158 雪の夜に
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[先ほどから難しい顔をしつづけているセレストを一瞥する。 ヒューはセレストに、ひどく疲れた声で答えた。]
……自分できめてくれ。
話して聞かせたい事でもないしな。
[そう答えてから、ヒューは少し屈む。 ハナは酷く震えている。焦点のあわない目をちらりと見てから、動くほうの手を、ハナの冷たい小さな手へ伸ばした。 手を、つなごうと。]
(58) 2013/12/27(Fri) 00時半頃
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/* 電話してた あわててかいたらアワワワwwwwあわわわわwwwww
(-18) 2013/12/27(Fri) 00時半頃
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/* そしてひゅーとかひゃーとか書いては気を抜かしてる
(-19) 2013/12/27(Fri) 00時半頃
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[ハナが弾かれたように距離をとった。眉根を寄せる。]
……。
[歯を鳴らしながら、悲鳴をあげるように「いやだ」と繰り返すハナを見て、心底、悔いた。 やはり、やってはならない失敗だったのだ。 何があってもハナの母親は、守ってやるべきだった。 昨夜見つけられなかった事を悔いても、昨夜には戻れはしない。 舌打ちをして、ハナが背を向けるのに、乱暴に腕を伸ばした。 多少痛かろうが、転ばせようが、気にするつもりはない。 片腕では届かず、逃がしてしまったなら、追いかけるつもりで。]
(63) 2013/12/27(Fri) 00時半頃
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[見失ってしまっては、昨夜のような事になりかねない。 それは、誰かが危ないという事と同時、この少女が、わけもわからず人を傷つけているのを見逃すことになる。 奥歯を食いしばって、雪にまみれながら、抵抗する少女を押さえつけようとする。]
……クソッ、
[小さな体のどこにこれほどの膂力が眠っていたのか、見当もつかない。 それは一年前の晩を、否が応でも彷彿とさせた。 相手は「子供だ」と、わかった。 その時の姿は――どんなだったろうか。けれど、相手の目だけは明確に覚えていた。]
ハナ!
[声を荒げて名前を呼んだ。 朝凪亭に通う間に、覚えた名前だ。 「とめなければ」と思って、ずっと気にしてきた、女の子の――]
(71) 2013/12/27(Fri) 01時半頃
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[ようやくハナを押さえ込もうかという時の事だ。 ヒューは、短く、詰まらせるように息を零した。]
――……、?
[しびれるような、奇妙な違和感。 次いで、すごい熱を感じた。 そして、外気が水を冷やす、温度。]
(75) 2013/12/27(Fri) 01時半頃
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[少女の顔を見ていたが、彼女の頬に点々と紅い水玉模様ができている。 視界に、奇妙な形になった、少女の腕や爪が入る。 そして、切り裂かれた自分の、残りひとつの手。 驚きにか、痛みにか、息が短くこぼれた。]
……――は、
[セレストがハナの腕を押さえ込もうとしている。 だから、手に構っている余裕は、なくなった。 血まみれの片手が先についた腕で、逃がすまいとハナの胴を抱え込む。 なぜか、掠れた笑い声を漏れていた。 やけくそだったのだろう。]
ハナ、 聞いてくれ。
(77) 2013/12/27(Fri) 02時頃
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/* をじゃなーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(-22) 2013/12/27(Fri) 02時頃
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/* ↑あとから編集して気付いてないやつのアレ
(-23) 2013/12/27(Fri) 02時頃
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[ハナが荒い息を吐いているのが、聞こえてくる。]
おまえは、悪くない。
[落ち着かせなければと思って言った言葉だったから、内容は、酷く単純だった。けれど、そうであって欲しいと、ずっと思っていた事でもある。 傷を見てしまったが最後、痛みがどんどん強くなってきているのがわかって、息を詰まらせた。 指が、奇妙に外れて、ぐらついているのが見えたので、大分、よくないと言えるだろう。]
(82) 2013/12/27(Fri) 02時頃
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うるせえよ。 ……セレスト、黙らせてくれ。
[ハナの大声をききながら、誰もきかないでくれと、祈る。 もう、残りの腕も使いきってしまったのだから、口を塞ぐこともかなわない。]
(87) 2013/12/27(Fri) 02時半頃
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[ハナの腕が、金色の毛並みに覆われている。 見覚えのある色だった。]
手、早く隠せよ。 違うんだろ。
[震える声で、そう頼む。 なんとか、隠さなければ。 余計なことをしなければよかった。 空回りばかりだ、と、わが身を呪う。 後悔しても、しても、したりない。]
(88) 2013/12/27(Fri) 02時半頃
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[隠さなければならないのは、自分の手も、また同じだ。 手のひらや指だけでなく、手の甲からも血が溢れているという事は、貫通している箇所があるのかもしれない。] はは。
[笑ってしまった。 鼻を、すする。]
なんだよ。どうにもできねえのかな。
[涙声になってしまった。 人狼をかばう、という事にそもそも無理があったとは、思いたくはなかった。 ハナの泣き声は、止まらない。]
(89) 2013/12/27(Fri) 02時半頃
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[セレストが、謝った。 ヒューの頬がこわばる。]
――……
[次の瞬間、だれか、とセレストが大声をあげていた。 唖然として、その顔を見上げる。 腕が、ハナの胴から外れた。 雪のなかに、真っ赤に染まっている手を、力無くたらした。]
(91) 2013/12/27(Fri) 02時半頃
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あ、……あぁ……
[言葉を失って、意味を成さない掠れ声が、口から漏れていた。 失意。ハナに逃げろとは、言えなかった。 ヒューには、逃げたハナが人を襲わないとは思えなかった。]
……ごめんな。
[呆けたように、ハナに、謝った。 子供は、嘘では、納得してくれなかった。]
許してくれとは、いえねえな。
