1 とある結社の手記:6
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………。 心配すんな。
[ぽん。と妹の頭を撫でて階段を降りる。 既に集まりはじめている幾人か、その中に郵便屋の姿も見えていた。 目の下に隈をつくり、疲れた風の男に対峙する。>>5]
(44) 2010/02/23(Tue) 18時頃
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──…覚えはないな。
[ウェーズリーが取り出すのは、禍々しさを覚える黒の封書。 差し出されるそれに、つと指先を伸ばしかけ──
ぽとり。 手紙が、郵便屋の手から零れ落ちた。>>6
ウェーズリーの宣言に、ほっと息を吐いたのは自分自身か傍らの妹か。 拍子抜けしたような顔で、コルクボードにメモが貼り付けられるのを見守った。]
嘘は、つかなかった…か。
[これでは結局、振り出しだ。 やれやれとひとつ首を振った。]
(45) 2010/02/23(Tue) 18時頃
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[視線をめぐらせれば、嫌でも逆さに置かれた投票箱が目につく。>>32
息が止まるような思いで、それを見つめる。 ちらりと傍らの妹を見下ろす。 妹と目があえば、安堵させるようにどうにか深緑が笑むだろう。 あの投票箱を、出来ればあまり見せたくはなかった。]
大丈夫だって、言ったろ?メアリー。 なあ。…お茶、飲まないか。寒いからさ。
[少し笑って、キッチンへと足を向ける。 ふわりと珍しく、珈琲の香りが漂っていた。>>39]
…ん?ドナルドか。
(46) 2010/02/23(Tue) 18時頃
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[どれだけ窓の外を眺めていただろう。 次に淡く映る小さな姿にほっと息を吐いて]
カルヴィン……、
[振り返り、直接黒檀に映す。 少年の瞳に映る表情は、きっと常と同じ。 頭を撫でようとするのは、瞼が微かに赤いからか。]
一人で夜を…?
[涙のわけ、尋ねるように。]
(47) 2010/02/23(Tue) 18時頃
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/* サイラスは偽黒出すかな。 出しそうだ。
(-23) 2010/02/23(Tue) 18時半頃
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─ 回想、集会場にて ─
[夜。
【全員の投票が終わった後】、
結社員が各自の投票を回収しにやってきた。
ぺこりと頭を下げると、
コルクボード側の投票箱をひっくり返す。
ぱらぱらと軽い紙が、人数分舞い落ちた。
そのときに近くに人が居たなら、
【書かれた名前を確認したいものがいたなら確認できただろう。】
結社員は視線で最多の名前を確認すると、
もういちどぺこりと頭を下げて、彼は一度外に戻った。]
(#0) 2010/02/23(Tue) 18時半頃
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─集会場─
[票の回収が終わった後のこと。
ぎ…。とまた、重たい入り口の扉が空けられる音がして、 数人の結社員と、猟銃を持つ女が集会場内にやってくる。
物々しい無言のまま数人は入り口近くにとどまり、 ローズマリーは、 一人二人を引き連れて二階へと上がっていった。]
(@0) 2010/02/23(Tue) 18時半頃
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[指定の部屋にたどりつき、こんこん。とノックをして、 そのまま扉を開ける。女の手は、猟銃にかかっている。]
ヤニクさん。
Mr.Bassam・ibn・Yanick・Al-Qahtani──、で、あってるかしらぁ。
──結社からお迎えよ。
[青碧の目を男に向けて異国からやってきた男へ、 相手が眠っていてもかまわずに、そういった。 甘い香を纏った女は、部屋に踏み込み紅い口紅をちろりと舐める。]
(@1) 2010/02/23(Tue) 18時半頃
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抵抗しないでくれるなら、 そう──、痛いことはしないわ。
[寝台のふくらみの側で囁きながら、 後ろから眠り薬を持った男がそっとそれを差し出すのに、 赤毛の女は、笑わない目を細めた。]
(@2) 2010/02/23(Tue) 18時半頃
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[結社の人間達が集会場にやってきて、
投票に最も多く名前を書かれた男を連れてでていくまで、
時間はかからない。
連れて行かれる男は抱えられて、
薬で眠らされているのか、
抵抗したくとも、できないようだった。
結社員たちはそれほどの滞在時間もかけずに出て行き
また、入り口の鍵が落ちる冷たい音だけが響いた**。]
(#1) 2010/02/23(Tue) 18時半頃
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[振り返ったキャサリン>>47は、 いつも向けてくれる穏やかな表情をしていた。 だからさっき寂しそうだったのは気のせいだったのかと、 ことりと一度首を傾ける。
彼女が自分の赤い目に気づいたとは、知らず。 それでも伸びてくる腕に合わせる様に、 相手の傍らに寄り添うようにして、少しだけ身を低くする]
………? はい。一人で、いました。
ふふ、大丈夫です。 僕、もう、十四歳なんですから。
[強がるように笑みを浮かべる姿は、 口にした年齢より随分と幼い]
(48) 2010/02/23(Tue) 18時半頃
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−広間−
[部屋を出る時、ぽんと置かれる兄の手にこくりと頷くも不安はぬぐえないままで。 広間にあるウェーズリーの姿。 覚えはないと手を伸ばす兄を見て、眉を下げる。 きゅっと袖を掴む手に力が入り息を呑んで見守れば
ぽとりと落ちるそれ。
人狼ではないと言うウェーズリーの顔を見て、ほっと安堵の溜息を漏らす。]
良かった…。
[少し緩む涙腺にごしごしと目元を擦る。 兄を見上げれば目が合い、兄の笑みにつられ自分もにこり笑う。]
(49) 2010/02/23(Tue) 18時半頃
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大丈夫で良かった。 だって…心配だったんだもん…。
[こくこくと頷くばかりで、潤む目を見られないように少し俯く。]
うん…。 お茶、飲みたいな。
[笑みを向ける兄がキッチンへと向かうのを見て、テーブルの席へと座る。 その際に見えた投票箱。 自分が投票した相手は確かにここにいた。 じゃあ…対象になったのは誰なのだろうと。 人狼に襲われた人はいなかったのだろうかと。 きょろきょろと周りを見てその場にいない人を確認しようとする。**]
(50) 2010/02/23(Tue) 18時半頃
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[常の表情を向けたのは、努めてのこと。 少年に気遣わせることのないようにと。 髪の流れに沿うように、柔らかく頭を撫でて]
―――十四歳?
