109 Soul River
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[ピアノから離れたヒューの背。 セピア色のテラスへと消えていく。
幻でも良い。 偽善でも良い。
幸を願うのは文明化した人間の。 ある意味で、本能にも近しいから。 後は、その幸せの形がそれぞれに違うだけで。
彼がオーボエを構える。 弦から指を離した]
(2) 2013/01/11(Fri) 01時半頃
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[窓越しのコバルト。 空の色を映す、水の色。 好きだと言った空の青。 彼が旅立つ川から見えるよう、願う。
また気配が館の中から消える。 やがて、元の色に戻った空。 歌声]
行った、みたいだね。
(4) 2013/01/11(Fri) 02時頃
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[ハープから手を離し、差し伸べる]
大丈夫。 僕は此処にいるよ。
[上体を屈め彼の頬に両手を当てた。 額同士を触れ合わせ。 間近で覗き込む、薄墨色]
ちゃんと、いる。 ほら。
(5) 2013/01/11(Fri) 02時頃
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イアンも……? そ、っか。
[一気に二人、また寂しくなる。 人が増える方の気配はなくて。 階下の弾き語りが辛うじてまだ、 他者の存在を感じさせてくれた]
もう少し。
[こうしていようか。 重なった手に微笑む。 幽かな風がカーテンを揺らした。
左手を頬から離し、無理な姿勢にならぬよう。 床に膝を落としながら。 抱き締めるように頬と頬を引っ付ける。
嗚呼、まるで生きているみたい。 ゆるり瞼を閉じて70BPMに耳を*傾けた*]
(7) 2013/01/11(Fri) 02時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2013/01/11(Fri) 02時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2013/01/11(Fri) 22時半頃
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[近さが、心地良い。 くすぐったさも、それが傍にいる証と思えば。
階下の声を真似てか、呟かれるフレーズ。 ゆるり、薄墨色を開いた]
選曲、気に入ってもらえたみたい。
[嬉しそうに囁く。 預けられた体重、口を開いた。 ゆるり目を開けて耳を傾ける]
何度も、此処に、って。 何度も、死に掛けて生き返った、って事? それとも。 死んで、また生まれ変わって、でもそれを覚えてて?
[そんなケースもあるのかと、少し驚きの声]
(18) 2013/01/11(Fri) 23時頃
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[階下から聞こえるメロディが変わる。 今度は賑やかな。 街角で歌うアコーディオンのよう]
人のいるところ、か。 色んな人に囲まれて、弾いてたのかな、きっと。 何だか、すごく似合ってる気がする。
[テッドの音から見えるもの。 きっとそれは、此処とは全く違う 賑やかな景色なのだろうかと思いを馳せた。
深呼吸をするように、ぎゅっと一つ抱き締めて。 息を吐くように身を離した。 二人で床に座り込んで。 肩を貸すように隣に寄り添う]
(19) 2013/01/11(Fri) 23時頃
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君にもそう思ってもらえたなら。 嬉しい。
[自然と笑みを湛えるのは。 忘れかけていた、自分の演奏を聴いて それが少しでも誰かに感じてもらえる事。 此処に来てから、少し思い出した]
それは、すごいね……。 何度も生まれて、音楽を好きになって。 ……でもその度に、色んな事、あったんだろうね。 あまり話せなかった、けど。
イアンも、今度は幸せになれたら。 良いな。
[彼がどのような形で現実に還ったかは、判らない。 だが、新たにまた得たチャンス。 今度こそ、掴めれば良いと、思った]
(23) 2013/01/11(Fri) 23時半頃
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[華やかに、活気付いた、そんな音。 合間にヘクターの叩く拍子も聞こえるだろうか?
彼がまだ心の中で燻らせているものは、知らず。 優しいと言われる事を自覚できていないまま]
吹いたら。 彼らも還っちゃう事になる、から。 でも、もしできるなら。
一緒に音楽をしながら、別れる事も。 悪くはない、のかもしれないね。 勿論、還る心の準備ができてたらの事だけど。
[オーボエを構える様子に小さく笑う]
下、行ってみようか。 どうせなら、近くで聞きたいし。 また、ミルクティ。 淹れてあげようかなって、思ってたんだ。
(24) 2013/01/11(Fri) 23時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2013/01/11(Fri) 23時半頃
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[うん、と頷く。 未練、空に、川に、融けて流れてしまったら。 何もかも捨てたものではないはず]
ヘクター、最初にヒューと合わせた時、聞こえてた。 今もテッドがこうやって弾いてるなら。 多分、一緒にいると思うけど。
[ヘクターが消えた事を告げた時、 すぐさま飛び出して行ったテッドの事。 さっきまでの音楽も、今、駆けていく旋律も。 ヘクターのために弾いている、気がして]
(28) 2013/01/12(Sat) 00時頃
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ありがとう。 足、気を付けて。
[差し出された手、微笑む。 重みを駆け過ぎないよう、手を取って。 立ち上がると、ハープを人撫でしてから階下へ。 音の主達を見付けたら。 自分はミルクティーを其処に運んで来ようと。 一旦、キッチンへ向かうのだった。
戻ってくる時には、甘い香りとティーセットが*一緒*]
(29) 2013/01/12(Sat) 00時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 00時頃
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