人狼議事


229 流水花争奪鳥競争村

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【人】 地下軌道 エフ


[もしも。この先に起きる出来事を。
俺が、想像できていたなら、


──俺の判断は、もっと違っていたんだろう。]
 

(148) 2015/07/04(Sat) 15時頃

【人】 地下軌道 エフ

──回想:四年前、春──


[それは、夏手前の、大雨の日だった。]

(149) 2015/07/04(Sat) 15時頃

【人】 地下軌道 エフ

[目前がけぶり、地上で呼吸困難に喘げそうな
大粒がだまになって雨合羽をうつ雨。


 主要な原因は、地滑りだったと聞いた。


大滝を登る町への隘路を行く途中で、
連絡馬車が崩れた崖に呑まれたのだと。]

(150) 2015/07/04(Sat) 15時頃

【人】 地下軌道 エフ

[雨の日の滝近くの運行は危険だから。と、
神殿の警護隊が用心についていくことになって、
それで、フランクが偶々当番だったと。

そういう話だった。

乗客は、危いところでフランクが外にひっぱりだしたおかげで、擦り傷や引っかき傷に打撲で済んだそうだった。現場に向かったときに、感謝の言葉をいわれたような気もするが、よく覚えていない。]

(151) 2015/07/04(Sat) 15時頃

【人】 地下軌道 エフ

[残ったフランクを乗せた馬車が土砂雪崩に呑まれて崖下へ落下したと、確かそう説明を受けた。

当時の俺は、地下水道整備を担当していて、
呼び出されて駆けつけたときは、
警備隊の馬車を掘り出している作業の最中だった。]

(152) 2015/07/04(Sat) 15時半頃

【人】 地下軌道 エフ


[ 意味が、わからなかった。]
 

(153) 2015/07/04(Sat) 15時半頃

【人】 地下軌道 エフ

[理解しがたい現実がそこにぽんとおいてあって、見えても聞こえてもいるのに、なにも降りてこない。雨の音、人の声、作業の音。どれもばらばらに聞こえる。


時間が進んでいる。ということが、感じとれない。
泣いている声も聞こえたが、どうしてなのかと、
疑問をだいてみた段で思考が虚しく空転する。]

(154) 2015/07/04(Sat) 15時半頃

【人】 地下軌道 エフ

[意味がわからなかった。]


[どうやら、話を照合するにあいつが死んだらしい。理解しがたい。少し前に、仕事がいそがしいと嘆く愚痴を軽く聞いてやったというのに。少しへこんで見えたが、それでも、いつも通りだったのに。今も、いつものどこか飄々とした風情で顔をみせそうなぐらいなのに。──なのに]

(155) 2015/07/04(Sat) 15時半頃

地下鉄道 フランクがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(地下鉄道 フランクは村を出ました)


【人】 地下軌道 エフ


[ 俺と同じ日に生まれて、同じ顔をした兄弟は、

 この世界に来るのも一歩先なら、

 旅立つのまで、一足先にいってしまった*らしかった*。]
 

(156) 2015/07/04(Sat) 15時半頃

手伝い クラリッサが参加しました。


【人】 手伝い クラリッサ



 [誰もがみんな、子供から大人になっていく。


 だから、大人になったら
 変われるのだと思ってた。]

 

(157) 2015/07/04(Sat) 15時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

 ― 回想 『Clarissa』: 「むかしのはなし」 ―


 ひ、 ぅぐ、 っ
 うぇぇええええええ…っ!