[数度、黒檀を瞬かせる。]
そっかぁ、歳聞いたことなかったもんね。 もっと幼いかと思ってた。……ごめんね?
[年齢を聞けば、大丈夫という言葉を真に受ける。 頭から手を離し、語尾を上げて一つ謝罪。 少しだけ離れた場所に居る兄妹と、一人の占い師。 それらの声は聞こえてきただろうか。]
(51) 2010/02/23(Tue) 18時半頃
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―自室―
[女は、外を眺めながら昨夜の事を思い出す。
誰が処刑されるのか、早めに知っておきたくて、投票を回収しにくる人間をしばらく待った。やがて、回収に来た結社員に確認を取った。誰が誰に書いたかいちいち確認しなくとも、最多数の名前はすぐにわかり。>>#0
だから、誰がいなくなっているのか、知っていた。 一人、知っていた者を殺した。もう後には、戻れない。]
……あ。 あの窓は…カルヴィンの部屋かな?
[物思いに耽りながら外を眺めていると、視界に入ったのはゆるりと弧を描く紙飛行機。>>41 それは、あっけなく雪の中へと突き刺さり。]
……あんな所に落ちた。 もっと、遠くまで飛んでけばいいのに。
(52) 2010/02/23(Tue) 19時頃
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…………。
[撫でてくれる相手の顔を、じっと見上げる。 本当にいつも通りなのか、確認するように]
あはは。僕は、小さいから…。 よく間違われるんです。
[「気にしないでください」と付け足して、苦笑を零す。 体格が小さいのも、彼の病気によるものなのだろう。 離れていく手には少しだけ、寂しそうな目線を送り]
あの、キャサリンさん。 …キャサリンさんは、幽霊が見えるって、言っていましたよね。
[そっと声を潜めて、他の人に聞こえないよう彼女だけに囁く。 その直後、郵便屋がベネットを調べる声が聞こえた。 「人間」―――その結果に、僅かにそちらへ視線を送る。 何処かほっとするように、小さく息を吐いた]
(53) 2010/02/23(Tue) 19時頃
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[荷物からノートを取り出し、ページを一枚千切って、同じように紙飛行機を折りたたむ。水色の紙飛行機が落ちた方向へ、安っぽい紙飛行機を飛ばした。
が、カルヴィン程はうまく折れなかったのか、 その手前にほたりと落ちた]
……暇になったら、折り方教えてもらおうかな。
[窓枠に頬杖をつき、しばらく二つの紙飛行機を眺めた。 それから、思い出したかのように、ノートに何かを書いていく。書き終わると、ズボンのポケットにそれを突っ込み、階下へと。]
―自室→階下・広間へ―
(54) 2010/02/23(Tue) 19時頃
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…なあに、しけた顔してんだよ。
[年上の友に、わざと軽い口調で声をかける。>>39 火にケトルを掛け、湯が沸き立つまで見つめる暫しの間。
冷えた空気に小さく揺らぐ炎の周辺だけが、少し暖かい。 もしも聞かれたなら、ウェーズリーの話もするだろう。 けれど沈黙が落ちるなら、無理には口を開かぬまま。]
──…。
[火を止めて、振り返る。 うかぬ顔の友に、僅かに口角をあげて笑いかけた。]
お前も守りたいもの、あるんだろ。 …しっかりしろよ。
[ちら、と向けた視線は交わるか。 友にそう声をかけ、ティーポットを手にキッチンを後にした**]
(55) 2010/02/23(Tue) 19時頃
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/* 本気で赤分かんない。本気で赤わかんない。 本気で赤わかんない!!!!ww
白が飽和する…言いつつ。 そーろそろ偽黒日和か、どうか。 占騙が半なら、霊判定ないと偽黒も怖かろうがな…。
(-24) 2010/02/23(Tue) 19時頃
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─朝・自室─
[約束していた痛み止めの調合を終え、一息ついた頃には夜が明けていた。 雪が朝日に照らされてきらきらと光っている。目が痛い。]
今日は静かやね。 ………ふわ、ねむ…。
[占いに使う試薬とキャサリンに手渡す痛み止めを手に、広間へと向かった。]
(56) 2010/02/23(Tue) 19時頃
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[カルヴィンの頭は、此処に来てから何度も撫でてきた。 だから、少年は気付いたかもしれない。 頭を撫でる時の黒檀が、僅かに哀愁帯びてることを。]
うん。
幽霊……うん、見えるよ。
[淋しげな視線には気付けなかった。 黒檀は、広間に漂う灰色の魂に向けられていたから。 つられるように小さな声で頷く。]
……人間、か。
[親友に惹かれているような同年の彼。 昨日、疑えないと除外した中の一人だった。]
(57) 2010/02/23(Tue) 19時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/02/23(Tue) 19時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/23(Tue) 19時頃
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―広間―
[階段を降り、広間へと入る。]
おはよ…皆いる…かな?
