43 朱隠し
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どうしようふじさんにときめいて仕方がない。 うわあどう会おう!これが恋……?wwwww
(-6) 2011/02/14(Mon) 10時頃
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― 供物台 ―
[ 一段と冷える雪の朝。 降る雪の音まで聞こえてきそうで、その音を何となく聞いていたくて息をするのももどかしい。
春松は、主人の許可を得て、供物台の前にやって来ていた。 今日は、兄の「命日」。 山の神に一番近い供物台の前に立ち、兄を思う。]
にいさん。 そちらは寒くはないですか。 風邪などひいていなければよいのですが。 そちらは飯は美味いのでしょうか。 そちらの神々は、親切なのでしょうか。
[ 小声で語りかける。 供物台の前には、夕餉の麦飯で作った不格好な握り飯。]
(6) 2011/02/14(Mon) 10時頃
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丁稚 春松は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 10時頃
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?!
[ 鈴の音に、弾かれたように声の在り処を探って首が巡る。]
え?! あ、あの……?
[ 伸ばされた指と、声の主の間を視線が忙しなく往復した。]
(9) 2011/02/14(Mon) 10時半頃
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[ 止める、という考えは頭から抜けていた。 握り飯が面の中に消えるのを見届けてから漸く。]
――あ。
[ 間抜けた声が出る。]
あ、の……。 あなたは、山の神なのですか?
[ 震えは寒さ故か、恐怖か。 歯の根がカチカチと音を鳴らす。]
(11) 2011/02/14(Mon) 11時半頃
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丁稚 春松は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 11時半頃
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あのっ! あなたが、本当に、山の神であるならば。
[ かじかんだ拳を握りしめ、表情の見えぬ面を見据える。]
兄の行方を、ご存じではないでしょうか?! 2年ほど前の今日、ぼ…私を置いて、消えてしまったのです。 祭の時分、もしやアヤカシの里にいるのではないかと思いまして。
[ 声は震えるが、真剣なまなざしを向ける。]
(17) 2011/02/14(Mon) 12時頃
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[ ウトの反応で、昨夜篝火の前で見かけた男の乱入に気付く。 漏れ聞いてしまった告白が脳裏に蘇って、痴情のもつれだろうか、とぼんやり思った。]
(19) 2011/02/14(Mon) 12時頃
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[ 男の問いに首を傾げる。]
……何故、そのような事をお聞きなさるのです? 兄は、突然消えてしまったのです。 その時の心など、私、が、知る術もありません。
[ 望んでいなかった、と答えたかった。 けれど、本意など分からない。 アヤカシに魅入られ、弟を忘れ――いなくなった可能性も、否定できない。]
(22) 2011/02/14(Mon) 12時頃
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やばい会話が色々かみ合ってないwww
(-8) 2011/02/14(Mon) 12時頃
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そう、ですか……。
[ 知らぬとの答え>>21に、肩を落とす。続く言葉は、否定するように目を閉じて首を横に振る。]
兄は、 兄は、そのような人では、ありませぬ……!
(23) 2011/02/14(Mon) 12時頃
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アヤカシと……?!
[ 目を見開いた。 昨夜一緒にいたあの男性が、アヤカシだというのだろうか。]
まさか、兄を……?!
[ 疑惑が胸に広がっていく。]
(28) 2011/02/14(Mon) 12時半頃
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ちがい、ます。
[ ウトの言葉をはっきりと否定する。]
嫌になったのなら、せめて僕には告げる筈。 そんなことをしない、にいさんではない。 それは僕が一番良く知ってる!
[ 顔を上げ、睨み付ける。 人の子、という言の葉に、眼前の相手がアヤカシであると確信して。]
僕の望みは、にいさんとまた暮らす事だけです。 アヤカシがこちらとあちらを行き来できて、 人がこちらからあちらに渡れるならば。 きっとあちらからこちらに帰ってくる事もできましょう。 僕は、諦めません。
(30) 2011/02/14(Mon) 12時半頃
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……山の神、いえ、アヤカシよ。 あなたは人を何だと思っているのです。 飽きたら捨てる、玩具のようなものだと?
