155 楼夢館
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―翌朝―
[瞼を薄く開けばそこは常闇の世界。 世界の底に身体を横たえ、寒さに耐えるように身体がふるえていた。 身体が熱かった。 身体が痛かった。 身体が動かなかった。 何よりも局所が猛烈に痛く、疼いていた。
何故そうなっているかも良く覚えてはいない]
ア……ァ……
[喉が渇く。動けない。水が欲しい。動けない]
(86) 2013/12/11(Wed) 00時半頃
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[朝になった、と思った。 起きてはいるがベッドから動けなかった。 着替えもせずに閉じこもってしまったから、 着ているシャツが皺くしゃになってしまっていた。 寝返りを打とうとすると泣き腫らした目元がシーツに擦れて痛い。
あの後夕食の席はどうなったのだろう。 叔父はきっと向かっていないだろう。 ススムやマユミは参加したのか。 ならばまた約束破りになってしまった。 けれどもそれも今は、どうでもよくて。]
(87) 2013/12/11(Wed) 00時半頃
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[死を意識して、初めて腕が動いた。 床を這いずり、コートハンガーの傍まで辿り着く。 トレンチコートの裾を掴み、握れぬと分かれば口に咥え歯を食いしばった。 許す限りの力で引っ張り続ければ何時しかコートハンガーが倒れ、背中にぶつかった。 痛みを感じることはない。痛みを感じない。 トレンチコートのポケットから、携帯を取り出し、最期の力でレスキューを呼び、また意識を失った**]
(88) 2013/12/11(Wed) 01時頃
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/* あそこを噛まれて雑菌が入ればこんな感じかなと。
(-53) 2013/12/11(Wed) 01時頃
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『薬と水を、頼む――』
[ただそれだけ書かれた文面を、送る――]
(!0) 2013/12/11(Wed) 01時頃
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/* 私の灰が荒ぶってる。 もう、見返したくない(
(-54) 2013/12/11(Wed) 01時頃
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[メールに書かれていたのは、とても簡素な文章であった。]
水と薬、か。
[棚に風邪薬や解熱鎮痛剤など何種類かの薬瓶があったことを思い出す。]
"かしこまりました。しばらくお待ち下さい。なるべく早く伺います。"
[そう、メールに返信して、掃除用具を片付け始めた。]
(!1) 2013/12/11(Wed) 01時頃
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[ああ、でも。 クラリッサとは話をしなければならない…。 誰かに口外してしまう前に。
またオールウィンの為にか。 嘲るような声が聞こえてくる。 それは叔父のものではなく自分の声だ。
嫌ならば逃げてしまえと声がする。 それは叔父の声。如何して。如何して。
シーツに雫が落ちてまた染みができる。 涙の理由も、もう自分ではわからなかった。**]
(89) 2013/12/11(Wed) 01時半頃
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/* あ、村趣旨のどろどろとは多分違う方向…! ってなってしまっていて本当に申し訳ない! 叔父上生きろ。
(-55) 2013/12/11(Wed) 01時半頃
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……………
[掃除をしていた途中に、突如とした急用が出来、手早く掃除を済ませれば、さっと廊下を歩いて用具をしまい、自室に戻る。]
これと、これと…
[棚の中にある数種類の薬瓶を取り出し、どれがよいかと少し考えたあとに、面倒だったので全部持って行こうと薬瓶を一纏めにトレイに乗せて。それから少し大きめのボトルに水を注ぎ、上にコップを被せて蓋をする。]
これでいいかな。
[それも乗せた後に、先に部屋のドアを開けておき、それからトレイを持って外に出る。足でドアを閉めたら、近くの用具入れにあったワゴンを取り出し、その上にトレイを乗せた。]
それにしても、一体何があったんだろう。
[簡素なメッセージに、何かいつもとは違うような様子を感じ。 手早く準備を整えて、目的地へ向かうがてらに何があったのかと少し考えたが、考えが思いつくはずもなかった。
ワゴンを押しながら向かうのは───ジャニスの部屋。]
(90) 2013/12/11(Wed) 01時半頃
