18 'Cause I miss you. 〜未来からの贈り物〜
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受付 アイリス! 今日がお前の命日だ!
2010/07/03(Sat) 06時頃
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―集会所・二階―
[ 廊下を我が物顔で歩き、扉を開いた。 普段通り、何の変哲もない。 もしも見かけるものが居たならば、この静寂の中全く音を立てないことに対して違和感を覚えるだろうか。]
――よぉ、アイリス。
[ 後ろでで扉を閉め、ベットへと近付き耳元で呟いた。]
(11) 2010/07/03(Sat) 15時頃
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[ 突然耳に届いた声。果たして少女は目覚めただろうか。 左手、人の姿の時よりも巨大で毛むくじゃらなそれでアイリスの首を絞めあげた。]
おおっと……寝ているヤツらの邪魔にならないようにしようぜ?
[ 牙をこすり合わせるように哂う。 暗闇の中、少女の瞳に眼帯をかけた狼の顔が映っただろうか。]
悪いなぁ、フランシスカがどうしてもって言うからよぉ。
[ 空いた右手で上着を引き裂き、肩口を顕にする。 そして、散々心の中で描いていた様に、牙をそこへと突き立てた。 右手の爪で腹を裂き、中を掻き分ける。 激痛に叫びをあげようとしても、絞める左手はそれを許さない。
探るような右手が、とうとう一番熱い肉を探し当てた。 それを引きちぎると同時に喰いちぎる――少女はいつしか事切れていた。]
(*3) 2010/07/03(Sat) 15時頃
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うめえ! こいつはいいぜ、最高だ!
[ 肉を飲み込み、哄笑する。]
フランシスカァッ! 一番旨い所をくれてやる! とっとと来やがれ!!
[ 少女の味に陶酔しつつ、叫んだ。 右手の中、弱々しく脈打つ熱い肉を潰さぬように気をつけながら。
同胞が来たのならそれを渡しただろう。 来なかったとしても声を頼りに探し当て、どちらにしても、その熱い肉を口へ運ばせる事だろう。*]
(*4) 2010/07/03(Sat) 15時頃
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―集会所・朝―
[ 浅い眠り。物音に気付いて目を覚ました。>>14 辺りを見渡す。 自宅ではないことに気付き首をかしげ、]
……あァ。
[ 思い出し、起き抜けの声を漏らした。 集会所に寝泊まりすることに鳴った理由。
二階へと駆け上がる足音を聞き、アイリスが最期に見せた瞳の色を思い出す。]
……ふ……ぁ。
[ 欠伸をひとつ。 しばらくしたら叩き起されるだろうから、わざわざ起きる必要もない。 椅子の寝心地の悪さに顔をしかめながらも再び眼を閉じた。]
(15) 2010/07/03(Sat) 20時半頃
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―集会所―
[ 階上からの雄叫びに顔をしかめて眼を開いた。>>19]
……たく。まだ朝じゃねえかよ。
[ 立ち上がり、一度体を伸ばす。 そして、昨日と同じように、ゆっくりと階段に向かった。]
(23) 2010/07/03(Sat) 22時頃
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―アイリスの部屋・回想―
[ 怯えたような同胞の声に苛立を覚える>>*5]
何時まで下らねえ事に拘ってやがる、あのガキ……。
[ 何時までも食事に現れない同胞に業を煮やし、怒鳴った。]
いいからさっさと来いッ!! 命令だ! フランシスカッ!!
[ 『強制』の意志を込められた、人に聞こえざる怒号は村中に響いた。]
(*6) 2010/07/03(Sat) 22時頃
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―集会所・二階―
うるせえぞ! 何だってんだ!
[ 階下へと響いたヤニクの咆哮に対抗でもするように怒鳴る。 鼻につく血の香に顔をしかめた。 部屋の前で呆然と立ちすくむ二人の影に近づく。]
――これは……。
[ 部屋を覗き込む。 少女は夕べのそれと同じように、赤を散らしてそこに横たわっていた。]
――女に見せるもんじゃねえよ。
[ 吐き気を抑えその言葉を振り絞り、ドアノブを取ろうとした。
――料理のそれと同じで、冷めた血と肉の香りほど不味そうなものはない。 心の中で毒吐きなから。]
(26) 2010/07/03(Sat) 22時半頃
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[ ふらふらと現れたフランシスカに、血に濡れた顔のまま笑ってみせた。>>*7]
遅かったじゃねえか。 まあいい、冷めたら不味くなっちまうぜ?
