270 食人村忌譚
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/* わお
(-5) 2017/11/29(Wed) 01時頃
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[さて、ゆりの死を知るのは何時になるか。 その時が来れば、それこそ進を褒めちぎる]
すごいな進君。 家畜の群れを道に迷わぬように 破滅へ導く手腕はさすがだ。
俺じゃこんなに上手くはいかない。
本当に、こんな村で腐ってはいけない人間だ。
[手放しで女たちが死んでいくのを喜んでいた*]
(*0) 2017/11/29(Wed) 01時半頃
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/* これは俺が殺した方がいいよな?
(*1) 2017/11/29(Wed) 01時半頃
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/* 縁もそうだし表で容ちゃんが見張ってたから俺が殺そう。
(*4) 2017/11/29(Wed) 01時半頃
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[江津子が選んだ任はどちらだったか。 見回りか、それとも容の見届けだったか。
どちらにせよ、俺が動いたのは1人になる僅かの隙]
江津子さん、何か異常はありませんでしたか? 昨日に続いて徹夜なんていくら何でも無理があります。
[労わる様に声を掛け]
(*5) 2017/11/29(Wed) 02時頃
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いや……なんだか……。 急に恋しくなって、なんて言ったら。 恥ずかしいですね、この歳ですみません。
あ、俺役目替わりますよ?
[突然の告白からそれほど時も経っていない。 動揺している姿は微笑ましく映っているだろうか]
薬湯用意しますから、俺の家に来ますか? それとも集会所へ戻りますか?
[薬が足りなくなって来たから、 持って来ている途中なんで。 そう笑いながら籠に入れた薬草を見せるだろう。 そうして後ろを見せてくれたら。 編んだ荒縄を一気に首へ巻き付けて、背負うように 体格差を利用して 体を持ち上げるようにして息の根を止めようか。 抵抗も当然あっただろう。だが俺に迷いは何もなかった]
(*6) 2017/11/29(Wed) 02時頃
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江津子さん、江津子さん。 俺はあんた嫌いじゃなかったよ。
母親の匂いがして嫌いじゃなかった。 俺の仔を生んでくれてありがとう。 でもそれはこの村で産んじゃいけなかった。
俺の仔なら、よその世界で産まれなきゃ。 あれは俺の罪だ。 責任は取るから安心してくれ。
(*7) 2017/11/29(Wed) 02時頃
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この村じゃなかったら、俺は江津子さんを殺さなかった。 でも変えられない。 他の家畜とは違う殺し方で、殺してやるから安心して。
[そう囁いた声は果たして届いていただろうか。 確かめることもせず、背中の上で暴れる手足が 力なく垂れるまで待つと、ずるずると引き摺って。
豚小屋へと放り込む]
ここの連中に食われると、この村に生まれ変わるんだろ? なら豚に食われれば生まれ変わらずに済むかもな。
[俺なりの愛情表現。 最後にうっ血した顔に唇を付けて、 いつも持っているだろう鉈で、衣服を割いて 腹も少し裂いてやれば豚たちは食らいつくだろう**]
(*8) 2017/11/29(Wed) 02時頃
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− 回想 −
[間近で容の姿を見れば、髪の色、瞳の色は 俺のものと似ている以上の感覚を齎した。
しかし理解と納得は違う。
この村で明確に父親だと名乗れる存在がいると 思ってもみなかったから当然だ。
赤子は何度も抱いたこともあるが、 成長しきっている容はそれ以上に触れたら 壊れてしまいそうで、結局彼女の助けになるような 事は出来ないままだっただろう]
(9) 2017/11/29(Wed) 07時頃
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[親として巫女の代行として儀式を任せられた 容を誇りに思うべきなのだろうが、 事件の現場近くにいた彼女がこれから何を しようと言うのか胸騒ぎだけが止まらずに。
だが情けない事に阿保からまだ成長出来ずに、 容を危険に晒す可能性を許したゆり様からも 危険に向き合おうとする娘からも それを守ろうと動く江津子さんからも、 男は目を背け、 その夜は逃げるように自宅へ閉じこもっていた**]
(10) 2017/11/29(Wed) 07時頃
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/* 進君に、江津子さん、ロルとメモの伝言ありがとうございました。
(*12) 2017/11/29(Wed) 22時半頃
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− 回想・昨夜の事 −
[一応薬は足りなくならぬように用意をしていたが、 持ってきた薬箱だけでは足りなくなるかもしれない。
源蔵に好きに使えと言った手前、 なかなかの減りに文句も言えない。
どれが足りない、と抽斗の中身を確認している間は 父親だとか考えることなく“ミナカタ”でいられた。
源蔵がわざとらしく呼ぶ肩書が、今の俺の拠り所だった]
(36) 2017/11/29(Wed) 22時半頃
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薬足りないの、作ってくるから。 戻るのは明日の朝になるが、足りるだろ?