[広間に居る一人一人の顔を、確認していく。キッチンにいるよく知った人影が見えれば、心の中で息をついた。]
…そういえば。
投票の事ばかり気になって…誰を調べてほしいか、希望を出すのをすっかり忘れてたな。 サイラスたち、誰を調べたんだっけ。
[コルクボードに貼ってあるのだろうか。 視線がそちらへと向いた。]
(58) 2010/02/23(Tue) 19時頃
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─広間─
あぁ、ええと。キャサリンとカルヴィン、おる?
[程なくキャサリンとカルヴィンが話しこんでいるのを見かけ、声を掛ける。]
痛み止めと占いの件なんやけど。 取り込み中やったら後にするで。
(59) 2010/02/23(Tue) 19時頃
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サイラスさん、無事だったんだね。 ……良かった。
[声が聞こえ、黒檀を一度サイラスへと向ける。 ほっとした表情を浮かべ小さく笑みを零した。]
痛み止め、欲しい。 ――…占い?
(60) 2010/02/23(Tue) 19時頃
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病人 キャサリンは、薬屋 サイラスがカルヴィンを調べようとしてること、知らなかった。
2010/02/23(Tue) 19時頃
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[キャサリンの視線>>57はあの時と同じように、 何も無い広間の中空を見つめている。 小さく息を呑み、躊躇うような少しの間を置いて]
………あの、ね。 ひょっとして、キャサリンさんは、…霊能者さん?
[小さな小さな音で問う声は、心配そうなもの。 占い師は人狼に襲撃されやすいと昨日聞いた。 サイモンさんもそうだった。 ならば、もしかして、霊能者も―――…。
問うたところで、サイラスの姿>>59に気づき、 キャサリンに合わせるように屈めていた身を起こす]
サイラス先生っ!良かった、…また、会えました。
[頭をぺこりと下げた後、指きりの小指を軽く掲げた]
いえ。今で大丈夫です。
(61) 2010/02/23(Tue) 19時半頃
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まずキャサリンに。昨日言うてた痛み止め。 今飲んでる薬と反発せんように調合したから、発作以外の痛みを感じたら飲んでみて。
[桜色の錠剤が入った小瓶を手渡し、次にカルヴィンの方へ向き直る。]
昨日言うとったよな。カルヴィン。 手ぇ出して。薬塗るから。
[カルヴィンに左手を出してもらい、液体を塗りつける。 暫く待ってみたが、何も起こらなかった。]
…ん、変化なしやね。 カルヴィンも人間や。協力ありがとさん。
(62) 2010/02/23(Tue) 19時半頃
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…ん、ウチも無事にカルヴィンと会えて嬉しいで。 おまじない、効果あったやろ?
[こちらも指きりした小指を軽く掲げ、笑う。]
さて、と。 メモ書いておかないかんな。
[昨日と同じように、コルクボードへメモを貼り付ける。]
【カルヴィンは人間だった。
Cyrus Robson】
(63) 2010/02/23(Tue) 19時半頃
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……ええ、また、会えましたとも。
[ちょっとだけ遠い目をした。 僅かに罪悪感を感じるのは、ご愛嬌である]
(*17) 2010/02/23(Tue) 19時半頃
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…ま、おまじないの種はとても単純だったんだけどな。 オレは『喰われても死ぬわけがない』んだから。 ははは。 ま、『こっち』で訛ってないのはあれだ。面倒臭いんだ、あれ。
[芝居するのも大変だぜ、とひとりごち。]
(*18) 2010/02/23(Tue) 19時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/02/23(Tue) 19時半頃
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んな顔すんなって、ユノ。 近くにキャサリンがいるから、バレるかもよ?
[からかい混じりの囁き声。]
(*19) 2010/02/23(Tue) 19時半頃
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