[ そう言って、横たわるアイリスがよく見えるようにベッドから離れる。]
(*8) 2010/07/03(Sat) 22時半頃
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[ 床にへたりこみ、アイリス同様動かなくなった同胞。>>*9 ゆっくりと近付き、その前に屈んだ。]
ほら、食えよ。
[ 逃がさぬよう左手でしっかりと肩を捕らえ、右手の肉を口元へと差し出す。]
(*10) 2010/07/03(Sat) 22時半頃
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[ 心ここに在らず。だが、本能には抗えなかったのだろうか。 呆然としながらも開いた同胞の口に、右手のそれを押しこむ。>>*11]
ほうら、熱いだろう? 甘いだろう?
――この味を知っちまったら、もう戻れないだろう?
[ 酷薄な笑みを浮かべたまま、目の前の少女を注視する。]
(*12) 2010/07/03(Sat) 22時半頃
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ああ……。
[ しっかりと中を確認したわけではない。 だが、知っている身として、即座に答えた。>>28]
全員叩き起さなきゃならんだろうな……クソッ。 昨日のガキは違ったのかよ!
[ 苛立たしげに壁を蹴る。]
(29) 2010/07/03(Sat) 23時頃
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[ 咳き込む同胞。だが、掴んだ肩を放しはしない。>>*13]
……お前は?
[ 笑いを崩さぬまま、瞳の奥を覗き込む。]
人に聞こえねえ声を聞けるテメエは? 人に聞こえねえ声で話せるテメエは?
たった今人の肉を喰らったテメエは?
それでもテメエは、ヒトのつもりで居るのか? そんなテメエを、他のヤツらはヒトと思うのか?
――諦めろ。もうテメエはヒトじゃねえよ。
[ 冷めた声で断言した。]
(*14) 2010/07/03(Sat) 23時頃
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モ「中の人ー調子乗りすぎだねー」 リ「……なにこのサド」 モ「あっはっはっはっはー。赤で桃ってるつもりみたいだよー?」 リ「これが桃……?意味わからないわよ!」 モ「まーピンクだってー煮詰めればきっと血の色になるよねー」 リ「ならないわよッ!!」
(-9) 2010/07/03(Sat) 23時頃
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モ「ヤニクが切れたー」 リ「ええ、鬼気迫るものがあるわ……」 モ「その裏でーもしゃもしゃやってるんだよねー」 リ「……ええ。ヤニクさんが赤を読めたら……」 モ「血の海だねー」 リ「そうね……まあ、中の人はさっさと血の海になってしまえばいいんじゃないかしら?」
(-10) 2010/07/03(Sat) 23時頃
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[ 飛び出していくヤニクに道を開けるように、体を反らす。>>30]
おお、こわ。
[ 大げさに肩をすくめ、走り去る赤い外套を眺めた。]
……で、飛び出していけば誰が狼か分かるのかねぇ?
[ 皆が走り去る男に気を取られていると思い、我慢できずに呟いた。 ごく近くに居る者ならば聞こえるかもしれない。]
(31) 2010/07/03(Sat) 23時頃
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[ 離せと暴れたところで、狼の力で抑えていれば、解けない。>>*15]
違うだろう? その程度じゃ毛虫も殺せねえぜ?
[ 仮にその拘束を解けるものが居るとしたら、同じ狼の力を持つ者のみ。]
――諦めろ、テメエはヒトじゃねえ。
[ 再度、訴えかける。]
(*16) 2010/07/03(Sat) 23時頃
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[ 何故という疑問、それに対する解は持ちあわせては居なかった。>>*17 過去の己も、現在の己も。]
さあな……だが、外国のヤツがよく言ってたんだがよ。 Que sera, sera……『なるようにしかならねえ』って意味らしい。
[ いつしか表情からは笑みも、怒りも消える。 少女の変化を目の当たりにし、その言葉を呟いた。]
『なるようにしかならなかった俺達』は、これからどうなるのか……。 俺達の方法で聞いてやろうぜ……ヒトの神サマによ。
[ ただ、少女の変化を見守る。]
(*18) 2010/07/03(Sat) 23時半頃
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[ ぼんやりと見つめ返す瞳に頷く。>>*19]
そうだ、俺達の方法だ。
この爪で、牙で――ヒトを喰わなきゃ生きていけねえ体を使って聞いてやろうじゃねえか! 何で俺達はヒトじゃねえのか……人狼なのかってのをなァ!?