[それは主に源蔵や錠に対してだが、 夜中に無くなる事はない量のはずだ。 今年の冬は確り身体を労わらないと 自力で治してもらう事になるかもな、なんて。
掴んで離れた娘の感触から逃れるように>>16 自宅に舞い戻り、錠の軟膏や痛み止め、 鎮静の作用のある薬草を無心に潰し続けていた*]
(37) 2017/11/29(Wed) 22時半頃
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− 朝 −
[容は無事に役目を果たしただろうか。 役目を果たすとしたら、誰が儀式の犠牲になるのだろうか。
心配ならば見に行けば良いのに、薬を仕分けし 潰す手は止まらない。
それでも朝になれば集会所へ向かう。 いや、向かいたくなくても知らされる。
巫女のゆり様と、江津子さんの惨い死の事を]
江津子さんは恐れられてたから、襲われたのは 理解出来るが……いや、豚小屋は理解できない。
それでゆり様はどうして。
(52) 2017/11/29(Wed) 23時頃
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毒? 何やらかしてくれてんだ。
どの毒か判るか?
[俺は目が覚めているはずなのに、並んだ2つの 身体はお世辞にも綺麗とは言えず、阿鼻叫喚と 呼べるものか>>14]
江津子さんの身体は泥とか綺麗に、綺麗に落として。
ゆり様の内臓は抜いてあるか?
[このままではどちらも満足に食ってやることは出来ない。 ゆり様の身体は源蔵の処置>>27で 内臓は抜かれていただろうか。
トリカブトが使われたと知ることが出来れば 眉間の皺は更に深くなる]
(53) 2017/11/29(Wed) 23時頃
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内臓は流石に無理だが……。 時間がいる。
毒を消すんじゃなくて薄める方法。
巫女の肉を時間を掛けて煮込む。 湯を取り換えてじっくり時間を掛けて。
その煮込んだ肉を少量だけ食う。 これ位しかないな。
[それならどうだ?と提案して。 同意が得られればたっぷりの水と薪。 そして内臓から遠い脹脛の肉を削いでやれと]
(54) 2017/11/29(Wed) 23時頃
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[そして容の指示も聞こえ>>41>>42 容“様”と呼ぶ声>>47も。
頭痛の種が増える中、急に容が遠くへ行った気がした]
容、様。 そうか……容様、か。
[元から俺の傍にはいなかったのは判っているが。 昨日は掴めた腕はもう掴めそうにないのかと。
そんな身勝手な感傷も浸る余裕はない。
火の番をしなければならないだろう]
(63) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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それで志乃はどうした? その足で江津子さんまで殺したんじゃないのか?
[どちらも食べさせないような姿。 江津子さんが気を許すとしたらと男性よりも 女性だろうかと考えながら。
志乃の身体で江津子さんは殺せるのだろうか]
痛……、歳だな……。
[考えるだけで頭が痛い。 今は減毒の方に意識を優先しようと 集中しなおすために、首を回す。 痛む肩に歳を感じると独り言ちた*]
(64) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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[痛んだのは肩の傷>>+6>>+7
錠の為に作った軟膏は自分の傷に使ってしまった。
痛みに眉間の皺は深くなるが、それでも肩の傷が。 江津子さんがそっと手を置いてくれているような 気がして少しだけ嬉しかった*]
(*14) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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[少し落ち着いた後に、 学生らしく素直な質問が飛んできた>>*9 なるほど死体を隠す。それもあるだろう]
そうだな。 敬意って奴かな。
この村に生まれ変わらなくても良い様に。 生まれ変わって欲しい、なんて。 気持ち悪い事言われないように、 豚に食ってもらったんだが。
同じ家畜なら豚や牛や鶏の方がよっぽど優秀だからな。 [敬意を表したのは江津子か豚か。 だが他の村の連中よりも、江津子には確かに情もあったし、 敬意もあった。
それから生まれた行動が、村の中でも外でも 誰にも理解されない異端だとしても*]
(*15) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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それにしても、志乃も考えたな。 毒を使ってゆりを食べられないようにするなんて。
[ただ、後の事を考えないのは、人間になり損ねたか。 それとも女だからか。
男の俺には判らないから、人間のなり損ないで 勝手に結論付ける]
着眼点も良いし、覚えも応用も上手い。 石動さんをあっという間に追い抜くんじゃないか?
