人狼議事


22 共犯者

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視点:


【赤】 ランタン職人 ヴェスパタイン

双生児 ホリー! 今日がお前の命日だ!

2010/08/04(Wed) 00時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/04(Wed) 00時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

─夜の森>>0
 いえ。大丈夫ですよ。

[ ペコリと一礼するオスカーに、やわらかい笑みを返し、ランタンを差し出す。]

 ええと、ホリーさん?でしたっけ。
 きっと一人では不安でしょうから早く持っていってあげて下さい。

(1) 2010/08/04(Wed) 00時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/04(Wed) 00時半頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/04(Wed) 00時半頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/04(Wed) 00時半頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/04(Wed) 00時半頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

>>4
[ 姿を消した片割れを求めるオスカーの悲痛な声がする。
 彼は、そこから少し――だが夜の生き物ではない人間にとっては充分に離れた場所に立っていた。
 遮光板によって前方のみを照らし出すように明かりを絞られたランタンを掲げ、声を張り上げる。]

 オスカーさん?!
 何かあったんですか?

[ オスカーを案じるような声音。
 しかし、死角となったその足元、蟠る暗がりの中には、気を失った彼の姉がぐったりと地面に横たわっていた。]

(22) 2010/08/04(Wed) 09時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

>>4
[ 恐らくオスカーは半狂乱になって姉を探し回るであろう。
 それを避け、尚且つ『彼にホリーを攫う暇はなかった』とオスカー自身に思い込ませるために、調光した明かりを巧みに使い、なかなか辿り着けないふりをして時間を稼いだ。

 彼が必死の形相で姉の行方を訊ねるオスカーと出会う頃には、ホリーの姿はない。
 彼と同胞しか見出せない場所に隠され、彼女は昏々と眠っていた。*]

(23) 2010/08/04(Wed) 09時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/04(Wed) 09時半頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/04(Wed) 09時半頃


【赤】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―夜の森―
[ 彼は森の何処かに存在している同胞に向けてを放つ。
 ヒトの耳には聞こえぬ、無音の遠吠え。
 暗い梢から鳥が羽ばたき、獣が叢から飛び出して辺りを窺う。
 それは長く尾を引いて、闇に包まれた夜の森に響き渡った。]

(*0) 2010/08/04(Wed) 11時頃

【赤】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 ホリーを捕らえた。
 後で、贄として喰らい、捧げよう。
 俺とお前とで。

[ それは、先刻彼の目の前で脆さを曝け出した同胞への、彼なりの気遣いであったのかも知れない。*]

(*1) 2010/08/04(Wed) 11時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/04(Wed) 13時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―明け方の森>>27
[ ――オスカーの号泣が耳に飛び込んできたのは夜も白む頃であったか。
 朝霧を切り裂いて、それは明るくなり始めた森に響き渡った。
 ヴェスパタインは、星の瞬きが薄れ、夜の藍から朝の青へと変わりゆく空を見上げ、暫しその嘆きの音に耳を傾けた。
 そうして、ゆっくりとホリーの遺骸を置いた場所に戻って行った。]

(44) 2010/08/04(Wed) 13時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―明け方の森―
[ 辿り着いた時には、ホリーの遺骸の傍には既にオスカーの姿はない。
 形容のし難い沈黙に支配されて立ち尽くす人々と、貪り喰われ解体されたホリーの骸があるきりだ。]

 オスカーさんは……

[ 怯えをはっきりと顔に貼り付けながらも、彼はおそるおそる皆のいる方へ近づいて来た。
 と、ホリーの遺骸に目を落とすと、口を押さえてその場にへたり込んだ。]

(47) 2010/08/04(Wed) 14時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―明け方の森>>48
[ 反射的に背けた視線は、二度との方向に戻らない。
 嘔吐を堪えるような音が押さえた手の奥から洩れた。]

 そんな……

[ 涙目でミッシェルを見上げる。
 彼女の視線を追って、森の奥へと目を向けた。]

