199 Halloween † rose
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ニコラス! 今日がお前の命日だ!
2014/10/26(Sun) 05時頃
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—— 3回めのハロウィンの夜に ——
[結晶を生み出す二つの緋色が、大きく近づく>>3:340。 触れたままの手が僅か、震えた。 ますます息苦しく、左の瞼は熱い。それは込み上げる思いを言葉にしても、とめどなく胸を打ち]
参った、 ……熱いな、
[熱に浮かされたように、ふわふわとした高揚感。 顔を寄せれば吐息は重なり、うるさい程の心音がニコラエに伝わってしまう。 同時に、彼からも感じる鼓動が、更に男を追いつめる。 行き場が無い程に、もっと彼を知りたいと。]
(+8) 2014/10/26(Sun) 19時半頃
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[耳をくすぐる、彼の声。自らの名前とその想いを、目を細めて頷いた。 言葉にならぬ唇の囁き>>3:341に、頬に添えたままの手はゆっくりと首へ、項へ。なぞるように背中へと流して、さらに距離を縮めようと引き寄せる。]
いくらでも、教えてやるさ。 ……忘れられないように。
[男の唇は、熱を帯びてその冷たさに触れる。 ゆっくりと解け合うように、目を伏せた。 ヴァンパイアの体温は、こんなに低いのだろうか。 もし彼に血を啜られる>>3:336のなら、この冷たさの中に少しでも温かさを残すことができるのなら、——それもいいかと、考える自らもいて。]
……、ニコラエ、
[ただ、今は。 願わくば、彼の涙さえも自らの熱で消えてしまいますように。 一度唇を離しても名前を呼んでもう一度、そんな願いをも込めて口付けた*]
(+9) 2014/10/26(Sun) 19時半頃
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[——しばらくの後、今度こそダイニングテーブルにニコラエを落ち着かせることは叶ったか。 熱に浮かされたような高揚感を保ったまま、精一杯の持てなしをする。 ニコラエが持ってきてくれたビールとトマトジュースで、作り慣れてしまったレッド・アイを冷えたタンブラーグラスで振る舞い、また自らも味わった。
グラスで頬を冷やしながらニコラエを見つめ小さく笑う。 天井からさげられたランプの明かりが、揺らめいた。]
妙な、感じだ。 ハロウィンが繰り返さなきゃ、こうして話すこともなかったかもしれねぇな。
[吐き出す息もやはり、熱さは消えず。 グラスを頬から左の目元へとずらすと、熱さの原点がそこに集中しているような気がする。 これが、薬の副作用だろうか。 だが男はそれを隠したまま、さらに言葉を続ける。 徐々に緩慢に、途切れがちになりながらも。]
(+10) 2014/10/26(Sun) 19時半頃
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なあ、ニコラエ、 お前も、…… そう、 [思わないか? と。 最後までその問いは告げられず、ゆっくりとテーブルの上に突っ伏した。 それは、酔いつぶれたかのように見えたかもしれない。 しかしその真実は。
椅子の隙間から、床に向かって垂れたやや太めの長いもの。 茶色と白の縞模様でふさふさとした毛並みのそれは、むりやり押し出されたかのように、腰元から飛び出していた。 それがレッサーパンダの尻尾だということは、眠る男はいつ気がつくだろう**]
(+11) 2014/10/26(Sun) 19時半頃
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[魔女殿、>>+16と繰り返して首を傾げるも、浮かれた頭ではいまいち理解できずに首を傾げるのみで。 ものもらいに関しては、笑みをにやりと深くする、 全ては彼のためだった。その副作用が今出初めているとは知らぬまま]
よく効く薬を、……んぐ、貰ったからな。
[口許へ差し出されたチーズを唇で受け取り、食む。 微かに指先の冷たさが唇に触れて、随分と愛らしかったニコラエ>>+14の様子を思い出し、さらに熱は増すような気がした。]
ああ、いや、痛くはねぇんだけど、 やたらと、熱くて……
[だから、心配そうな眼差しには軽く手を振って大丈夫だと示してみせたのだが、結局突っ伏してしまうまでにそう時間はかからなかった。]
(+20) 2014/10/26(Sun) 23時頃
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[完全に意識を手放したわけでもなく、かといって身体を起こすことも叶わない。 目を閉じたせいで何も見えぬまま、ただ感じたのはニコラエの身体に寄りかかる感触と、頭を預けたときに感じた彼の香り>>+17。 ベッドに下ろされる、その感覚もまたあったが、意識は相変わらず沈みそうな淵にいる。]
