84 戀文村
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[ポケっとに手を入れる。手にした小型通信機で話しかける]
聞こえますか…――
[答えが返るかどうかわからないが、呼びかける]
− 回想 分隊長宿舎 −
[その知らせが齎されたのは何時だったか。
いつも陽気な表情が冷たい無機質な軍人のものになる]
俺達じゃなく、村人に死ねと言うのか?
[赤紙を届けに来た伝令部隊の若者に冷たい視線を投げる。
戦場を駆け抜けて来た男の視線に若者はどもりながらも、
自分には判りません、とだけ何とか口にした]
あぁ、そうだな。お前さんに詰め寄っても仕方ない。
悪かった、お勤め御苦労さん。
[確かに彼に言ってもどうにもならない、と
苦虫を潰した表情のまま若者を労い、送り返した]
くそったれ。
[1人になった部屋に机を叩く音だけが響いた]
―回想―
[日々舞い込む赤紙、そして、死亡届。戦場から遺体が戻ることはまずない。遺族に届くのは遺髪、もしくはドッグタグのみ]
いい加減にしてよ。なんで…なんでっ!
[自宅に戻ってやるせなさを募らせるだけの日々。
せめて、この村で安らかに眠らせることができれば…
まだ、いいのにと思っていた]
―回想・数年前の夜―
母さん、ごめんね。
ううんアタシが弱いってだけ。
もうこれ以上弱る母さんを見てられないから、サ。
[ベッドに伏せる母、父は生まれた頃から居なかった
二人きりの家族だった、ずっと]
先、行って待っててくれないかな。
いるんでしょ、向こうに父さんが。
いーよ、そんなだと思ってたよ。
だから、ごめん。
[死んで、くれる?]
[――翌日、ヨーランダの所へ向かう女の姿
そしてその夜は葬儀となった**]
− 回想 戦火の中 −
[男は兵士として、指揮官としては優秀だった。
だが戦火の中、人間でありすぎた]
もう…あいつら死んじまってるんですよ? そこまでしなくても。
[思わず上官に立て付いたのは、敵兵達の遺体を見せしめとして
焼却しろと言う命令が下ったから。
先程まで交戦していた年若い少年兵達の顔は覚えている]
焼いてしまったら…遺族の元に戻してやれないじゃないですか。
[死の際に大事な人の名を呼び続けた仲間の声が耳に残っている。
彼らの遺体も形見も持って帰る事が許されない、出来ない
自分の不甲斐無さに何度悔し涙を流した事か。
それが敵兵であろうとなかろうと関係なかった。
彼らが帰りたいと願った地に、
帰りを待っているだろう人の所に、返してやる事も出来ず。
出来た事は焼け爛れた彼らに酒を掛けてやる事だけだった]
[そして敵兵の遺体を焼く事を拒んだ事を理由に降格処分となった。
さっさと一番苛烈な前線に送り込めばいいものを、なまじ
身分のある家柄の出身の為に生かされてしまったと言うべきか]
前線に立てば、もう何も残らない。
生きて帰ってくる事も、欠片となって帰って来る事も。
それならいっそ……嘆き悲しまれるかもしれないが…。
大好きな場所で、大好きな人達のいる場所で死んだ方が…。
[他の軍人たちの前では口にしなかったが、
同じ想いを抱えた者をこの村で見つけたのは偶然だったのか]
[一人殺してしまえば
二人三人と手をかけてももう心は痛まなかった
何より、招集されたらもう帰ってくる見込みは低い
それよりは、と――時折常連客が減ったのはその所為]
遠くの地で死ぬより、此処に居なさいよ。
……アタシを置いて行かないで。
[女の顔は変わること無く、いつでも店では笑顔のまま]
―自宅―
[誰もいない家にただ一人、もちろん家事はひと通りこなせるし、不自由をしているわけではない。時折来る父親からの手紙が唯一の慰めである。
しかし、父は、生きてここに戻れると思ってはいないようで。]
『せめて、この村で死ねたらと思う』
[手紙に、事あるごとに書いてあるのを見て、切なくなる。]
そうだよね…ここで、ここに骨を埋めたいよね…
[手紙の文字をなぞりつつ、溜息をつく]
[それを知らされたのは、上司のハワードが徴兵された時、村長のアルフレッドから直々に聞かされた]
『君を信頼して、君に託そうと思う』
[酒場の女主人が、徴兵されるくらいなら、この手でと言って人を殺めていること、そして、ハワードはそれを事故、病死として書類を改竄しているのだということを。]
『これからは、君はその役割を担ってくれないか』
[父からの手紙のこともあり、快諾したのである。さらに、自らも、もともと病弱だった母に手をかけたのだ、もちろん、病死として処理をした。]
[かなり無理をしているのは承知の上でこの酒場に足を運ぶ。
そのほうがいろいろと都合がいいからである。]
“仕事”は順調ですか?
