人狼議事


175 Arco Mondo -初夏の訪れ-

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どうしてぼくが選ばれたんだろう

[ぼくには出来ない、そう言ったけれど大臣に選ばれたんだ、凄いことなんだよ。難しいなら手伝いをするつもりでやればいいと教えに来た妖精達は言って
何も出来ない自分が役に立てるなら、そう思い頷いてしまった。けれどやっぱり分からない
そんな思いが小さな呟きになる、広場にそれを聞き取った他の夏の使者はいただろうか。]


 
 
[火種にする葉の中に、封書が一つ混じっていた。]
 
 


【-- TO : Miyu=Ma=Argento --】

森の奥、動物と心を通わせし者。
そなたを今年の『夏の使者』と任命し、ここに定める。

---------------

『夏の使者』、補佐役の任を与える。
森でばかり引きこもらず、他の妖精とも心を通わせること。
他、夏の使者に選ばれし者の名は───……


[この封書が届いていたのは、数日前。
 渡り鳥の一羽が、わざわざ大臣から届けにやってきた。
 話さないことを知っていてなのか、通達係は妖精ではなく。
 書面にて、今年の重大な任を受けたのだった。]

 (どうして、ぼくが。)

[はからずしも、少し遠くで同じような言葉が呟かれているとも知らず。(
ミイユの唇からは、微かな吐息が漏れていた**]


[トレイルの小さな呟きを聞き漏らさず。]

俺だって、俺が選ばれたのが不思議でならないよ。

[と囁き返す。]

お役人に選ばれるタイプの妖精じゃないと思うんだがな、俺は。
[もう300年以上前とはいえ、あんなことを仕出かした自分が選ばれるとはねえ。………赦された、ということでいいのだろうか。]


サイラスも?

[囁きに返る声一つ瞬いた後、そういえば自分に会いにきた妖精が他の使者の名前をいっていたと思い出す
自分が選ばれた衝撃で、一体他は誰だったかおぼろ気だが……]

サイラス、優しいし怪我が治せてすごいもん

[にっこり、こっそりと笑いかける
全く使者としては関係ないことかもしれないが幼子にはそれは分からず、思ったまま口にした素直な言葉だった]


[にっこりと笑いかける言葉に救われる思いがして。]

…そうか、トレイル、そうか。
[震える声でただただ呟いた。サイラスもこっそりとトレイルの頭を再び軽く撫でる。くしゃりと髪を握るように。]

ありがとう。


[サイラスの声が震えているのは何故だろう
泣きたいのかなと思った、じゃあ悲しいのかもしれない。サイラス達に会って自分は悲しいのを少し忘れられている
だからこの妖精の心からも、一時でもそんな感情を追い出せればと]

あのね
ぼく、サイラスのこと大好きだよ

[撫でられながら精一杯気持ちを伝えた
きっと皆も彼のことが大好きだ。だから悲しまないでほしいそう思って]

一緒に夏の使者頑張ろうね


なっっ!
[大好きだよと囁かれサイラスの顔はあっという間に真っ赤になる。]

お、まっ
[いきなり何を言い出すんだこの悪ガキは!これだから、子供は!俺が、そういう言葉に、どれだけ弱いと思って…!いやいやいや落ち着け自分、こいつにそういうつもりはないんだ、無自覚なんだ、うん。深呼吸、素数、なんでもいいから落ち着け自分。よく分からないが、きっと俺を元気づけようとして言ってくれたのだろうな。こんなガキに気遣われるなんて俺もずいぶん腑抜けたやつになってしまったものだ。]

う、うん、頑張ろうな…。
[消え入りそうな声でやっとそう返事した。]


[くべて燃えてしまった封書。
 中にはあの子供の名前、薬屋のサイラスという綴り。
 もう一人は------。]

 『他の妖精とも心を通わせること。』

[無茶な任務が来たものだ。
 それでも、与えられた任は果たさなくてはならず。
 心を通わせるには、どうしても言葉が必要で。]

 (だからだ。)

[たった今、唇を動かした、動かそうとしたのは。
 仕方なくだ。
 それが理由だ**]


???

[今度は何だか真っ赤になって、口ごもるサイラスどうしたというのか
嫌がっている反応ではないし、消え入りそうでも応えてくれたからきっと気にしなくていいんだろう。
相手の心も知らず子供は呑気なものである。
ともかく、今は皆で買い物にいくのだから内緒話は程ほどにしておこうと思った
後でサイラスから話があるようだし、続きはその時でいいかと*]


―藤棚―

ぶ、わっ?!
……なんなのさー、危ないなぁ…

[進もうとした先に蜜蜂の急襲をくらい、
藤の幹から転げ落ちる。
途中でうねりに引っ掛かったまではよかったが、
郵便だよ、速達だよ、早く読むんだよ、と
急襲してきた蜜蜂たちが言うので、彼女たちに届けられたそれを開いた]

……。
……んんん?

[届けられた内容を見て首を思わず捻った。
夏が近いことは、わかってはいるのだけれども
そこにあったミィユの名前にまじまじと文面を読み直したら
内容を知りたがる蜜蜂たちの勢いにまた転がり落ちてしまって**]


[そして、トレイルの耳に囁く。]
…さっき、俺がどうして顔を赤くしたか本当の意味を知りたいか?お前が知らない「好き」の意味を知りたいか?