[ 答えの与えられぬ問、それこそがこの男の行動原理。 雲の上で安穏としているであろう神に届けとばかりの咆哮。]
(*20) 2010/07/04(Sun) 00時頃
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モ「あっはっはっはっはー」 リ「……ヘクターさんに」 モ「ガンガン割って入ってるねーこの赤コンビー」 リ「……まあ、表じゃ見えないみたいだし、いいんじゃないかしら?」 モ「まーねーいーだろーねー。エピ入ってから指さして笑われるだろーけどねー」 リ「アンタが余計なこと言わなきゃ良かったのよッ!!」
(-12) 2010/07/04(Sun) 00時頃
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[ 少女の呟き、酷くかすれたそれを聞き逃す訳はない。>>*21 強く握っていた肩を放して立ち上がった。 足音を立てず、そのまま扉へ。]
俺だってヒトだった。 ヒトとしてやってけると思ったこともあった。
でもな、なるようにしかならなかったんだよ。
[ 扉の前で立ち止まり、己に言い聞かせるように呟く。 微かなそれを同胞が聞きとがめたかなど気にすることもなく、部屋を出て階段を降りる。
己の特等席へ腰をおろし、目を瞑る。 複数の寝息を耳にして舌打ち、浅い眠りに身を任せた。*]
―回想・了―
(*22) 2010/07/04(Sun) 00時半頃
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[ 隣から聞こえた呟きに視線を向けた。>>33]
……アイツは人狼を見つけたか?
[ ヨーランダ、ミッシェルがこちらに向かうのを見れば。 扉を閉めようとするが、中にヘクターが居ることを思い出して諦める。]
……ち。あと見てねえのはガストンとペラジーか。 あいつらドコ行きやがった?
[ ヤニクは飛び出し、フランシスカは階下。 まだ見ぬ二人の所在を誰にともなく尋ねる。]
(47) 2010/07/04(Sun) 01時頃
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小悪党 ドナルドは、壁に背を預け室内の話に耳を澄ませている。
2010/07/04(Sun) 01時半頃
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[ ガストンの返事に眉を顰めた。>>52]
ならなんか喋れよ。 でけえ置物と間違えたじゃねえか。
[ 事実、彼がその場にいた事は見て知っていながら、皮肉を口にする。]
あのガキは殺し損か……やれやれ、だな。
[ テッドが死んだと思い込み、溜息をついた。]
(54) 2010/07/04(Sun) 02時頃
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[ タバサの言葉を聞いて、首を振った。>>53 フランシスカが下にいる事は伝えず。]
……とりあえず、捜すか。 お前らは下に降りてろ、ガストンも、だ。
[ 一瞬だけミッシェルを見て、直ぐにガストンに視線を戻した。 そしてさらに奥へ。 一部屋一部屋、扉を開けて確かめていく。]
(55) 2010/07/04(Sun) 02時頃
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―二階・空き部屋―
[ 空き部屋かと目を放し、扉を閉めようとする。 だが、微かな物音を捕らえ、再び室内に視線を這わせた。]
……おい。
[ 室内に入り、後ろ手でドアを閉めた。 無遠慮に近づく足音。 小さい影は気付かず、寝息を立てている。]
起きろ、ペラジー。
[ 拳を軽く握った。]
(56) 2010/07/04(Sun) 02時半頃
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小悪党 ドナルドは、流浪者 ペラジーの頭を目掛けて――。
2010/07/04(Sun) 02時半頃
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―二階・空き部屋―
[ ――ゴン、という鈍い音が部屋中に響いた。]
(57) 2010/07/04(Sun) 02時半頃
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[ ペラジーの寝ぼけ声に、もう一度拳を握った。>>64 先程より何割か固く握られているのは、何故だろうか。]
こ……この……。
[ 振り上げる。]
起きろッ!!