俺はもう追い抜かれたかもなぁ。
あ、薬の知識だけは負けないがな。
[そんな大人げない張り合いをして見せる位は まだ余裕が俺にはあった*]
(*16) 2017/11/29(Wed) 23時半頃
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ミナカタは、志乃は今どこにいるのだろうと考えていた。
2017/11/30(Thu) 00時頃
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/* 源蔵がかっこいいぞ。 源蔵だからこそ言える名シーンだ。
(-60) 2017/11/30(Thu) 00時頃
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んー。人間より豚の方が美味しいだろ。
[石動さんの疑問>>*17が聞こえてきた。 そこでようやく考える素振りを見せたが、 素振りだけとも言える。 答えは間を置きもしなかった]
食べるところなく燃やし尽くすのは、 櫻子の丸焼き作ったら、1人じゃ無理だって判るからな。
家ごと火を点けるのが正解だが、 風向きで他の家どころか俺の家まで燃やしたいとは思わん。
[こうやって毒を薄める為に煮込むのも大変なのだ。 焼いてもどうせ生焼けだ]
森に返すって手もあるなぁ。
[そんなのんびりした答えの後]
(*22) 2017/11/30(Thu) 00時半頃
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転生? 信じてる以前に、押し付けられてるもんがあるんでな。
“ミナカタ”って名前が呪いそのものだ。 薬師はいつも弟子を取っていると思うだろ?
違うんだよ。
必ず自分の仔を弟子にしている。 どうしてか、自分の娘に仔を生ませてな。
[そうして重なり続ける濃厚な血が何を生むか。 それを体現しているものが目の前にいると嗤う]
(*23) 2017/11/30(Thu) 00時半頃
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かなり高い頻度で頭や体の一部がおかしい奴が 生まれてくる。 そいつらは何処へ行ったか聞くなよ? 逃げ出す? かなりの頻度で生まれるおかしな奴、じゃない俺が。 なんで逃げ出さなければならない?
”ミナカタ”になれた俺には不要な者を間引く義務と 権利が与えられた。
それを捨てるのは村を捨てるのと同じこと。 同じ棄てるなら、村ごと間引いて棄てるが一番だ。
[俺の中では正しい理屈。 それを理解出来る人物がいるかどうかは……。 弟だけに狂愛を捧げる男には判らないかもしれないが。 理解してもらう必要性も俺には理解出来なかった*]
(*24) 2017/11/30(Thu) 01時頃
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だってそうだろう? 使えない家畜ばかりの中で、 やっと生まれた俺が、家畜のわけはないだろう?
この村の連中だって。
群れが無くなれば。
逝くべきところに逝けるだろうさ。
[それは良い事だと思わないか?と 嗤う俺に返す声はあっただろうか*]
(*25) 2017/11/30(Thu) 01時頃
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[コトコトコトコト。 塊で煮込むと奥まで薄まらないかもしれない。
一度煮たら、お湯を捨て、肉を解してまた煮込む。 少量でも毒が少なくなるように]
ん? 何とかなるかと言うより、 何とかしなきゃならないんだろ?
(100) 2017/11/30(Thu) 01時頃
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[背中に掛る声の主など見なくても判る>>96 “ミナカタ殿”と呼ぶ時は、いつも何かしら 感情が籠っていたのは気付いていた。
だが気付いたからと言って、源蔵が何を抱えているかは 考えないことにしていた。 きっと詮無き事だからだ。
ぶっきらぼうな返事と共に、薪を寄越せと 掌を見せる]
そうは言ってもなぁ。 俺はミナカタ以外の生き方を知らないからな。
(101) 2017/11/30(Thu) 01時頃
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……言いたいことがあるなら、 はっきり言った方がいいぞ?