……あなたなんかの為に、握り飯を作った僕がばかみたいだ。
[ 腹が鳴った。 踵を返す。]
何か――何か、方法はある筈。 そう、あなたを、「祓う」のも、悪くはないかもしれませんね。
[ 今度は怒りに声を震わせながら、春松は石段を下りて行った。ウトの姿が消えるのは見ていない。
――鈴の音が、やけに耳に残る。**]
(35) 2011/02/14(Mon) 12時半頃
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[ 寒さに耳の奥が痛い。 先程の男が告げた「アヤカシ」の名を口の中で繰り返す。 去り際の朧の言葉>>33は耳に届いていない。
彼のアヤカシは、兄を知っているだろうか?
午前の仕事を黙々とこなしながらも、頭はその事で一杯であった。]
(50) 2011/02/14(Mon) 13時半頃
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おぼろんはNPCをよく使うなぁ……。
個人的、には。 私はあまりNPCの台詞を描写しないのが好み、だったりする。 小説じゃなくて、ログだから、ね。
(-9) 2011/02/14(Mon) 13時半頃
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しかしちょっとぼやきすぎだな恋愛不向きキャラだからって……w あれか、嫉妬か?www
あー早く罵倒したい。 あれここ恋愛村ですよね?/(^o^)\
(-10) 2011/02/14(Mon) 13時半頃
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丁稚 春松は、メモを貼った。
2011/02/14(Mon) 23時頃
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― 祭会場 ―
何か、方法は、ある筈……何か。
――あ。
[ 「心当たり」が浮かんで、思わず抱えた酒樽を落としそうになる。]
……定吉さん。
[ いるではないか。 ――「あちら」から帰ってきた、ヒトが。]
(101) 2011/02/14(Mon) 23時半頃
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[ 大急ぎでお使いを済ませ、屋台に走る。 吸い込む息の冷たさで、喉がチリチリする。]
……い、ない……。
(107) 2011/02/15(Tue) 00時頃
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春松は、定吉をしばらく待つことにした。
2011/02/15(Tue) 00時頃
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お。 一平太の
>[だからこそ、家族からの連れ戻し依頼はほとんど断るのだから]
了解。 春松の意図汲んでくれたぽいな。嬉しい。
(-34) 2011/02/15(Tue) 00時頃
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丁稚 春松は、メモを貼った。
2011/02/15(Tue) 00時頃
丁稚 春松は、メモを貼った。
2011/02/15(Tue) 00時頃
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おごっ……いいえ、結構です!
[ 慌てて顔の前で手を振る。 手についた雪が鼻に入って、くしゃみを誘った。]
あのっ! ……聞きたい、ことが、あるんです。
[ 立ったまま、定吉を見つめた。]
(114) 2011/02/15(Tue) 00時半頃
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春松は、断ったものの、飴湯に心惹かれている。
2011/02/15(Tue) 00時半頃
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寒いの、は。 慣れてます、から。
[ とはいえ寒さで上手く言葉が紡げない。 鍋の下に点く火に、目を奪われて。 見つめられている事に気付いて恥ずかしそうに俯いた。]
……じゃあ、お言葉に、甘えます。 いつか、お返ししますね。ありがとうございます。
(117) 2011/02/15(Tue) 00時半頃
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[ 礼を言うと、再び定吉を見た。 どう言おうかしばらく逡巡した後。]
定吉さんは……
(118) 2011/02/15(Tue) 00時半頃
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アヤカシに連れて行かれて、帰って来られたって、本当ですか?