[ 階下へと響く怒号と共に、再び額目掛けて拳を落とした。
――ペラジーが目を覚ましたならば、共に階下へと降りていくだろう。]
(65) 2010/07/04(Sun) 03時半頃
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―集会所―
[ 肩をいからせて階下へ。 その後ろをペラジーがついて来るか否かは……まあ、目覚めたか否かによるだろう。]
ペラジーならその内に下りてくるぜ。 ……寝てやがった。本当に図太いヤツだな。
[ どかりと座る。 そこにヤニクの姿はあっただろうか――だが、大方の面々が揃っている事は確認できた。]
昨日は空振りだったなぁ? で、今日は誰にするんだ?
[ 処刑は止まらない――アイリスの死の衝撃から冷めていないだろう皆に向かって喚いた。]
(68) 2010/07/04(Sun) 04時頃
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―回想―
[ 私を殺しに来たんじゃないんだ? との問いに一瞬だけ驚く。>>66]
……殺しに来るんだったら拳じゃなくて剣を使うだろうよ。 起きろ、アイリスが殺られた。
[ さも他人事のように言い放ち、ペラジーを急き立てた。**]
(69) 2010/07/04(Sun) 04時頃
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[ ヨーランダ、ヘクターの言葉を眼を閉じて受け止めた。>>74、>>76]
なぁに、何を思ってアイリスなんだ? という話だ。
人狼にとっちゃ、折角ガキが罪被って自ら殺されてくれたんだ。 アイリスを殺らなけりゃ、「この中には居ねえ」で済んだ話じゃねえか。 ……何匹居たとしても同じだ。殺らなけりゃ騒ぎにならねえ。
それを棒に振ったのは何でだ? テメエらの思う人狼とは……一体何だ?
[ 目を閉じたままで問いをひとつ。]
(89) 2010/07/04(Sun) 14時半頃
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よく聞いとけよ、フランシスカ。
――ヒトが何を思っているか。 俺達をどう思ってるか……なぁ?
[ 怒りの色はない――ひたすらに無感動の、冷たい響き。]
(*23) 2010/07/04(Sun) 14時半頃
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―回想―
[ 拳だけでも十分殺せる――その声色にすこし引っ掛かりを覚えたが、何も無いだろうと華を鳴らした。>>77]
ハハッ……じゃあ、次からは早起きするんだな。 次は花畑から還って来れねえかも知れねえぞ?
[ アイリスが殺されたと聞いても動じない様子を見て、仲が悪かったのだろうかと訝しみつつも『そうだな』と適当に流す。 次いで、冷血という言葉に首を竦めた。]
――図太いヤツだ。枯れ木みてえな体してる癖によぉ?
[ もう一度繰り返しながら共に階段を下りる。]
(90) 2010/07/04(Sun) 14時半頃
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[ 霊能者だと告白したヨーランダを見た。>>74]
ふぅ……ん? 霊能者……ねぇ。 取り敢えず殺さなきゃ分からんって事か。 趣味のいい力だとは思ってたが……テメエだとはなぁ、ヨーランダ?
[ そして、テッドが人狼ではないと聞かされた。]
じゃあ、ヤツは何を庇って死んでったんだ? ガストン、テメエ殺す前に何か聞かなかったか?
[ ガストンからの返事はあっただろうか。]
(92) 2010/07/04(Sun) 15時頃
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[ そしてヤニクが血塗れの額のまま帰る。>>80 その温かい血の香に喉が鳴りそうになる。 そして、ミッシェルが人間だという話を聞いた。>>84]
へぇ……。
[ それだけを呟いてしばし眼を閉じる。]
で、タバサとミッシェルは人間と思っていいんだろ?
[ ヘクターに確認を取る。彼が頷けば、こう言うのだろう。]
じゃあふたりとも聞かせてくれよ。 誰を人狼だと思ってやがる?
(93) 2010/07/04(Sun) 15時頃
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[ 激昂するヤニクに苦笑した。>>91]
へえ、脚が悪けりゃ人狼じゃねえってか。
[ そして、己の左目――眼帯を指でトントンと叩いてみせた。]
じゃあ、片目のねえ俺も人狼じゃねえってことか?
(94) 2010/07/04(Sun) 15時頃
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本能……本能、ねえ? ハッ、ハハハハハ!
[ ヤニクの言葉を笑い飛ばす。>>95 その姿を他の者はどう見ただろうか。]
悪い……あまりにも捻りのねえコトをマジで言うとは思わなかったぜ。 まあ、アレだ、『悪魔の化身だ』なんてどっかの生臭みてえな事言わなかっただけマシだぜ。
[ 壁にもたれかかるように座るヤニクは何を思っただろうか。]
俺か? 俺にゃ分からねえよ。 だから聞いたんじゃねえか、『人狼とは一体何だ』……てなぁ?