……、……
[ふと、どこかを撫で上げられた>>+18、気がした。 それは具体的に“どこか”と言われてもどこだとは答えられない。 あまり感じたことの無い、奇妙な感覚。
名を呼ぶ声がする>>+19、だから答えたいとも思うのに]
(+21) 2014/10/26(Sun) 23時頃
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—— っ
[また襲うのは奇妙な感覚、そして今度は冷えたなにかが腰元を這う。 心地良さと官能とを誘う様なその動きに、反射的に動きかけた唇は、それでもなお息を吸い込むだけに留まり]
……ニ コラエ
[やっと彼の名だけ、呼ぶことができた。]
(+22) 2014/10/26(Sun) 23時頃
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ン、……、ぃ
[吸気に喉から漏れた声が混ざり、得体の知れぬ感覚に再び反応する>>+23 食まれているのか、けれど痛みは無く、ただ往復するように這う感覚はもどかしくもあり、それ以上求めてはいけないようにも感じ。
なされるがまま、重く沈んだままの身体はベッドの上に仰向けになる>>+24。 臀部の際に、不思議な違和感と、次いで熱を持つ瞼に冷やりとしたものが触れた。 今度はわかる、その感覚がニコラエの舌であることが。冷たさに縋るように、唇を開いた。]
(+25) 2014/10/27(Mon) 00時頃
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だい、じょうぶ そのうちきっと、……静まる、
[これが副作用であるなら、そのうち収まるときがくるはずだ。
未だ瞼は開かぬが、その二つの緋色はどんな視線を注いでくれているのだろう。 優しい声に導かれながらも、男は僅かながら首を振った。 そしてそろそろと、両腕を上方へと持ち上げた。 そこにニコラエが居るかはわからない、けれど]
——……寝るときは、 一緒に 一緒じゃねぇと、……やだ、
[両の手のひらは彼の背を探し、小さく我侭を零した。 それは小悪党を更に通り越した、我侭でしかなかったのだけれど]
(+26) 2014/10/27(Mon) 00時頃
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それ、…… は [目の前に広がるのは、瞼の下りた真っ黒な視界のまま。 だからだろう、余計にニコラエの指先の動きが気になり>>+27、微かに眉根を寄せて首を振った。 身体が熱い中で、刺激が強すぎる、と。]
(+29) 2014/10/27(Mon) 00時半頃
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だめか、
[身体を捉えた腕は離すまいとするが>>+28、そのまま連れて来てくれた彼の服装をようやく思い出して、手を止めた。 薄らと、瞳を開ける。冷たい舌の感覚が熱を吸い取ってくれたのか、幾分先程よりも楽になったと思う。相変わらず左目の視野は赤いまま、しかし見上げるニコラエの表情ははっきりと捉えて]
……わり、
[それほど夢中であったのかと、やっと笑う余裕の出て来た男は、笑みを浮かべながらタキシードの襟元に手を伸ばした。 殆ど腕を通したことのないような、触り心地の良い生地。形のいい仕立て。 背中へ向かってずらし、腕を抜くようにと触れて。 やがてその衣服を脱がすことが叶ったのなら、ベッドサイドの椅子の上に手を伸ばし、その背にかけた。]
(+30) 2014/10/27(Mon) 00時半頃
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—— ……ほら、いいだろ
[それで皺にならないのか、果たしてわからなかったが 今度こそ我慢はしないと再び手を伸ばした。 自分でもらしくないとは思う、ただ。熱が齎した衝動に任せて、今はこの時を楽しもうと]
ニコラエ、……いい匂い、するのな、……
[そうして再び、彼を一つ知る。 抱きしめることが叶ったなら、今度は離さずにそのまま微睡んでしまおうか**]
(+31) 2014/10/27(Mon) 00時半頃
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/* は は はずかしいほど甘えてしまった ありがとう… 早く移行したほうがいいかなと少々焦ったのだけど もうね もうね…
(-37) 2014/10/27(Mon) 00時半頃
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—— 朝 ——