(120) 2011/02/15(Tue) 00時半頃
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やばい大声便利すぎる。
(-41) 2011/02/15(Tue) 00時半頃
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はわ……。 ありがとう、ございます。
[ 湯気に目をしばたかせて、両手の指をしっかり湯呑につける。 熱さに一瞬ぎゅっと目をつぶった。
そうして。 目を開けると、湯呑を見たままこくんと首を縦に振る。 定吉の顔が見られない。]
噂、は。 お店にいるとよく耳に入りますから。
(126) 2011/02/15(Tue) 01時頃
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[ 促されるまま腰掛ける。]
……どんなことでも構いません。 手掛かりが、欲しいんです。にいさんを、連れ戻す。
[ すがるように定吉を見つめた。**]
(130) 2011/02/15(Tue) 01時半頃
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丁稚 春松は、メモを貼った。
2011/02/15(Tue) 01時半頃
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― 供物台 ―
鈴……
[ 先程の定吉の話>>149>>150を思い出す。 鈴の音。 アヤカシ。
――今朝、ここであった、狐の面。]
うそつき。 定吉さんは、戻ってきているじゃないか。
[ 供えるものは何もないけれど、ここで待っていたらまた出会える気がしてじっと耳を澄ました。]
(189) 2011/02/15(Tue) 14時半頃
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丁稚 春松は、メモを貼った。
2011/02/15(Tue) 14時半頃
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?!定吉さん?!
[ぼうっと十二支の置物を見ていた所、慌てて出てきた定吉が眼前で躓いて。>>213]
だ、大丈夫ですか?
[ 声をかけたところで「アヤカシを4人」との言葉。 考えるより先に、春松は定吉を置いて境内の裏へと走っていた。]
(219) 2011/02/15(Tue) 17時頃
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[ しばらく寒さの中を立っていたせいか、足が縺れそうになる。 それでも、一目散にかけて。
藤之助と華月斎が目視出来るところまで走ると、足を止めた。 はあはあと息をつく。 心臓の音が煩い。]
(221) 2011/02/15(Tue) 17時半頃
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アヤ、カシ……!
[ 声に出ていた。 朧が言っていた「藤之助」、それと、一平太の友達だと言っていた「華月斎」。 どちらも、人と変わらぬように見えるのに。 色で、あるいは友情で、人を騙し、かどわかす――春松からたった一人の兄を奪った、憎き存在。]
(225) 2011/02/15(Tue) 17時半頃
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[ 華月斎の注意がこちらに向いたのを知ると、春松はキッと睨みつけた。]
あなたは、アヤカシですか? 一平太さんは、勝丸くんは、そのことを知っているんですか?! 何のために、そんな事をするんですか!
[ そこまで一息に叫んで、は、と初対面が蘇った。 彼は、勝丸に、「触れていた」――]
勝丸くん、も、アヤカシ……?
(227) 2011/02/15(Tue) 17時半頃
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[ キセルを持つ手>>230に視線を移す。 軽蔑の色を滲ませて。]
それで。 一平太さんも、あなたと恋仲の方も、連れていくおつもりですか? 人の気持ちを、命を、何だと思ってるんですか。 あなたたちのどこが神だ。 ただのかどわかしじゃないか。
[ 怒りに肩を震わせる。 定吉が必死に自分を止めようとしてくれていたのに気付き]
定吉さん、逃げて下さい。 巻きこんでしまってすみません。
(233) 2011/02/15(Tue) 18時頃
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丁稚 春松は、メモを貼った。
2011/02/15(Tue) 18時頃
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メモでおぼろんが不快に思われていなければ良いのだけど。 ごめんなさいごめんなさい。
(-83) 2011/02/15(Tue) 18時半頃
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丁稚 春松は、メモを貼った。
2011/02/15(Tue) 18時半頃
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良かったー心広い人で;; おぼろんありがとーですよ><
しかし灰でおぼろんとふじさん言いすぎですね。 批判の意図はないのですよ。 ただ……私がカップル死ね死ね団な事がもろばれですね^^
(-86) 2011/02/15(Tue) 18時半頃
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それは、本当ですか?
