16 『Honey come come! II』
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趣味ー?
[相変わらずキーボードをカチカチと言わせている]
ま、それなりにはね、色々してきたけど、今はそうだなぁ。
ああ、ツーリングが趣味といえば趣味かな。
[窓の外を指差した]
ツーリングかー! いいなー。
バイク買おうかなー…。 向こうじゃ、乗ってたんだけどな。
機会が有ったらさ、一緒に行きたいな。
[メールは確認した。]
行こうぜ。 お仕事お仕事。
持ってくりゃ良かったのに。
移動の足なくってもいいけど、あると便利だろ。
[PCを閉じて携帯をポケットに入れると立ち上がった]
ンじゃ行くか。
[サイラスがまだいたら声を一応かける]
ヤニク
いやー、船で輸送とかになっちゃうみたいだからさ。
そこまでしなくて良いって、売ってきたんだよ。
でも、車にしろバイクにしろやっぱり居るよな。
考えとくよ。 何買うか、な?
[買うのは決定らしい。
ロビンを見つけて]
さーて、危ないのは俺達でやっちまおうぜ。
女の子にやけどさせる訳にも行かないしな?
to:girls
件名:ありがとう
世間の情けが身にしみる今日この頃
ローズマリーさんに、アイリスさん、ケイトさんの助けでなんとか乗り切れる、と思います。
プリシラとホリーのアイディアも実行してみました
3年主席のロビンさんもサポートしてくれる事に
これで進級できる!
じゃなかった、課題も終えることが出来そうです
お部屋に戻ったときにちょっぴり見てもらうかもしれません
それじゃあ、BBQ会場で待ってます
[いろいろ突っ込みどころがあるメールだった]
よろしくお願いします。
火をおこすのは古来から男の仕事、でしたっけ。
まぁ現代は着火剤あるから誰にでもできますけどね。
火傷は……う〜ん……。
[火おこしより花火戦争の方が危ない気がするのは気のせいか。]
簡単に言って買えるしろもんでもないしな。
原付でよければ車検切れたのがあるぜ。
高校のとき乗ってた奴。
[笑いながら冗談交じりの提案をする]
To:フランちゃん
From:アイリス
気にしないで。
夜に蓮華の間でお休みする前でもいいよ。
課題は終わらせて、合宿を愉しもうね。
[短いながらも、フランからのメールには何時でも時間が合えば手伝える旨を伝えて]
― 少し前・お風呂 ―
やっぱさ、こう、…見下ろすよりは見上げたいかなーっていうか…。
[女の子的な願望を口にする。
そして思い浮かべてる人がバレたかと思えば笑い声が返って来て。]
あ、謀ったな!
[こいつめ!と冗談っぽく笑って、アイリスの回答には興味津々な瞳を向けた。]
……ふぅん?
そっかあ、頼りになる人ね。
[確かに、いざって時に頼りにならないとちょっとゲンナリするなとかちらりと思って。
清純イメージにはこくりと頷いた。]
此処に来てる女の子は皆ふわふわしてて可愛いなーって思うなあ。
話してて凄く楽しいし気も利くし。
あたしが男だったら、アイリスに嫁になってくれ!って言ってたりしたかも?
[楽しそうにからから笑う声は、浴場に心地よく響いたのだった。]
― 回想・了 ―
ロビンくんに下準備させちゃって、
女の子組が来てみているなんて――
ちょっと悪いものね。
みんな健康そうだし、すこし簡単なおつまみとか作ってもいいと思うし。
[プリシラのお誘いには
ヤニクとフィリップが火を熾す作業をみているのも良かったけど。
何か体を動かしたい気持ちもあって、快く同意して。
デザートを今のうちに準備しておくのも悪くないかな、と思っている]
― 調理場 ―
[アイリスの一言に、ロビンは自分を越える貧乏くじ属性かもしれないと思ったプリシラだった。
苦笑しつつ、物色する手を止める。]
ん、器具とか食材もそれなりに結構揃ってんだね。
おつまみ…あたしが作ると酒のアテになりそうかも。
[冗談を零して。]
まあ、でも折角の機会だし、おつまみよりも。
アイリスに簡単お手軽デザートを教えてあげよう。
[ニッと笑った。]
[フィリップとヤニクがバイクについて話しているのにぼそっと]
…分かってるだろうが、後ろに人を乗せるのだけは止めておけよ。
[感傷的な呟きが小さく漏れた]
――調理場――
うん、お昼に焼きソバを作った時にも。
こんなものまであるのって材料まであって。
普段使わないような調味料とか香辛料まで用意してあって、吃驚しちゃった。
[物色する様子に、昼間の事を思い起こし。
お酒のと冗談を零すのには、思わず噴きそうになったけど。
それを抑えてくすくす笑う]
え、ほんと。
すごく知りたい――
プリシラ先生!
[ニッと笑む彼女を見れば。
好奇心に溢れた光を瞳に浮かべ。
両手を前に組んで、どんなデザートなのか楽しみと謂う様に]
ヘクター
んん? 何か嫌な思い出でもあるのかい?