[良い香りがする。 鼻腔をくすぐるそれは、一体何の香りだったか。
ゆっくりと目を、開けた。 ここのところ迎えた朝は、どれも10月31日の眼帯を外さぬままの朝だったのに 今日の朝は、左目もしっかりと見えていた。 しかし、見える色は赤いまま。
どうして、と考えるより早く ふと視線を下ろすと、]
…………あれ、 そうか、しま、った……
[隣で眠っているのは、上着を脱いだ状態のニコラエ>>+34。 そこでようやく昨夜の一連の行動を思い出し、思わず両手で頭を抱えた。 左目から発生したような全身の熱に浮かされていた、とはいえ、ニコラエの指先や舌の感覚が心地よかったのは事実。一緒に眠りたいと思ったことも事実。 事実ながら、いい歳をして、とひたすら恥じるものの。]
(+38) 2014/10/27(Mon) 18時頃
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……綺麗、だな。
[眠るニコラエもやはり、ガラス細工のように美しい。 髪に指を滑らせて、そのまま頬へ、唇へと触れる。 自然と口端には、笑みが浮かんで]
Trick or Treat ほら、悪戯すんぞ……ニコラエ
[カーテンを閉め切った部屋の中に陽光は射さぬが、その外から聞こえてくる騒がしさは、何度めかのハロウィン到来を告げている。 彼がそうした>>+19ように、男も指がなぞった跡を、辿るように唇を這わせた。ひやりとしたその温度を楽しむように。 最後に微かなリップ音を立ててその唇を味わい、身体を離した。 離さなければ、——どうも朝から、盛ってしまいそうで、]
(+39) 2014/10/27(Mon) 18時頃
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……いかん、いかんな、
[ふると首を振って、顔でも洗おうと一人ベッドから下りる。 ジーンズがずれ落ちそうになって、慌てて腰元を押さえた。 どうしてずれているのか、いまいち記憶になく。 しかしベルトに手をかけて引き上げようとしたところで、何か引っかかりを感じた。 触れればざわりとした、妙な感覚。思わず背に、腰に、手を伸ばし。 その引っかかりを確かめれば]
…………ぁ、!?
[思わず大声を出そうとしたものの、眠っているニコラエの存在がなんとかそれを押しとどめた。 ふわふわとした毛並み、触り心地の良い毛流れ、太く長い尾。 それは、まるで——獣の尾>>3:@17。 得体の知れない感覚は、それに触れられたせいだったらしい。]
(+40) 2014/10/27(Mon) 18時頃
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昨日のアレも、副作用……か?
[参った、と思いながらも、この程度で済んだのならと安堵もし。 キリシマに提出するレポートは、とりあえずバラエティに富んだものになりそうだ。
——だが、その時点で気がつくべきだったのかもしれない。 服装や体調などほとんどがリセットされていた、今までのハロウィンと違うことに。]
(+41) 2014/10/27(Mon) 18時頃
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ん、?
[洗面台の前に立つ、が、鏡には何も映らない。 見えているのは、キッチンへ続く短い廊下。 それだけでは一体何が起きているのかわからず、手を伸ばして蛇口を捻った——はずが、蛇口は動かない。 動かないだけではなく、するりと指先は空を切った。]
…………………
[最早、意味が分からない。 副作用で透明人間にでもなったというのか。 しかし、先程までニコラエに触れていたのも事実。 考えても、考えても、やはり答えは出ずに。]
(+42) 2014/10/27(Mon) 18時頃
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[結局、ベッドの元へと戻って来た。 途中、壁が抜けられるのか、モノが取れるのか、 いくつか試してみたものの、何でもすり抜けられるわけではないらしい。 腰掛けられるベッドもその一つだろう、手を伸ばし、ニコラエの手に自らの手を重ねた——触れられる。
彼はこの状況をどう考えるだろう、意見を聞きたかったこともあるが、今は無理に起こすことは無く。 外の状況を確認してくる必要もあったのだけれど、ただ今は傍に居たかった*]
(+43) 2014/10/27(Mon) 18時頃
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……俺も。
[唇から零れた言葉を拾い上げれば>>+47、状況が状況でも思わず笑みが漏れてしまって。 その二つの緋色が開けば、「おはよう」と挨拶を返す。 まだ幾分眠そうな様子に、起こしてしまったかと悪く感じながらも、普段とのギャップにまた口端を緩ませて。]
……ああ、それなんだけどな、 ——!!