(92) 2013/12/27(Fri) 03時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2013/12/27(Fri) 03時頃
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2013/12/27(Fri) 03時頃
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/* あっ
そうそう 間にはさめるのもなにかとおもって かきわすれてたんすけど
やっっっっっっっっっっっっ ターーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーー<昨日の一連
ハナありがとう
(-25) 2013/12/27(Fri) 09時半頃
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/*
やっ
たあああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああい
(-26) 2013/12/27(Fri) 10時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2013/12/27(Fri) 21時半頃
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[銀色の幼い獣。 恐怖のなかにあっても、綺麗だと感じた。
大気は凍てつき、夜空には冴え冴えと月が浮かんでいた。 雪原に溶け込むような色の、狼。
夢か現実か、そこで、わからなくなった。 美しいと、圧倒されていた。
朝凪亭で、ハナを見つけた時は驚いた。 子供の一年での変化は大きい。 ハナは今よりも小さかった。]
(101) 2013/12/27(Fri) 22時半頃
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[あの狼を、悪者だと考えようとしていた。 ……最初のうちは。 ヒューにはそれができなかった。 考えるうちに、虚しくなってしまった。
ただの子供を相手に、そいつが悪者だと考えていくほど、 まるで「その子供は生きていてはいけない」というような結論になっていった。 それに、納得ができなかった。]
(102) 2013/12/27(Fri) 22時半頃
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[セレストが、聞いた事もないような唸り声をあげ、ハナの腕を押さえつけている。 セレストやハナの大声を聞きつけて、人が集まってきていた。 ――人狼だ。人狼だ。 人狼だ!]
やめろよ
[手が痛む。 外れそうな指や、貫かれた手のひらが、悲鳴をあげている。 唇が戦慄く。]
こいつ、悪くねえんだよ、 やめてやれ……
[それは、いろんな者の怒声にかき消された。 獣の叫び声が聞こえた。 ハナは、牙を剥き出しにしていた。]
(105) 2013/12/27(Fri) 23時頃
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/* をって書こうとしたら。。。
ょって 書いてた。。
どぉせゥチゎ。。誤字ばっかりってコト。。
もぅマヂ無理。。
投票しょ。。
(-28) 2013/12/27(Fri) 23時頃
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[ヤニクの叫んだ内容は、尤もだった。 セレストは、唸り声をあげながら、子供の手を離さない。 このままでは、セレストが危ないと分かって、怯えたようにかぶりを振った。 雪に接して冷え切った足で立ち上がろうとして、よろける。 どろどろと血は手から流れ出ていて、雪を汚していく。]
セレスト
[縋るように、血に染まっている手を、セレストの服に伸ばした。 首を横にふる。もうやめてくれと、言いたげに。]
(110) 2013/12/27(Fri) 23時半頃
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[やがて周囲の人間が、ハナに組み付き、押さえ込もうとし、 武器を持った男達まで現れた。
ハナの逃げ場は、どんどん奪われていく。 怯えた目のちいさな人狼は、ゆっくりと包囲されていく。]
(111) 2013/12/27(Fri) 23時半頃
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/* 地味に時間あるな そしてソフィアちゃんの嘆きにゲーム日数三日ほど期待しているのですがあと1時間半にまにあうだろうかワクワク
(-30) 2013/12/27(Fri) 23時半頃
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[セレストの威嚇するかのような唸り声が、涙混じりの呻へ変わった。セレストの手から、力が抜けて、少女の腕が自由になった。 安堵にか、一度だけ、ゆっくりと意識して震える息を吐き出した。 その後の呼吸は、短く、不揃い。 それは多分痛みから。 または、両手が使えなくなる事への怯えから。]
ごめんな。
[ホレーショーの病室の前でしたように、再度セレストに謝った。]
(116) 2013/12/28(Sat) 00時頃
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[視界の端に、黒い服が見えた。
――また、この町で人狼が捕まるのを、見たくないの。
そう紅い唇は言っていた。
それが、どうだ。 目の前では、武器を持った男達に、怯えた目の人狼が包囲されようとしている。 呆然と光景を見守るしかなかった。 振りかざされた武器。 はっとして、息を吸い込む。 奥歯が震えるのは、寒さからだろうか。]
や、
[打突音。高く、悲鳴が響いた。]
やめろ!!
[喉をいためそうな程、声を振り絞った。]
(117) 2013/12/28(Sat) 00時頃
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/* ヤニクステキ
(-32) 2013/12/28(Sat) 00時半頃
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―――……
[甲高い悲鳴と共に、衝撃で少女の体が傾いだ。
彼女が雪に倒れ伏すまでの、ほんの一瞬。 濡れた目が、見えた。 記憶の中に残った、狼の目と違って、
ハナの目は、ひどく、憐れに見え――]
(124) 2013/12/28(Sat) 01時頃
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あぁ、ああ、 あああ、あああああ……
[喉が潰れて痛むのも構わず、ヒューは声をあげていた。 肩が、切り裂かれた手が、背が、震える。
――これは誰のせいだ。 俺だ。 俺のせい。]
(125) 2013/12/28(Sat) 01時頃
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[傍で、悲鳴があがっていた。 セレストのものだ。
辺りは、大勢のどよめきに包まれた。]
(128) 2013/12/28(Sat) 01時頃
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