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[メールの着信音に薄く瞼を開く。
返信の文面は何と書いていただろうか。
ピントが合わず、読むことができない]
……老眼、だろうか
[呟き、また瞼を閉じた]
(!2) 2013/12/11(Wed) 03時頃
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[...は夢を見ていた。 其処は何処までも何処までも暗い黒い世界。 黒が身体に纏わりつき、それがアメーバーのように自分にまとわりついてくる。
手を動かし、足をばたつかせる。 捕らわれてはいけない――。
>>90 トレイルが着いた頃には正装をした...が、床の上でコートハンガーの下敷きになりながらぱたり、ぱたりと手足を動かしている姿が見れることだろう**]
(91) 2013/12/11(Wed) 03時半頃
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ー前日夕飯前ー
夕食? ……別に、どちらでも……ああ、覚えてたら、ね。
[共にするのか、不思議な言伝だと、そう思った。 頬を意識して緩ませる。]
ドリベルに、言っておいて。共にして欲しいのか、して欲しくないのか、僕にはそれじゃあわからない。 ーーわかりやすく言って、って。 ああ、先に僕が会ったら自分で言うから気にしないで。 きっと行くよ。覚えてたらね。
(92) 2013/12/11(Wed) 07時頃
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[そして、小声で投げ掛けられた言葉には、]
……窓?やだよ、そんなことをしたら、入ってくるかも。 耳をすませ、耳をーー
[こじきがまちにやってくる、続きを口ずさみながら、くるりとロビンに背を向けた。]
(93) 2013/12/11(Wed) 07時頃
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/* ドリベル、クラリッサとエンカしてジャニスとエンカって考えたけど、間に合わないなー、というか果たしてクラリッサとエンカできるのか…?難しそう。
(-56) 2013/12/11(Wed) 08時頃
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/* トレイルとジャニスが繋がってたんだよね? 窓で。 …食べられる!? いや、雰囲気的になさそうだけど。
(-57) 2013/12/11(Wed) 08時頃
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―ススムの部屋前― かしこまりました。その様にお伝えいたします。
[難儀な家だ、とは思う。 だが、どうこうしようとは思わなかった。関係のないことだ。]
……失礼致しました。
[ススムの背に礼をし、その場を辞す。 そう。母親の治療費が稼げるだけの仕事であれば、なんでもよかった。そこに住む人の関係性には興味がない。 ただ、]
換気してください、とストレートに言えばよかったかな…
[隠す気無いよな、と天井を仰いだ。 さて、ドリベルに伝えに行かなければ。]
(94) 2013/12/11(Wed) 09時頃
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ー昨日・夕食時ー
[ドリベルも、ジャニスも、やって来はしなかった。 暫く待った後、席を立つ。]
……いいや、他の人、食べてるんでしょう。そこにいく。
[1人、2人で食事を取るより、大勢がいい。そうじゃなきゃ、進まない。]
移動しても?
[そう尋ねて、部屋を移動する。 少し遅れて、広間での食事に混ざったか。]
(95) 2013/12/11(Wed) 11時頃
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失礼します。
[並んで食事をする大人たち。子供も。全員が集まることはないのだろうけれど、それでもやはり、奇妙な光景だと思う。 はじめて目にした時に、厩舎のようだと思ったと、口にできる話でもない。]
[整えられた席に着く。きっちり並べられた銀食器。手に取る。 いつまで経っても、手に馴染まない。 母との暮らしでは、木のスプーンをよく使った。 傷だらけになった金属のスプーンを、母は楽器のように打ち鳴らして笑った。]
……。
[衝動的に、スプーンをテーブルに打ち付ける。 ゴン、と、篭った音がした。]
……いえ、手が滑って。失礼しました。
[そうして、食事を口に運ぶ。黙々と。気が狂ったように単語を羅列する母が、目の前に見えた。]
(96) 2013/12/11(Wed) 11時頃
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ー現在・廊下ー
[ワゴンを押しながら廊下を歩く姿>>90を目にし、黙って隣に回り込む。]
トレイルさん。 ……薬瓶。誰かの部屋に?