[ 睨みはキセルから外さないまま、華月斎に問い、すぐにかぶりを振った。]
いいえ。 もう信じません。 アヤカシの言う事など、信じてたらばかを見る。
[ そうして、キセルの持ち主を見上げた。]
(242) 2011/02/15(Tue) 18時半頃
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あに、を、しってる……?!
[ 元々大きな目が、零れ落ちんばかりに見開かれる。]
まさか……
まさかっっ!!
[ ――すきなひとが、できたんだ。
兄の、笑顔。]
(243) 2011/02/15(Tue) 18時半頃
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っの、化け物おおおおおおおおお!!
[ 拳を振りかざし、藤之助目掛けて飛び出した。 触れられない、事など思考からは抜けていて。]
(244) 2011/02/15(Tue) 18時半頃
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[ べちゃ。
無様に雪と砂が顔に当たる。 勢いづいた顔は地面を滑り、小石が額や頬に幾つも擦り傷を作った。]
ふっ、う、うううう……っ!
[ 握りしめた拳で地を叩く。 膝も痛い。 脛も痛い。]
二度と会えぬ地で、元気と聞いて、心が休まるとでもお思いですか! 彼岸で達者だと慰めてきたこれまでと、何が違いましょう。 むしろ、もっと残酷だ……!
(253) 2011/02/15(Tue) 19時頃
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連れ戻す?! 一平太さん、本当ですか?!
[ 春松は、ぐしゃぐしゃになった顔を上げ、一平太に向けて身を乗り出した。]
(261) 2011/02/15(Tue) 19時半頃
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うっぷすスル―されている。どう動こう。
(-96) 2011/02/15(Tue) 20時頃
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よしきたありがとうぜつぼうする!
(-97) 2011/02/15(Tue) 20時頃
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[ 一平太の話>>267を耳にした春松の瞳に、見る見るうちに新たな涙が浮き上がる。]
は、
そ う
で、
すか……
(271) 2011/02/15(Tue) 20時頃
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は……ははははっ! っは、ははは!
[ 乗り出して前に出た掌は地に落ちて、四つん這いのまま、項垂れた春松の口からわらいが出る。]
知らなきゃ良かった。 ……何もかも。
[ 解れた髪が目にかかる。 ゆっくりと立ち上がり、汚れた着物を手で払った。ところどころ破れている、粗末な着物。 繕う糸も、それを買う銭もない。]
(274) 2011/02/15(Tue) 20時頃
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人を惑わす化物め。 たった一人の肉親の、心を、身体を、奪われた哀れな子どもが、どんな思いで日々を生きているか……
こんな事を聞いても、何とも思わぬのでしょうね。
神にとっては、人など虫ケラと同じなのでしょうから。
[ 汚れた顔を袖で拭いながら淡々と言う。 振り返り、藤之助と、華月斎とを交互に見やり、
憔悴しきった顔で、その場を離れようと石段に足を向けた。**]
(278) 2011/02/15(Tue) 20時半頃
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丁稚 春松は、メモを貼った。
2011/02/15(Tue) 20時半頃
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どんどん恋愛から離れていっているwwwwwごめんなさいwwwww
ウトhmtnさんは確定だな。*dって誤字がねw で、ウト×定吉さんかー。
(-98) 2011/02/15(Tue) 20時半頃
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――ああ。 にいさんも、人ではなくなりましたか。
[ 藤之助の言>>282に足を止める。]
アヤカシの思いなど知ってどうなると? 人がアヤカシに何をしました? 祭って、供え物をして、丁重に扱えど、何も害する事などしておりませぬ。 それでいて、勝手に人を浚い、遺された者の幸せも、生活も、滅茶苦茶にして。
[ 歯噛みする。 握りしめた拳の間から流れる赤が、雪に色を添えた。]
――赦さない。
(289) 2011/02/15(Tue) 21時頃
