14 Digital Devil Spin-Off
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[コール音が、続く。 忙しいのだろうか、彼女が出る事は無い。
二度と、出る事のない電話だと知らない私は。 留守番電話になるまで、そのまま。 メッセージには、こういれるのだろう。]
元気? さっき、あんたの事、ふと思い出した 話がしたいな
これ聞いたら、電話頂戴?
[かかって来る事のない、電話の催促]
(57) 2010/06/09(Wed) 13時半頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2010/06/09(Wed) 13時半頃
小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2010/06/09(Wed) 14時頃
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―アザブ― [携帯電話の着信音は、切り替わる。]
…――誰か ……焔の力を貸してくれないか。
[と、あの鮮やかな焔の鳥を思い出しながら。]
僕の力には、 焔は宿っていないから。 ――彼女を送ってほしい…。
[そう、願う。 聞き届けられただろうか。 それから、キリシマを見て]
…彼は。 できうるなら。不忍池のあの墓標へ。
(58) 2010/06/09(Wed) 14時頃
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― アザブ ―
[到着した場所にあったのは、戦いの跡。 >>28青龍から抱え下ろされながら、倒れる二人を見やる]
また、止められなかった…
[掠れた声は、自分のものじゃないみたいで]
キリシマさん… なんで…桜七お姉ちゃん…なんで…
[明お兄ちゃんの>>30が聞こえる。 いやだ、いやだ。いやだ。いやだいやだいやだ。]
なんで…ころしたの…
[問いを口にし其方を向く首は、ぎしぎしと軋んだ、気がした]
(59) 2010/06/09(Wed) 14時頃
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―回想― [此処へ来るまでの間、かわした言葉の数々を、ふと思う。
武御――彼もまた《理》の持ち主。 ハコニワ――まさに、その名の通り。 たった一つ、新宿に聳える理想郷。
それは「彼」にとっての楽園。
だがシンジュクは有限だ。 無限に人を飲み込めるはずもない。 外の者たちはシンジュクに在る者を 羨み、妬むかもしれぬ。
それでも彼は、突き通すと、謂う。
ならば、いつか。ぶつかるのは必至だろう。 ――荒川の最期と 彼の《理》を継いだと聞けば、武御はどのような顔をしただろうか――] ――回想・了
(60) 2010/06/09(Wed) 14時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/09(Wed) 14時頃
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―アザブ―
――…
キリシマさんの傷は …治癒魔法でも塞がらなかった。
[どうして。こどもの真っ直ぐな問いは ただ刺さるであろう。それでも。]
…そして…そんな状態でも 彼は彼の《理》を、最期まで貫き通そうとした。 毒に侵されても。 なら …それに応えることが 僕の、――流儀。
[だから。と そう、謂った。]
(61) 2010/06/09(Wed) 14時頃
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― アザブ ―
[戦いの跡。 傷を負ていたキリシマさんはさらに血を流し…桜七お姉ちゃんと戦っただろう。想像はできて]
応えた。 それは、明お兄ちゃんが、エニシを成すため?
それとも…苦しんでいた、キリシマさんの、ため?