[一人暮らしで咎められることもないのが幸いしているのかもしれない。それと、駐留している軍の人の顔を覚えるにも好都合である。]
[同じ思いを抱いていたからだろうか
年齢差はあまり感じないまま打ち解けた
というよりは、――知られていた]
ええ、そこそこに。
貴女も、大丈夫?
[頬を撫でようと手を伸ばし、そっと触れる
ちら、とホレーショーにも視線を送り
癖のように肩を竦めた]
[姿を見せたセレストと彼女を労わる様に伸ばしたダーラの手を見遣る。
あの細い手はどれだけの哀しみを散らしたのだろう。
どれだけ涙を拭ったのだろう。
どれだけの哀しみを見送ったのだろう、あの2人は。
だが口には出さず一瞬だけ目を瞬かせて合図を送った]
こちらは、大丈夫ですよ。
[頬に触れたぬくもりを感じ、笑顔で応えた。
ダーラの視線を追って、ホレーショーを見、笑顔のまま会釈する]
そう、ならいいけれど。
泊まっていってもいいのよ?
[笑顔のセレストに心配そうな顔は髪を揺らした]
……もちろん、ホレーショーも。
歩けなくなったら、お言葉に甘えちゃうかも
[ちょっと舌を出して、照れ笑い。
お酒は実は弱くないのだが、寂しさのあまり宿に泊めてもらうこともある。]
あ、でも、お邪魔ならちゃんと帰りますよ〜?
[チラリとホレーショーの方を見て、ニッコリ微笑んだ]
やーだ、毎日でもいいわよ。ホント。
……ホレーショーは別料金ネ。
[黒髪を思い切りわしゃわしゃと撫でる]
俺は美女2人で両手に華なら何時でも歓迎だぜ。
別料金って金取るのかよ。
[差別だ差別だと小声でぶつぶつと。
だが宿を借りるつもりではいた。
新しく届いた赤紙の存在。
もうこれ以上見ていられないと。
この村に彼らを残す為に2人と話し合う事が必要だろうと
思っているのは確かだから]
わふっ
[頭を撫でられて咽そうになる]
もう、せっかくのカクテルこぼしちゃう…
[不満気な声を出しつつ、顔は満面の笑みである。嬉しくてたまらないのに、照れ隠しで文句を言っているのだ]
あーったり前じゃない。
二食付きなだけいいと思って頂戴。
[他に宿泊しているのはヤニクだけで
全くの無償で貸し出すのは、少々痛手で]
……ヤニクには、気付かれないようにしたいわ。
あの子本当にいい子だから。
あーん!セレス可愛いッ。
[照れ隠しもいつもどおり、これだから甘やかしたくなる
小皿に軽いつまみも出してまたぽふんと撫でた]
あーなんだか…やっぱりお言葉に甘えて泊まらせてもらおうかな。
もちろん宿代は払いますよ?
[役所勤めゆえに一応給料は入る身である。]
[勿論ブローリンまではいかないが、これ位で酔う筈も無い。
千鳥足でベッドに着けば直ぐに素面に戻って音を立てずに
抜け出す]
人殺しは俺の仕事だ。
あんたたちがこれ以上哀しみを増やす必要はない。
今迄辛い思いさせたな。
俺に召集令状が届かない限り、俺がやるから。
[女主人にそう告げた顔は真剣そのもので、けれど瞳は
労わりに満ちたものになっていただろう**]
女に生まれりゃ良かったな。
[じゃれあう様に見えるダーラとセレストを羨ましそうに見つめて
ぽつりと呟いた**]
あら。セレスは本当にいいのよ?
ホレーショーがたっぷり置いてってくれるみたいだから。
[くすくすと、しかしどうしてもというのなら
負担にならない程度に]
やっぱ女怖いわ。男は弱い生き物だな。
[ダーラに男女差別だと口を尖らせるが、口で適う筈も無く
財布を抱きしめて泣き真似位はしただろう**]
[飲んでいた時とは違う真剣そのものの顔で戻ってくる姿に
驚きは浮かべどこちらも真剣な顔になる]
……ありがたいけれど。
アタシがやりたくて勝手してきたのよ。
全部をアンタに背負わすなんて甘えたことだめよ。
――共犯者、それがいいわ。
[誰が召集されるかわからない今
ホレーショーだけに頼る訳にもゆかない
何より自分で決めて始めたことだ
その決意は彼が思うもの以上だろう]
そうなんだ〜ホレーショーさんに甘えていいのかな?
[首をかしげる。それでも、少しは払う心算である。]
ホレーショーさん、泣かないで。
私もちゃんとお金だすから。ね?
[泣きまねするホレーショーの頭を撫でてみたりして。
ホレーショーがダーラに話す言葉を耳にすれば]
ダーラさんがやってることはバレませんよ。
まぁ、私たちのやってることを見ぬく人はいるかもしれないけど。
証拠は、残しませんから。
[上手く処理をするのが役場側にいるセレストの仕事だから]
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