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春松は、華月斎に話の続きを促した。
2011/02/15(Tue) 21時頃
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[ 石段から下を覗く。 ここから一思いに飛び降りてしまおうか。]
にいさん……
[ 撫でてくれる手などどこにもない。 遊びに興じる子どもらを羨もうと妬もうと、「一緒に遊ぼう」と手を引いてくれる「友達」など、もう存在しない。 春松は「子ども」ではなく、「使用人」だから。親の庇護がある者・生家のある者とは「違う」存在だから、遊んでいては生きていけない。 辛さに泣いても抱きしめてくれる腕もない。 肌の温もりなど、とうに忘れてしまった。
春松は、しばらく虚ろな目で下を見ていた。**]
(293) 2011/02/15(Tue) 21時半頃
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投票どうしよう。 もったいないけどふじさんにするかー。
PC的にも「恨み」でいけるし。
(-138) 2011/02/16(Wed) 00時半頃
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― 石段 ―
[ どれ位の時間、そうしていただろうか。 鼻水がかじかんだ足に落ちて、その感覚で我に返る。]
戻ろう……。 僕がここで死んだら、店の評判が落ちてしまう……。
[ 主人には恩がある。 死んでまで迷惑をかけたくはない、と、ずるむけた膝をゆっくり曲げながら、石段を降りる。]
(326) 2011/02/16(Wed) 00時半頃
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[ 背中に声をかけられ、弱弱しく振り返る。 狐の面が見えた。]
ああ、アヤカシ……。 やっぱり、あなたも、人攫い、なんでしょう?
[ 定吉の話を思い出して昏い笑みを浮かべた。]
(330) 2011/02/16(Wed) 00時半頃
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手を、差し伸べる……。 定吉さん、は? こちらに帰ったという事は、手など必要としていなかったのではないでしょうか。
[ 見ていると、何かが放られる。]
……っと!
[ 慌てて受け取った。]
もの、は、触れるんだ……。
(333) 2011/02/16(Wed) 01時頃
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[ 合わせ目を離すと、軟膏だと分かる。 掬って、膝に脛に塗りながら、春松は鼻を啜った。]
どうしてやさしくするんですか。 僕から、にいさんを、しあわせを、せかいを、奪っておいて。 足が治れば、恨みが消えるとでもお思いですか。 返しては、くれない癖に……。
[ 言っても詮無い事だとは、藤之助の言葉から、知ってはいたけれど、言わずにはいられなくて。]
(335) 2011/02/16(Wed) 01時頃
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[ 声色の変化に、微かに首を傾げるも、面に隠された表情は見えず。]
僕は、失う前からにいさんが大切で、 それはこれからも変わらない自信がありますけどね。
[ 負け惜しみのように、子どもは反発の声を漏らし。 それでも貝の中の薬を塗り終えると、また合わせてウトの近くの地に置いた。]
……ありがとう、ございました。
(337) 2011/02/16(Wed) 01時頃
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……言われなくても。
[ む、と唇を引き結んだ後]
礼? 握り飯の?
……山の神も、案外律儀だ。
たかだか一握りの、塩も振ってない麦飯が美味いとは。
[ 大きな目を何度も瞬かせ、ぷっと噴き出した。]
(341) 2011/02/16(Wed) 01時半頃
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[ わらいの意味を問う相手に、ますます相好が崩れる。]
おかしいですとも。 人の都合構わず理不尽に連れ去るアヤカシが、握り飯の礼に人にやさしくする。 人に嫌われたいのか好かれたいのかわからない。
……想いの味もわかるのですか。神はすごいんですね。
[ もう同じ味は作れない。 知る前と同じ気持ちでは握れないのだから。]
(348) 2011/02/16(Wed) 01時半頃
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丁稚 春松は、メモを貼った。
2011/02/16(Wed) 02時頃
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