俺もお前も、明日はこの鍋で煮込まれてるかも 知れないからな。
[考えないままにして、そこらの縁側にでも 寝転がせておけば良いのに。 わざわざ最短の解を求めた。
いつもの様に捻子繰り回した答えが 2人をいつもの様に繋いで欲しいと、 多分願っていたのかもしれない**]
(102) 2017/11/30(Thu) 01時頃
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嗚呼、いやだいやだ。源蔵にまで見透かされる。
[このままこの村でミナカタとして死ぬなんて。 ミナカタすら不要だが村がある限りそれは難しい。
やはり村は不要なのだ。
そして俺は自由になって。 今度はちゃんと、自分の好き勝手に。
──人を殺すのだ**]
(*26) 2017/11/30(Thu) 01時頃
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/* おはようございます。 これ表的に赤が石動さん、進さん、志乃さんって見えてる感じですかね。 赤が1人落ちても落ちなくても、明日には表に出ようかと 思っていますが、遅いかな?**
(*27) 2017/11/30(Thu) 07時頃
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ー 薬師の弟子の話 −
[この村の薬師は代々弟子を取り、口伝でのみ 自分の知識を伝えていた。
覚えが良く、そこそこ器用な子供が選ばれる。 今のミナカタも同じだった。
母親はそれより前に何度か子が流れていた。
子を産めぬ女は性欲の捌け口以外役に立たない。 そんな女が唯一産み育てる事が出来た子供がいた]
母ちゃん、どうして俺の名前 って言うの?
[子供同士の会話で出たのだろう。詳しくは覚えていない。 自分の名前の由来を聞いた時、母親は 嬉しそうに笑って答えてくれた]
(111) 2017/11/30(Thu) 21時頃
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『それはね。此処に残って良いって言われたからよ?』
(112) 2017/11/30(Thu) 21時頃
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[誰に?と重ねても、木漏れ陽の様な微笑を 浮かべたまま、母は答えてくれなかった]
──残(ノコル)
[弟子となった時から。名を呼ばれることは無くなった。 ミナカタ君。 お弟子さん。 そして、残の名は誰の記憶に、残っているのだろう*]
(113) 2017/11/30(Thu) 21時頃
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[母が残した呪縛の様な名前。
この村に残って良い。 残らなければならない。
そんな名前も何もかも要らない。
背中の傷が、熱を持って疼いていた*]
(*30) 2017/11/30(Thu) 21時頃
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− 現在 −
[ゆり様の肉を煮込んでいる鍋の火を見ながら 掌だけが源蔵に向けられる>>104 だがこの手に薪が置かれることは無い。
自然、疑問と共に視線は源蔵の元へ>>105 俺は座り、源蔵は立っていて。
いつ以来だろう、彼を見上げるのは。 いつ以来だろう、彼の真っ直ぐな返事を聞くのは。
こんな答え>>106を俺は待っていたのだろうか]
(114) 2017/11/30(Thu) 21時頃
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……石動さん、を?
[頑なな、動かぬ決意を感じさせる力の籠った声を 聞いても、再度確認をしてしまう。 彼が紡いだ答え>>107>>108を聞いても尚。 もう一度聞き返したくなる]
……そうか。
[だが聞き返したのは一度だけ。 最後はそれを飲み込み、一言絞り出した]
(115) 2017/11/30(Thu) 21時頃
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……それで……俺はお前に何が出来る?
[ポンと手に落ちた薪の重さ>>108は ずっしりと重く、乾樹とは思えぬ程。 何を吸ってこんなに重くなったのか。
それが俺の錯覚だと判っていても。 薪は、とても、とても重かった*]
(116) 2017/11/30(Thu) 21時頃
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[石動さんを殺すと言うなら、本来なら 俺は源蔵を殺すべきだろう。
だがそれを迷ったのは。
彼は正しく群れの不要な者を感じ取っていたからだ。
人間と家畜で立場は違うが、似た考えを持つ。 そして何より。
石動と言う“人間”が死ぬのを見れるのではと 思ってしまった。
念願の“人間”の殺害はたまらなく魅力的だと 俺は嗤っていた*]
(*31) 2017/11/30(Thu) 21時半頃
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/* 皆さんありがとうございます。 明日には表に出る事にします。
(*32) 2017/11/30(Thu) 21時半頃
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/* 信じたい相手は、いつだって裏切るんだよ。>>126
正解(/・ω・)/
(-77) 2017/11/30(Thu) 22時頃
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/* 俺も占われたようですね。
(*33) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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[いつも見下ろす視線は、今度は上へ。 眼鏡の奥、いつもひねくれた言葉を紡ぐ唇。 変わってないなと笑った口元は上手く形を作れていただろうか]
騒がしいのはガキの時で十分だろ。
[わざとらしく返しても源蔵みたいに上手くない。 昔の俺に会いに来たと言われ>>137 笑っているはずの口元は困った様に歪む]
……源蔵。
[落ちた薪は彼の手に戻らない>>138 離れた距離は僅かだが、彼方の如く離れていく]
(165) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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俺から……借りてる?