(49) 2010/08/04(Wed) 14時半頃

【赤】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―夜の森―
[ ――閉じた瞼が痙攣し、次に瞬き。ホリーが昏睡から目を覚ます。
 最初に彼女の目に入るのは闇。鼻先に何があっても分からぬ程の闇黒だ。
 次に分かるのは、地面に直に転がされていること。そして身動きが取れないことだ。
 彼女の手足は柔らかい布で縛られていた。

 彼女は悲鳴を上げようとしたかも知れないし、恐怖に慄いて声を上げることすら叶わなかったかも知れない。
 だが、それはどの道同じことであっただろう。口に猿轡が咬まされていたからだ。

 微かに草を踏む足音がして、誰かの――或いは何かの気配が彼女に近付く。
 その気配は、彼女の上に屈み込むと手足の縛めを解いた。]

(*2) 2010/08/04(Wed) 14時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―夜の森―

 ――え?

[ 唐突に何を問われているのか分からない、というようなきょとんとした表情で振り返る。
 困惑の視線で、ミッシェルの真意を測るようにぽつぽつと答えた。]

 私は……
 「後悔してない」と言ったら嘘になりますね……
 折角やっとこの村に慣れて、ここでずっと暮らせそうな気がしてきたのに、こんなことになってしまって……

(51) 2010/08/04(Wed) 14時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 ミッシェルさんは聞いてなかったですか。
 私がダン親方の作る工芸品に惹かれて弟子入りしたこと……
 何故今更そんなことを?

[ まだ吐き気が治まらないのか、胸と喉元に手を当てたまま、怪訝な顔つきで見ている。]

(53) 2010/08/04(Wed) 14時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、振り向き、口元を押さえたマーゴに痛ましい視線を投げる。

2010/08/04(Wed) 15時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

>>54
 ……私は参加したくてしてるんじゃありません。
 逃げられるものなら逃げ出したい。今すぐにでも。

[ 「吐き捨てる」とまではいかないが、血の気の薄れた唇から零れた言葉は酷く苦い。]

 どうせ無事に生きて祭を終えられたって、私はもうこの村には居られないんです。

(56) 2010/08/04(Wed) 15時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

>>58
 さあ……どうでしょうね。
 もしこの儀式が私の思っていた通りのものならば……

[ と、そこで言い淀み、この先は語られなかった。
 最後にチラリと投げた視線からは、ミッシェルをあまり信じていない様子が窺える。]

 私は死んだ方がいいってくらいに思っている人達がいるってことです。
 それ以上は言えません。

[ ついとミッシェルから目を逸らせたまま、マーゴの問いに応えを返した。]

(62) 2010/08/04(Wed) 15時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ 村に帰ってよくよく調べれば、本来はボリスが巡礼に出る旨彼の家族から届け出ていたことが分かるだろう。
 儀式が始まる直前になって、ヴェスパタインが彼の代わりに『志願』したことも。
 ボリスの家族は沈黙を守り、詳細は不明のままだ。
 村人の大部分はこの経緯を知らないが、知っている者は憶測を逞しくしていた。]

(65) 2010/08/04(Wed) 16時頃

【赤】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―夜の森―
[ 四肢が自由になったのも束の間、『それ』はホリーに圧し掛かり、強く地面に押し付ける。
 頭上で両手首を一纏めにして押さえ、その身を彩っていた衣装を一気に引き裂いた。

 白い裸身を曝け出した彼女は、ピンで縫い止められた蝶のよう。
 彼女がいくら逃げようともがこうと、掴まれた手首はびくともしない。割り開かれた両脚を閉じることも許されない。
 ホリーが目を閉じずに見上げるならば――暗闇の中にふたつの輝きが見えただろう。
 冷たく燃える皓月にも似た淡金の瞳を。]

(*3) 2010/08/04(Wed) 16時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

>>71
[ マーゴの控え目な問いに、ひくりと肩が動く。]

 好きでした……いえ、好きになれると思っていました。
 でももう……

[ 呻くように言葉を吐き出すと、顔を覆ってしまった。
 その後はもう話す気力を失ったのか、「すみません」とのみ呟いて、その場から去った。*]

(72) 2010/08/04(Wed) 16時半頃

【赤】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―夜の森―

 お前はこういうやり方は気に入らないか?