[ 笑いで零れた涙を指で払った。 己も人狼の容疑者だと言われれば。]
んなもん分かってるさ。 テメエがあんまりにもカッカしてるもんだからつい、なぁ?
[ にたにたと笑う。**]
(108) 2010/07/04(Sun) 16時頃
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本能だってよ、フランシスカ!
[ 楽しそうな、自棄っぱちな声。]
つまり、だ。
ヒトがモノ食って寝て産んで増えるように! 鳥が空を飛んで歌って卵を産むように! 獣が他の獣を襲うように――俺達はそんな存在なんだとよぉ!?
[ 愉快そうに顔を歪める。]
見てみやがれ、ここに居るヤツの顔を! どいつもこいつも……ヤニクだけじゃねえ! ヨーランダもガストンもヘクターもミッシェルも……タバサまで!
みぃんな俺達を見付け出して殺すことしか考えてねえんだぜ!
[ 悲鳴を上げるかのように笑った。]
(*24) 2010/07/04(Sun) 16時頃
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―回想―
[ ヤニクの言葉に返すのは、にたりとした笑み。>>111]
学のねえ身だからよ。 「誰か知ってるんじゃねえか」と思っただけだ。
[ だが、仲間だという言葉を聞いた途端、その顔から笑みは消える。]
……へッ。仲間、ねえ?
[ ミッシェルの言葉を聞き、眉をつり上げた。>>118]
こんだけ時間があってそれだけかよ……結局、誰が人狼か、なんて興味はないんだよなあ? 人間だって証明もらっちまったんだから、この騒ぎだって蚊帳の外のように見てるんだろう? 薄情なモンだぜッ!
[ 吐き捨てられた言葉を聞いてミッシェルはどう思っただろうか。 少なくともいい気はしなかっただろう。 その、様々な表情が綯い交ぜになった顔を睨めつつ、心の中で牙を研ぐ。]
(141) 2010/07/04(Sun) 22時半頃
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[ 天井を見上げるペラジーをちらりと盗み見た。>>122 変わったヤツも居るもんだな、と思いつつ。]
俺はヤニクに投票するぜ?
[ ペラジーと自身の二択を迫る男を見据えた。>>135]
まあ、親しかったヤツを殺されたのは同情するけどな。 ――戦争じゃよく有る話だがなあ?
[ 思い出すように瞳を閉じる。]
居るんだよ。 自分で仲間を殺しておいて、それを他人に擦り付けようとするヤツが。 お前がそうでないなんて誰が証明するんだ?
[ 瞳を再び開き、視線は赤い外套の男の方へ。]
(151) 2010/07/04(Sun) 23時頃
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[ ヤニクの言葉に面白くなさ気に。>>157]
その理由だけ、ねえ?
[ 確かに処刑されるのは誰でも構わない。]
まあ、頭に血が登ったら見えるものも見えなくなるわなあ?
[ 彼がテッドの処刑を頑なに拒否した理由は何だったか。 指摘はせずに、薄く笑う。]
(163) 2010/07/04(Sun) 23時半頃
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で? そろそろ夜も深くなるぜ? いい加減結論出そうや……。
特にタバサにミッシェル、ヘクター……後はヨーランダも、か?
[ 周りが全て人間に映る身。 人として見做されたのはこれだけだったか、とうろ覚えで言葉にする。]
俺らの投票は単なる疑い合いに過ぎないわけだが、お前らは違うよなぁ?
[ 投票される身ではない者、人に殺される立場でない者に、笑みを向けた。]
お前らが殺すんだからな? 殺す相手はきっちりと選べよ?
[ それだけを言って、首を掻いた。]
(164) 2010/07/04(Sun) 23時半頃
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モ「吊られそーにないねー」 リ「……何でかしら?」 モ「狼だからじゃないのー?」 リ「うーん……」
(-49) 2010/07/04(Sun) 23時半頃
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[ 涼しい顔で応える。>>165]
ガキが一丁前に何様のつもりだ?