[弱っているところにつけ込むようで卑怯だが、誰かが側にいてやらないとこの悪ガキが壊れてしまいそうで。気がついたらそう囁いていた。]


……ぼく

[囁きには少し迷いが生じた
悪い結果が見えているならそんなこと知りたくもない、そう考えたばかりだったから]

苦しいの、怪我みたいに治してくれる?
治してくれるなら……聞きたい

[怪我をして痛くて辛い時はいつもサイラスのところへ行った。最初はジェレミーに連れられ、いつしか一人でも
だからこの辛いのも、見えない傷も治してくれるのなら、そう思って]


 「きもちわるい」

[そう、云われてしまうんじゃないか。

 『また』

 云われてしまうんじゃないか、ないかって。]


ーー普段使わないものだからすっかり忘れていた。
オスカー、森で迷った。


 (この、優しい妖精なら。)
 (もし船に乗ってと頼んでも。)

[快く、引き受けてくれるだろうか。
 船の中の少しの旅を、楽しんでくれるだろうか。
 選ばれたことを、光栄に思ってくれるだろうか。
 そんな、気がして。]


……ん、迷ったの?
僕も森に居るから、迎えに行く。

[ふと声が聞こえて。そう返すものの、大方彼も眠ってばかりで有る為に道に詳しいとは言えないのだが。]


……森の、何処?
大事なこと、聞き忘れてたや。

[遅れて、肝心な問い掛けを。それを忘れては元も子も無いのだが。いつもと変わらない様子で、問い掛ける]


目印か、そうだな…。
……さくらんぼの木がある。

[肝心なことを忘れていた、と辺りを見回し。緑の木々が生い茂る中、唯一の目印になりそうな物を見つけ。これで伝わるのだろうかと]


さくらんぼ、かあ。
……あそこかなあ。

うん、わかった。…ちょっと、遅くなるかも?

[目の前のロビンの姿を捉えながら、その言葉尻は疑問形。]


そろそろチヴェッタに乗せる妖精を決めなければならないな。
[傷の手当をしながら話す。]

噴水広場でぎゃあぎゃあ喚いていた五月蝿いのがいたな。サイモン。俺はああいう甘ったれたのが大っ嫌いだ。ああいう奴は一度律さなければならない。

とりあえず1人目はサイモンとかいうやつにしようと思う。トレイル、お前はそれで異論はないな?


あと俺とちょっと名前似てるのも気に食わないし。


すまない。案内人を見つけることが出来た。
無事に帰ることが出来そう、だっ……ははっ

[兎の上に乗りながら伝えようとするも、笑い声までがもれてしまい]


そうだね
どうやって選べばいいんだろう?サイラスは誰か見つけたの

[問い掛けるまでの空白の時間、していたのは夏の使者の話
どうやらサイラスは怠惰の彼を選ぶつもりらしい]

そっかぁ……サイモン嫌がるだろうなあ
ふふ、帰ってきたら怠惰の妖精じゃなくなってるかも

[そんな風に笑うのは、嫌な子かな?そう思うけれど悪戯妖精の血が騒いでるのかもしれない
それにきっとサイモンにとって嫌なことばかりじゃない筈だ。広い世界に出て、色んな妖精や生き物と出会うことは
……なんて言葉は大人の受け売りで、自分は夏の使者から選ばれたことなどないのだけど]

残りの二人にも知らせないといけないのかな
えっと……ミユと、ロビンだっけ?

[なんとか思い出したけれど、あまり自信はなかったり]


[あと、と付け足される言葉にはびっくり。いっぱい大人な彼が言うぐらいだからそれは気になるものなのだろうか。]


……サイラスのほうがかっこいいよ?

[相変わらず、考えるより先に思ったままを口にしてにっこり笑いかけるのだった
ああでもこれは二人だけの秘密かな、駄目だって言われた唇のキスをしたのも、サイラスとだけの手の繋ぎ方も秘密
みんなのことが大好きなのにサイラスとだけの秘密が増えていく……けれど、何だか嬉しい]


ミユとロビン…そうだな。
[自分もその二人とはあまり縁が深いわけではない。朧げながらに二人の顔を思い浮かべた。]

今日はもう遅いし、二人に連絡は難しいかな。
ともかく鳩で報せを政府に送れば、明日の朝にはサイモンはチヴェッタに乗せられているだろう。
確かそういう手筈だったはずだ。

報せは俺がしたためておくから、お前はあまり難しいことは考えなくていい。


な、いきなり何を言い出すんだ…!
[かっこいいよという真っ直ぐな声に照れる。]

まったく…お前はずけずけと言葉をストレートに放ってくるから心臓に悪い。
けど、そこが好きだ。
[と、トレイルの額にキスを落とす。]


分かった、ありがとう

[夏の使者とは中々大変なようだだから自分はお手伝いー実際は補佐役というが、トレイルに分かりやすいようそう伝えたようだーなのかもしれない]

……ご、ごめんね
そう思ったから言ったんだ

[好きと言われることは嬉しいことで、気持ちが明るくなる。みんなにもそうなってほしくていっぱい言っていた
けれどサイラスに言われるのは何か違う……それが違う好きの意味らしいからなのだろうか?
赤くなって、視線を逸らす。ジェレミーによくするようにキスを返すことは出来なかった]


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