[ 揶揄する調子、肩越しに同胞に向けて発せられた声は生贄には聞こえない。
 彼女の上に跨ったまま、冷然とした態度の底に抑えた熱を秘めて問う。片手を差し伸べる。差し招く。――ここに来い、と。]

(*4) 2010/08/04(Wed) 17時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―広場―
[ 広場に戻った彼は、昨日と同じように柊の葉を供物台に置く。それは形式に過ぎないと彼が一番よく知っていたけれど。
 還らぬもう一人はピッパと説明され、彼は小さく首を振り嘆息した。
 ピッパやホリーの骸がどうなるのかは確かめず、のろのろと足を引き摺り未だ朝靄の漂う道を村外れに向かい歩いて行った。]

(80) 2010/08/04(Wed) 17時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―真昼の森>>34
[ 燦々と降り注ぐ日差しも、深い森の奥には届かない。
 禁忌の森には、人は踏み入ることを許されない。
 本来であれば、聖なる樹木に捧げられた生贄を人間が弔いのために回収することは許されることではない。

 しかし、それを表立って阻止できる者は、もうこの地にはいない。
 そう、最も伝統に忠実なヴァンルナール家でさえも、それを止められない。]

(83) 2010/08/04(Wed) 17時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―真昼の森 >>34
[ イアンが目を覚ました時まず第一に気付くのは、間近で顔を覗き込んでいる皓い貌。
 そして、それを縁取る薄暮の長い髪、宵月いろの瞳だ。
 紅をさしたように薄紅い唇の端が、うっすらと吊り上っている。]

(84) 2010/08/04(Wed) 17時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/04(Wed) 17時半頃


【赤】 ランタン職人 ヴェスパタイン

>>*5
[ 寄り添う同胞に凄艶な眼差しを送り、くつくつと喉奥で嗤う。
 生贄の彼女と同じく、彼もまた一糸も纏わず白い膚を夜気に晒している。
 つ、と爪が走り、生贄の鎖骨から腹にかけて浅い傷を作った。
 朱の線が浮かび上がり、湧き上がる鮮血の珠を連ねた飾りが白い膚を彩る。]

(*6) 2010/08/04(Wed) 18時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/04(Wed) 18時頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/04(Wed) 18時半頃


【赤】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―夜の森―
[ 血の珠を舌で舐め取り、この深紅の食前酒を愉しむ。
 甘い味わいと漂う鮮血の香りに、月の瞳が次第に酔いに潤み始めた。
 ふ、と熱い息を吐き、ちらりと真白の牙覗かせて唇を舐め。
 次の瞬間、生贄の肩口に噛み付き、肉を喰い千切った。
 犠牲と捕食者、ふたりの膚に鮮やかに赤が散る。**]

(*7) 2010/08/04(Wed) 18時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、クスクスと笑い声を立てた。

2010/08/04(Wed) 19時半頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―真昼の森>>85>>86
[ 寝惚けているとしてもあまりに饒舌なイアンの独り言が余程おかしかったのか、クスクスと楽しげな笑い声が上がる。
 それにしても、その笑い声はかなり近くから聞こえてくる。殆どイアンの顔の真正面、覗き込む顔はもう少し下がれば口接けが出来るほどだ。

 イアンは身体が動かないことを訝っているようだが、それも道理、彼の言う「インキュバス」が、何も纏わず裸の胸を合わせて乗っているのだから。]

(98) 2010/08/04(Wed) 20時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―真昼の森―
[ 『それ』はその彼の饒舌過ぎる口を塞ぐように、口唇をイアンのそれに重ねた。
 あたたかくやわらかい感触が、ほんの僅か感じられ。
 それはすぐに離れて、彼の眼前で微笑の形を保った。**]

(101) 2010/08/04(Wed) 21時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/04(Wed) 21時頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/04(Wed) 22時頃


【赤】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―夜の森―
[ 聖餐の刻がはじまった。

 神饌の乙女はすぐにおとめでなくなった。
 生きながら貪り喰われ、凌辱され、無惨な肉塊に成り果てた。

 狂熱に陶酔し、月の瞳は蕩けた蜜のいろとなる。]

(*8) 2010/08/04(Wed) 22時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―真昼の森>>102>>114
[ 口接けを更にもう一度。]

 目が醒めたか?