[まだ手は繋いだままに立ち上がりかけたニコラエが、そのまま勢い良く倒れ込む>>+48。 恐らく通り抜ける——とわかっていても、咄嗟に手を引いたがそれも遅く]
(+53) 2014/10/27(Mon) 21時頃
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ニコラエ、落ち着け、大丈夫だから、 俺も一緒だから、
[それは謂わば断末魔>>+49、壁越しであるにもかかわらずよく聞こえるのは、やはりこの身体のせいか。それともニコラエの声が凄まじいのか。 こちら側にあるばたつく足を宥めるように撫で、伸ばされた指>>+50を掴み、引き戻しにかかった。]
(+54) 2014/10/27(Mon) 21時頃
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[通り抜ける壁からの抵抗力は全くない。 勢い良く引っ張って、ベッドの上にニコラエの上半身を引き戻した。]
大丈夫か、怪我は? どこか痛むか?
[身体はとりあえず何ともないように見たが、あれだけの声を聞けば不安になるというもの。 確かめるように肩や腕に触れながら確認し]
……起きたら、こうなってんだよ。 尻尾は生えてるし、外はまだハロウィンみてぇだし。
[次々と訪れる変化に、軽く肩をすくめた。 それでも悲観的にならずに居られるのは、やはりニコラエのおかげだろう。]
(+55) 2014/10/27(Mon) 21時頃
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/* ニコラエさんの可愛さはなんなんですか…ほんとうに… あああ…
(-59) 2014/10/27(Mon) 21時頃
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ああ、さっぱりだ。
[手のひらで背中を優しく叩く。 自らの手を観察する>>+56様子に、同じように思ったのだろうと推察した。 溶けない>>+57、とその言葉には二三度瞬くも、夕陽差す中にシーツを被っていた様子を思い出し、あれは日光避けだったのかと今更気がつく。]
昨日の、夜か。 やっぱり、リセットされてるわけじゃねえのな……
[目もそうだが、尻尾も3回めのハロウィンから継続中ということか。 困った、と考えると同時、尻尾もぱたりと揺れる。 考えていたところで、指先がその毛を撫でる感触にびくりとまた身体を震わせ、一つ大きく息をついた。]
やっかいだな、これは…… ……ん、どうした、?
[次いで頭に触れてくるニコラエの意図がわからず、首を軽く傾ぐものの、触られることは素直に受け入れる。耳を引っ張られば、さすがに笑ってしまったが]
(+59) 2014/10/27(Mon) 21時半頃
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[身体を離して、ベッドを下りる。 ニコラエの様子を一度見て、思い切って壁の外に顔を突き出した。 やはり通りはハロウィン一色、4回めのハロウィンが訪れている。]
ニコラエ、出られそうなら出てみるか? 日中のハロウィンってのも、いいもんだぜ。
[どうする、と再び室内に頭を戻し問う。 彼が何事か呟いていた>>+58声は聞こえたものの、よくわからず瞬きを返しただけで]
(+60) 2014/10/27(Mon) 21時半頃
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[最もだと、ニコラエの意見に深く頷く>>+61。 この身体になって、繰り返しから脱したということだろうか? しかし仮にループする事態を脱したとしても、これでは普通に生活もできない。
撫でる手は離されて、もう一度息を吐くも 指摘されたそれは尤もで、極々小さな触れ幅で、頷いた。]
……あんま、触んなよ。 妙な気分に、なっから、
[その後ももそもそと続けるが、上手く言葉にはならなかった。 本当はいつでも触っていいなどと、言えるはずも無い。 ましてや熱でぼんやりしていたとはいえ、食まれて触れられての感触は未だ忘れられそうになく]
(+65) 2014/10/27(Mon) 22時頃
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—— → 街中へ —— —— おう、デートだな。 行こうぜ、
[デートという単語は、何歳になっても気恥ずかしい。 それでも躊躇い無く、頷いた>>+62。 ベッドへと手を伸ばし、ニコラエと共に壁をすり抜ける。 心配そうな様子>>+63も笑みを浮かべれば、拭いさることができるだろか。
見慣れた街並は何度も見たハロウィンの装飾そのままで 時折舞うオレンジの紙吹雪さえも、身体をすり抜けて行く。 だが、人目を気にせず振る舞えるのは、随分気が楽だとも、思った。]
(+66) 2014/10/27(Mon) 22時頃
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ま、ほう。 それで、この色に?
[ふとまたニコラエに視線を戻すのは、左目についての指摘を聞いて。 魔法というそれに驚きはしたものの、浮かべたのは笑みであった。]
な、同じ色にしてくれたんだろ。 ……なんで?