[儀式は受け入れても、錠を1人残すのならば 騒ぐだろうにと言いかけて。
会いに来たはずの俺ではなく、薬師の知恵を借りたとの 物言いと袂から覗く葉>>139に決意を見た]
(167) 2017/12/01(Fri) 00時頃
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源蔵……お前。
……1つ、聞きたい事がある。
……お前は……。
[またこの村に生まれ変わりたいのか? 先代が口にした理由は、母親の気を鎮める為だったのか、 事実だったかなんて確かめる術はない。
だが彼は信じているのだろう。 今までの話から、源蔵はこの村の常識の中にいる。
嫌いではない嫌いではない。
何も出来ないと、必死に記録を重ねて自分にしか 出来ない事を探す姿は嫌いではなかった。
だがこの村の中でしか生きられないなら]
(169) 2017/12/01(Fri) 00時頃
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源蔵……俺はお前が嫌いじゃない。
[出来るとすれば見届けるだけ。 女が消えれば、この村は終わるのだから。 源蔵が生まれ変わる胎は無くなるのだから。
我ながらこの場に不釣り合いな言葉だと 後で気付いたが。 その背>>163に、他の何を掛ければ良いのか 判らなかった*]
(170) 2017/12/01(Fri) 00時頃
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/* そこはかとなくCO。 一応俺も容に投票している。 吊りが進君か石動さんかどちらかだと思うが、 成り行き見守ってる。
(*36) 2017/12/01(Fri) 00時頃
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[1人になっても火の前から離れずに 毒を薄める為に煮込んでいく。
薬師だからこそ毒を使う気にはなれなかった。
足が付き易いと言うのもあるが、 今回の様に全身の肉にまで毒が回れば 他の家畜や、獣たちが食べれない。
食べ物を粗末に扱う気は更々無かった。
ようやく食べられるだろうと言う位は 湯を取り換えた後、煮過ぎたせいで ゆりの瑞々しさはすっかり失われた パサパサの肉を紫蘇の葉で包む。
せいぜい一口で終わる量だが、 これ位なら問題ないだろう]
(180) 2017/12/01(Fri) 00時頃
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[これだけしか作らないのに、結構時間が掛ってしまった。 既に江津子の調理は終わっていて、 丞が掻き込む姿がある>>168]
ゆり様の肉、これ位なら食べても問題ないでしょう。
丞さん、早いな。 豚まで調理したんですね……。
[豚を通しても転生は成されるのだろうか。 出鱈目な話だ。 これが通じるなら、そのうち豚や牛を生む女だって 出てくると笑いかけて]
(181) 2017/12/01(Fri) 00時半頃
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そう言えば江津子さんの小指ありますか?
[切り落とすのを忘れていた。 初めて交わった時、死した時に求めた肉は 違うものだったが、欲しいのはそれではない。
俺を育てた女も。 そのうち迎えに行くからね、と。 薬師の元に「残」して消えた。
解けた約束の小指。 母でなくとも、ふと、欲しくなった*]
(183) 2017/12/01(Fri) 00時半頃
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/* 容ちゃんと進君の決着の方が先になるかな? 相打ちみたいな?
(*39) 2017/12/01(Fri) 01時頃
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ああ、ゆり様の見事な体には 申し訳ないが、俺の腕じゃこれ位がやっとだ。
全く……風が強いな……。 今年の雪は早く降るかもな。
[丞さんの求めに応じ>>184、紫蘇で巻いた ゆりの肉を差し出しながら外を見る。
千々に乱れる風を見ながら、 源蔵にはなれないが、冬の訪れを予感する。 その寒さが冬の訪れを知らせるものではなく、 哀れな巫女がその身を躍らせているのだと 誰が見る事が出来ただろう]
(196) 2017/12/01(Fri) 01時頃
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ん。 約束って言うか……約束したかったと言うべきか。
[望む小指は残ったまま>>187 豚には食べやすい部位から食わせたのだから 残るのは当然か。
遠慮なく手首を手に取り、歯を立ててみたが 硬くてこっちの顎がやられるそうだ。
思わず力を込めたせいか、肩がずきりと痛む。
暴れた江津子が振るった鉈。 深々と刺さる事は無かったが、 幾つか肩に傷が出来た。
錠に使うはずの軟膏を付けて押さえているが、 連日の血の儀式に、鼻はすっかり 血の匂いに麻痺してしまっているようだった]
(203) 2017/12/01(Fri) 01時頃
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痛……。
[痛みを訴えたのは舌か、顎か、それとも肩か。 丞の目にどう映っているか気にせず 指に付いた筋を何とか歯で引き千切る]
そうだな。 終われば、いいのにな。
(204) 2017/12/01(Fri) 01時頃
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