[ 呆然と見上げるイアンを揶揄う声はかろやかな響きを伴っている。]

(116) 2010/08/04(Wed) 22時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―真昼の森>>119

 ならばよい。

[ イアンの動揺など知らぬげに、唇は一層笑みを深くした。
 『それ』は先程自分が触れたばかりの口唇に長い指を押し当て、その縁をなぞる。]

 形容する「言葉」を見つけたいと言ったな?
 お前が欲しいものは本当に「言葉」なのか?
 
 これ――ではないのか?

[ 太腿に添えられた片方の手に軽い力が加わる。]

(121) 2010/08/04(Wed) 22時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―真昼の森 >>119
[ 真昼の月が、イアンの上に昇っている。
 『それ』は、ゆる、と動いて、覆うものの無いからだの容をイアンの身体に伝える。
 宵闇の髪がひとすじふた筋、零れてイアンの頬に落ちる。]

(122) 2010/08/04(Wed) 23時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―真昼の森>>125
[ イアンの反応を確認するように、顔は更に寄せられ、頬に息が掛かるほど。]

 ――イアン・マコーミック。
 お前は、生贄を喰らったのが俺だと気付いているのだろう?
 それでもお前は、望むか?

[ 漸く聞き取れるくらいの低い囁きが、産毛を振るわせた。] 

(127) 2010/08/04(Wed) 23時頃

【赤】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―夜の森>>*10
[ 血濡れた顔を上げ、狂熱にうかされた月の瞳が同胞を誘う。
 共に――と。
 覆い被さっていた身体をずらし、同胞が充分にこの神饌を味わえるように招き寄せた。」 

(*11) 2010/08/04(Wed) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―真昼の森>>132
[ 迷いの無い、イアンの応え。]

 ――……

[ 問い掛けた者は、果たしてその答えを予期していたのだろうか。
 イアンの上を這っていた手が動きを止めた。
 『それ』は裸の胸を離して身を起こし、イアンの顔を見下ろした。
 月は鏡となって、その瞳に見上げるイアンを映した。]

(134) 2010/08/04(Wed) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―真昼の森―

 では――

 お前は捨てねばならない。
 人として生きることを。

[ 冷厳にして、非情な宣言。]

(137) 2010/08/04(Wed) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―真昼の森>>138>>140

 そうではない、が、

 「それ」が「何」であるのか知りたいのであれば。

[ 感情を抑えた呟き。
 白い面は、先程までの熱も全て消し去り、問い掛ける視線を受け止めて揺らがない。]

 お前は、血に塗れることを覚悟せねばならない。

 出来ぬのであれば――

(142) 2010/08/05(Thu) 00時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、カチリ、と牙を鳴らす。

2010/08/05(Thu) 00時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―真昼の森―
[ カチカチカチ、と口唇の合間から仄見える白い牙が鳴る。
 燦々と木漏れ日が降り注ぐ昼の森が、急に彩度を失う。大気が急速に温度を下げていく。]
 

(146) 2010/08/05(Thu) 00時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 00時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―真昼の森>>147
[ 頷きはしないが、答えぬのは肯定しているも同じこと。
 否諾(いなせ)を問うてはいるが、拒否すればどうなるかは自ずと分かる。が。]

(150) 2010/08/05(Thu) 00時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 00時半頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 00時半頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 00時半頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―真昼の森―
[ 『それ』は不意に振り返り、森の奥を見据えた。
 近付く何かの気配を感じたか、顔を風上に向け、小さく鼻を鳴らす。
 
 見返って、惑いのうちにあるイアンをもう一度見遣った。]

 夜にまた。
 返事はその時に聞こう。**

(159) 2010/08/05(Thu) 00時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 16時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―午後遅く・自宅二階―
[今日も彼は窓辺に座り、髪を梳る。
 草原や低木の繁みを縫って、工房へと続く小道を眺め、愛しい人を待つ娘のように。

 彼の家も彼自身も、幸いなことに今のところ嫌がらせを受けたり荒らされたりされるような気配はなかった。
 ボリスの家族の気持ちはどうか知らないが、今下手に彼にちょっかいを出して、村全体に「身内の恥」を広めるような真似はしたくないのだろう。
 元々話し掛けてくる人は少ないから不穏な噂も耳には入らない。
 数少ない訪問者も今ではもうここには来ない。]