[周りには聞こえずとも、その問いかけは彼の耳元で、小さく]
(+67) 2014/10/27(Mon) 22時頃
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……よかった、これを見せられて。 妙なことになってっけど、それは嬉しい。
[千年という長い間、陽の当たる道を歩いたことがないのなら こうして誰かと何気なく、温かい陽の下を散歩したことも無かったのだろうか。 そう思えば寂しく——昨晩聞いた、“故郷に帰ったら”という言葉も思い出し>>+34——ニコラエの輝く瞳と反対に、僅かに目を伏せた。
「いやなわけが無い」、そう呟いた言葉は聞こえたか>>+68。 だから男の問いかけ>>+67はちょっとした意趣返しであったのだが]
(+72) 2014/10/27(Mon) 23時頃
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……、う
[その囁くような返答は、狡い>>+69。思わず言葉が詰まってしまう。 彼の様子を見れば目尻も赤いように見えて。手に籠る力すら、愛おしい。]
だったらずっと、このままがいい。 そうしたらもっと、—— ニコラエを思い出す。
[忘れないのではなく、もっと存在を確かめていたい。 ずっと眼帯をしているわけにもいかない、生徒にも驚かれるかもしれない。 だがそれでも、揃った緋色を手放したくない。
ただそれが叶うかどうかはわからずに、ただ二色の瞳でニコラエを見つめることしかできないのだけれど]
(+73) 2014/10/27(Mon) 23時頃
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/* 華月斎さんのタイミングが神がかっててやばいありがとうwww
(-79) 2014/10/27(Mon) 23時頃
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[ニコラエ>>+74が名を呼ぶ、それに続く言葉を聞いていた。 元凶、というキィワードは、恐らくこのハロウィンのループを発生させている何からしい。 ただ、“帰りたくない”とのそれに、微かに目を細めた。
それがこの街の日々を狂わせているとしても。]
終わればお前は、帰っちまうんだろ? ……この時間が続けば、ずっと、……一緒、なんだろ?
[永遠の繰り返し。 また目覚め、ハロウィンを楽しむだけの人々。 その繰り返しに気がついて、戸惑ったのは確かだったけれど、今はどうして——この時間が永遠に続けばいいとすら、願ってしまう。 約束に、胸が詰まる思いでため息をついた。]
……、
[大事な街、大事な友人、大事な教え子たち、大事な——ニコラエ。 その大事は天秤で計れないもの、なのに。 だから、欲深いのは男も一緒だ>>+75。 抜け出したいとも、抜け出したくないとも。言い切れずに]
(+79) 2014/10/27(Mon) 23時半頃
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……そう、なのか。 なんか、方法ねぇのか? 定期的に、なんかするとか、?
[だから、戻ってしまう>>+76ことに落胆の色を隠せず。 でも、と続けるニコラエに、その続きを問おうとして、]
————…………、は?
[それはニコラエの握る手に力が籠ったすぐ後に。 ありもしないと思っていた事態、はっきりと名前を呼ばれたのだ>>@47。 顔を上げればその名を呼んだのが華月斎だと気がついて 驚きと共に固まってしまう。 さらにその隣に露蝶>>131がいるものの、彼はこちらに気がついた様子はないようだ。]
(+80) 2014/10/27(Mon) 23時半頃
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あ、え、 え? 華月斎さん、俺たち、見えてる……? 露蝶は?おい、露蝶!
[それとも今まで見えていて、他の皆が無視をしていたのか? しかしニコラエに何事も無いのなら、それも奇妙な話し。 見えているらしい彼に声をかけ、露蝶には空いた手を振り。
——その合間、握った手を強く、握り直した。 ちらと二つの色の瞳で隣を見て、首を振る。 離すつもりは、最初からない。 今は自分らしく、いるのだから。]
(+81) 2014/10/27(Mon) 23時半頃
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[こちらの様子は見えているらしいことがわかる>>@49。 そして、露蝶には言葉が届いていないことも。]
いや、俺たちもよくわからないんですよ。
[怒っているのだろうか、その言葉はやや不機嫌そうに聞こえて、困ったように頭を掻いた。]
幽霊じゃない……と、思いたいですね。 少なくとも、死ぬようなことをした覚えはないですし。
[時折ニコラエに視線を向けながら、華月斎に事情を語る。 しかしどうして、彼にだけ見えているのか。やはり疑問は尽きず]
……他に、俺たちと同じ様な人はいましたか?