俺は後ろに乗ってて、自己の巻き添えくらった事あるぜ。
はは。 お互い無事だったけどさ。
[そういう思い出でも無かろうが、話を茶化すように言った。]
誰かと出かけるなら車の方が良いな、俺は。
―調理場―
[中ではプリシラさんとアイリスさんたちが、何かを作っているみたいです。
でも晩御飯のお料理というよりは、お菓子作りみたいな材料に、きょとんとして]
……お菓子、作ってる、の?
[後ろから声を掛けました]
結構本格的なもんまで作れそうよねー。
[しげしげとスパイス棚を眺めつつ。
好奇心に溢れた瞳には微笑ましそうに笑った。]
はい、じゃあアイリスくん。
今日はこのチョコと生クリームだけで、簡単チョコムースを作ろうと思います。
[咳払いをして、なんちゃって先生口調で語る。]
甘いのが苦手な人が居るかもだから、今日はちょっとオトナにビターで。
まず、生クリームをボウルに入れて、角が立つまで…あわ立てる!
冷やしながらやると泡立ち易くて速く仕上がるんだよね。
[程無くしてほら、と泡だて器をあげてみると ピン、角が立ち始めていた。
調理場へやってきたローズには。]
そ、お手軽チョコムース実演中。
[と、へらりと笑った。]
ま、そんなところだ。
あんまり気分のいいものでないからな。
あんな思いをするのは二度とごめんだ。
まあ、車ならとは思うが踏ん切りがつかないんだよなー
[と肉をならべながら]
んー?
俺は後ろには誰も乗せないな。
一度事故って危うく単位足りなくなるとこだったことがあってさ。
一人相撲で軽傷ですんだけど、あれは怖かった。
[ヘクターへとそう返し、風を送る]
[ きょとんとするローズの様子に。]
うん、いまね。
プリシラ先生から、簡単にできるデザートを教えてもらって。
その準備をしているの。
ローズちゃんも一緒に教わる?
[後ろからの声に手を振って答え]
んで、お次はチョコを適当に刻んで…生クリームと併せてレンジでチンっと。
[パキキと包丁で板チョコを刻んで耐熱ボウルで生クリームと併せてレンジに入れた。
待つこと一分。]
出来たチョコをヘラでよーく混ぜて、ここに作ったホイップの四分の一をどばーん。
[べちょっとボウルに生クリームを併せる。]
ここでもよく混ぜて…最後に全部の生クリームをざぼん。
ここでは混ぜすぎに注意すること!
[適度に混ぜ混ぜ。]
…はい、あとは型に入れて冷やしておしまい。
[簡単でしょ?とピースサイン。]
[なんちゃって先生口調のプリシラに、はーぃ先生と答えながら]
簡単チョコムースの秘伝を学んで帰りたいと思います。
[咳払いには、くすくす笑い]
うん、ヤニクくんとか苦手そう、だもんね。甘いの。
ペラジーくんは甘いもの好きそうだけど。
[等と男子を品評したりして、ビターの選択にはこくこく頷く。
手際よく、手順を解説しながら実演する様を覚えようと。
身を乗り出して、みたりして。]
[綺麗につのが立った生クリームに、ぱちぱちぱちと。
拍手を贈ります]
プリシラさんって、お料理もお得意だったんですね。
生クリームをちゃんと混ぜられるのって、すごいです。
私……いつも機械でずるしちゃいます、から……。
[泡立て器とプリシラさんを、尊敬のまなざしで見詰めました]
[あっという間に出来上がるチョコムースの手順を、
ぼーっと見詰めます。
実はあまりにも早すぎて、人よりもワンテンポ遅い私には、着いて行けなかったのは内緒なのです……]
も、もう出来上がりなんですか……?
[ボウルの中のチョコムースに吃驚した顔で、尋ねました]
[あっという間に、準備を終えて冷蔵庫に冷やすだけとなったのを
感激するように、瞳を大きくして。
簡単でしょのピースサインには
こくこく頷きながら、無事に出来た事に。
手順を覚えた事にピースサインを返して]
すてき――
もう、すぐに家に帰って、実践したくなっちゃう感じ。
[隣で吃驚しているローズに、すごいよね等と語りつつ]
う、うん。すごいの……。
ぱっぱって、魔法みたい……。
[アイリスさんの言葉に、うっとりと呟きます]
プリシラさん、かっこいいの……。
[両手を胸の前で組んで、思わずプリシラさんをじーっと見詰めてしまいました]
あ、つい手でやっちゃったけど、機械でやっても全然いいと思うよ。
[体育会系のノリが染み付いていた事に少しだけショックを受けつつ。
唸った右手は紛れも無くバレーボール部でしごかれたものだったので何とも言えなかった。]
…へへ。
実はお菓子作り、好きなんだ。
[照れくさそうに笑った。]
[きょろきょろとアイスを物色しつつ、プリシラさんの声に振り向いて]
機械でも、いいの……?
良かっ、たぁ……。
[ほっとして手を合わせます]
あ、ミキサー止まっちゃう……。
[慌ててまた蓋を押えて]
お菓子作り、楽しいですもん、ね。
他にもレシピあるんですか?
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