(193) 2010/08/05(Thu) 16時半頃

【赤】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 ――決心はついたか。

[ 昨日、ラトルの娘――マーゴを生贄に捧げることに躊躇いを見せた同胞に、彼は一日の猶予を認めた。>>3:*35
 その決意が出来たか、と同胞に問うているのだ。]

(*16) 2010/08/05(Thu) 17時半頃

【赤】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 お前がどうしても殺せぬと言うのならば、俺がやってもよい。
 だが、もう待てぬ。

[ 声の底に冷たい刃を秘めて、同胞に選択を迫った。]

(*17) 2010/08/05(Thu) 17時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―自宅―
[ もう来ない友の代わりに、彼が待つのは誰だろうか。
 稚(いとけな)い幼子のように孤独と不安を瞳に宿して見詰めていた同胞か。
 恐怖と陶酔の間で引き裂かれながら、それでも決して逃げようとしないイアンか。



 やがて身仕度を終えた彼は、自宅を出て広場へと歩き始めた。]

(200) 2010/08/05(Thu) 18時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―広場―
[ 今日は彼が一番乗りであったようだ。
 長老達や見送りの村人たちは既に広場に集まっていたが、巡礼たちの姿は見当たらなかった。
 彼は、それらの人々の目を避けるように隅に座って、夕暮れ時の空を眺めていた。]

(207) 2010/08/05(Thu) 19時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―広場>>211
[ 急に掛けられた声に顔を上げると、よく日に焼けた小柄な少年が手を振っていた。
 駆け寄ってきた少年から、差し出された黒パンを受け取る。]

 ありがとう。いただくよ。

[ 唇に自然な笑いがのぼった。]

(213) 2010/08/05(Thu) 19時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、靴磨き トニーの動作を微笑みながら見守っている。

2010/08/05(Thu) 19時半頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 そうか。用意してくれてたんだ。
 ブルーノ司祭にもあとでお礼を言わないとね。

[ 手に持った黒パンを一口齧った。]

(215) 2010/08/05(Thu) 19時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 20時頃


【赤】 ランタン職人 ヴェスパタイン

>>*18>>*19
[ 血を舐め取る同胞の舌が胸に触れる。
 まだ狂熱の余韻に酔う彼は、僅かに開いた唇から艶を含んだ喘ぎを洩らした。

 「護りたい」と言う言葉が同胞の口から零れた時に、その月色の瞳が少しだけ揺れた。
 その揺らぎは瞬時に押し込められ、淡雪のように消える。
 続く「ラトルの娘は自分がやる」と言う言葉も想定のうちではあったけれど。]



 ――そうか。
 分かった。

[ 彼はただ、短く答え、
 そして、もう一度祝福を与えるように同胞の額に口接けた。]

(*20) 2010/08/05(Thu) 21時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、靴磨き トニーに持っていた水筒を渡した。

2010/08/05(Thu) 21時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―夕刻・広場―
[ トニーに差し出した水筒にはピリッとした芳香を放つ薬草茶が詰まっている。**]

 分かりました。
 私も明日には顔を出すようにしますよ。

(222) 2010/08/05(Thu) 21時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 21時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

―広場―
[ イアンの話に耳を傾けていたヴェスパタインは、っ唇に指を押し当て、少し考え込むような顔つきになった。]

 イアンさん。
 そう言えば、亡くなったリンクヴェスト夫人が生前あなたに何か原稿のようなものを渡していたように思いますが……
 それには何か書いてはなかったのですか?

