ過ぎてはいたけれど
さぁて自分以外に騒ぎ起こす狼は在るか否]


[町に満ちる声、満ちる声。
久しく聞かぬ狼の声。
耳に、神経に、頭に、心臓に、ビリリと駆ける。]

 ぅ… ぁ…



 ウォ――――……ン……



[何時ぶりにか出した遠吠えは低く高く響く音。
届くだろうか、呼応出来たろうか。
平穏願う心の隅に、消せぬ獣の血が騒ぐ。]


[返ってきた遠吠えに暫しきょとんとしていたが」

………。


いるし。


あらまぁ、誰だろーネ。


[仲間?というか同属がいるとわかればこの声も聞こえよう。
人狼と呼ばれる物の怪であれば言葉の答えが返ってくる筈。
とりあえずニホンオオカミもエゾオオカミも、
とうに全滅しているとは思うし]

申し上げる申し上げる、
おたくは人のナリした狼かい?
それとも逃げ延びたニホンオオカミ?

号外に乗るような悪さしちまったのはおたくですかネ?

[青年の皮被るオオカミは、もう一人の苦悩なぞ知る由もなく。
酷くあっけらかんとした問いを声に乗せる。
人の言葉を載せたのは、人狼か、タダの狼か、見極めるためのソレ]

あのお大人とはよもや思いもしないけれども]


―大通り・奥―

[久しく出した遠吠えに、肩は揺れて息は幽か上がる。
歳もあろうか、或いは興奮抑えられぬ所為か。

呼応するには訳もあった。
矢張り其れの意思は変わらず、平穏願うもの。
己ではなく先の遠吠えの主か、将又他に未だ狼があるのか知らぬが“人狼騒動”を起こしてしまったのは事実。
警鐘打ち鳴らされたこの町に、無事過ごすには互いの手助けも必要になるだろう。
最悪の場合は―――。]


 他に仲間が居ろうとはな。
 人の成りをした狼…―否、狼の如き人やも知れぬ。
 獣のオオカミの類ではない事は確かだろうな。

[呟いた言葉はその耳へ意外なる音を届けたか。
あの大人と念わぬ者の声が低く緩やかに聞き取れよう。]

 あの騒ぎは此方ではない、見付かるようなヘマはせん。
 あれは其方ではないのか?

[違うのならば他にも居ろうか。
ただの野犬の仕業だったのだろうか。]


おや。おや。

これはこれはお初にお目に…というのもおかしいか。
声だけですのにな。

ハジメマシテ、アケマシテオメデトウ。

[人の世界の新年とは未だなれぬ。
周りでこういうことを話しているからサル真似に過ぎず]

おたく、やっぱりお仲間でござんしたか。
アタシも同じようなもんでネ。
もしかしてお見かけしたお大人かしらん?

あのビラのやっちゃね。おたくでないなら、アタシかもなぁ。
ちぃと酔っ払って、覚えてない夜があってサ。

[見つかること、人を食うことに「悪い」と思わぬ風来坊は、
さらりとそれらを肯定した]


[記者に見られたその夜は、
呑み慣れぬ狼、ぢょか一つの酒を平らげ前後不覚。
帽子に袴であったにも関わらず、耳と尻尾を隠さずふらり。
時が移れば「まにあ」という人種が黄色い悲鳴をあげそうな天然物の耳尻尾、
この時代では物の怪以外の何者でもあるまい。

ちゃらりと持つ銭に、黒い何かがこびりついてたのは
きっとその夜の稼ぎだったのやも知れず]


 …はじめまして、新年明けましておめでとう。

[声の主は何やら飄々と掴めぬ思考のようである。
同じ類と謂っていたが、狐に化かされて居るんじゃないかとさえ念う。
が、俗世に馴染んで長い其れは挨拶には挨拶で返してしまう。
律儀と謂おうか、堅物と謂おうか。]

 然様か。
 其方だとしても此方だとしても、騒ぎとなっては最早問題はそこに在らず。
 今以上に住みにくくなる、その一点のみ。

[責めるつもりはないのだが、責める様な物言いになってしまっただろうか。
さて、これからどうするのかと無言のままに問う。]


いやぁ。アタシはかわらず人を頂戴しますよ。
明日も一人、明後日も一人。

正月あたりの人の肉は、なんでも御利益があるとかきいてまして。
も少し食べたら、もーちょいマシな変化もできましょ。
少なくとも耳尻尾は隠せそうな気もしますンで。

住みにくい世の中は、自分で住みやすくしないとナァ。

[相手には見えやしないが、ちょいちょい、と自分の耳を引っ張りつつ]

折角のご縁でサ。どこかで一つ、お会いできませんかね?
そちらさんがよろしければ、ですがサ。


 そうか。
 人を喰らうを止める気はない、本来の姿なればそれで佳い。
 此方が平穏に暮らせるならばそれで構わん。

 だが、そうさな。
 其方が宜しいならば、危うくなったら頼るなり使うなり。
 鬱陶しいやもしれぬがな、同種に会うのは…いや、まだ声だけであるが久しい事に代わり無い。
 こう…なんだ……いや、止しておこう。

[懐かしき遠吠えに、同種の声に、謂いかけた言は途中で切った。]

 此方も動かぬ訳ではない。
 安穏脅かすが人間たれば、喰うまでせずとも襲いはしよう。
 そう、ならぬが願いだが。

[其れは少しだけ哀しげな音で、そう呟いた。]


 会うなれば、町に残る時代遅れの唐傘屋。
 わからなければ女学生にでも「唐笠爺の住は何処ぞ」と聞けば直ぐにでも教えてくれようぞ。
 その時、後ろ指さされる事になるやも知れんが。

 耳も尻尾も失さした狼でよければ訪れるといい。

[からり、響くは下駄の音。]


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