(62) 2010/06/09(Wed) 14時頃
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小娘 ゾーイは、落胤 明之進お兄ちゃんの瞳を、静かに見つめて問うた◇
2010/06/09(Wed) 14時頃
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/* さあ、選択の時です。
(-44) 2010/06/09(Wed) 14時半頃
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[レティーシャを送るのに、龍の炎は無粋だろう。 生死の輪転を現す不死鳥の炎なら――
霧島を、不忍池に葬りたいという言葉には、深く頷く。
――そして。
御巫へと重く問いを投げるゾーイを、黙って見守った。]
(63) 2010/06/09(Wed) 14時半頃
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…――苦しんでいた… 彼は…もう助からないと。 それなら――もうこれ以上苦しむ前に。
そう思ったのも ひとつ
[少年の姿に同じ顔のペルソナが不意に重なる。 ――《ヒルコ》が僅かに眼を伏せる。 その表情は《明之進》のものに、 よく――似ていた。]
――彼が事切れた すこし、あと。 ……《理》が途切れたと思ったのも、ひとつ。
僕は、…どちらの僕も、否定しない。
(64) 2010/06/09(Wed) 14時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/09(Wed) 14時半頃
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だって、ばかだから仕方ない。
[悪いのは自分だ、だからジュンは悪いのではなくて馬鹿なのだ。 こんな自分に付き合ってくれるだなんて本当に物好きだ。 そう思ったけれど]
三人を相手、って。 どうせ、律儀に私の事や神無の事を どうこうして闘ったんだろう。
[ジュンが理由なしに喧嘩を吹っかけるとは思えない、と]
始まった勝負は、決着しなければならなかった。 だから、負けた私はあの時あのまま死ぬべきだった。
[それが死を受け入れた表向きの意味、しかし]
(+6) 2010/06/09(Wed) 14時半頃
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でも、心のどこかで思っていたんだと思う。 ――……これで楽になれる、って。
[こんな事を言えば、きっと怒られてしまう。 でも、怒って欲しかったのかもしれない。 だから、続けた]
理とは無関係な人を殺して。 ジュンにも先に死なないだなんて言って。 結局、理も成せずジュンの目の前で先に逝った。
[それが言葉だけを求めた契約だったとしても、 目の届かぬ場所で死んでいればせめて。 「生きている事」にはできたのに、と考えるの歪んでいるだろうか]
(+7) 2010/06/09(Wed) 14時半頃
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― アザブ ―
それは、その二つは。 答えじゃないよ。
[ペルソナの顔を、伏せた瞳を見つめる]
“キリシマさんを殺した”のは、死にそうで、毒もあって…その苦しみから救うため。 …それは…私、悲しいけど、分かる。 でもね…
“少し後に思ったこと”は“ころす事で応えた”とは、違うと思う。 理由で並べるものじゃない。
(65) 2010/06/09(Wed) 15時頃
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コトワリを唱えるもの同士の戦いで死ぬこと。 キリシマさんはそれを望み。 明お兄ちゃんはそれに応えた。
…そうじゃないの?
(-45) 2010/06/09(Wed) 15時頃
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ソフィア、明之進、フィリップ当りに票を委任される方が多いのでしょうね。ベネットさんには、ヤニクさんで、私とたまこさんが賛同者なし?
たまこさんはまだ開いてないから、ともかく。よし、今日辺りが散り時か。
(-47) 2010/06/09(Wed) 15時頃
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/* P4サントラでも掛けようかな。
いえぃいえぃいえぃいえぃ〜♪
(-48) 2010/06/09(Wed) 15時頃
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―アザブ―
…――、どちらも僕だからな そう伝えたのだ。
……僕は、…彼を、一度助けておいて ――そのくせ、命を絶った。
[聞けば矛盾するように聞こえる二つ。 腕を組み、焔の掠めた二の腕をきつく掴む。 それは自分を抱くに似る]
そのどちらも…… 《理》のためでは なかった――矛盾している。 思うは、彼を。
否……僕の我儘だ。
(66) 2010/06/09(Wed) 15時半頃
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僕は 彼と出逢って、 そうしたいと 思ったから。
…――《理》を継いだのと同じように。
[いつかのような 湿った、風が吹く。]
(67) 2010/06/09(Wed) 15時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/06/09(Wed) 15時半頃
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― アザブ ―
助けるときは、助けたかったから。 絶ったときには…やっぱり、助けたかったから。 …じゃないかな…
[身体を抱きしめるような明お兄ちゃんを見て。 その場から動けずに、ぶかぶかのTシャツの裾をきつく握り締める。]
じゃあ、もう一つ、聞いて、いい?
……“《理》が途切れたと思った”とき。 明お兄ちゃんは、どう思った?
…また、コトワリ同士の戦いで人が死んだこと。 その戦いの渦の中に、明お兄ちゃん自身がいること。 どう…思った?
(68) 2010/06/09(Wed) 15時半頃
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/* めんどくさいことばっかり聞いてゴメンな!