[―――神殿が近くに見える水道橋の近く。
橋の下で人目から隠れるように、
今よりずっと幼かった私は泣いた。

身体隠して、声隠さず。
いや、声を隠せなかった。

まだあの神殿でお勤めさせてもらってすぐのころ。
慣れない仕事をまた失敗したのが、悔しくて悔しくて。

仕事が終わってから従兄と遊ぶ約束だったのも、
涙も鼻水も流して泣いてみっともないのも、
泣き止む理由にはちっともならなかった。]

(158) 2015/07/04(Sat) 15時半頃

【人】 手伝い クラリッサ


  「もう泣くなよぉ…」

 だ っ゛で、 ま゛た わ゛たしっ
 おばあ、ちゃん゛、 お゛こられ゛たっ

 ま゛ たしっぱい゛ じだってぇ


  「うわ…きたないなあぁ…
   次しっぱいしなけりゃいいじゃん…」

 する゛も゛んん 次もきっと するもん゛んっ
 わたし む゛りだもぉん゛……っ!
 

(159) 2015/07/04(Sat) 15時半頃

【人】 手伝い クラリッサ


  「あ〜〜〜も〜〜〜うるさいな!
   なきむしなやつはなぁ、
   ヒーローになれないんだぞ!」


[わんわんと泣き続けて声は枯れ、
涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった私の顔の前。
ぐいと突き付けられたのは、ブリキで出来た人形。

目を瞬かせたら、浮かんでいた涙がぼろりと落ちた。]

(160) 2015/07/04(Sat) 15時半頃

【人】 手伝い クラリッサ


 ……………
 …っ 、 ぅ、 … ひーろー って なに…

  「かっこいいえいゆうのこと。
   ヒーローは泣かないんだ。
   ちょうごうきんで、こうてつのしんぞうだから。

   いっつもきりっとしてかっこいいんだ」


[…この日は、確か従兄とお互いに
好きなおもちゃを持って遊ぶ約束だった。

従兄が好きなおもちゃが、この人形だったのだろう]

(161) 2015/07/04(Sat) 15時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

[私は自分の持ってきたものと見比べた。

家族で旅をしていた頃から持ってる、
私の宝物で聖書でもある、巫女さまの絵本だ。]


 …それって、みこさまと どっちがすごい…?

  「ん…っと…
   巫女さまと同じくらい?

   ほらワレンチナさま、おつとめの間
   いっつもきりっとしててかっこいいじゃん。

   たぶん、みこさまたちも
   こうてつのしんぞうもってんだよ」
 

(162) 2015/07/04(Sat) 16時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[「世界をお救いになってくれた巫女さま」。

わたしと歳の変わらないあの方は、
「巫女さま」という地位を持たずともすごいお方だった。

かけっこはどんなに走っても追いつけない。
かくれんぼはどこに隠れても見つけてしまう。
つまみ食いへ厨房へ行くのに、見つからないよう
作戦をたてたり。

えへんと門番の横で胸を張るさまは、
まるで従兄が見せてくれた
ブリキのヒーローのようだった。]

(163) 2015/07/04(Sat) 16時頃

【人】 手伝い クラリッサ


[何をするにも、あの方はわたしの前にいた。

かっこいい。

巫女さまは、わたしの憧れだった。]
 

(164) 2015/07/04(Sat) 16時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[涙で腫れた赤い目で、二度瞬く。]


 …………泣かなかったら、わたしも
 みこさまみたいにすごくなれる?


  「ええ…? なかなくて、きりっとしてて
   しっぱいもしなかったら…たぶん?」

 

(165) 2015/07/04(Sat) 16時頃

【人】 手伝い クラリッサ


 […それから年も過ぎて。

 昔みたいに、事あるたびに泣かなくなっても、
 ちっともドジは変わらない。
 巫女さまみたいな「かっこよさ」には全然程遠い。

 大人になっても、わたしはわたしのまま。]
 

(166) 2015/07/04(Sat) 16時頃

【人】 手伝い クラリッサ


 [なるほど。 わたしは思った。]


 [かっこいいヒーローになれるのは、
 きっと、「選ばれたひと」だけなのかも。]


 [抱いた憧れはさらに盤石のものになった。]
 

(167) 2015/07/04(Sat) 16時頃

【人】 手伝い クラリッサ



 […だから、
 選ばれたあの人たちの事を。


 私は心の底から憧れて、尊敬してるのだ。**]
 