[ドリベルか、ジャニスかもしれない。 もう忘れかかっていた約束を、その姿を見て思い出す。]
(97) 2013/12/11(Wed) 11時頃
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ー回想・昨夜ー
……あら。叔父様に従姉様は結局いらっしゃらないのね。
[言われた通り集まっての夕食となったが、肝心の二人はいないようだった。黙って席につき、食事を始める。 人はそれなりにいたが、やはり一家団欒にはほど遠い気がしないでもなかった。父との食事を懐かしむわけでもないが。]
……。
[食器の音をさせた彼に首を向けて、何かをたしなめるでもなく食事を終えた。]
(98) 2013/12/11(Wed) 13時頃
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[別の場所に移動しようとした時、微かに感じた違和感に足を止めた。次いで名前を呼ばれ、チラリと後ろを見やれば、クラリッサが服の裾を摘まんでいる。 さて、どうしたものか。一度目を閉じて、振り向いた。そして、クラリッサの額に手を当てる。]
大変だ。熱があるようですね。これでは、今日は動けないでしょう。
[棒読みでそう言うと、額に当てた手に力を込めて、クラリッサをベッドに押し戻した。テキパキと掛け布団を掛け、カーテンを閉める。]
トレイル先輩達には伝えておきます移動も辛いでしょうから、ゆっくりお休みください。後で、朝食を持ってきます。
[早口でそれだけ言って、クラリッサの視界を奪うように毛布を掛けた。その隙に手早く着替える。]
おやすみなさい。
[そう言って、バタリと扉を閉じた。]
(99) 2013/12/11(Wed) 13時半頃
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……さて。
[首に手を当てて、クルリと回す。お二人の返事は聞けた。あとは、ドリベルに伝えればいい。]
どちらにいらっしゃるかな。
[まずは、自室に向かうことにした。そこにいなければ、廊下を回るつもりで。 てくてくと歩き続け、ドリベルの部屋の前にたどり着く。]
失礼します。ドリベル様はいらっしゃいますか?
[はたして、返事はあっただろうか。]
(100) 2013/12/11(Wed) 13時半頃
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>>メアリーより年下<<
(-58) 2013/12/11(Wed) 13時半頃
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メアリー小さいと思ってたよ……
こういう村で、18以下はアウトかなって思って18にしたんだけどね 学生服イメージがあるからなぁ
(-59) 2013/12/11(Wed) 14時半頃
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[廊下を進んでいると、隣にススムがやって来た>>97のを見て、挨拶をする。]
ススム様、こんにちは。
[それを誰かに届けるのか、と尋ねられて]
ええ、こちらの薬瓶をジャニス様のお部屋までお持ちしている途中です。
どうかなさいましたか?
[彼にこれからの行き先を伝えた後に、どうかしたのだろうかと思い、何かあったのかと尋ねた。]
(101) 2013/12/11(Wed) 15時頃
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[トレイルの返事を確認して、表情を変えぬまま、つぶやく。 ジャニス、あの人だったのか。]
ふぅん……いいえ、何も。
[昨日の出来事を報告することもなく。 彼がそのまま進むようなら、黙って数歩後ろを付いてゆくだろう。 窘められないようなら、目的地まで。]
(102) 2013/12/11(Wed) 15時半頃
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―回想・昨日夕食前― [ジャニスの部屋から戻った後、自室に戻ると 扉の前でへたり込みぐすぐすと鼻を鳴らしていた。 この後の夕食の事も、叔父の怪我の事も 何も考えれずに泣き続け少し落ち着いてきた頃に 誰かの来訪を告げる声>>100 が聞こえてきた。]
―――……、
[出たくない、と思う。 けれども何か緊急の連絡なのかもしれない。 そう思うと無視をするわけにもいかず、 いる…と相槌を打ってから細く扉を開く。]
……ロビン…か…?
(103) 2013/12/11(Wed) 16時頃
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そう、ですか…?
[特に何も無い、と言った彼に不思議そうに首を傾げた後、そのままジャニスの部屋へと向かう。]
…ジャニス様、いらっしゃいますか。
[そっとドアをノックする。中から反応はあっただろうか。
数歩後をついて来ていたススムには特に何も言わなかったので、おそらくついて来ているだろう。]
(104) 2013/12/11(Wed) 17時頃
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[少しの沈黙の後、微かな物音と共に扉が開いた>>103。 ……何かあったのだろうか。頬が濡れて、目が赤い。その疑問は言葉にはならなかったが。]
お二人からお返事を言付かっております。 マユミ様からは、構わない、とのお答えを。 ススム様からは、どちらでも、と。それと、
[ここで、一旦言葉を切った。言いにくいなあ、と声にはせずにボヤく。]
『共にして欲しいのか、して欲し くないのか、僕にはそれじゃあわからない。 ーーわかりやすく言って』 そう、おっしゃいました。
[さて、どのような反応をするだろうか。]
(105) 2013/12/11(Wed) 17時頃
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