ああ、ああ、人間様のつもりか。 たく、頭に血の巡ってねえガキだなぁ……。
[ 髪を掻き、目を瞑った。]
アホ臭えママゴトか、好きにすればいい。
[ そう言ってあくびをひとつ。]
(*25) 2010/07/04(Sun) 23時半頃
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言うさ。言うに決まってるだろう?
[ 薄く笑った。 周りは人狼を探し出して殺そうとする者だらけ。]
現実から目を背けて逃げ道捜して回るガキが偉そうに。 俺に意見たれるんじゃねえ……耳障りだ!
[ 声なき声で吠えた。]
(*27) 2010/07/05(Mon) 00時頃
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[ ガストン、そしてヘクターの顔をまじまじと見つめた。>>168、>>170]
ああん、俺か?
[ 理解が頭に浸透する。 ――笑いがとまらない。]
ああ、ああ! 俺か! 面白えじゃねえかッ! ハハハハハッ!! ああ、覚悟ならとっくの昔にできてるぜ? じゃなきゃ戦なんてやってられねえからなぁ!
[ 愉快そうに腹を抱えた。]
まあ、俺を殺して収まるといいなぁ? ハハハッ! 昨日みたいにガキ殺しても止まらなかったりなあ?
[ 笑う――この世はこんなものだと。]
(176) 2010/07/05(Mon) 00時頃
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――勝手にしろ、俺はもう知らん。
[ そのような道は己には用意されなかった。 幾千の夜を飢えながら問うても見つからず、幾千の夜を爪で切り裂いても出ては来ない。 もうこちら側には、この問いに答えられる者はいないだろう。
それを口に漏らすのははばかられ、ただ突き放した。]
(*29) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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[ 杖代わりにされた曲刀を見た。>>177 己の爪とどちらがよく斬れるか、おそらくはいい勝負だろう。 ――担い手の足元さえはっきりとするなら。
笑いを止められないまま、視線を受け止めた。]
オーケー。やるなら一思いにやってくれ?
――何だかんだで、俺でいいんだろ? 安全圏に居る皆さんよォ?
[ にたりと笑い視線を巡らせた後、扉へと向かう。]
で、誰が俺を殺すんだ? さっさと来ないと――逃げるぜ?
(185) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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さあな、知らん。
[ そっけなく言いつつ、扉へと向かう。>>*30]
こちら側には俺の欲しい物なんて無かった。
[ それが無駄に飢えにのたうち回り、無駄に腹を満たした末の結論。]
それが有るんなら、何処へでも行ってやるさ。
[ 扉に手をかけ、外へ。 赤い月が、出迎えるように。]
もし『そっちにもそんなものは無い』って言ってみやがれ、神サマよぉ?
――その首、喰いちぎってやるからなァ!!
[ 最期に、遠吠え。]
(*31) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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モ「カッコいい仇名をもらったねー」 リ「紫煙の隻眼……最高よ!」 モ「ただのチンピラごぼうなのにねー?」 リ「今言うことじゃ無いわよッ!!」
(-61) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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[ふらつきながらも後を追う影に気付いた。>>190]
……ひとりで来たか。――ハハ、ハハハハッ!!
[ 月夜の下。右腕をふるう――ふらつく男の目にはどう映ったか。]
その体で……一人で勝てるとでも思ったかァ? 思い上がるなッ! 人間がッ!!
[ 月を背に飛び上がる――その男にはもう、曲刀を振るう力はない。
そう高を括っていたからこそ。
全身をバネにして、その赤い影の、ふらつく頭を目掛けて。
月から飛び降りるように――。]
(196) 2010/07/05(Mon) 01時頃
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[ 足元、赤い影が迫る。]
ほら、俺はココだぜ?『狂気の桜』よぉ?
(*33) 2010/07/05(Mon) 01時頃
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モ「あれー?」 リ「……」 モ「中の人は誰と戦ってるのー?」 リ「……見えない敵、かしら? ヤニクさんはまだ集会所の中みたいだし?」 モ「多分さー、ヨーランダみたいに見えないものが―― リ「このバカッ!! 役職持ちのヨーランダさんとドナルドの状況は全く違うでしょ!」 モ「きっとー、タバサの涙ってー『気の毒なものを見た』って涙だよねー」 リ「言うなっつのこのスカポンタンがッ!! ……ああ、もう。突貫工事なんてするから……!!」
(-68) 2010/07/05(Mon) 01時半頃
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