(168) 2015/07/04(Sat) 16時頃

【人】 地下軌道 エフ

──回想:四年前、大雨の日──

[此処十年でも、めずらしいぐらいの雨だったと思う。]


 …──フランク・リードの身内です。
 巫女様にお目通りをお願いします。

[雨合羽のフードを後ろに下げて、顔を見せると、
門番を引き継いでいるらしい精悍な顔の青年は、
生真面目な顔を一瞬驚きに変えてから頷いてくれた。]

(169) 2015/07/04(Sat) 22時頃

【人】 地下軌道 エフ

[──事故の──話だけは、神殿の方にも既に通達があったようだった。いつもよりか些か慌しく、濡れ髪のままで奥へ向かう俺を見て、ほっとした顔をするものも見かけられたが、違う。と言うことを、自分にも相手にもつきつける気になれず、目礼で済ませた。

応接間に通されて、待つ間に侍女が白湯を持ってきてくれた。両手でカップを包むと冷えきった指先に少し熱が戻る。少しして、足音がやってきた。]



 …  アマルテア


[幾年ぶりかに名前を呼んだ気がした。ただ、今、彼女を巫女と呼ぶ気はしなくて、少し沈黙が落ちた。すぐには、後が続かない。]

(170) 2015/07/04(Sat) 22時頃

【人】 地下軌道 エフ

[神殿に水質管理局の人間としてでなく入ったのは初めてだった。エフ・リードとして顔をあわせたのは、いつ以来だったか。──遺体が掘り出された後、神殿には父親が出向くという話も出たが、いかせて欲しいと頼んだのは自分の希望だった。吐き出すのが困難な呼吸を絞る。]



 …フランクが、死んだ。


[湯気を立てるカップの中がさざ波だつ。
まるで自分がアイツの亡霊にでもなったような、
──そんな気分だった*。]

(171) 2015/07/04(Sat) 22時頃

【人】 手伝い クラリッサ

 ― 回想 『Ralf』:1 ―


[神殿に勤めて少し経った頃。
巫女さまに新しいお友達が出来た。]
 

(172) 2015/07/04(Sat) 22時半頃

【人】 手伝い クラリッサ


[歳は近そうで、
丸々としたおまんじゅうのような男の子。

時々わたしも遊びに混ぜてもらえて、
かけっこやおにごっこの結果は巫女さまが一番。
わたしと彼が二位と三位を争う形になる。

この頃のわたしはまだ自分も
かっこよくなれるのだと信じていて、
自分と似たくらいの足の速さの彼を
どちらが早く巫女さまくらいにかっこよくなるか、
そのライバルだと、自分の中で決めていた。]
 

(173) 2015/07/04(Sat) 22時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

[そんな競争を心の中で決めた中。

ラルフが巫女さまのように、
ザッハトルテという聞いたことのないお菓子を作ったという話には、少なからずの敗北感を覚えた記憶がある。

なにせ、男女の意識が早かった巫女さまと比べ、
この頃の私にそんなものの兆しは全く見れることもなく]


 ……あっ!! 出た!!
 
 みてみてラルフ! ナナコロだよ!!
 へへ〜〜 すっごくないこれ!

[チョコを贈る日だという事で、
親にねだり食玩つきのチョコを買い。
チョコだけを贈るという暴挙をしていたのだ。
しかも相手の目の前で、食玩を開けて自慢する始末だ。]

(174) 2015/07/04(Sat) 22時半頃

【人】 手伝い クラリッサ


 これ、シークレットだよ。
 すっごくめずらしいやつ。

 ラルフって運、すごくいいんだねぇ!

[可愛らしいひよこの人形を手に
誇らしげな笑顔を向けたのだから、
この当時のわたしには呆れしかもう感じない。]

(175) 2015/07/04(Sat) 22時半頃

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