3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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――…嗚呼。
(*114) 2010/03/01(Mon) 22時頃
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……、
――なんだ?
(*115) 2010/03/01(Mon) 23時半頃
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… …ん、なに。
[返す声は、少しだけ苦しげに。]
(*116) 2010/03/02(Tue) 00時頃
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どうか、した?
(*117) 2010/03/02(Tue) 00時頃
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[聞こえた、慣れ始めた、声。]
何、 ケイトが何か したの?
[また。]
(*118) 2010/03/02(Tue) 00時頃
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……――ケイトが
また、 おかしなことを
――嗚呼、 …ケイト。 あいつの名前は …ケイト=グリフィズ…
ッ !!
[それは、キャロライナが現れた直後のこと。]
(*119) 2010/03/02(Tue) 00時半頃
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ケイト = グリフィ ズ……。
[それが 名前。]
…… ちょ 何。 騒がしいけど。
[人が 多い。]
(*120) 2010/03/02(Tue) 00時半頃
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ケイト=グリフィズ…
あの子、ちょうど今、わたしのところに――
(*121) 2010/03/02(Tue) 00時半頃
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…キャロライナの様子がおかしいんだ。気をつけろ。
…… 、…え、…今、そっちに、ケイトが…?
[思うは、去り際の――]
――…、…… …ケイトは
たぶん、迷子なんだ。
(*122) 2010/03/02(Tue) 00時半頃
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え?
[不思議そうな、声は両方共に。]
迷子 …… ?
[ああ。]
そう だね。
[隠れ鬼、隠れ鬼。隠れたまま、見つけてもらえない。 迷い子、迷い子。彷徨っている、闇の中で。]
(*123) 2010/03/02(Tue) 00時半頃
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あ、わたしの方はすぐにいってしまったから大丈夫
迷子、なら さみしくて泣いて癇癪起こすのも道理ね
(*124) 2010/03/02(Tue) 01時頃
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そうだねぇ。
[これは本当に、皮膚だけなんだろうか。 と、少しだけ怖くなる。
だけど、それは言えずに。]
まぁ、そりゃそうだろうね。 心もどうにかしちゃうだろうしね。
[元々捻じ曲がっている性格ゆえ、 衝撃も精神力で押し込めるのかもしれない。]
クスクス、いいよ。 気にしなくて。
……自分の父親に生まれる前に遺伝子いじられて生まれてきたやつなんだからさ。
[ぽつ、と呟くように。]
(=6) 2010/03/02(Tue) 01時頃
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何 してんだよ!!
ばっか やろ ……。
(*125) 2010/03/02(Tue) 01時半頃
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――、… 何
[怪訝そうに、眼を見開いたのが見えたろう。]
(*126) 2010/03/02(Tue) 01時半頃
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なん、だよ 。
何、自傷趣味でも あるの。
[怪訝そうな表情に、右眼の青が薄紫を 不思議そうに 見た。]
(*127) 2010/03/02(Tue) 01時半頃
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あんまり友達に心配かけちゃ だめ [薄紫にぽつり]
(*128) 2010/03/02(Tue) 01時半頃
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……そうじゃない。
[――気を紛らわすため、とか。 ――それに痛みは丁度いい、と思っていた]
……、
…――ただの癖だ
[だめ、と謂う声には、困ったような、 きまり悪そうな気配が、あった。]
(*129) 2010/03/02(Tue) 02時頃
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…… 癖 。
[そう、と、小さく。]
でも 気をつけな よ? お人よしが、多いから さ。
[ばつの悪そうな、そして見える姿に、苦笑を漏らした。]
(*130) 2010/03/02(Tue) 02時頃
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――……、
……、知ってる。
[そうして、一度ドナルドの方を見た。 伏せた眼は、複雑な色だった。]
…、何で今になって。
[今だからこそ、なのかもしれないが。 わからない、と呟いた。]
(*131) 2010/03/02(Tue) 02時頃
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……そんなにあぶなっかしいかなあ [拗ねたような声がぽそり]
(*132) 2010/03/02(Tue) 02時頃
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…なに拗ねてるんです。
(*133) 2010/03/02(Tue) 02時頃
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…… そうだね。
[吸血衝動に襲われていた時も、そう言っていた。]
な、踏み込まれるの 厭なの ?
[少し、だけ、踏み込む。 踏み込んでしまったのは 何故 だろう。]
(*134) 2010/03/02(Tue) 02時頃
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え。
[>>*132拗ねた声色に、割合と本気で驚いたような声を返した。]
…… 言った、と思うけど。
[くすり。小さく 笑った。生徒の、笑い。]
(*135) 2010/03/02(Tue) 02時頃
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気にしないで、きみたちは青春の話をしてなさい。 私、聞いてないふりしてるから。
――あ、笑ったわね、もう。 そんなこと言うの君くらいだと思ってたのに。
(*136) 2010/03/02(Tue) 02時頃
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…… いや、生徒の大半はそう思ってると思う よ?
[くす。また笑う。 今は失ってしまったあの日常のような会話が。 ひどく懐かしくて。 恋しい。]
(*137) 2010/03/02(Tue) 02時頃
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[だから、か。 踏み込んでしまったことを誤魔化すためか。
目前の彼にも冗句を口にする。]
(*138) 2010/03/02(Tue) 02時頃
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――、…
[踏み込まれるの]
[厭なの。]
……――、それは、
[僅か、うろたえたような気配。]
…関係、ないだろう。
(*139) 2010/03/02(Tue) 02時半頃
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……――
…、――
[ぼんやりと、遠い日常を思う。 青春、と 彼女は言う。]
別に、そんなんじゃ、ない。
[顔を背けるような。気配。]
(*140) 2010/03/02(Tue) 02時半頃
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―― …… そうだね。
[関係ない。 そうだ。如何して、訊いた のか。 ごめん、と謝ろう、として。]
本当は 嬉しい のかなって。
[呟きのように小さな声で ぽつり と。 狭い視界に、見えてしまったのは――泣きそうな 貌。]
(*141) 2010/03/02(Tue) 02時半頃
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[生徒会室前廊下、ちらっと、室内をにらむ ふり]
(*142) 2010/03/02(Tue) 02時半頃
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