(233) 2010/08/05(Thu) 21時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、靴磨き トニーの背を苦笑しながらとんとんと叩く。ついでにハンカチで顔も拭いた。

2010/08/05(Thu) 21時半頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ 生贄たちを森へと追い立てる鐘が鳴り響いた。]

 ……やれやれ。

[ イアンの返答を待たず、彼は憂鬱な溜息をついて立ち上がった。
 土や草を腰から払い、間近の森を眺めやる。
 見れば他の生贄、もとい巡礼たちも三々五々森へと歩き出していた。]

(251) 2010/08/05(Thu) 22時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ 用意していたランタンに明かりをつけ、手に提げる。
 そうして、他の巡礼たちの後を追って、闇の帳が落ちる森に入って行った。]

(254) 2010/08/05(Thu) 22時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ 今宵も月は明るく、更に丸みを帯びて地上に淡い光を投げ落とす。

 しかしその恩恵も、幾重にも枝の重なった森の深部には届かない。
 森の際ならば樵や薪取りに村人が入ることもあるが、その奥は禁忌となっているのだ。誰も手入れなどしない原生林である。

 其は人の支配する領域にあらず。
 森に棲まう神々の領域なのだ。]

(258) 2010/08/05(Thu) 22時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ ランタンを持ってゆっくりと歩いていたヴェスパタインはふと、イアンを振り返り、]

 あれ?イアンさん、襟が……

[ 彼のシャツの襟に手を差し伸ばす。]

(260) 2010/08/05(Thu) 22時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

>>263
[ イアンに向き合うと、後ろ襟に手をやり、形を直す。
 と、唇を殆ど動かさず、こっそり耳打ちした。]

 ――話があります。
 何とかふたりだけになるようにして下さい。

[ 身体を離して、にっこりと微笑む。]

 さ、もう大丈夫ですよ。

(265) 2010/08/05(Thu) 22時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、それだけを言うと、イアンから離れていった。**

2010/08/05(Thu) 22時半頃


ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 22時半頃


【赤】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ 同胞の後姿を注意深く観察する視線。]

 無理はするな。

[ ぽつりと一言だけを送る。]

(*21) 2010/08/05(Thu) 22時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ 突き出した木の根や倒木を避けていく彼の足取りは慎重で、他の巡礼たちより遅れ気味だ。
 闇に包まれた森では、各人の進み方もバラバラになりがちなのだろう、連れ立って森に入ったはずなのに、早くもぽつぽつと明かりの間隔は開き始めていた。
 それでもまだそれぞれの話し声は耳に入る。

 勿論、彼らよりも遥かに鋭い聴覚を持つ彼は、聞こえる範囲の音を拾っていた。]

(282) 2010/08/05(Thu) 23時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ 彼の視線は闇を通してミッシェルを追う。
 木々が邪魔して視界は良好とは行かないが、それでもこれほど明るければ――ランタンの明かりのもとでは夜の闇も真昼も同じ――オスカーの傍に近寄っていくのは容易に見分けられた。
 目を凝らし、オスカーの反応を読み取ろうとする。]

(290) 2010/08/05(Thu) 23時頃

【赤】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 ――ミッシェルは危険だ。

[ 僅かに目を細める。]

(*22) 2010/08/05(Thu) 23時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、記者 イアンの語りを聞くとはなしに聞いている。>>294

2010/08/05(Thu) 23時半頃


【赤】 ランタン職人 ヴェスパタイン

>>*24>>*24
[ 彼はその時、問い掛けて自ら打ち消した同胞を物問いたげに見詰めただけだった。]

(*26) 2010/08/05(Thu) 23時半頃

【赤】 ランタン職人 ヴェスパタイン

>>*25
 さあ……分からん。

 だが、何か口実をつけて始末してしまいたいものだ。

[ きっぱりとした冷たい呟き。]

(*27) 2010/08/05(Thu) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

>>298
[ 足を少し引き摺り、がさがさとわざと音を立ててゆっくりオスカーの方へと近付いていく。
 掲げたランタンの明かりが揺れる。]

 オスカーさん。
 大丈夫ですか?

[ 気遣わしげな声がランタンの光の後ろから上がる。]

(305) 2010/08/05(Thu) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

>>307
 ……なら、いいのですけど。

[ オスカーが気掛かりだけれども、うまく言葉が出てこない……そんな感じに、彼は頭を少し傾けて立ち止まった。] 

(311) 2010/08/06(Fri) 00時頃

【赤】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ ミッシェルが告げたものをオスカーの表情wから読み取ろうとするように、月の瞳をじっと凝らす。]

(*29) 2010/08/06(Fri) 00時頃

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