[もし彼が見えるのなら、同じ様な状況の誰かもいるのかと。]
(+84) 2014/10/28(Tue) 00時頃
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[纏まった量とはどのくらいだろう、男は無言で考えた。 ニコラエが活動できなくなるのは嫌だ。 しかし、もし致死量の血液が必要になるというのなら、この街の誰かが—— 考えて、首を振った。
時計の針が狂っている間は。 告げるニコラエの声が>>+82、ひどく頭について離れない。]
ああ、どういう仕組みなんだか……
[見える人と、見えない人の違い。 透ける身体。わからない項目はさらに増えて行く。 途絶えた言葉の先>>+83を今は聞かず、繋いだ手だけは確りと絡めたまま]
(+86) 2014/10/28(Tue) 00時半頃
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今朝起きて、気がつきました。俺も、彼も。 ジャック……わかりやすいですね。
[その喩えは実にわかりやすく>>@53、思わず頷いた。 カボチャ頭にならずによかったと、ずれた感想を抱きながら。]
アケノシンさん、というと……観光でいらしている? そうか、彼も…… 会って話しを聞いてみます。
[このハロウィンの繰り返しに、気がついていたのだろう。 向けられた視線>>+88に、小さく頷きを返した。]
(+92) 2014/10/28(Tue) 00時半頃
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[不思議なオプション>>@54に、唇の前で一本指を立てた。恐らくとても興味を持たれる。触られたらたまったものではない。 露蝶はでたらめに手を伸ばしている>>140、思わず身体を反らす。 触れられるかどうかは、わからない。]
霊能……?霊視できる、ということか。 でも助かりました、華月斎さんのおかげで色々と、…… [ニコラエのアシストにより、華月斎の能力の理解が叶う。 改めて礼を述べようと頭を下げようとしたのだけれど、]
——ん っ、!? や、やめ、ニコラエ、
[>>+90掴まれた。 顔を強ばらせながらも、むなしく反応してしまい]
(+93) 2014/10/28(Tue) 00時半頃
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/* ニコラエさんえろいわ そして華月斎さんのまとめが上手すぎてありがとうほんとうにありがとう…
(-96) 2014/10/28(Tue) 01時頃
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いや、我慢とか、 やめ、っろって、 っう、……ぃ
[その手は緩むこと無く>>+95、さらに男を追いつめる。 抵抗しようにも手は緩まず、尻尾から伝わる感触に更に肩を震わすはめになる。 声を出さぬようキツく噛み締めた口許から微かな声が漏れてしまえば、今度は口まで塞がれた。]
——! ……、——!!
[声にならない声で必死に訴える。 まだ華月斎に礼を述べていないと。 解放は思ったよりも早く、息も絶え絶え体勢を整え]
か、……華月斎さん、ありがとうございます、本当に。
[結局なんに対しての礼か、わからなくなってしまった。]
(+98) 2014/10/28(Tue) 01時頃
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怒ってますか、華月斎さん……
[耳慣れない言語>>@59で華月斎が何か言うから、今までの痴態を見られた延長でやや顔を俯かせながら問うた。
露蝶が菓子を>>160と華月斎に渡してくれたが、それは果たして食べられるのか。 疑問に思いながらも、目にしたそれはとても美味しそうな菓子である。]
ありがとう、露蝶。
[やはり、伝わらぬそれ。 だがいつものように礼を述べて]
(+99) 2014/10/28(Tue) 01時半頃
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アケノシンさんにもお会いできたら、話しを聞いてみます。 ジャックが俺たち以外にも、いるかもしれませんし。
[今のところ他に姿は見当たらないが、彼は何か他にも知っているかもしれない。 そんな考えを述べて、やがては彼らとも別れるだろう。 とりあえずジャックで無くなる時が来たら、華月斎にはたっぷり礼をするべきか、そうも思い描きながら**]
(+100) 2014/10/28(Tue) 01時半頃
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[華月斎の手は菓子を受け取らず>>@60、露蝶の手はそのままこちらに向いた。 この状態で食べられるのか不思議に思うものの、彼の説明に頷いて露蝶の手の中の菓子を齧——った、気がする。 ニコラエも同じように感じただろうか。 口の中には、齧ったはずの欠片はないのに、甘みが、舌の上に乗る。]
あ、美味い、
[それはちょっとした感動を覚える程。]
……いや、まさか話しができるとは思わなかったです。 ありがとう、華月斎さん。
[視える彼が居なかったらあり得なかった邂逅なのだから、と、その手元にそっと手を伸ばした。 握手は叶わずとも、礼の気持ちは込めて**]
(+101) 2014/10/28(Tue) 02時頃
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