(-49) 2010/06/09(Wed) 16時頃
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なんだ。 ワーニャも御馬鹿さんなんじゃないですか。
[彼女の言葉を、全て聞いて。 ふ、と。少し、面白そうに目を細め。直接呼んだか、記憶は無い愛称で呼ぶ。]
――……先に、楽になっちゃって。 ずるいですよ。
[例え怒られるのを望まれていても。 最後、同じような気持ちを感じた身では、ただ苦笑が漏れるのみで。似た事を考えていた事、その言葉で知れるだろうか。]
まぁ、僕も契約は遂行できませんでしたし。 それに、「先に死なない」と――……死ねないと。 そう、思って悩んでくれればそれで十分だと思っての、「代償」でしたから。
[ずるいのはおあいこですかね、と。そう言葉を続けながら。 どこか、知らない所で死なれていたなら。きっと余計に、後悔は増えていただろう。]
(+8) 2010/06/09(Wed) 16時半頃
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…そうだな。
[――一度眼を閉じる。]
途切れたときは。 傷つくものが居るのは ――… 痛かった。……今も、
でもこれを忘れてはいけないとも、思う。
[――静かに謂った。]
此処に僕を、…僕らを放り込んだ者が 何を考えているのかは わからないが… 選ぶのは、…残されたもの《僕ら》だから。
(69) 2010/06/09(Wed) 17時頃
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じゃあ、私とジュンはばかでずるい仲間だな。
[苦笑が微笑みに変わった。 軽口を叩くところは全然変わっていない]
それなら――私が独りで泣いたらまた私の方がずるくなってしまう。 だから、泣くのはもうやめだ。
[そして、あの時言えなかった事を、今なら言える]
世界が終わったら、私と一緒に死んでくれないか? ――って言ったら。 ジュンは何て答える?
[死ぬという形容はもう既におかしかったかもしれないけれど]
(+9) 2010/06/09(Wed) 17時頃
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― アザブ ―
…うん。そうだね。
[痛みを忘れてはいけない、その言葉に頷く。]
選ぶのは…うん。私たちだよ。 ここにいる私たち。 だから…
――ねえ、明お兄ちゃん。
私、明お兄ちゃんには選んで欲しくないよ。 コトワリとコトワリの戦いの場所を。 人を殺す、その場所を。
[コトワリを背負う重みの無い少女は、願う]
(70) 2010/06/09(Wed) 17時半頃
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/* 御巫、みんなから議論ふっかけられて、大変だな〜。 まあ、それもキャラ特性だと思いねぇ。
(-51) 2010/06/09(Wed) 17時半頃
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――…、――
[僅かに、眼を見開いた。 少女の真っ直ぐな眼が見える。
――そのまま、暫し 少しだけ唇を噛む。]
(71) 2010/06/09(Wed) 18時頃
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…それは、…できない。
僕は、――この《理》を聞き …叶えたいと、願い、選んだ。
…――荒川さんの《理》であり 僕の《理》でもある、縁《エニシ》を。
だから。
(72) 2010/06/09(Wed) 18時頃
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命、尽きるまで。
(-52) 2010/06/09(Wed) 18時頃
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- 微回想:アザブ -
……そこに神はいるか?霧島サン
[霧島の遺体があった。胸腔に穿たれた深い穴が、彼の命を奪ったのだろう。片ひざをついて、よく顔を眺める。ラルフと同じ、何かから楽になれたかのような表情に見えた]
「妙な力は、その力自身で持って壊すしか、無い」 ってあんた、言ったよな。 あんたとはわかりあえなかったみたいだけど、 そこには賛成しとくぜ。
[グレムリンを倒したとき、話を聞いてもらったときに、交わした霧島の言葉や表情が思い出された。浅見にとって霧島は、透明な膜を何枚も重ねた向こうにいるみたいだった。奥にある確固たる何かを、自分では見せてはもらえなかったけど、こんな自分に誠意ある受け答えをしてくれた大人だった]
俺が神みたいなモンになって、復活させてやるっていっても 霧島サンは断るのかもな
[目を閉じて、頭を下げる。明之進が手をくだしたらしい。誰かの話が耳にはさまり、すとんと納得した。明之進も理をなしたのだろう。これも理を争う戦いのひとつなのかもしれない]
(73) 2010/06/09(Wed) 18時頃
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